異世界での戦い

暁神月

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第一章

ーーー5話ーーー

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「スキル使用っと」
ーーー天界ーーー
「おー。ついたー、よーしここで誰が俺らを何の目的で転移させたのか
聞きに行くかなー」
「それにしてもここひっろいなー」

天界はどこまでも、真っ白な空間が続いている
そこに何千、何万もの神が働いている

「お、誰かいた、話しかけよ
おーい、おーーーーい、無視すんなよー!
あーあ、行っちゃったよ」

「おい、そこの人間、何をしておる、
ん?人間?な、な、何故人間がここにおる!」

「あ、いいとこにいたわ、
なぁーそこのオッサンちょいと案内してくんない?」

「お、お、オッサンじゃと!?
案内よりも、お主は何もんじゃ!名前をなのれぇい!」

「いやいや、名前聞くならオッサンの方から言わないといけないんじゃ
ないの?」

「う、うーむ。そうじゃな、名前を聞くときゃ普通は先じゃな、
おっほん!わしは、ここの神たちをまとめておる
創造神のルペルじゃ!」

「俺は鳴神暁也だ。
ん?待てよ、今ルペルっつったよな、
お前か!俺たちをこの世界に送ったのは!」

「はて、なんのことやら、ほんとに
覚えてないのじゃが?」

「俺らはお前に連れてこられたの!
すっげぇ迷惑してんの!」

「最近転移させたものと言うと、
ああ!お主らそういえば転移させたのう」

「やっと思い出したか、んでなんでここに
転移させたんだ?」

「それはじゃな、、、、、
気まぐれじゃ。」

「ん?今なんて?」

「気まぐれじゃ」
その瞬間、暁也から、物凄く濃い殺気が、
放たれた。

「てめぇ、ほんとに、その理由で連れてきたんだな?
言い直すなら今だぞ、じゃないと、後悔することになるからな?」

「じょ、冗談じゃよ、気まぐれで転移させるなんて、
言語道断じゃ!」

「そうかなら、まともな、理由を行って見ろ。」
そう言うと、暁也から、放たれていた殺気が、
ふっ、っと消えた。

「まともな、理由と言っても、お主らにただ、この世界を
楽しんで貰いたくて、ここの世界に転移させたんじゃが」

「楽しませるって本気で言ってる?」

「本気以外の何ものでもないわい」
「お主らは、各々で色んな悩みを抱えてきた、
いじめや、孤独、など色んなものを抱えておった。」
「あと数日したら、お主らの誰かは、自分で命をたっとったかもしれん。
わしは、人が、命をたつのを何度も何度も見てきた。
じゃが、お主らはまだ若い、出来ることがたくさんあるはずじゃ、
ここで生活するのが楽しいという気持ちを、取り戻してもらおうと
思い、この世界に転移させたのじゃ。」

「自殺か、そんな悩みがあったなんてな、思いもしなかった。」
「ありがとう、そんなに思っててくれて。」

「でも、俺のこのスキルは、やりすぎじゃない?」

「ああ、そのスキルか、お主はもう開放されたか、
大丈夫、あと2人も数日たったら、スキルが開放される。」

「でも、スキルの欄には何もなかったぜ?」

「それはじゃな、開放されるスキルはスキル欄には
反映されないんだよ。」

「そういうことか、わかったありがとう。」
「そして急におしかけてすまなかった。」

「その事はいいんじゃよ。わしが何も言わなかったせいじゃからの」

「もうそろそろ戻る。色々な情報ありがとう。」

「ちょいとまて。この世界には、凶悪な、
奴らもいる、そういう奴らは、何をしてでも、
そのものを自分のものにしたがる。気をつけるんじゃぞ。」

「ああ、わかった。ご忠告ありがとう。気をつけておくよ。」
「それじゃほんとにありがとう。またどこかで。」

「ああ、どこかで。」




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作者です。はい。
ということでね。リアルが少しだけ落ち着いたところで、
また投稿を始めようと思います。
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