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第五話
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首都高速に覆われるようにヨコハマ市街を流れるナカムラ川沿い、ヨコハマの至宝と呼ばれたテレビの演芸番組の司会として絶大な人気を誇った噺家も高座に登った演芸場のすぐそばに手打ち蕎麦の店【大嶋屋】がある。
都会的な更科蕎麦も評判だが、この店で食べるときは決まって田舎蕎麦を僕は頼むことにしている。
テーブル席で僕の向かいに座り田舎蕎麦を豪快にすするのは元・ヨコハマ市警みなと分署捜査課長の中条徹である。
「ほんで、どうなっとるんよ、最近」
「どうもこうもないですよ、中条さんのお耳に入ってきてる通りです」
中条さんは10年前に退官されるまでヨコハマ市警一筋、みなと分署の叩き上げの捜査官として最後の課長職まで立派に勤めあげた伝説の刑事だ。
僕がみなと分署に配属されたときにはもう退官されたあとだったが人伝に面識を求め、以来たまにこうして食事をともにしながら相談にのってもらっている。
「中条さん、人探しのコツってなんですか?」
「クサい話かどうかによるな。ヤマ踏んでるなら絶対になんにも痕跡を残さないってことはまずない。カタギなら正攻法で手に入る情報以上のものは大してありゃしない。シマ内の話か?」
「ええ、まあ…ある意味個人的な事情というか」
「小難しく考える前にウチの連中に相談してみろ。おまえはまだガキ臭い事務屋だがアイツらはプロだ」
退官後も人柄を慕われ、数多くの現職警察官が相談に訪れる中条さんはいまだに現場にいる雰囲気で話す。
「そうしたいのはヤマヤマなんですがねえ」
中条さんを見送ってからナカムラ川を渡り、演芸場を右手に見ながら歩く。
少し歩くと毎年恒例の酉の市で市内でも有名な商店街に辿り着く。
そこを通り抜けると猥雑なヨコハマにおける貴重な憩いの空間、オオドオリ公園の端っこに出る。
道端で座り込んで将棋を指すおっちゃん達を横目にぶらぶらと歩いていた僕の足がふっと止まる。
「背に腹は変えられんかあ」
くるりと振り返り商店街に戻る。
アーケードの端で営業している天ぷら屋さんから香ばしい揚げ物の香りが漂ってきた。
商店街の活気が溢れた人だかりを縫うように歩き、キムチ屋の角を曲がって細い路地に入り込む。
人と人がぎりぎりすれ違えるほどの狭い路地をママチャリが駆け抜ける。
目当ての店はペンキの剥げ落ちた看板の下にギラギラとしたLED電飾のメッセージボードをぶら下げて営業中であることを示していた。
すりガラスの引き戸を開けて、僕は相澤時計店へ潜り込んだ。
「いらっしゃい、旦那もお変わりなく」
そう言いながら鼻にずり落ちた丸メガネをついと持ち上げるのは、この店の主人の相澤だ。
まだ三十代半ばのはずだが日がなこの店に籠もりきってるせいでブヨブヨと太り、服装を見立ててくれる家族もいないのでとてもジジ臭く見える。
「旦那はやめてくれって言ってるじゃないですか。急ぎじゃないけど頼みたいことが…」
「旦那の依頼なら大歓迎ですよ」
僕は王煌月との出会いとジン・シンという言葉について手短に説明した。
「まったく手掛かりが掴めてないんです。どんな些細なことでも構わない。さらってもらえませんか」
「確かに、私も初耳となるとちょいと厄介な話かもしれませんね。やらしてもらいましょう」
相澤はくたびれた時計店の主であるのは表向きの顔で、実はヨコハマを根城とする情報屋の一人だ。
時計店のかび臭い店頭の奥にはみなと分署のオペレーションルームも顔負けのIT設備が隠されていることを僕は知っている。
「ただね、旦那も手を焼いてるネタとなっちゃこっちものんびりはできない。今回は前払いでお願いしたいですね」
「そうくると思ってましたよ」
「へへ、じゃあいつものやつで。早速いただきましょうかね」
そういって相澤はブヨブヨの体を持ち上げると店の前に出していた営業中の看板を取り込み引き戸に鍵をかけ、表のLEDを消した。
いそいそとカウンターに戻りスプリングのへたりきった事務椅子に座る前にかちゃかちゃとベルトを鳴らしながらズボンを脱ぐ。
よれよれのトランクスも足首までおろし椅子に腰掛ける。
「久しぶりだあ。旦那のを味わえるのは」
そう言う相澤のシンボルは既にむくむくと立ち上がっている。
股を広げて事務椅子に腰掛けた相澤の前に膝をついた僕は、汚らわしいものをどけるように相澤の膝を押し開く。
狭い店内に咽るような男の匂いが立ち込める。
相澤の体型からは想像がつかない長太いシンボルを一息に咥えこむ。
「ほっ」
相澤の首は鳩のように前に飛び出たのだろうが、股ぐらにかがみこんでいる僕には見えない。
さっさと済ませたいところだが、こう見えて相澤はヨコハマの色街を片っ端から荒しまくった性豪だ。
生半可なことでは出るものも出さない。
こちらもそれなりに真剣にしゃぶってやらなくてはならないのは報酬としてやるいつものことだが。
喉奥までたっぷりと相澤のシンボルで埋め尽くされている感覚。
僕が銜えはじめた段階でほとんど勃ちきっていたように思うが、出す直前に更にもう一回り大きくなることを僕は知っている。
「旦那のくちは本当に柔らけえなあ」
唇にちからを込めてすぼませながら根本からシンボルの真ん中までをぐいぐいとしごく。
後始末のことなど気にしないので、だらだらと垂れるがままの僕のよだれが相澤の玉袋を濡らしていく。
「おお、それ、それやられると搾りあげられる感じがするぅ」
喉がさすがに苦しくなってきた。
銜え方を浅くしてシンボルの先っちょを舌全体に乗せるようにふくむ。
シンボルの先端、くびれが作り出す段差に唇をひっかけながら小刻みに首を振る。
相澤のシンボルの頭がぱんぱんに膨らんでくる。
しつこくしつこく段差を銜えあげる。
「あー、ヘタな女の穴なんか目じゃねえや」
そう言いながらそろそろと両手を僕の頭にかけようとする気配を察する。
「おい」
咄嗟にシンボルをくちから引き抜きジャケットの懐に手を差し入れながら凄んでみせる。
「へへ、すんません、つい…」
最初の取引から、僕には指一本触れないのが約束だ。
それでも萎える気配をまったく見せない相澤のシンボル。
むしろ反り返り方が激しくなっているほど。
シンボルに手を添えて気持ち手前に傾けると、再び僕のくちにふくむ。
今度はシンボル全体をゆっくりとこすりあげるようにしゃぶる。
なるべく時間をかけてゆっくりゆっくり、頭から根本まで。
相澤がこのしゃぶり方に弱いことは二回目の取引のときに気がついた。
そろそろ終わらせよう。
シンボルの頭ですぼませた唇を押し付けるようにしながら一気に根本まで飲み込む。
ズドンと聞こえそうな勢いで。
それからシンボルの頭に向かって、唇が跡を残すようにゆっくりと引き上げる。
ズドン、ずーっぱ、ズドン、ずーっぱ、と。
相澤の減らす口が聞こえなくなった。
トドメを刺そう。
ずーっぱずーっぱずーっぱずーっぱ。
「た゛ま゛ん゛ね゛え゛っっっ、うっ」
ぐぽっ、と再びシンボルの頭を咥えこんだタイミングで相澤は放出した。
びっぴっと大きく2回、それからドクドクと小刻みに残り汁を搾り出すように。
相澤の体液をすっかり飲み下した僕は立ち上がりながら言い放つ。
「連絡はいつもの方法で。とりあえず3日後に」
放心した相澤を置き去りに店の外に出る。
どうせ相澤は僕にしゃぶられた後は腰が立たなくなるので放っておくしかない。
商店街の裏に出て、アーケードに覆われていない路地をオオドオリ公園まで歩く。
自動販売機で缶コーヒーを買って、口の中をリセットさせる。
退勤まであと3時間と少し。
今日は帰ったらアルコールの強い酒を、シングルモルトあたりをストレートで飲むことにしよう。
都会的な更科蕎麦も評判だが、この店で食べるときは決まって田舎蕎麦を僕は頼むことにしている。
テーブル席で僕の向かいに座り田舎蕎麦を豪快にすするのは元・ヨコハマ市警みなと分署捜査課長の中条徹である。
「ほんで、どうなっとるんよ、最近」
「どうもこうもないですよ、中条さんのお耳に入ってきてる通りです」
中条さんは10年前に退官されるまでヨコハマ市警一筋、みなと分署の叩き上げの捜査官として最後の課長職まで立派に勤めあげた伝説の刑事だ。
僕がみなと分署に配属されたときにはもう退官されたあとだったが人伝に面識を求め、以来たまにこうして食事をともにしながら相談にのってもらっている。
「中条さん、人探しのコツってなんですか?」
「クサい話かどうかによるな。ヤマ踏んでるなら絶対になんにも痕跡を残さないってことはまずない。カタギなら正攻法で手に入る情報以上のものは大してありゃしない。シマ内の話か?」
「ええ、まあ…ある意味個人的な事情というか」
「小難しく考える前にウチの連中に相談してみろ。おまえはまだガキ臭い事務屋だがアイツらはプロだ」
退官後も人柄を慕われ、数多くの現職警察官が相談に訪れる中条さんはいまだに現場にいる雰囲気で話す。
「そうしたいのはヤマヤマなんですがねえ」
中条さんを見送ってからナカムラ川を渡り、演芸場を右手に見ながら歩く。
少し歩くと毎年恒例の酉の市で市内でも有名な商店街に辿り着く。
そこを通り抜けると猥雑なヨコハマにおける貴重な憩いの空間、オオドオリ公園の端っこに出る。
道端で座り込んで将棋を指すおっちゃん達を横目にぶらぶらと歩いていた僕の足がふっと止まる。
「背に腹は変えられんかあ」
くるりと振り返り商店街に戻る。
アーケードの端で営業している天ぷら屋さんから香ばしい揚げ物の香りが漂ってきた。
商店街の活気が溢れた人だかりを縫うように歩き、キムチ屋の角を曲がって細い路地に入り込む。
人と人がぎりぎりすれ違えるほどの狭い路地をママチャリが駆け抜ける。
目当ての店はペンキの剥げ落ちた看板の下にギラギラとしたLED電飾のメッセージボードをぶら下げて営業中であることを示していた。
すりガラスの引き戸を開けて、僕は相澤時計店へ潜り込んだ。
「いらっしゃい、旦那もお変わりなく」
そう言いながら鼻にずり落ちた丸メガネをついと持ち上げるのは、この店の主人の相澤だ。
まだ三十代半ばのはずだが日がなこの店に籠もりきってるせいでブヨブヨと太り、服装を見立ててくれる家族もいないのでとてもジジ臭く見える。
「旦那はやめてくれって言ってるじゃないですか。急ぎじゃないけど頼みたいことが…」
「旦那の依頼なら大歓迎ですよ」
僕は王煌月との出会いとジン・シンという言葉について手短に説明した。
「まったく手掛かりが掴めてないんです。どんな些細なことでも構わない。さらってもらえませんか」
「確かに、私も初耳となるとちょいと厄介な話かもしれませんね。やらしてもらいましょう」
相澤はくたびれた時計店の主であるのは表向きの顔で、実はヨコハマを根城とする情報屋の一人だ。
時計店のかび臭い店頭の奥にはみなと分署のオペレーションルームも顔負けのIT設備が隠されていることを僕は知っている。
「ただね、旦那も手を焼いてるネタとなっちゃこっちものんびりはできない。今回は前払いでお願いしたいですね」
「そうくると思ってましたよ」
「へへ、じゃあいつものやつで。早速いただきましょうかね」
そういって相澤はブヨブヨの体を持ち上げると店の前に出していた営業中の看板を取り込み引き戸に鍵をかけ、表のLEDを消した。
いそいそとカウンターに戻りスプリングのへたりきった事務椅子に座る前にかちゃかちゃとベルトを鳴らしながらズボンを脱ぐ。
よれよれのトランクスも足首までおろし椅子に腰掛ける。
「久しぶりだあ。旦那のを味わえるのは」
そう言う相澤のシンボルは既にむくむくと立ち上がっている。
股を広げて事務椅子に腰掛けた相澤の前に膝をついた僕は、汚らわしいものをどけるように相澤の膝を押し開く。
狭い店内に咽るような男の匂いが立ち込める。
相澤の体型からは想像がつかない長太いシンボルを一息に咥えこむ。
「ほっ」
相澤の首は鳩のように前に飛び出たのだろうが、股ぐらにかがみこんでいる僕には見えない。
さっさと済ませたいところだが、こう見えて相澤はヨコハマの色街を片っ端から荒しまくった性豪だ。
生半可なことでは出るものも出さない。
こちらもそれなりに真剣にしゃぶってやらなくてはならないのは報酬としてやるいつものことだが。
喉奥までたっぷりと相澤のシンボルで埋め尽くされている感覚。
僕が銜えはじめた段階でほとんど勃ちきっていたように思うが、出す直前に更にもう一回り大きくなることを僕は知っている。
「旦那のくちは本当に柔らけえなあ」
唇にちからを込めてすぼませながら根本からシンボルの真ん中までをぐいぐいとしごく。
後始末のことなど気にしないので、だらだらと垂れるがままの僕のよだれが相澤の玉袋を濡らしていく。
「おお、それ、それやられると搾りあげられる感じがするぅ」
喉がさすがに苦しくなってきた。
銜え方を浅くしてシンボルの先っちょを舌全体に乗せるようにふくむ。
シンボルの先端、くびれが作り出す段差に唇をひっかけながら小刻みに首を振る。
相澤のシンボルの頭がぱんぱんに膨らんでくる。
しつこくしつこく段差を銜えあげる。
「あー、ヘタな女の穴なんか目じゃねえや」
そう言いながらそろそろと両手を僕の頭にかけようとする気配を察する。
「おい」
咄嗟にシンボルをくちから引き抜きジャケットの懐に手を差し入れながら凄んでみせる。
「へへ、すんません、つい…」
最初の取引から、僕には指一本触れないのが約束だ。
それでも萎える気配をまったく見せない相澤のシンボル。
むしろ反り返り方が激しくなっているほど。
シンボルに手を添えて気持ち手前に傾けると、再び僕のくちにふくむ。
今度はシンボル全体をゆっくりとこすりあげるようにしゃぶる。
なるべく時間をかけてゆっくりゆっくり、頭から根本まで。
相澤がこのしゃぶり方に弱いことは二回目の取引のときに気がついた。
そろそろ終わらせよう。
シンボルの頭ですぼませた唇を押し付けるようにしながら一気に根本まで飲み込む。
ズドンと聞こえそうな勢いで。
それからシンボルの頭に向かって、唇が跡を残すようにゆっくりと引き上げる。
ズドン、ずーっぱ、ズドン、ずーっぱ、と。
相澤の減らす口が聞こえなくなった。
トドメを刺そう。
ずーっぱずーっぱずーっぱずーっぱ。
「た゛ま゛ん゛ね゛え゛っっっ、うっ」
ぐぽっ、と再びシンボルの頭を咥えこんだタイミングで相澤は放出した。
びっぴっと大きく2回、それからドクドクと小刻みに残り汁を搾り出すように。
相澤の体液をすっかり飲み下した僕は立ち上がりながら言い放つ。
「連絡はいつもの方法で。とりあえず3日後に」
放心した相澤を置き去りに店の外に出る。
どうせ相澤は僕にしゃぶられた後は腰が立たなくなるので放っておくしかない。
商店街の裏に出て、アーケードに覆われていない路地をオオドオリ公園まで歩く。
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