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第二章 魔界統一 編
53話 傲慢な同行者
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四百年前の先代魔王時代には世界の大半を占めていた魔界も、現在では僅か一割程度に過ぎず。それでも、その領域が広大なことに変わりはなく、その姿も多種多様だった。金吾は今回もまた日ノ本では味わえない光景に感動を覚えていたのである。
「はぁ~。これまた凄いものだ」
今、彼がいるのは砂漠。草木一本ない圧倒的な死の世界だ。
「どこまで行っても、砂、砂、砂の砂塗れ……。一体、何百里あるんだ? こんな土地を好んでいるのか? ラーダマーヤとやらは」
金吾の目的は魔王の一人ラーダマーヤへの訪問。風呂敷で包んだ大量の荷物を背負って、単身でこの砂地獄を進んでいた。今回ファルティスを連れてこなかったのは、ヴァルサルドルムという後ろ盾を得たことで、そこまで相手に下手に出る必要がなくなったから。それでも彼女は同行したがっていたが。
尤も、単身という判断には後悔をし始めている。
「不味い。完全に道に迷った。一人は無茶だったか」
以前のマグマ世界とはまた違った熱波による灼熱地獄にも負けず、砂に足を飲み込まれながら黙々と歩む金吾。だが、死の世界と思っていたここにも生命はあった。
それが別の生命を奪おうとしていた。
「っ!」
金吾の目に入ってきたのは、走る二匹の獣。
一匹は狐だ。白い狐である。それがもう一匹の方である体長十メートルに及ぶ巨大虫に追われていたのだ。二本のハサミを持ったサソリの上半身にムカデのような長い胴体が連なった怪物である。
「こんなところにも生き物はいるんだな。魔族か、魔獣か……」
金吾がそう感心していると、その白狐がこちらに逃げてきた。そして素早く、手際良く金吾の背中に隠れる。お陰で、巨大サソリの標的は金吾へ……。
「お、おい!?」
振り下ろされる巨大バサミ。受けるは咄嗟に抜かれた波游兼光。突然の鍔迫り合いに陥ってしまった金吾。魔界では相変わらず、言葉より先に手を出すのが礼儀のようだ。
「丁度いい。少し訊きたいのだが、ラーダマーヤの住処は知って……んぐっ!」
試しに道を訪ねようとするも相手は問答無用のようで、更に力を入れて押し切ろうとしてきた。しかも、かなりの馬鹿力と硬い外殻のせいで、金吾とて容易には押し返せない。
すると、彼の耳に助言が……。
「そいつは魔獣じゃ。言葉は通じぬぞ」
その声の主はあの白狐。いつの間にか離れた高台におり、文字通り高みの見物をしていた。
「お前、他人に揉め事を押し付けて……!」
「人聞きの悪い。妾が行く先におった主のせいじゃろう」
「この畜生め」
畜生の癖に傲慢な言い分であったが、とにかく今は目の前の畜生の始末だ。馬鹿力には馬鹿力と、金吾は思いっきり押し返す! ……が、
「っ!?」
それが出来なかった。サラサラとした砂の足場では踏ん張れなかったのだ。逆にそのまま地面の中へ押し込まれそうになる。早速、背中の大荷物が砂に埋まり出した。これは失うわけにはいかないので、彼も堪らず「まずい!」と口走ってしまう。
「何じゃ。勇者と言いながら魔獣一匹に手こずるのか」
その無様ぶりに白狐は大呆れ。対して、金吾は大憤り。それをサソリへとぶつける!
「うおおおおおおおおお!」
金吾は憤怒から生み出された膂力で鍔迫り合いをしていた巨大バサミを一瞬だけ浮かせると、その隙に脇に避けて一撃目を躱した。だが、すぐに二撃目がくる。その前にと走り出した。
走る。走る。されど、砂に足を取られて速度は出ず、すぐに追いつかれそうだった。ならば攻めるしかない。
金吾は踵を翻すと、二撃目の巨大ハサミを躱しながら跳び上がった。勿論、砂が足場がため然程高くは跳べなかったが、その硬いハサミを足場にして二度目の跳躍。今度はサソリの頭の上に乗ってみせた。あらゆる生物の弱点である頭部に刃先を向ける。
「くたばれ、畜生」
……が、
「頭はならん!」
白狐の制止で、つい刃を止めてしまう。結果、その隙を衝かれて、頭上から振り落とされてしまった。
そして迫るは二つのハサミによる猛襲。金吾は不慣れな足場で必死に受け続けた。
「くっそ、足場さえまともならば……」
避けることもままならず防御一辺倒。ハサミを切り落とすことを試みるも、その強固な外殻に阻まれる。波游兼光で斬れない相手は初めてかもしれない。
否!
天下布武を目指す勇者が、畜生に屈するなど決して許されない。
「俺の波游兼光が、こんな畜生に劣るものかあああああああああ!」
憤怒をもって放つは上段からの縦一閃。一刀両断だ!
怒声を上げる人間に、悲鳴を上げる畜生。金吾の矜持が見事サソリの頭から尻尾まで縦真っ二つにしたのであった。
「思い知ったか、畜生め」
すると……、
「馬鹿垂れ! 頭はならんと言ったじゃろう!」
もう一匹の畜生が怒った。白狐は金吾に寄ると怒り顔を見せつける。勿論、金吾も怒り返す。
「それが助けてくれた者への態度か?」
「誰が助けて欲しいと言った? 主が出しゃばったのじゃろう。余計なことをしおって」
「なぁ!?」
「妾はあのサースティンガーの額にある単眼が欲しかったのじゃ。それを真っ二つにしおって」
サースティンガーとはあのサソリの名のよう。言われたようにその額の中央を見てみれば、青く輝く宝石のような三センチほどの単眼があった。綺麗に真っ二つになっていたが。
「どうやって無傷で採ろうか考えていたところ、主が割り込んで滅茶苦茶にしたのじゃ。どうしてくれる?」
「知るかそんなこと。お前こそ、話せる知能があるってことは魔族だよな? ラーダマーヤの住処に行きたいんだが、知っているか?」
「……案内してやってもいいぞ」
「条件でも付けるのか?」
「察しがいいではないか。改めてサースティンガーの単眼を手に入れるのじゃ。……今ので怖気づいていなければの話じゃが」
「そんな煽りは必要ない。ただ、俺はあの虫の生態など知らないから、お前が住処まで案内するなら乗ってもいい」
「決まりじゃ」
寄り道になりそうであるが、急がば回れという言葉もある。それに一人旅は無茶だと思っていたところ。これも巡り合わせなのかもしれないと、金吾はこの傲慢な同行者を受け入れることにしたのであった。
「はぁ~。これまた凄いものだ」
今、彼がいるのは砂漠。草木一本ない圧倒的な死の世界だ。
「どこまで行っても、砂、砂、砂の砂塗れ……。一体、何百里あるんだ? こんな土地を好んでいるのか? ラーダマーヤとやらは」
金吾の目的は魔王の一人ラーダマーヤへの訪問。風呂敷で包んだ大量の荷物を背負って、単身でこの砂地獄を進んでいた。今回ファルティスを連れてこなかったのは、ヴァルサルドルムという後ろ盾を得たことで、そこまで相手に下手に出る必要がなくなったから。それでも彼女は同行したがっていたが。
尤も、単身という判断には後悔をし始めている。
「不味い。完全に道に迷った。一人は無茶だったか」
以前のマグマ世界とはまた違った熱波による灼熱地獄にも負けず、砂に足を飲み込まれながら黙々と歩む金吾。だが、死の世界と思っていたここにも生命はあった。
それが別の生命を奪おうとしていた。
「っ!」
金吾の目に入ってきたのは、走る二匹の獣。
一匹は狐だ。白い狐である。それがもう一匹の方である体長十メートルに及ぶ巨大虫に追われていたのだ。二本のハサミを持ったサソリの上半身にムカデのような長い胴体が連なった怪物である。
「こんなところにも生き物はいるんだな。魔族か、魔獣か……」
金吾がそう感心していると、その白狐がこちらに逃げてきた。そして素早く、手際良く金吾の背中に隠れる。お陰で、巨大サソリの標的は金吾へ……。
「お、おい!?」
振り下ろされる巨大バサミ。受けるは咄嗟に抜かれた波游兼光。突然の鍔迫り合いに陥ってしまった金吾。魔界では相変わらず、言葉より先に手を出すのが礼儀のようだ。
「丁度いい。少し訊きたいのだが、ラーダマーヤの住処は知って……んぐっ!」
試しに道を訪ねようとするも相手は問答無用のようで、更に力を入れて押し切ろうとしてきた。しかも、かなりの馬鹿力と硬い外殻のせいで、金吾とて容易には押し返せない。
すると、彼の耳に助言が……。
「そいつは魔獣じゃ。言葉は通じぬぞ」
その声の主はあの白狐。いつの間にか離れた高台におり、文字通り高みの見物をしていた。
「お前、他人に揉め事を押し付けて……!」
「人聞きの悪い。妾が行く先におった主のせいじゃろう」
「この畜生め」
畜生の癖に傲慢な言い分であったが、とにかく今は目の前の畜生の始末だ。馬鹿力には馬鹿力と、金吾は思いっきり押し返す! ……が、
「っ!?」
それが出来なかった。サラサラとした砂の足場では踏ん張れなかったのだ。逆にそのまま地面の中へ押し込まれそうになる。早速、背中の大荷物が砂に埋まり出した。これは失うわけにはいかないので、彼も堪らず「まずい!」と口走ってしまう。
「何じゃ。勇者と言いながら魔獣一匹に手こずるのか」
その無様ぶりに白狐は大呆れ。対して、金吾は大憤り。それをサソリへとぶつける!
「うおおおおおおおおお!」
金吾は憤怒から生み出された膂力で鍔迫り合いをしていた巨大バサミを一瞬だけ浮かせると、その隙に脇に避けて一撃目を躱した。だが、すぐに二撃目がくる。その前にと走り出した。
走る。走る。されど、砂に足を取られて速度は出ず、すぐに追いつかれそうだった。ならば攻めるしかない。
金吾は踵を翻すと、二撃目の巨大ハサミを躱しながら跳び上がった。勿論、砂が足場がため然程高くは跳べなかったが、その硬いハサミを足場にして二度目の跳躍。今度はサソリの頭の上に乗ってみせた。あらゆる生物の弱点である頭部に刃先を向ける。
「くたばれ、畜生」
……が、
「頭はならん!」
白狐の制止で、つい刃を止めてしまう。結果、その隙を衝かれて、頭上から振り落とされてしまった。
そして迫るは二つのハサミによる猛襲。金吾は不慣れな足場で必死に受け続けた。
「くっそ、足場さえまともならば……」
避けることもままならず防御一辺倒。ハサミを切り落とすことを試みるも、その強固な外殻に阻まれる。波游兼光で斬れない相手は初めてかもしれない。
否!
天下布武を目指す勇者が、畜生に屈するなど決して許されない。
「俺の波游兼光が、こんな畜生に劣るものかあああああああああ!」
憤怒をもって放つは上段からの縦一閃。一刀両断だ!
怒声を上げる人間に、悲鳴を上げる畜生。金吾の矜持が見事サソリの頭から尻尾まで縦真っ二つにしたのであった。
「思い知ったか、畜生め」
すると……、
「馬鹿垂れ! 頭はならんと言ったじゃろう!」
もう一匹の畜生が怒った。白狐は金吾に寄ると怒り顔を見せつける。勿論、金吾も怒り返す。
「それが助けてくれた者への態度か?」
「誰が助けて欲しいと言った? 主が出しゃばったのじゃろう。余計なことをしおって」
「なぁ!?」
「妾はあのサースティンガーの額にある単眼が欲しかったのじゃ。それを真っ二つにしおって」
サースティンガーとはあのサソリの名のよう。言われたようにその額の中央を見てみれば、青く輝く宝石のような三センチほどの単眼があった。綺麗に真っ二つになっていたが。
「どうやって無傷で採ろうか考えていたところ、主が割り込んで滅茶苦茶にしたのじゃ。どうしてくれる?」
「知るかそんなこと。お前こそ、話せる知能があるってことは魔族だよな? ラーダマーヤの住処に行きたいんだが、知っているか?」
「……案内してやってもいいぞ」
「条件でも付けるのか?」
「察しがいいではないか。改めてサースティンガーの単眼を手に入れるのじゃ。……今ので怖気づいていなければの話じゃが」
「そんな煽りは必要ない。ただ、俺はあの虫の生態など知らないから、お前が住処まで案内するなら乗ってもいい」
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
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