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12.ヤンデレ宰相様*
しおりを挟む「あっ……やだ、僕ばっかり、こんな……ひぁぁっ!」
「じゃあ私のことも脱がせてくれ」
「あんっ、むり、ちょっと、止め……!」
僕はいまだにカルディア様の膝の上に乗っていた。
しかし今や僕だけ何も身につけず、後孔にはカルディア様の長い指が入っているし胸の尖りは交互に舌で嬲られている。
――お互いの気持ちをしっかり確認し合ったあと、カルディア様は一瞬にして雰囲気を変えた。そのサディスティックな雰囲気は、闇オークションで出会ったときを彷彿とさせ僕はぶるぶると震え上がった。
「さて、と……それで、フェレスはどうしてこんな格好をしているんだい?」
素直に誘惑しようとした、と伝えたのだが「他人が用意した服なんて着るな」と一瞬で脱がされてしまったのだ。どうやらカルディア様は自身への戒めのためにこの衣装を取っておいたようだ。
衣装には下履きまで含まれている。だから全てをさらけ出す格好になり、湯上がりとはいえきっちりと寝間着を身につけているカルディア様とは対照的だ。
恥ずかしくてたまらないのに、じっと見つめられるだけで身体は熱くなる。脱いだことで怒りも消え去ったらしい。思いのほか優しく触れてきた指先に、僕はあっという間に燃え上がってしまった。
久しぶりだからと、カルディア様は丁寧に僕をほぐそうとしていた。とはいえ何年も彼に開発され尽くした身体だ。
はじまりは強張っていた場所も、弱いところを繰り返し刺激されればあっという間に蕩けていく。前は触れずとも勃ち上がり、透明な先走りを垂らしている。
腰を跨いでいるせいで興奮を隠すことも叶わず、ぴんと立った乳嘴は唾液に濡れている。複数箇所から同時に攻められて、僕は情けなく喘ぎ続けることしかできない。
「ああっ、そこ、……押さない、でぇっ」
「自分が押しつけているんだろう? 淫らな子だ」
内腔でしこりのように膨らんだ場所が、たまらなく気持ちいい。いやいやと首を振りながらも、カルディア様の指でもっと擦ってほしくて、腰を揺らしてしまう。
淫らだ、と嬉しそうに言ったカルディア様は、僕の胸の飾りに勢いよく吸いついた。ぷっくりと赤く膨らんだ先端を舌でぐりぐりと押しつぶされ、同時に的確な指先が僕の弱い部分を容赦なく震わせる。
突然もたらされた強い刺激に、全身が甘く痺れた。
「ひゃっ、ああッ。ん――っ!」
ぞくぞくと快感が背筋を駆け上り、ナカがぎゅうぎゅうカルディア様の指を締めつける。ぱたた、と吐き出したものがカルディア様の服を汚してしまったけれど、彼は満足そうに僕の頭を撫でてきた。
「可愛い。私のフェレス」
「あ……カルディア様も、……」
後ろから指が抜かれたことに気づき、余韻にくったりとする身体を動かす。今度こそカルディア様を脱がせて気持ちよくなってもらいたい!と手を伸ばしたものの、気づけばころ、とシーツの上に転がされていた。
うつ伏せにされ、腰を持ち上げられる。猫が伸びをしたようなポーズに、あれ?と疑問を抱いたときだった。
「え。……ああっ!?」
香油と体液で濡れそぼった蕾に、丸みを帯びた先端が当たる。ぐっと押し込まれ、熱く硬いものが容赦なく隘路を突き進んでくる。
カルディア様はゆっくりと、しかし決して動きを止めずに僕の中を満たした。指では届かなかった奥までも身体をゆすって挿し込み、またゆっくりと抜いていく。
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