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恋人編
初めてのキス ②
しおりを挟む昴はゆっくりと陽彩の唇を開いてその湿った舌を舐め始めた。
『柔らかい、、、』
舌先で感じる生暖かい触感と、口の中に広がる甘い陽彩の味。
これぞ至福のひとときだと思わずにはいられない。
まるで夢の中にいるかのような幸福感に包まれその味覚に心から浸っていった。
「、、、んっ、、、んんっ、、」
二人から至福に包まれた声が漏れる。
絡められた唇を優しく吸いその甘い味を感じながら深くお互いを愛おしんだ。
唇に自分の感情を込めながらお互いキスに応えていく。
唇同士が絡みつく情熱的なキスはまるで二人の心が一つになる瞬間、その胸の高鳴りは言葉では表せないほど激しくなっていた。
「んっ、、すっ、、、ばる、、くん、、、息が、、あっ」
夢中になりすぎて陽彩の口の中いっぱいに自分の舌をねじ込んでいた。
どっちの唾液とも分からないほどに絡み合いその唾液を飲み込んでいく。
お互いの唇を求め深く結びつくように重なりあった。
気持ち良すぎて分けが分からなくなって力いっぱい抱きしめた。
心の奥底から湧き上がる感情が二人を包み込んでいく。
「、、はぁ。はぁ、、、す、すばるく、、ちょっと、、一回、、」
昴は「ハッ」とした。
「ご、、ごめん、息。出来なかったよな。独りよがりのキスしちゃったな。あんまりにも気持ちよすぎて暴走した、、、ごめん」
一旦唇を離した後優しく抱きしめながらゆっくり丁寧に背中をさすってあげた。
「はぁはぁ、、、昴君て、ものすごい激しくキスするんだね」
そう言われて照れくさそうに顔を赤らてしまった。年甲斐もなく・・・。
「え、そんなこと言わないでよ。恥ずかしい、、、」
昴は小さな声で答えた。
その声にははっきりとした照れが感じられ可愛いらしい小動物のように見えた。
「ふふ。昴君可愛いね?真っ赤だ」
昴の頭をツンツンして見せた。照れを隠すためか目を床に向けてる。
二人は初めてのキスで心が満たされていた。
その甘いキスの余韻に浸りながら自分の心が高揚していることに気付いた。
「その。陽彩さえよければ、、もっと、、、先の事、、えっと。その。続きとか、、そういうこと、、する?、、、したい?」
昴は両手で顔を覆いながら精一杯尋ねた。
そんな恥ずかしそうに可愛く聞いてくる彼のおねだりを断れるわけがないだろう。
「うん。いいよ。しよう?」
再び唇を重ねることへの期待と興奮が陽彩の心を弾ませた。
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