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58 公園のベンチで哲也くんとエッチ!
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「……哲也くん」
うっとりとして顔をあげる。すてきな哲也くんをまえに若干息が荒くなるのは致し方ない。
「うれしい」
確かにうれしかった。
うれしくて胸はきゅんきゅんしていた。
でもさ。でもさ。哲也くん!
それよりも俺はもっといっぱいキスがしたいんだ。いや、それだけじゃない。それ以上のこともだ。
だって俺のコレとソコはもうギンギンのギュンギュンになってるんだもん! 我慢しすぎてさっきからちょっとお腹が痛くなってきてるぐらいだ。
「こんな頼りない俺だけど」
(えっ! このまだ話つづくのっ⁉)
焦れた俺はもう我慢ならないと口を開いた。
「哲也くんはぜんぜん頼りなくないってば!」
「藤守くん?」
さっきからバレては困ると懸命に哲也くんの膝のうえで腰を浮かしていたが、もう限界。俺は、疼くお尻を哲也くんの太ももに擦りつけるようにして下ろすと、
(あんっ!)
気持ちよさにぷるぷるぷるっとひと震えした。
「哲也くんが寝ていてもちゃんと助けてもらってたし、守ってもらうし、ずっといてもらうし、失敗もないから」
「えっと、藤守くん?」
しゃべっている内容も滅茶苦茶だった。なんとか認識できていたのは狼狽する哲也くんの顔だけで、自制が効かなくなっていた俺は、はしたなくも腫れあがる股間をちょこん、ちょこんと哲也くんのヘソのあたりに押しつけていた。
「ううん、もうはっきり云ってどうでもいいからっ」
「ふ、藤守……?」
「あ、謝るなら謝ってもいいけど……」
哲也くんには悪いけど、なんてったって俺は暴言や暴力どころか生死の境界線ギリギリすら経験してきている。そこから復活してきてるんだ。人生観なんてすっかり変わっているんだ。かなりタフになっちゃっているんだよ?
そんな俺がシクシクと泣いて暮らしていた原因は哲也くんに失恋したからだ。でも恋が成就したんだったらもう、俺はエッチすることしか考えられない!
「そんなのもうぜんぶあとにしてぇ~っ」
俺は哲也くんにガバッと抱きつくと、ぐいっと下半身を哲也くんの体に押しつけた。
「うわっ⁉ ふふふ、藤守っ」
はむっと食いついて哲也くんの唇を閉ざしてしまう。
だって俺、さっき気づいちゃったんだもん。哲也くんのソコも俺とおなじで昂奮してるって。そしたらもう我慢とか無理じゃない?
密着するふたりの腹のあいだに哲也くんの手がぐいぐいと割り込んできて、俺のやつにぺたっと触れた。
「あんっ」
ぞくぞくぞくっとして俺は哲也くんにぎゅうっとしがみつく。
「藤守くん、ほんと声、かわいいね。このままじゃ俺、止まんなくなるぞ」
昂奮ぎみに囁いた哲也くんの声だって、すlっごくいいよ。
「やぁん、て、哲也くんっ」
ボトムのうえから揉みこまれて、その心地よさに腰がゆらゆら揺れる。布越しにお互いの昂りを押しつけあったあと「脱がすよ」と云って、哲也くんは俺のボトムのジッパーを下ろすと中を探りだした。にょこっと俺の俺が飛びだすと、哲也くんが親指をつかって先端をコリコリしてくれる。俺は解放されてほっとし、自分以外の手で扱かれる快感に身をゆだねた。
「どう? 気持ちいい?」
はぁっと息を吐いた俺は「うん。気持ちいい」と素直に答える。にゅるにゅるって俺の体液が溢れ、哲也くんの指のすべりをどんどんよくしていく。
「イケそうだったらこのままイッていいからな」
色欲の混ざった掠れた声に、
「やっ、でるっ」
とっさに哲也くんの手ごと自分の手で股間を押さえつけたが間に合わなかった。びゅるるって射精した俺は派手に哲也くんの手を汚してしまった。
「ご、ごめんっ。手、汚しちゃった」
あたふたと自分の服の裾で哲也くんの手の汚れを拭っていると、
「ううん、そんなことより……」
切なげに吐息を洩らした哲也くんに手を握りこまれて、そのまま彼の下腹部へと誘導されていく。布越しに哲也くんのソレに触ったとき、俺の心臓はおおきくひとつドキンと鳴った。同時に俺のエッチなアソコがぎゅと窄まる。
「あっ、そうだね。じゃ哲也くんのも……」
全身が早鐘のように脈打つ。俺はごくりと唾を呑みこむと、緊張しながら哲也くんのコットンパンツのフロントをくつろげていった。哲也くんの哲也くんにお目見えしたときには、感動のあまり溜息を洩らしたぐらいだ。あぁ、はやくコレを挿れたい。
「できそう?」
やさしく訊かれ、「うん」と答えるとチュとキスされた。励ましのキスかな?
それだけじゃ物足りなかった俺は自分から哲也くんに口づけた。誘うように口を開くと哲也くんの舌がはいってくる。口のなかをいっぱい擽り、零れた唾液はぺろっと舐めとってくれる。キスのあいだに俺はごそごそとボトムとパンツを纏めてずらして、お尻をだした。
よいしょと腰をあげ、哲也くんのペニスに手を添える。
「えぇっ⁉」
突然上がった驚きの声に、俺は動きをとめた。
「そっちなの⁉ 藤守くん、これ、いいの?」
「え? でも、哲也くん、さっき『させて』って……?」
「いや、それはキスのことであって……、俺は俺のも藤守くんにやったように手でしてもらおうかと……」
「えっ! そうだったの⁉」
(あれ? もしかしてダメだった? 俺、違ったの⁉ 哲也くんと合体できないの⁉)
思わず哲也くんのモノを握りしめてしまって、哲也くんを呻かせる。俺のお尻、どうするの? 前だって期待してまたゆるく立ちあがりかけているってのに。
俺はそわそわ揺れるお尻の奥がさみしくって泣きそうになった。眉間にぎゅっと力をいれて涙を耐える。
(そんな……、いまさらダメってことある?)
唖然とした哲也くんの喉がゴクッと鳴った。
「えっと」
「? ……なに?」
尻たぶをつるりと撫でられ、ひくっと震える。
「……いいのか?」
哲也くんが掠れた声で訊く。
「…………いいよ」
俺はちいさな声で答えた。
うっとりとして顔をあげる。すてきな哲也くんをまえに若干息が荒くなるのは致し方ない。
「うれしい」
確かにうれしかった。
うれしくて胸はきゅんきゅんしていた。
でもさ。でもさ。哲也くん!
それよりも俺はもっといっぱいキスがしたいんだ。いや、それだけじゃない。それ以上のこともだ。
だって俺のコレとソコはもうギンギンのギュンギュンになってるんだもん! 我慢しすぎてさっきからちょっとお腹が痛くなってきてるぐらいだ。
「こんな頼りない俺だけど」
(えっ! このまだ話つづくのっ⁉)
焦れた俺はもう我慢ならないと口を開いた。
「哲也くんはぜんぜん頼りなくないってば!」
「藤守くん?」
さっきからバレては困ると懸命に哲也くんの膝のうえで腰を浮かしていたが、もう限界。俺は、疼くお尻を哲也くんの太ももに擦りつけるようにして下ろすと、
(あんっ!)
気持ちよさにぷるぷるぷるっとひと震えした。
「哲也くんが寝ていてもちゃんと助けてもらってたし、守ってもらうし、ずっといてもらうし、失敗もないから」
「えっと、藤守くん?」
しゃべっている内容も滅茶苦茶だった。なんとか認識できていたのは狼狽する哲也くんの顔だけで、自制が効かなくなっていた俺は、はしたなくも腫れあがる股間をちょこん、ちょこんと哲也くんのヘソのあたりに押しつけていた。
「ううん、もうはっきり云ってどうでもいいからっ」
「ふ、藤守……?」
「あ、謝るなら謝ってもいいけど……」
哲也くんには悪いけど、なんてったって俺は暴言や暴力どころか生死の境界線ギリギリすら経験してきている。そこから復活してきてるんだ。人生観なんてすっかり変わっているんだ。かなりタフになっちゃっているんだよ?
そんな俺がシクシクと泣いて暮らしていた原因は哲也くんに失恋したからだ。でも恋が成就したんだったらもう、俺はエッチすることしか考えられない!
「そんなのもうぜんぶあとにしてぇ~っ」
俺は哲也くんにガバッと抱きつくと、ぐいっと下半身を哲也くんの体に押しつけた。
「うわっ⁉ ふふふ、藤守っ」
はむっと食いついて哲也くんの唇を閉ざしてしまう。
だって俺、さっき気づいちゃったんだもん。哲也くんのソコも俺とおなじで昂奮してるって。そしたらもう我慢とか無理じゃない?
密着するふたりの腹のあいだに哲也くんの手がぐいぐいと割り込んできて、俺のやつにぺたっと触れた。
「あんっ」
ぞくぞくぞくっとして俺は哲也くんにぎゅうっとしがみつく。
「藤守くん、ほんと声、かわいいね。このままじゃ俺、止まんなくなるぞ」
昂奮ぎみに囁いた哲也くんの声だって、すlっごくいいよ。
「やぁん、て、哲也くんっ」
ボトムのうえから揉みこまれて、その心地よさに腰がゆらゆら揺れる。布越しにお互いの昂りを押しつけあったあと「脱がすよ」と云って、哲也くんは俺のボトムのジッパーを下ろすと中を探りだした。にょこっと俺の俺が飛びだすと、哲也くんが親指をつかって先端をコリコリしてくれる。俺は解放されてほっとし、自分以外の手で扱かれる快感に身をゆだねた。
「どう? 気持ちいい?」
はぁっと息を吐いた俺は「うん。気持ちいい」と素直に答える。にゅるにゅるって俺の体液が溢れ、哲也くんの指のすべりをどんどんよくしていく。
「イケそうだったらこのままイッていいからな」
色欲の混ざった掠れた声に、
「やっ、でるっ」
とっさに哲也くんの手ごと自分の手で股間を押さえつけたが間に合わなかった。びゅるるって射精した俺は派手に哲也くんの手を汚してしまった。
「ご、ごめんっ。手、汚しちゃった」
あたふたと自分の服の裾で哲也くんの手の汚れを拭っていると、
「ううん、そんなことより……」
切なげに吐息を洩らした哲也くんに手を握りこまれて、そのまま彼の下腹部へと誘導されていく。布越しに哲也くんのソレに触ったとき、俺の心臓はおおきくひとつドキンと鳴った。同時に俺のエッチなアソコがぎゅと窄まる。
「あっ、そうだね。じゃ哲也くんのも……」
全身が早鐘のように脈打つ。俺はごくりと唾を呑みこむと、緊張しながら哲也くんのコットンパンツのフロントをくつろげていった。哲也くんの哲也くんにお目見えしたときには、感動のあまり溜息を洩らしたぐらいだ。あぁ、はやくコレを挿れたい。
「できそう?」
やさしく訊かれ、「うん」と答えるとチュとキスされた。励ましのキスかな?
それだけじゃ物足りなかった俺は自分から哲也くんに口づけた。誘うように口を開くと哲也くんの舌がはいってくる。口のなかをいっぱい擽り、零れた唾液はぺろっと舐めとってくれる。キスのあいだに俺はごそごそとボトムとパンツを纏めてずらして、お尻をだした。
よいしょと腰をあげ、哲也くんのペニスに手を添える。
「えぇっ⁉」
突然上がった驚きの声に、俺は動きをとめた。
「そっちなの⁉ 藤守くん、これ、いいの?」
「え? でも、哲也くん、さっき『させて』って……?」
「いや、それはキスのことであって……、俺は俺のも藤守くんにやったように手でしてもらおうかと……」
「えっ! そうだったの⁉」
(あれ? もしかしてダメだった? 俺、違ったの⁉ 哲也くんと合体できないの⁉)
思わず哲也くんのモノを握りしめてしまって、哲也くんを呻かせる。俺のお尻、どうするの? 前だって期待してまたゆるく立ちあがりかけているってのに。
俺はそわそわ揺れるお尻の奥がさみしくって泣きそうになった。眉間にぎゅっと力をいれて涙を耐える。
(そんな……、いまさらダメってことある?)
唖然とした哲也くんの喉がゴクッと鳴った。
「えっと」
「? ……なに?」
尻たぶをつるりと撫でられ、ひくっと震える。
「……いいのか?」
哲也くんが掠れた声で訊く。
「…………いいよ」
俺はちいさな声で答えた。
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