禁断の関係は、されど

氷室ゆうり

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禁断の関係は、されど

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男子高校生にとってエロい女教師というものはあこがれの的だ。毎日のオカズになるし、目の保養としても非常に有用と言えるだろう。



だが…
「どうして私がこんな目に…」
「大丈夫ですよ先生。きっと何とかなりますって。」
ここは保健室。エロ漫画などで男女がこっそりセックスする定番スポットである。当然ながら現実には保健室の先生がいるので、そういう事態はめったにおこらない。
だが、事実、保健室のベットには男女が並んで座っていた。かたやどこにでもいそうな男子高校生。かたや巨乳メガネの典型的ないやらしい数学教師。
現実にはほぼあり得ないであろう二人は、しかし現実にベットに隣り合って座っていた。
理由は簡単。もっと現実的でない事態が起きていたからだ。
「もう、いやぁ…」
「ごめんなさい、俺がもうちょっと気を付けていれば…」
保健室のベッドに座り込む男子高校生は泣き顔だ。それに対して先生は、隣に座って必死に生徒をなだめている。どうしたらいいか分からずおろおろしながらも、男子高校生の手を握って優しく声をかけている。
一見すると、弱虫な男子と気弱な先生の組み合わせに見えるだろう。
しかし、現実は違う。この二人、つい1時間前まで目の前の姿であった。いま弱音を吐いている男子高校生は、もともと性格こそ強気だが、根っこのところは想定外にも弱く、押しに弱い数学教師であった。
そして、今巨乳の数学教師で、優しげな表情を浮かべている可愛らしい女性は、つい1時間前までどこにでもいる男子高校生であったのだ。もともと気弱なところがあり、勉強も運動も大して得意ではないが、なんだかんだで面倒見のいい性格が女教師の体で十二分に発揮されているようだ。
ここまででお気づきの通り。この二人。お互いの体が入れ替わってしまっている。





男子高校生は武文(たけふみ)、女教師は遠藤先生と言われているが、下の名前は塔子(とうこ)である。
きっかけは、数学の補習であった。
高校の数学は難しい。典型的な文系であった武文は、やはりテストで赤点を取っていた。
塔子としても、本来なら説教の一つでもしているところ。だがたちが悪いことに、武文は出席はきちんとするし、なんだかんだで課題は出すタイプだった。
(そのうえで学年最下位を争ってるのは、少しだけ不憫だし、説教はやめておきましょう。)
今日もテストは全く終わる気配を見せず、最後に残った武文を塔子は1周して生暖かい目で見つめていた。
なんというか、一生懸命なのだ。そのくせしょうもないミスは連発し、急ぐように言うとテンパりすぎて余計にミスが増える。分からない問題を飛ばすのも躊躇するタイプであったが、それでも最近は少しずつ成績が上がってきているのだ。
(多分、もう少しで最下位グループからは抜け出せると思うけど…)
すると、目の前の武文が立ち上がる。どうやらテストができたらしい。
塔子も「終わった?」と、優し気に声をかけ、テストを回収しに向かい、そして、
「あっ!」
塔子は、躓いた。最近運動不足だったのは否めないが、それでも武文に向かって転んでしまったのは不幸か。
だが、武文も武文である。心優しい彼は、自分の実力も顧みず、塔子が転ばないように支えに入ったのだ。

もともと運動神経の良いとは言えない二人。理想通り支えられるわけもなく、二人一緒に倒れこんでしまい…
そして、冒頭に至る。







「そこまでは分かるわ。分かるけど…なんでこうなっちゃったのよ…」
「ごめんなさい。俺がきちんと支えていれば…」
塔子だってわかっている。悪いのは躓いた自分だ。武文を責めるのは筋違いである。それでもこのあまりにも想定していない事態に塔子は追い詰められていた。

「もう嫌…どうしたら元に戻れるのかしら…」
「えーと、うん。」
武文はこういう展開をスマホで調べてみる。塔子もそれに気づき、一緒に調べようとした。
「あ、指紋認証。」
「大丈夫ですよ。こっちの携帯で一緒に調べましょう。」
二人で一つの携帯を操作する二人。
入れ替わりに関する情報を集め始めた。


30分後、
「…」
「…」
顔を真っ赤にした二人。調べれば調べるほどエロい展開の物語が出てきてしまった。
入れ替わりで戻るために、お互いの体でセックスする。
入れ替わりものにおける定番の展開であるが、実際に入れ替わった二人としては混乱の極みにあった。
特に塔子はすごかった。男子高校生の体でエロ本を見てしまったことが大きかった。

「!?先生、大丈夫ですか!?泣かないで、どうしたんですか!?」
「ううっ、ぐずっ、うううううう~!」
そのまま自分の体に倒れこむ塔子。こんな精神状態でも男の体は正直だ。自分の意外と柔らかい体に触れてまた一段硬くなったチンコに泣きたくなった。
そして、そこまで自己主張が強ければ、それは武文にだってわかる。

「ああ、昨日してなかったから…大丈夫ですか?」
「っ!なんてことを言わせてっ、う、うう。大丈夫じゃないっ」
知識としては知っていても、自分の体がこうなってしまってはどうしようもない。未知の感覚に翻弄され、頭が追い付かない。
さっきから自分の体がうずいて仕方がないのだ。
しばらくの葛藤の後、塔子は絞り出すように、蚊の鳴くような声で、告げた。
「武文くん、私、入れ替わりならノーカウントだと思うの。…お願い…」
「…はい。」
何が、とは言わなかった。
それは、武文にもそういう感情があったことを示している。
(ああ、私のからだっ、ものすごい恥ずかしそうな顔してるっ、ドキドキしてるっ、かわいいっ)
恥ずかしさとすっきりしたい気持ちがせめぎあう二人。気づいた時には、二人は抱き合っていた。
「あっ、あっ、あっ、あーっ!」
「どうですか?男の、ち、チンポの快楽です。」
「い、いいっ、けどっ、恥ずかしいっ、んああ!」
恥ずかしさを紛らわせようと、塔子も武文の胸を触る。
当然、女の体に慣れていない武文は、可愛らしい声をあげた。
「ふぁああっ!、お、女のッ、先生のからだっ、すごいっ!あんっ!」
「で、でしょう?うっ、くうっ、二人でっ、気持ちよくなりましょう?んああっ、やっ、そこはぁ!」
「は、はいっ、ああんっ、んっ、ああっ!」
塔子はチンポの快楽を紛らわせようと武文の胸を触り、また武文もそんな塔子に答えようと、塔子のチンポを触る。お互いの行動が自分に向かう快楽を余計強めていたことを二人は知らない。
「んっ、こ、ここはどうっ?」
そしてしびれを切らした塔子は、とうとう自分の下のおマンコを触り始める。
「あああっ!せんせっ、なにこれっ、なにこれえっ!ファアアアンッ!だめっ、せんせっ」
「あっ、武文君がっ、ああっ、きもちよくしてくれてるからっ!お、お返しっ、アンッ、やあんっ」
自分の快楽に必死に耐えながらも、優しく自分の気持ちいいところを教えていく。
「ここがっ、クリトリスっ、」
「ひゃああああんっ!つまんじゃやああああっ!!せんせっ、せんせいっ!」
「そ、そんな声出されるとっ、耳にまとわりついてっ、ああんっ!」
お互いの声で、自分の声で興奮する二人。そして、

「ああっ、だめっ!あたしっ!なにかでるっ!でちゃうよっ!」
「ああっ、それっ、ああんっ、射精ですっ、あんっ、アアンッ!」

「やあっ!くるっ、でるっ!でちゃうっ!」
「あんっ!ダメですっ!ふぁ、ふぁああっ!」
絶叫のような一瞬が経ち、

「あっ!でるぅぅっ!あっ!でてるよおおっ!」
「あんっ!せんせいっ!ファアアアアンッ!」
お互いの体を、じぶんのからだをいじりあい。両者は絶頂に達した。





「はあ、はあ、も、もどってないっ」
「あんっ、せんせいっ、ちゃんと、ちゃんと最後までしないと…あんっ。」
すっきりした塔子とは裏腹に、武文はまだまだこれからといった風だ。その気持ちは塔子もよくわかる。よくわかるのだが。
「ひゃあっ、ちょっと、ちょっとまってっ、出したばっかでっ!きついっ!あああっ」
その言葉に我に返った武文。
「…あ、ごめんなさい。」
「…いや、気持ちはわかるから…男の人が連続で出来ないのは知識としては知ってたけど…ちょっと休んだら、本番、しましょう?」
「…はい。」
そういうと二人は、優しくキスを続けた。



「やっぱり、あの先生。こういうのも持ってたのよね。」
「ええと先生。これは…?」
「精力剤よ。これで…」
ごくごくと一気飲みする塔子。ぐんと力がみなぎるような、そんな感じがした。

「さあ、いいわね。いいわよね!?」
もう限界と言わんばかりに武文を押し倒し、盛りのついた犬のような顔をする。
「先生…そんなに強引にしなくても…」
「わ、分かってるわよっ、でもあの精力剤っ、すごくてっ、お願いっ」
それはもう必死なお願いだった。
「…先生。はい。いいです。僕のこと、いいや、んんっ!わたしのこと、むちゃくちゃにしてぇっ、武文くぅぅんっ!」
そのあからさまな演技に、だが、塔子は心臓をつかまれたように動けなくなった。
「っ!ずるいわよっ!それはっ!」
ずぶずぶと、我慢が出来ず、肉棒を押し込んでくる。だが、塔子の肉体は大きめなはずの武文の肉棒を何の躊躇もなく受け入れていく。
「くぅぅぅっ!ああっ!いいっ!」
「ああああ!せんせっ!せんせいっ!アアアアンッ!」
そのままとまることなく、腰を動かし始める塔子。
「いいっ!武文君っ、すごくいいよぅっ!」
「先生っ!せんせいっ!」
「塔子よ!塔子ってよんでっ!」
「ああんっ!塔子せんせいっ、ああんっ!あんっ、あんっ!」
お互いがお互いの名前を呼びながら、倒錯的なセックスを続ける。
「きもちいいっ!とうこせんせっ!胸っ!ふぁあああっ!あん!あんっ!」
そして、目の前で自分の体が体をくねらせる様子を見て、
「わたしもっ!武文君の中っ!すごいいっ!っ!うっ!こしがとまんないっ!ああっ!」
突如、武文が足を絡ませてきた。
中の感覚もわずかに変わり、さらに快楽が増す。
「ああっ!武文君ッ締め付けすぎよっ、ああっ!」
「だってっ体が勝手にっ、アアンッ、あんっ、あんっ!」
目の前で身をよじらせる武文を見ていると、
(ああ、もう、何であたしっ、自分の体に興奮しちゃうのよぉっ!)
だが、自分のチンポはもう限界近くまで膨れ上がっており、塔子は慣れないながらも腰を動かし続けることしかできなかった。

「せんせいっ!とうこせんせいっ!おれ、もうもうっ!アアアアンッ!」
「分かってるっ!わらしもっ!いっしょにっ!」
「うんっ、うんっ!ああっ!ああああんっ!きてぇぇっ!」
「も、もうちょっと、だからぁッ…!待ってっ…!うくっ、はあっ!」


パンパンと、必死に腰を打ち付ける塔子と、必死に快感に耐える武文。そして、
「うくっ!だめっ、でるっ!だすっ!だすよっ!武文君の中にっ!一杯ドピュドピュだしちゃうよおっ!あああああっ!」
「とうこせんせっ、とうこさっ!あああああっ!おれ、もうダメっ!イクっ、イっちゃうぅぅぅっ!ああああんっ!」
「ああんっ!でるっ!でてるっ!やっ!しぼられてとまらなっ!ああーっ!」
「せんせいっ!とうこせんせいっ!おれ、ひゃあううっ!アアアアンッ!」
こらえきれなくなった両者は、確かに絶頂し。
「ああっ、あっ、あっ、ああん、はあ、はあっ。」
「だしたっ、出たっ、はあっ、あっ、あーっ」

両者はそのまま、気を失った。






「ちゃんと戻れてよかったわね。」
「…はい」
静寂が二人を包み込む。
「…」
「…」
「あの!先生っおれっ」
だが、最後まで言い終わる前に塔子は武文の唇を奪った。
「んちゅ、んっ、ぷふぁっ」
「…あのー」
「塔子よ。ね?」
「っ!塔子先生っ!」
「きゃっ、やあんっ、ふふっ」
そして、先ほどと同じように、しかし、逆の立場で、武文が塔子を押し倒す。
この二人の青春は、まだ始まったばかりだ。

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