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第一章領地拡大編

作業開始

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うん。良い朝だ。
外で作業するにはもってこいの日だな、

話し合ったことの中ですでに指示を出したのは水車の仕事にあたる者たちに対してだ、
各部隊長を残してすでに徒歩で川へ向かってもらっている
理由としては新しい水路をも作ってしまおうと考えたので時間がかかることが予想されるからだ


各部隊長と建築責任者にはこれから水車について説明するため残ってもらっている
馬を使うからすぐに追いつくだろう
水車はすでに向こうで2期作成して置いてある
やってもらう作業としては設置と水路造りだ。


作業中の衣食住に関しては、戦争の模擬練習として補給部隊を作りそれと同じような形にする
さて、もう集合してそうな時間だし行くか



「みんなそろってるかな?」

「「「はい!」」」

「よしじゃあこの小さい模型で説明するね?」

「...」(説明中)(説明中)

「で、川に置いてきているのはこれの何倍もあるやつだから頑張って設置してね」

「わかりました」
・男爵お抱えの建築士
 名前はモロー

「うん、この小さい模型も持っていっていいから。これで合っているか確かめながらやって。まぁでもまずは水路だね」

「はい。まずすでに水路が用意されてる方に取り付け、もう一方は水路を造ってからでよいですね?」

「そそ。何か質問ある?」

「気になったのですが、レオン様が作られたのですか?」

「そうだね。創造って言うスキルを持ってるんだよ、便利でしょ」

「便利ですね...」
いや、便利とかのレベルじゃないような...
「それと、創造とこの水車のアイディアは関係があるのですか?」

「それは言えないねー」
流石にエクストラスキルのワールドディレクションのことを言ったらやばいだろうな

「そうですか。わかりました。しっかり仕事を遂行します」
トラの...ドラゴンのしっぽですね

「うん。じゃあよろしくねぇ~」


部隊たちは不安そうな顔してたけど大丈夫かな?
まぁ彼らの仕事の大部分は水路の設置だからね
じゃあ次の仕事に行こう



「戻ったよー」

「レオン様。おかえりなさいませ。すでにクレイ殿がお越しになられてます」

「わかった、このままいくよ」


ガチャ
「おまたせー」

「レオン様、ご無沙汰しております」
・先代のころからお世話になっていた土魔法使い。
 名前はクレイ

「うん、久しぶり。で早速なんだけどこの冬に色々やって欲しいんだ」

「忙しくなるとは聞いております」

「うん、早急にやって欲しいのがため池の増設」

「確か水路を増やされるとか」

「うんそれもあるし、水の量が増えるってのもある」

「なるほど。しっかりやらせてもらいます。」ペコッ

「よろしく(笑)久しぶりだし。最初だから直接来てもらったんだ。今後はクールと話す機会が増えると思う」

「わかりました」

「私は次の用事があるから失礼するね。詳しくはクールに聞いてくれ」


次が一番重要な仕事だ、
のクレイ記憶にはあったけど、完全に抜けてた
全部水の泡になるところだった


「お待ちしておりました」ペコリ
・男爵領唯一の神官。神殿で働いている。といっても外見は他の建物とあまり変わらない。
 名前はジェリー

「今日はよろしく」

「こちらこそ。」

「早速始めたいんだけど大丈夫?」

「はい」ニコッ


ここには登録に来た。
何の登録かって?
水車の設計図の登録だ。
ここで登録しておけば、他の人が作れないようになるらしい便利なシステムだ
当然契約の元設計図か水車そのものを売った場合は別だ

方法はいたってシンプルで
祭壇に著作権を守りたいものを置いて、神官が祈りをささげる。
これで終わりだ。1つわずか5分の出来事である
上衣天使か天使か知らないけどその辺が管理してるんだろう。
しっかりと守っていただきたい。と俺自身も祈る
ってことで15分ほどの滞在を経て終了した
よし!次!



「ギルド長いる?」

「はい。応接室にご案内しますね」

「ありがと」


ガチャ
「やあやあ」

「久しぶりですな!」
・男爵領唯一の冒険者ギルドで長をやっている
 名前はガイル

「えっと、依頼したいことがあって...」

「ええ、なんですかな?」

「ウォータースライムの捕獲をお願いしたいのです」

「何匹ほど?」

「できるだけいっぱい」

「うちは川辺の領地ですから期待に応えられるおもいますぞ、そうですね...期間か、ある程度の数を決めておかないと永遠に集まってしまいます」

「んー」
水の有利を知られたら毒を混ぜる攻撃が来ると思うんだよな
だからそれの浄化に...各貯水に5匹として30匹くらいか?
それとまだちゃんと話してはないけど、公的な政策として温泉も作るからそれで出た水の浄化に...7匹くらいで行けるか?
あとは予備で10匹置いておくとして合計47匹
きりよく50匹ってとこかな
「ならとりあえず50匹で」

「わかりまた。急ぎであればお金は少し高くなりますが2.3日で受諾者が現れると思いますが、どうされますか?」

「急ぎじゃなかったら?」

「そうですね、1.2週間あれば...」

「じゃあ2週間たっても現れなければ少し上乗せして下さい」

「ではそのように」

「よろしくです。」
うん、じゃあ最後にブード酒造りに待機してるやつらのとこに行くかー



うわー
なんか、みんなぎらついてるなー
前のレオンの記憶だと酒の種類は少ないって感じだったしなー
「えー。おまたせ。これから始めていこうか」

「「「「「はい!!!!」」」」

元気があってよろしい。
「まず始める前の注意点を言うからよく聞いてね。これから作るのは飲み物です。食べ物と違って洗い流したりできません。」
「そのまま商品なります。清潔に行いましょう。こまめな手洗い。いいですね?」

「「「「はい!」」」」


「じゃあ今から作業について説明するよーー。はい、まずブードを房から取って真ん中に2個置いてる巨大な桶に入れる。」

「その内側にラインが入ってるの見える?大体そのくらいまで入れたら、立てかけてある蓋を被せる。ちゃんと桶の真ん中の棒と蓋の穴を合わせてね」

「次、棒を見てもらったらわかると思うけど途中からねじれてるでしょ?で蓋の穴の内側には溝があるんだよ。それで蓋についてる2本の棒を右に回すことで、これらが合わさって蓋が下に下に進んでいくんだ」

「口で言うと難しいけど、まあ兎に角ブードを押しつぶして絞るってことだ。」

「でだ、絞ったら下の桶に汁が流れ落ちていく。これを樽に入れていくんだけど、ここにねじがついてるんだ。」

「君らは見えるかな?」

コクコク


「うん。でここを緩めるとこの口からブードの汁が出てくる。さっき言ったけどそれを樽に入れて保管庫に移動させて終わり。」

「次のブード絞るために蓋の棒を左に回して外して蓋を同じところに立てかける。ひっこ受けないから回すんだよ?それでブードの皮をそこに出して繰り返す」

「これをまぁ別にそんなに急がなくてもいいから、疲れすぎない程度で何日かかけてやってもらいたい」

「んで保管庫に1日目、2日目とか書いてるんだけどちゃんとその通りに樽を入れていってね」

「いっぱいになれば早くてもその日の仕事は終わり。」

「大体わかったかな?」


「「「「はい!!!」」」」

「そこの君、簡単に流れを言える?」

「はい!ブードの実を桶に入れ潰して樽で保管する!であります!」

「そゆこと、わからないことがあれば彼に聞くと良いよ(笑)」

「じゃあよろしく」
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