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つおしと、光初めての旅行

指輪

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2人はもう間も無く旅館がある駅
に着こうとしていた。

しかし、ひかるが
用があるからと、
旅館が、ある駅の少し前の
賑やかな町の駅で降りた。

つ「ここ、凄い人やね。」

ひ「ごめんな。人混み苦手やろ。
  やけど、ここで買いたいもん
  あんねん。」

つ「?」

光はつおしを引っ張って
歩く

すると、

ひ「ここや。」

と、有名なブランドショップの前
で立ち止まる。

つ「えっ?ここ?」

ひ「そうや。」

と、"ズンズン'.中に入っていく。

そして、

ひ「ペアリング欲しいねん!。」

と、定員さんに言い放った。

つ「ペアリング~~~???」

ひ「そうや。」

つ「ひかる?」

つおしは、焦る
やて、高校生やし。
かなりするやろ。
高級ブランドショップ
やないとしても、
だれもが知ってる
ブランドやで。



ひ「こうたる。
  やから、結婚してなぁ。」

つ「えっ。」

ひ「俺、本気やねん。
  マジで、お前が好きやし
  ずっーと、そばにおって
  欲しいねん。」

つ「ひかる?」

唖然とした、
顔で、光を見るつおし。

ひ「普通は給料3ヶ月とか、
  いうやんなー。
  けど、俺働いてへんから、
  ギャラの、あまりしか、ないねんけど、
  それでも、お前を繋ぎ止める
  形が、ほしいねん。」

つ「ひかる。」

ひ「あかんか?」

すると、
つおしの頬に。ダイヤモンドの
ような雫が溢れる。

つ「ひかる。愛してる。
  だいすきや。」

店の中を忘れて抱きつく
つおし。

定員さんも、唖然と、
その光景を見つめていたが、

定員「幸せそーですね。」

と、微笑んだ。

ひ「そうや。こいつん事
  愛してんねん、
  こいつが一生俺を愛していれる。
  指輪下さい。」

定員「どんな、指輪も、
   あなた達の愛には、敵いませんよ。
   指輪が、愛を与えるのでなく。
   指輪は、愛を吸収し、
   育っていくのです。
   2人の愛で、指輪をもっと
   輝かせてください。」

と、シンプルな、
指輪を持ってきた。
飾りのない、シンプルな。

定員「2人で、この指輪に、
   愛の飾りをたくさんつけて下さい。
   2人の幸せを願っていますよ。」

ひ「|||||@@|||||
つ「||||||@@||||」

ひかるは、
定員さんが、差し出した
指輪を購入すると、

ひ「次、いこうか?」

と、つおしの手を引いて
とある場所に連れてきた。



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