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1・大学生デビュー
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「保!おはよう」
「慧?何その格好?!」
4月になり、七瀬慧は晴れて大学生になった。高校の頃は指定の制服を着ていたが、今日からはその呪縛もない。自分の好きな服を着て学校に行ける。慧が今日、着ていたのは白色のニットワンピに薄いピンクのスプリングコートを合わせている。足元はグレーのタイツと茶色のブーツだ。幼馴染の保が目を白黒させているのも当然だろう。自分は小柄だがまさしく男なのだから。髪の毛は春休みに入った初日から伸ばし始めたので、今はまだ短いがそのうちふんわりした巻き髪にも挑戦したい。今日は姉から借りたセミロングの栗色のウィッグを被っている。
「ふふふ。いいだろう!似合っているだろう!」
慧がふんぞり返りながら言うと、保が困ったようにあはは、と笑った。
「慧はなんでも似合うと思うけど」
幼馴染のその言葉に、慧はガーンとショックを受けた。小学生の時に出会ってから、保にずっと「慧は可愛いな」と言わせたいのに、この男は絶対に何があってもそのワードを言わない。力ずくでも言わせてやるとあれこれ可愛さをアピールしてみるものの、保は綺麗だねとかすごいねとか全然違う事を言っている。なんだこいつは、と慧は保を睨んだ。
「あ、危ない!」
可愛さをアピールするのに必死で前が見えてなかった。保に抱き止められて、電柱にぶつからずに済んだ。保のがっしりした男らしい体に不覚にもときめいてしまい、慧は更にバランスを崩した。保がそれさえも軽々と受け止めてくれる。
「大丈夫?慧?相変わらず軽いなぁ。ちゃんと食べてる?」
「最近ダイエットしてるし…そうだ、俺は軽くないぞ!」
「え、軽いよって…ダイエット?そんなに痩せてるのに?」
保は開いた口が塞がらないとばかりに口をぽかんと開けて驚いている。
「チッチッチ、最近、筋トレしてるから俺は軽くないんだよなぁ」
分かったかね、保くん?とドヤ顔で言う慧に保ははぁとため息を吐いた。
「筋肉はそんなにすぐにはつかないし、ちゃんと食べないと綺麗に痩せられないと思うよ」
「っ…!」
まさしくのド正論に慧は涙目になってしまった。
「どうしたの?慧!なんで泣いて…」
「保のばかぁ!!もう知らないんだからなー!」
慧は泣きながら走り出した。学校なんてとても行っていられる状況ではない。ブーツで走るのも思いの外大変で、数十m先で慧はうずくまった。
うっうっとしゃくりあげていると、保がやってきた。ふい、とそっぽを向くが、そんな保にひょいとお姫様抱っこをされてしまった。
「ほら、学校行こう」
「保はいっぱい彼女出来そうだよな」
保のたくましい首にゆるく抱きつきながら呟くと、保はまた困ったように笑った。
「いっぱいなんて要らないよ」
「保って尽くすタイプか!そうなんだな!」
「うーん」
「俺は親友なんだから、ちゃんと彼女とのデートには誘えよ!」
「慧、デートに付いてくるつもりなんだ」
保が噴き出している。何がおかしいのか、と問う前に学校の門が見えてきた。さすがにもうお姫様抱っこは恥ずかしいかもしれない。
「おりる」
「急に幼児みたいになったね」
ふふ、と保がまた笑っている。地面に下ろしてもらい、さっと保の広い背中の後ろに隠れた。
よく考えたら、女装をして外を歩くのは初めてだ。しばらく歩くと、新入生と思しき姿もちらほら見かけるようになってきた。門から中に入ると、サークルの勧誘にあった。噂には聞いていたが、凄まじい。
「君、ウチに入らない?可愛いなぁ。彼氏いるの?」
慧は白けた目線で声を掛けてきた相手を見つめた。チャラチャラしやがってという気持ちを視線に込めたが、伝わらなかったらしい。サークルの楽しさを勝手に力説してくる。さすがにどう離れようか困っていると、保が手を掴んで引いてくれた。
「慧、こっち」
やはり保はカッコいい。保なら安心して世の中に出せるという慧の謎のお墨付きだ。
「保、サークル入るの?」
「そうだねぇ、サークル入ると勉強できなさそうだしなぁ。いろいろな子がいるからね。ゼミには入るよ」
確かに保の言うことも一理ある。保は小学生の時からずっと司法書士を目指している。ちゃんと夢が定まっている保を慧はずっと尊敬している。小学生の頃、この大学に入るんだと資料を見せられながら保に言われた時、慧は保と離ればなれになってしまうのかと泣きそうになった。どうしよう、と思って視線をずらすと、同じ大学で農学部という項目を見つけた。慧の祖父母は都内近郊に大きな畑を持ち、農家を営んでいる。幼い頃からじいじとばあばのお手伝いするー!と草むしりに始まり、一通り、作業を経験してきた。しっかり農業をやってみたいかも、と慧はその日から燃えた。今までよりも勉強を遥かに頑張るようになった。分からない所は保が分かりやすく教えてくれた。母親に頼み込み、通信の学習講座を受けたり、短期の夏期講習にも行かせてもらった。結果、慧は保と同じ大学に通えている。人間、やれば出来るもんだと合格通知をもらった日、しみじみ思った。この調子なら保に「可愛い」と言わせるのもそう遠くない未来に違いない。待っていろよ、と慧は一人燃えていた。
✢✢✢
慧は小さな頃から「可愛い」と言われて育ってきた。慧は自分が可愛いことをよく自覚していたので、おしゃれに気を遣う男の子になった。
そんな慧をからかう者もいたが、自分が可愛いからだろうと超強気な慧は負けなかった。ある夏の日、保が隣の家に越してきた。慧の家に挨拶に来た保はカッコいい男の子だった。この子に「可愛い」と言ってもらいたいと慧は思ったが、保は自分を見て「綺麗だね」と笑ったのだ。綺麗ももちろん褒め言葉であることは分かっている。だが、なんだかその言葉は距離を感じてしまって寂しいのだ。絶対に「可愛い」と言ってもらいたい。慧はますますおしゃれにのめり込んだ。小学生高学年になった時、慧は読者モデルになった。それは今でも続いている。保に「可愛い」と言わせるためにだ。だが、なかなかあの男は言わない。
(変な所で手強いんだよな、保って)
先程、保からスマートフォンにメッセージが来ていた。「一緒に帰ろう」と。
慧は校門の壁にもたれ掛かって保を待っている。
「あれ、彼女一人?」
若い男二人組に声を掛けられたが慧は無視した。
こうやって声を掛けられるのはしょっちゅうである。
「おい、無視すんなよ」
スマートフォンを持っている手を掴まれたが、慧は怯まなかった。自分は男なので、怖がる必要はない。だが、その隣から男の手を掴む手が出てくる。
「何か俺たちに用ですか?」
にこやかだが、保は明らかに怒っている。怒った保は慧でも怖い。
「あ、サーセン」
男たちは慌てたように逃げ出した。
「慧。ごめんね、お待たせ」
腕、大丈夫?と近距離で腕を確認される。幸いなことに怪我はしていない。
「保、今日お母さんがご飯食べてけって。もう皆出来上がってる」
サッとスマートフォンを見せる。画面には慧と保の両親が写真に映っている。慧と保の家は家族ぐるみで仲が良い。
「あぁ、うちの呑兵衛たちが申し訳ない」
「いいんだよ。俺たちの入学祝いだもん」
「そっか」
「うん」
じゃあ行こうか、と保に言われて帰ろうとした瞬間だった。「保くーん」と黄色い声が響き渡る。
やってきたのは数人の可愛らしい女子たちだった。
「保くんの連絡先聞いても良い?」
「あぁ。さっきの。手間を掛けさせてごめんね」
慧は、内心穏やかでいられない。保がモテることは知っているが、まだ入学初日なのに!と何故か焦る自分がいる。
「ありがとう、またねー!」
「うん。また」
保がふと気が付いたように自分を見つめた。弁解するように言う。
「あ、あの子たちはゼミの子だよ」
「保は初日からモテモテなんだな!」
ふい、とそっぽを向いて、慧はずんずん歩いた。
保は困ったなという顔をしているが、何も言ってこない。それがまたむかつくのだ。
✢✢✢
「荷物置いたら行くね」
「ん」
さすがにずっと怒ったままなのは慧も寂しい。途中から普通に保と話していた。
保は一度家に戻るらしい。慧は自宅に戻るなり悲しくなってきてしまった。大好きな姉の部屋に飛び込む。
「姉ちゃん、俺をもっと可愛くして!」
「慧、あんた、また保くん?」
呆れたように言う姉は今日仕事が休みだった。普段彼女は美容師として働いている。そろそろ一人暮らししようかなと彼女は職場近くの部屋を探しているらしい。
「姉ちゃんお願い!!」
「あのね、慧」
はー、と彼女が見せてきたのは鏡である。
「あんた、十分可愛いんだからもういいじゃん。」
「あ、大変だ。マスカラ落ちてる」
メイクを直し始めた弟に姉は頭を抱えた。
「慧ー、聞いてんのー?」
「だって可愛い女の子に囲まれて鼻の下伸ばしてさ」
「それ多分保くんじゃないわ」
「そうなのかな?」
「お姉さん信じないの?」
「うん、信じる」
姉は優しく笑う。
「ゴールデンウィーク、友達とアウトレット行くけどあんたも行くでしょ?保くんも誘ったら?」
「いいのー?」
「お姉さんが大学入学のお祝いをしてあげよう!」
「やたっ!」
「ほら、あたしらも階下いこ。ご飯食べないと勉強できないよ」
「うん」
階下に行くとすでに保がご飯を食べている。
「慧、この唐揚げ美味しいよ」
そう声を掛けられれば、慧も頷かざるをえない。
保の隣に座りチビチビご飯を食べた。
「慧?何その格好?!」
4月になり、七瀬慧は晴れて大学生になった。高校の頃は指定の制服を着ていたが、今日からはその呪縛もない。自分の好きな服を着て学校に行ける。慧が今日、着ていたのは白色のニットワンピに薄いピンクのスプリングコートを合わせている。足元はグレーのタイツと茶色のブーツだ。幼馴染の保が目を白黒させているのも当然だろう。自分は小柄だがまさしく男なのだから。髪の毛は春休みに入った初日から伸ばし始めたので、今はまだ短いがそのうちふんわりした巻き髪にも挑戦したい。今日は姉から借りたセミロングの栗色のウィッグを被っている。
「ふふふ。いいだろう!似合っているだろう!」
慧がふんぞり返りながら言うと、保が困ったようにあはは、と笑った。
「慧はなんでも似合うと思うけど」
幼馴染のその言葉に、慧はガーンとショックを受けた。小学生の時に出会ってから、保にずっと「慧は可愛いな」と言わせたいのに、この男は絶対に何があってもそのワードを言わない。力ずくでも言わせてやるとあれこれ可愛さをアピールしてみるものの、保は綺麗だねとかすごいねとか全然違う事を言っている。なんだこいつは、と慧は保を睨んだ。
「あ、危ない!」
可愛さをアピールするのに必死で前が見えてなかった。保に抱き止められて、電柱にぶつからずに済んだ。保のがっしりした男らしい体に不覚にもときめいてしまい、慧は更にバランスを崩した。保がそれさえも軽々と受け止めてくれる。
「大丈夫?慧?相変わらず軽いなぁ。ちゃんと食べてる?」
「最近ダイエットしてるし…そうだ、俺は軽くないぞ!」
「え、軽いよって…ダイエット?そんなに痩せてるのに?」
保は開いた口が塞がらないとばかりに口をぽかんと開けて驚いている。
「チッチッチ、最近、筋トレしてるから俺は軽くないんだよなぁ」
分かったかね、保くん?とドヤ顔で言う慧に保ははぁとため息を吐いた。
「筋肉はそんなにすぐにはつかないし、ちゃんと食べないと綺麗に痩せられないと思うよ」
「っ…!」
まさしくのド正論に慧は涙目になってしまった。
「どうしたの?慧!なんで泣いて…」
「保のばかぁ!!もう知らないんだからなー!」
慧は泣きながら走り出した。学校なんてとても行っていられる状況ではない。ブーツで走るのも思いの外大変で、数十m先で慧はうずくまった。
うっうっとしゃくりあげていると、保がやってきた。ふい、とそっぽを向くが、そんな保にひょいとお姫様抱っこをされてしまった。
「ほら、学校行こう」
「保はいっぱい彼女出来そうだよな」
保のたくましい首にゆるく抱きつきながら呟くと、保はまた困ったように笑った。
「いっぱいなんて要らないよ」
「保って尽くすタイプか!そうなんだな!」
「うーん」
「俺は親友なんだから、ちゃんと彼女とのデートには誘えよ!」
「慧、デートに付いてくるつもりなんだ」
保が噴き出している。何がおかしいのか、と問う前に学校の門が見えてきた。さすがにもうお姫様抱っこは恥ずかしいかもしれない。
「おりる」
「急に幼児みたいになったね」
ふふ、と保がまた笑っている。地面に下ろしてもらい、さっと保の広い背中の後ろに隠れた。
よく考えたら、女装をして外を歩くのは初めてだ。しばらく歩くと、新入生と思しき姿もちらほら見かけるようになってきた。門から中に入ると、サークルの勧誘にあった。噂には聞いていたが、凄まじい。
「君、ウチに入らない?可愛いなぁ。彼氏いるの?」
慧は白けた目線で声を掛けてきた相手を見つめた。チャラチャラしやがってという気持ちを視線に込めたが、伝わらなかったらしい。サークルの楽しさを勝手に力説してくる。さすがにどう離れようか困っていると、保が手を掴んで引いてくれた。
「慧、こっち」
やはり保はカッコいい。保なら安心して世の中に出せるという慧の謎のお墨付きだ。
「保、サークル入るの?」
「そうだねぇ、サークル入ると勉強できなさそうだしなぁ。いろいろな子がいるからね。ゼミには入るよ」
確かに保の言うことも一理ある。保は小学生の時からずっと司法書士を目指している。ちゃんと夢が定まっている保を慧はずっと尊敬している。小学生の頃、この大学に入るんだと資料を見せられながら保に言われた時、慧は保と離ればなれになってしまうのかと泣きそうになった。どうしよう、と思って視線をずらすと、同じ大学で農学部という項目を見つけた。慧の祖父母は都内近郊に大きな畑を持ち、農家を営んでいる。幼い頃からじいじとばあばのお手伝いするー!と草むしりに始まり、一通り、作業を経験してきた。しっかり農業をやってみたいかも、と慧はその日から燃えた。今までよりも勉強を遥かに頑張るようになった。分からない所は保が分かりやすく教えてくれた。母親に頼み込み、通信の学習講座を受けたり、短期の夏期講習にも行かせてもらった。結果、慧は保と同じ大学に通えている。人間、やれば出来るもんだと合格通知をもらった日、しみじみ思った。この調子なら保に「可愛い」と言わせるのもそう遠くない未来に違いない。待っていろよ、と慧は一人燃えていた。
✢✢✢
慧は小さな頃から「可愛い」と言われて育ってきた。慧は自分が可愛いことをよく自覚していたので、おしゃれに気を遣う男の子になった。
そんな慧をからかう者もいたが、自分が可愛いからだろうと超強気な慧は負けなかった。ある夏の日、保が隣の家に越してきた。慧の家に挨拶に来た保はカッコいい男の子だった。この子に「可愛い」と言ってもらいたいと慧は思ったが、保は自分を見て「綺麗だね」と笑ったのだ。綺麗ももちろん褒め言葉であることは分かっている。だが、なんだかその言葉は距離を感じてしまって寂しいのだ。絶対に「可愛い」と言ってもらいたい。慧はますますおしゃれにのめり込んだ。小学生高学年になった時、慧は読者モデルになった。それは今でも続いている。保に「可愛い」と言わせるためにだ。だが、なかなかあの男は言わない。
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慧は校門の壁にもたれ掛かって保を待っている。
「あれ、彼女一人?」
若い男二人組に声を掛けられたが慧は無視した。
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スマートフォンを持っている手を掴まれたが、慧は怯まなかった。自分は男なので、怖がる必要はない。だが、その隣から男の手を掴む手が出てくる。
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「そっか」
「うん」
じゃあ行こうか、と保に言われて帰ろうとした瞬間だった。「保くーん」と黄色い声が響き渡る。
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「あぁ。さっきの。手間を掛けさせてごめんね」
慧は、内心穏やかでいられない。保がモテることは知っているが、まだ入学初日なのに!と何故か焦る自分がいる。
「ありがとう、またねー!」
「うん。また」
保がふと気が付いたように自分を見つめた。弁解するように言う。
「あ、あの子たちはゼミの子だよ」
「保は初日からモテモテなんだな!」
ふい、とそっぽを向いて、慧はずんずん歩いた。
保は困ったなという顔をしているが、何も言ってこない。それがまたむかつくのだ。
✢✢✢
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「ん」
さすがにずっと怒ったままなのは慧も寂しい。途中から普通に保と話していた。
保は一度家に戻るらしい。慧は自宅に戻るなり悲しくなってきてしまった。大好きな姉の部屋に飛び込む。
「姉ちゃん、俺をもっと可愛くして!」
「慧、あんた、また保くん?」
呆れたように言う姉は今日仕事が休みだった。普段彼女は美容師として働いている。そろそろ一人暮らししようかなと彼女は職場近くの部屋を探しているらしい。
「姉ちゃんお願い!!」
「あのね、慧」
はー、と彼女が見せてきたのは鏡である。
「あんた、十分可愛いんだからもういいじゃん。」
「あ、大変だ。マスカラ落ちてる」
メイクを直し始めた弟に姉は頭を抱えた。
「慧ー、聞いてんのー?」
「だって可愛い女の子に囲まれて鼻の下伸ばしてさ」
「それ多分保くんじゃないわ」
「そうなのかな?」
「お姉さん信じないの?」
「うん、信じる」
姉は優しく笑う。
「ゴールデンウィーク、友達とアウトレット行くけどあんたも行くでしょ?保くんも誘ったら?」
「いいのー?」
「お姉さんが大学入学のお祝いをしてあげよう!」
「やたっ!」
「ほら、あたしらも階下いこ。ご飯食べないと勉強できないよ」
「うん」
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