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女の花園
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正直に言おう、僕はとても緊張している。この学校に先生として雇われたのだが、1つ問題があるのだ。それは、僕だけが男だってこと。この学校は何と女学校で、女子しか居ないのだ。しかもあろうことか、他の先生たちも女子だけ。そう、僕だけが男なのだ。これでイケメンならば歓迎されたかもしれないが、僕は生憎と綺麗な顔じゃない。中学生の時のあだ名はパグ。犬のあれだ、あれに似てると評判だった。悪評だが。だから、少し怖い。僕という存在が受け入れるのかどうかと。
「せんせーったら固い、固い」
「御影先生・・・」
目の前に居る綺麗な女性の先生は僕の先輩だ。
「秋元君は大丈夫よ」
「本当に大丈夫でしょうか、ほら、だって僕ってばあまりカッコよくないし」
「気にしない、気にしない。
他所の学校じゃ虐めとかあるらしいけど、ここの子たちは優しい子ばっかりだから受け入れてくれるわよ。それに大事なのは顔じゃなくて、学力でしょ」
「そう・・・ですね」
「ほら、しっかり!」
背中をバンと叩かれる。
「うっ」
「気合、入った?」
「は・・・はい・・・」
「よし、行ってこい。
ダメだったら私の胸で抱きしめてやるから」
「分かりました」
本当に抱きしめるわけじゃないだろうが、失敗しても慰めてくれると言われるのは嬉しかった。
「それじゃあね」
「はい」
先生は離れていく。
僕1人でやらないと。
教室の前で深呼吸する。
覚悟を決めて教室に入るのだった。
「きゃーーーーっ」
女の子たちが悲鳴を上げる。
そうだよな、僕みたいな人間が来るのは嫌だよな。
でも、先生になったんだ。
逃げるわけにはいかない。
僕は黒板の前にやってくる。
「秋元です、先生としてやってきました、3年の付き合いになると思いますがお願いします」
挨拶は済ませた。
後は・・・ホームルームして終わりだ。そうすれば僕の顔を見なくてもこの子たちは済むだろう。そうだ、早く終わらせよう
「先生はさぁ、彼女いないの?」
ギャルっぽい娘が話しかけてくる、
「えぇっと・・・・?」
「聞こえなかった?彼女は居ないかって聞いてんの」
「えっと、居ないよ」
僕みたいな人間に出来る訳ないだろう、何だからかってるのか?そんな怒りに似た感情が僕の心を支配する。
「じゃあさ、立候補してもいいわけ?」
「え・・・?」
突然の告白に驚く。
「ずるいよぉ、マキナちゃん」
黒髪ショートカットの女の子がそんなことを言う。
「いいじゃん、早めに唾つけておかないと他の子に盗られるじゃん?」
「えっと」
僕はこんなこと初めてなので驚く。
「それでさぁ、いいの?」
「先生?あんなビッチより~あたしの方がよくない?」
ピンク髪のロングの女の子が僕に抱き着いてくる。
しかもあろうことか、おっぱいを押し付けて。
「あ・・・当たってるよ」
「先生、当然じゃないですか。当ててるんですから」
「ど、どうして」
「どうしてって、先生に気に入られたいからですよ」
「ビッチはてめーだろ」
ギャルの子は立ち上がって威嚇する。
「きゃっ、先生怖い」
「あはは・・・」
僕は苦笑するしかなかった。
でも、何だか受け入れられてる気がする。ここなら僕でも先生が出来るんじゃないか、そう思えるのだった。
「せんせーったら固い、固い」
「御影先生・・・」
目の前に居る綺麗な女性の先生は僕の先輩だ。
「秋元君は大丈夫よ」
「本当に大丈夫でしょうか、ほら、だって僕ってばあまりカッコよくないし」
「気にしない、気にしない。
他所の学校じゃ虐めとかあるらしいけど、ここの子たちは優しい子ばっかりだから受け入れてくれるわよ。それに大事なのは顔じゃなくて、学力でしょ」
「そう・・・ですね」
「ほら、しっかり!」
背中をバンと叩かれる。
「うっ」
「気合、入った?」
「は・・・はい・・・」
「よし、行ってこい。
ダメだったら私の胸で抱きしめてやるから」
「分かりました」
本当に抱きしめるわけじゃないだろうが、失敗しても慰めてくれると言われるのは嬉しかった。
「それじゃあね」
「はい」
先生は離れていく。
僕1人でやらないと。
教室の前で深呼吸する。
覚悟を決めて教室に入るのだった。
「きゃーーーーっ」
女の子たちが悲鳴を上げる。
そうだよな、僕みたいな人間が来るのは嫌だよな。
でも、先生になったんだ。
逃げるわけにはいかない。
僕は黒板の前にやってくる。
「秋元です、先生としてやってきました、3年の付き合いになると思いますがお願いします」
挨拶は済ませた。
後は・・・ホームルームして終わりだ。そうすれば僕の顔を見なくてもこの子たちは済むだろう。そうだ、早く終わらせよう
「先生はさぁ、彼女いないの?」
ギャルっぽい娘が話しかけてくる、
「えぇっと・・・・?」
「聞こえなかった?彼女は居ないかって聞いてんの」
「えっと、居ないよ」
僕みたいな人間に出来る訳ないだろう、何だからかってるのか?そんな怒りに似た感情が僕の心を支配する。
「じゃあさ、立候補してもいいわけ?」
「え・・・?」
突然の告白に驚く。
「ずるいよぉ、マキナちゃん」
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「いいじゃん、早めに唾つけておかないと他の子に盗られるじゃん?」
「えっと」
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「それでさぁ、いいの?」
「先生?あんなビッチより~あたしの方がよくない?」
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「ど、どうして」
「どうしてって、先生に気に入られたいからですよ」
「ビッチはてめーだろ」
ギャルの子は立ち上がって威嚇する。
「きゃっ、先生怖い」
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僕は苦笑するしかなかった。
でも、何だか受け入れられてる気がする。ここなら僕でも先生が出来るんじゃないか、そう思えるのだった。
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