RINDA

リンダ

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第二章

基礎練習 1

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ガチャ…


マキア「はよーす」


皆「おはよー!」


朝6時。
マキアと一緒に洗面所に向かうともう既にみんな起きていて、身支度を整えていた。


カミン「リンダおはよう!」


私に一番に声をかけてくれるのは
この寮で一番年上の前田さん。
私がここに来た時に挨拶してくれた人。

前田さんは一人の女の子の髪の毛を結んであげている。目立つピンク色の髪色をしていて大人しく無表情の彼女は、星野ミリンちゃん。
彼女は前田さんと同室で同チーム。


『前田さん、星野さんおはよう』


ミリン「…… はよ」


チラッと私を見て、ボソッと挨拶をしてくれた。まだ星野さんの事はよく分からないけど返事もしてくれるし分かりにくいけどいい子だと思う。


洗面台に向かうと歯磨きをしている二人がいる。"おはよう”と、声をかけると二人は振り向く。二人は双子で、一人は近藤インさん。オレンジ色の髪色でショートヘア。面倒見が良さそうな双子のお姉さん。

一人は妹の近藤スイさん。
背が低めで髪色はオレンジ色じゃなく水色。かっこいい感じのヘアスタイル。二卵生なのかな?顔はそこまで似ていない。


イン「水野さんおはよう、ここの生活少しは慣れた?」


『まだ分からない事多いけど、ちょっとは慣れたかな?』


イン「ま、分かんない事あったら皆に聞けばいいよ。分かることならウチらも教えられるしさ」


『うん、ありがとう。そーするね』


インさんと話してても
スイさんは鏡を見ながら歯磨きを続けている。
まだ喋ったことは無いんだけど
嫌われてないといんだけど…



「「おっはよー!!!お二人さん!!」」


後ろから元気な声で挨拶してきた二人は
神崎マリアさんと森谷エメラさん。
二人はすごく仲良しで元気で、
なんだか見てるとエリア達を思い出す。


『おはよう、まだ6時なのに二人とも元気過ぎない?私まだ眠いけどw』


マキア「コイツらは朝から晩までうるせーのが取り柄だからな。」


二人「「えー!!!何それ~!!マキアひどーい!!」」


マキア「朝からギャーギャーうるせんだよ。耳が痛てー」


二人はマキアに"何でー?何でー?”と
服を引っ張ったり楽しそう。
このテンションには慣れてるせいか、
むしろ微笑ましくなってくる。
あっちでは強烈なのがいたからねw



『ねぇ、私今日何するのかな?まだ何も聞かされてないんだけど…』


マキア「ああ、お前は今日から基礎的な練習をする事になってる。とりあえず、後で案内するから」


基礎練習?ってどんな事するんだろう。
体力つけるみたいな感じなのかな?


エメラ「リンダちゃんって運動神経良さそうだよね!」


マリア「うん!私もそう思う!!なんか、飲み込み早そうだよね!」


『え?それは買いかぶりすぎだよwまだ何も経験ないから自分でも分からないし』


二人は"大丈夫!大丈夫!”と言ってくれるけど本当に大丈夫なのかな?


『え、教えてくれるのってマキア?』


マキア「ウチは仕事。リンって言う女の先公だよ。」


先生は女性みたいだ。
どんな先生なんだろう。
まだ顔も知らないし挨拶もしていない。




朝御飯を済ませて部屋に一旦戻り服を着替える。今日から私も戦闘服=コスチュームを着る。まだ季節的に寒いし下にヒートテック的なもの一枚着てれば寒さを少し和らげられるしこれでOK!
汗かくと思うし、あんまり着込みすぎると暑くなりそうだからやめとこう。

マキアにタオルも持っていくよう言われたのでタオルと後、水分補給用に飲水を持っていくことにした。


マキア「んじゃ、とりあえずまだリンは来てねーみたいだから毎朝やる基礎運動一緒にやっとくか。」


マキアの後ろについて行くとみんなぞろぞろと一箇所を目指して歩いていく。男子達もいる。

行き着いた先は学校で言うと、体育館みたいな場所でみんなは道場って呼んでいるみたい。
道場の建物の周りはぐるっと走れるようになっている。



それからみんなはバラバラな感じで
腕立てや腹筋、道場の周りを走り出したり
自由な感じで体を動かし始めた。
私もマキアと一緒に腹筋やら柔軟、
ランニングに走り込みもやり切った。

正直、これを毎朝やるって大変だなぁ。
普段こんなことしないから明日恐らく
体が筋肉痛で痛いと思う…。


マキア「初日にしてはお前、意外と体力あると思うぞ。ちゃんとついて来れてたしな。」


『え…、そう、かな?でもちょっと…きついかもw』


マキア「そりゃそーだろw腕立てとか走り込みなんて普段やらねーだろ」


『そんなやらないかな?w』


少しみんなと雑談していると、
そろそろ仕事に行く準備をはじめ出した。



マキア「よし、ウチらは仕事に行くからお前はリンが来るまでここで待機だ。」


『うん!気をつけてね。』


カツヤ「んじゃ、水野!基礎練頑張れよ!」


『うん!いってらっしゃい!』


みんなを見送った後、私は道場前のベンチで
先生を待つことにした。

この基礎練習っていうのをしていけば私もいずれみんなと一緒に仕事するようになるんだよね?

どのくらい時間かかるのか分からないけど頑張ろうーーーーー。


******


リュウ「ーーーでは、今日からお願いしますね。」


『リュウ…、指導役に選んでくれるのは嬉しいけど教員は私一人じゃないのよ?たまにはコトハにも指導させてよね。』


今日から私は、先日ここへ来た女の子の
指導役に抜擢されたわけだがーーー、
表から新しい子が入る度、
だいたいいつも私が選ばれるわけだけど
この第二寮を受け持っている教員は四人いて、
女子の担当は私ともう一人いる。
一年前に森谷エメラが表から来た時も私が指導役だったけど
今回も私だなんてね。


リュウ「そう…なんですけど、コトハは少し甘いところがありますし、その子の為にも一からきちんと指導してくれる点ではあなたの方が最適かと」


『それはつまり、私が厳しいって事よね?コトハに比べて』


リュウ「いえいえ、そんな事は言っていませんよ、だからそんな怖い顔をしないで」


『分かってるわよ』


長い付き合いだから、
あなたの考えている事なんて分かる。

今まで簡単に命を狙われるような危険な世界にいなかった者が突然、いつでも死と隣り合わせなこの裏の世界に来たとなればここで生き延びるために人一倍力を付けなければ到底ここでは生き延びられないし
それを教えるという事は、その子と本気で向き合わないといけないものーーー。

その大変さを分かっていて、この人は私に任せるのよね。
コトハには頼みづらいのも分かるけどあの子を今以上に一人前の指導役に育てるのも大切なことだと分かっているんだろうけど困った上司よね。

まあ、直属の部下の私に頼みやすいってのもあるとは思うけどこれも私の仕事だし仕方ないからもちろん引き受けるけどね。


『そーいえば、名前聞いてなかったわね。』


リュウ「あ、そうでした、水野さんです。」


『水野さんね、了解しました。』


バタン…


あのほっとした顔。
本当に、困った人ーーーーーー。


『さてと、どんな子か…楽しみねぇ~♪』









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