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平凡な二日目
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「やあ!お目覚めかい?」
僕は目を覚ました。
・・・ここはどこなのだろうか・・。
見たことのない部屋に自分はいた。
「…おい、ここはどこだ?」
目覚めた僕は目の前に立っているクラスメイトのバースト淳平に尋ねた。
「ここは私の部屋だよ」
「私の部屋?」
どうやら僕はバースト淳平の部屋の中にいるようだ。
「どうしてお前の部屋に・・・ん!?」
ガチャガチャ・・・
「なんだ・・おい・・なんで手に鎖つけてんだよ!?」
僕の両手足は鎖でつながれており、身動きができないように拘束されていた。
「フフフ・・・・」
バースト淳平は微笑んだ。まるで悪魔のようだった。
「お前!?僕をどうするつもりだ!?」
僕は手足を揺らしながら、バースト淳平に怒鳴った。
「ねえ・・・高性能ゾンビとインテリ吸血鬼とどっちになりたい?」
バースト淳平は意味不明な単語を並べ、僕に要求をしてきた。
「意味がわからねえ・・・どういう意味だ?」
「高性能ゾンビは不死身で自己再生能力が高く、あらゆる武器を体に装備することができる・・
インテリ吸血鬼はその名の通りIQが非常に高く、少量の血で長生きすることができる・・
さあ・・どっち?」
「インテリ吸血鬼」
僕は即答した。高性能ゾンビよりインテリ吸血鬼にメリットを感じたからだ。
「じゃあ高性能ゾンビね」
「おいおいおい・・まてよインテリ吸血だって言ってんだろ?」
「本人の希望じゃないものをやろうと決めていたからね」
バースト淳平はそう言い放ちながら何やら怪しげな箱から注射器を取り出した。
「待て待て!そもそも何なんだ!?何がしてえんだお前は!?俺をどうするつもりだよ!?」
僕の血相は変わった・・・・・・注射器は大の苦手なのだ。
「まあまあいいじゃない。すぐ元に戻れるし」
バースト淳平は注射器を僕の腕に近づた。
「待て待て待て!頼む・・頼むから注射器は辞めてくれ!!!」
僕の体は注射器を目の前にして、バタバタと暴れだした。
高性能ゾンビやらインテリ吸血鬼になることは別にどうってことはない。
ただ注射だけは勘弁してほしいのだ。
「暴れるなよ・・危ないだろ?」
バースト淳平は暴れる僕の体を押さえながら、注射の針を僕の腕に刺した。
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ」
僕は雄たけびのような産声のような声を発し、晴れて高性能ゾンビに生まれ変わった。
「どう?気分は?」
「・・・・・・・・何も変わってねえ・・」
僕は自分の体を見渡したが、特に体に変化が無いことはわかった。
「僕は本当にゾンビになったのか?」
「うん!君は完璧にゾンビになったよ」
バースト淳平はそう言いながら、手元にある拳銃を掴み、僕に銃口を向けた。
「よし・・念のため試しておこう」
「へ?」
部屋の中で銃声が響き渡った。
僕はバースト淳平に発砲されたのだった。
見事に僕の腕は吹っ飛び、部屋に血がボタボタと零れ落ちた。
「・・・・・・・・・・・!?」
僕は自分の腕が吹っ飛ばされたはずなのに、全く痛みを感じなかった。
そして瞬時に僕の肩から腕が再生し、元の正常な状態へと戻った。
「おお・・よかった。成功だった」
ガタン!!!
僕は即座にバースト淳平の襟首を掴んだ!
「てめえ!?俺を打ったな!」
「お・・・落ち着けよ・・悪かったって・・」
僕はあまりの怒りの感情に感化され、バースト淳平を押し倒した。
「ぐえ・・ごめんって」
「ごめんじゃねえよ!?腕が吹っ飛んだぞ・・再生しなかったらどうするつもりだったんだ!?」
「大丈夫だって・・実験で何回も成功してるし・・」
「大丈夫じゃ・・・ねえだろ!!!」
僕はバースト淳平の腕を掴み、背負い投げをした。
「・・・・・・そもそもなんで僕をゾンビにしたんだよ」
少し怒りが収まった僕はバースト淳平に問いかけた。
「そりゃあ実験したかったからさ」
バースト淳平は平然と答えた。
「なんでまた実験なんて・・それになんで僕を実験台に・・?」
バースト淳平は埃かぶった服を払いながら、僕の質問に答えた。
「夏休みの自由研究だよ」
「はあ?夏休みだあ?」
僕はあきれた。今は冬の時期。夏なんてまだまだ先の話だ。
もう夏休みの自由研究をするとは・・・こいつ頭おかしいんじゃないかと思った。
「夏休みだなんてまだまだ4年も後の話じゃねえか・・今からやるっておかしいだろう!?」
「何言ってんだよ。僕はいつも夏休みの研究に全てを賭けているんだよ!」
そうだった・・・。こいつは夏休みの自由研究に関しては先生から過大な評価をもらっている。
毎回毎回研究内容が本格的であり、他の生徒と比べモノにならないほど凄い実験を行ったいた。
「今回は生物の進化の研究をしているんだ・・
どうしたらハイスペックな存在になれるか考えていたんだ」
「その結果がゾンビと吸血鬼かよ」
「うん!だってゾンビってなかなか死なないし、吸血鬼は血を吸うだけで生きられる。
超ハイスペックじゃん」
「まあそうだけど・・・でもなんで俺なんだよ・・」
「だって君毎日毎日つまらない日々だって嘆いていたじゃない・・だから君の日々を楽しいものにしようと実験対象に選んだんだよ」
「・・・そりゃどうも」
なんか腑に落ちない・・。僕はもうどうでもいいやと思い、バースト淳平の話にのることにした。
「じゃあ次に武器の武装の実験ね」
バースト淳平は何やら怪しげな風呂敷から核ミサイルを取り出した。
「これをつけよう!」
「馬鹿野郎!!」
僕は再び怒鳴りちらした。
「核は駄目だろう核は!?条約に引っかかる!条約どころか法律的にアウトだ!!」
「えー・・・・・」
バースト淳平は残念そうに核ミサイルを取り下げた。
そして代わりに銃のような武器を取り出した。
「じゃあこれ!」
「・・・・何だそれ?」
「ビーム砲」
「・・・・・・・・」
僕は一瞬悩んだが、ビーム砲なら別にいいかと思い、
その武器を武装することに決めた。
僕はビーム砲を溶けかけの体に埋め込み、体の中にビーム砲を取り付けた。
僕とバースト淳平は家から外へ出た。
「よし・・試しに打ってみて!」
バースト淳平は好奇心いっぱいの表情で僕の顔を見つめていた。
「打つって・・・こうか?」
バシュウウウウウウウウ!!!
僕の腹からビームが発射され、目の前にあった山を吹き飛ばした。
「おお!成功だ!!」
バースト淳平はあまりの嬉しさにピョンピョンはねていた。
「・・・・!?・・・うぐうううう!?」
僕はビーム発射後、ものすごい痛みに襲われた!
「どうしたの!?」
「体が・・体が痛い・・ものすごく・・いた・・い」
・・・・何故だ。先程は銃に打たれても何も痛みは感じなかったのに
ビーム砲を打った途端、激痛が走ったのだ。
「体が・・・と・・・け」
突然僕の体は解け始め、体が崩壊し始めた。
「うーん・・・どうやら自分で繰り出した砲撃は
ダメージを負うようだね」
バースト淳平は僕の状況を考察し、続けて語り始めた。
「相手からの攻撃は何もダメージは喰らわないが、
どうやら自分で攻撃する場合はその反動でダメージを喰らうようだね」
「つまり高性能ゾンビは他者からの攻撃に対しては無敵だが、自ら繰り出す攻撃は
命を削ることになるってことか・・・なるほどなるほど」
バースト淳平は実験結果をつづりながら、納得の意を表していた。
「オッケー!ありがとう!どうやら高性能ゾンビは死なないから最強だと思っていたけど
思わぬところで弱点があったんだね!これじゃあインテリ吸血鬼のほうがハイスペックだね!
君のおかげで良い結果を見られたよ!」
「・・・・・・・・あ・・・が」
「ありゃあ・・完璧に溶けちゃったね・・・でも大丈夫後一週間も経てば元に戻れるから」
僕の体は形を保てず、崩れてべちゃべちゃになった。
痛みは消えていったが、ただまともに動けることができず、
地べたに這いつくばっていた・・・。
もうこいつに関わるのはやめよう・・・。
そう決心しながら僕は深い眠りにつくことにした。
僕は目を覚ました。
・・・ここはどこなのだろうか・・。
見たことのない部屋に自分はいた。
「…おい、ここはどこだ?」
目覚めた僕は目の前に立っているクラスメイトのバースト淳平に尋ねた。
「ここは私の部屋だよ」
「私の部屋?」
どうやら僕はバースト淳平の部屋の中にいるようだ。
「どうしてお前の部屋に・・・ん!?」
ガチャガチャ・・・
「なんだ・・おい・・なんで手に鎖つけてんだよ!?」
僕の両手足は鎖でつながれており、身動きができないように拘束されていた。
「フフフ・・・・」
バースト淳平は微笑んだ。まるで悪魔のようだった。
「お前!?僕をどうするつもりだ!?」
僕は手足を揺らしながら、バースト淳平に怒鳴った。
「ねえ・・・高性能ゾンビとインテリ吸血鬼とどっちになりたい?」
バースト淳平は意味不明な単語を並べ、僕に要求をしてきた。
「意味がわからねえ・・・どういう意味だ?」
「高性能ゾンビは不死身で自己再生能力が高く、あらゆる武器を体に装備することができる・・
インテリ吸血鬼はその名の通りIQが非常に高く、少量の血で長生きすることができる・・
さあ・・どっち?」
「インテリ吸血鬼」
僕は即答した。高性能ゾンビよりインテリ吸血鬼にメリットを感じたからだ。
「じゃあ高性能ゾンビね」
「おいおいおい・・まてよインテリ吸血だって言ってんだろ?」
「本人の希望じゃないものをやろうと決めていたからね」
バースト淳平はそう言い放ちながら何やら怪しげな箱から注射器を取り出した。
「待て待て!そもそも何なんだ!?何がしてえんだお前は!?俺をどうするつもりだよ!?」
僕の血相は変わった・・・・・・注射器は大の苦手なのだ。
「まあまあいいじゃない。すぐ元に戻れるし」
バースト淳平は注射器を僕の腕に近づた。
「待て待て待て!頼む・・頼むから注射器は辞めてくれ!!!」
僕の体は注射器を目の前にして、バタバタと暴れだした。
高性能ゾンビやらインテリ吸血鬼になることは別にどうってことはない。
ただ注射だけは勘弁してほしいのだ。
「暴れるなよ・・危ないだろ?」
バースト淳平は暴れる僕の体を押さえながら、注射の針を僕の腕に刺した。
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ」
僕は雄たけびのような産声のような声を発し、晴れて高性能ゾンビに生まれ変わった。
「どう?気分は?」
「・・・・・・・・何も変わってねえ・・」
僕は自分の体を見渡したが、特に体に変化が無いことはわかった。
「僕は本当にゾンビになったのか?」
「うん!君は完璧にゾンビになったよ」
バースト淳平はそう言いながら、手元にある拳銃を掴み、僕に銃口を向けた。
「よし・・念のため試しておこう」
「へ?」
部屋の中で銃声が響き渡った。
僕はバースト淳平に発砲されたのだった。
見事に僕の腕は吹っ飛び、部屋に血がボタボタと零れ落ちた。
「・・・・・・・・・・・!?」
僕は自分の腕が吹っ飛ばされたはずなのに、全く痛みを感じなかった。
そして瞬時に僕の肩から腕が再生し、元の正常な状態へと戻った。
「おお・・よかった。成功だった」
ガタン!!!
僕は即座にバースト淳平の襟首を掴んだ!
「てめえ!?俺を打ったな!」
「お・・・落ち着けよ・・悪かったって・・」
僕はあまりの怒りの感情に感化され、バースト淳平を押し倒した。
「ぐえ・・ごめんって」
「ごめんじゃねえよ!?腕が吹っ飛んだぞ・・再生しなかったらどうするつもりだったんだ!?」
「大丈夫だって・・実験で何回も成功してるし・・」
「大丈夫じゃ・・・ねえだろ!!!」
僕はバースト淳平の腕を掴み、背負い投げをした。
「・・・・・・そもそもなんで僕をゾンビにしたんだよ」
少し怒りが収まった僕はバースト淳平に問いかけた。
「そりゃあ実験したかったからさ」
バースト淳平は平然と答えた。
「なんでまた実験なんて・・それになんで僕を実験台に・・?」
バースト淳平は埃かぶった服を払いながら、僕の質問に答えた。
「夏休みの自由研究だよ」
「はあ?夏休みだあ?」
僕はあきれた。今は冬の時期。夏なんてまだまだ先の話だ。
もう夏休みの自由研究をするとは・・・こいつ頭おかしいんじゃないかと思った。
「夏休みだなんてまだまだ4年も後の話じゃねえか・・今からやるっておかしいだろう!?」
「何言ってんだよ。僕はいつも夏休みの研究に全てを賭けているんだよ!」
そうだった・・・。こいつは夏休みの自由研究に関しては先生から過大な評価をもらっている。
毎回毎回研究内容が本格的であり、他の生徒と比べモノにならないほど凄い実験を行ったいた。
「今回は生物の進化の研究をしているんだ・・
どうしたらハイスペックな存在になれるか考えていたんだ」
「その結果がゾンビと吸血鬼かよ」
「うん!だってゾンビってなかなか死なないし、吸血鬼は血を吸うだけで生きられる。
超ハイスペックじゃん」
「まあそうだけど・・・でもなんで俺なんだよ・・」
「だって君毎日毎日つまらない日々だって嘆いていたじゃない・・だから君の日々を楽しいものにしようと実験対象に選んだんだよ」
「・・・そりゃどうも」
なんか腑に落ちない・・。僕はもうどうでもいいやと思い、バースト淳平の話にのることにした。
「じゃあ次に武器の武装の実験ね」
バースト淳平は何やら怪しげな風呂敷から核ミサイルを取り出した。
「これをつけよう!」
「馬鹿野郎!!」
僕は再び怒鳴りちらした。
「核は駄目だろう核は!?条約に引っかかる!条約どころか法律的にアウトだ!!」
「えー・・・・・」
バースト淳平は残念そうに核ミサイルを取り下げた。
そして代わりに銃のような武器を取り出した。
「じゃあこれ!」
「・・・・何だそれ?」
「ビーム砲」
「・・・・・・・・」
僕は一瞬悩んだが、ビーム砲なら別にいいかと思い、
その武器を武装することに決めた。
僕はビーム砲を溶けかけの体に埋め込み、体の中にビーム砲を取り付けた。
僕とバースト淳平は家から外へ出た。
「よし・・試しに打ってみて!」
バースト淳平は好奇心いっぱいの表情で僕の顔を見つめていた。
「打つって・・・こうか?」
バシュウウウウウウウウ!!!
僕の腹からビームが発射され、目の前にあった山を吹き飛ばした。
「おお!成功だ!!」
バースト淳平はあまりの嬉しさにピョンピョンはねていた。
「・・・・!?・・・うぐうううう!?」
僕はビーム発射後、ものすごい痛みに襲われた!
「どうしたの!?」
「体が・・体が痛い・・ものすごく・・いた・・い」
・・・・何故だ。先程は銃に打たれても何も痛みは感じなかったのに
ビーム砲を打った途端、激痛が走ったのだ。
「体が・・・と・・・け」
突然僕の体は解け始め、体が崩壊し始めた。
「うーん・・・どうやら自分で繰り出した砲撃は
ダメージを負うようだね」
バースト淳平は僕の状況を考察し、続けて語り始めた。
「相手からの攻撃は何もダメージは喰らわないが、
どうやら自分で攻撃する場合はその反動でダメージを喰らうようだね」
「つまり高性能ゾンビは他者からの攻撃に対しては無敵だが、自ら繰り出す攻撃は
命を削ることになるってことか・・・なるほどなるほど」
バースト淳平は実験結果をつづりながら、納得の意を表していた。
「オッケー!ありがとう!どうやら高性能ゾンビは死なないから最強だと思っていたけど
思わぬところで弱点があったんだね!これじゃあインテリ吸血鬼のほうがハイスペックだね!
君のおかげで良い結果を見られたよ!」
「・・・・・・・・あ・・・が」
「ありゃあ・・完璧に溶けちゃったね・・・でも大丈夫後一週間も経てば元に戻れるから」
僕の体は形を保てず、崩れてべちゃべちゃになった。
痛みは消えていったが、ただまともに動けることができず、
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もうこいつに関わるのはやめよう・・・。
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