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『秋は栗なのか芋なのか』の章
第40話
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どうなっているのか!!!
お怒りの声を上げる輝子ちゃん。
どうなっているのかと言われても……。
「えーと、ごめんなさい?」
とりあえず謝ってみる和泉さんだ。
あ、でもお部屋は片づけたよ。
掃除機もかけたからピカピカ。
後で見て、見て。
「いえ、こちらこそ御免なさい。
そんな理由で不愉快な態度で柿崎さんに接してしまいました」
そうなの、何かクールな子だなとは思ってたけど。
美少女ってクールな態度が似合うからな。
あまり気付いてなかった和泉さんだ。
「しかし、昨日金津さんからお話聞きました」
輝子ちゃんは下げた頭を上げて語り続ける。
握りこぶし、力が入ってるね。
輝子ちゃんの力の入れ具合に、和泉さんも六郎さんも聞き入る。
一端、お鍋はストップ。
そうだ火力、最小にしておこう。
「柿崎さんはお仕事を頑張っているのだと。
全社員の中でも営業成績は常にトップクラス。
若手社員の代表格。
若くして、主任に出世するのも当然。
近く係長になると言う。
そんな出世への心無い男性社員から飛んでくる嫉妬の目線やイヤガラセの行動にも一切屈しない。
常に堂々と前を向き、自分のペースで仕事している。
努力を積み重ねれば誰でも認めてくれるとその姿は言っている。
それでいて部下や後輩への気づかいも忘れない。
金津さんの仕事を常に見て、指摘も誉め言葉も欠かさない。
金津さんは心から尊敬する上司だと。
そう言っていました。
ここまで部下に慕われてるとは相当なモノです」
金津くん。
一体何を輝子ちゃんに吹き込んだの。
それ誰?!
多分あたしじゃないよ。
ワタワタする和泉さん。
「私も今日、助けられました。
地図を忘れて、道に迷って。
凄く心細くて、自分が情けなくて。
泣きそうになっていた所に、柿崎さんが現れました。
赤いバイクを駆るそのお姿。
私の前に立って『乗って』そう言う姿はまさに騎士。
さもなければ天使。
カッコ良くも美しかった」
輝子ちゃんは何だか上の方を見てウルウルしてる。
というかそれも誰?!
それもあたしじゃないと思う。
完全についていけない和泉さんだ。
お怒りの声を上げる輝子ちゃん。
どうなっているのかと言われても……。
「えーと、ごめんなさい?」
とりあえず謝ってみる和泉さんだ。
あ、でもお部屋は片づけたよ。
掃除機もかけたからピカピカ。
後で見て、見て。
「いえ、こちらこそ御免なさい。
そんな理由で不愉快な態度で柿崎さんに接してしまいました」
そうなの、何かクールな子だなとは思ってたけど。
美少女ってクールな態度が似合うからな。
あまり気付いてなかった和泉さんだ。
「しかし、昨日金津さんからお話聞きました」
輝子ちゃんは下げた頭を上げて語り続ける。
握りこぶし、力が入ってるね。
輝子ちゃんの力の入れ具合に、和泉さんも六郎さんも聞き入る。
一端、お鍋はストップ。
そうだ火力、最小にしておこう。
「柿崎さんはお仕事を頑張っているのだと。
全社員の中でも営業成績は常にトップクラス。
若手社員の代表格。
若くして、主任に出世するのも当然。
近く係長になると言う。
そんな出世への心無い男性社員から飛んでくる嫉妬の目線やイヤガラセの行動にも一切屈しない。
常に堂々と前を向き、自分のペースで仕事している。
努力を積み重ねれば誰でも認めてくれるとその姿は言っている。
それでいて部下や後輩への気づかいも忘れない。
金津さんの仕事を常に見て、指摘も誉め言葉も欠かさない。
金津さんは心から尊敬する上司だと。
そう言っていました。
ここまで部下に慕われてるとは相当なモノです」
金津くん。
一体何を輝子ちゃんに吹き込んだの。
それ誰?!
多分あたしじゃないよ。
ワタワタする和泉さん。
「私も今日、助けられました。
地図を忘れて、道に迷って。
凄く心細くて、自分が情けなくて。
泣きそうになっていた所に、柿崎さんが現れました。
赤いバイクを駆るそのお姿。
私の前に立って『乗って』そう言う姿はまさに騎士。
さもなければ天使。
カッコ良くも美しかった」
輝子ちゃんは何だか上の方を見てウルウルしてる。
というかそれも誰?!
それもあたしじゃないと思う。
完全についていけない和泉さんだ。
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