4 / 89
4
しおりを挟む
朝は昊と手を繋いで学校に行き、帰りは僕の方が早く終わるけど、昊が終わるのを待って手を繋いで帰った。
僕は、友だちと遊ぶ約束はしなかった。
だって昊と遊びたかったから。
でも昊は、時々友だちと遊びに行ってしまう。
そんな時、僕が寂しそうに俯くと「青も一緒に遊ぶ?」と連れて行ってくれた。
昊の友だちは、僕がついて来ても怒らなかった。昊に似てみんな優しかった。
「青くん、可愛いね!このお菓子、食べる?」
「青くん、ほんと可愛い顔してるよね。何して遊ぶ?」
昊の友だちは、僕を可愛がってくれた。
昊は「青が可愛いからだよ」と言ってたけど。
昊の方が可愛いのに…と不思議に思ったけど、昊に可愛いと言われるのは嬉しい。
僕は、いつでも昊の一番でいたい。
僕は友だちと約束はしなかったけど、時々いきなり家に呼びに来る子がいたりする。
昊と遊びたいから断ろうとすると「僕とばかりじゃなく、友だちとも遊んだ方がいいよ」と昊に言われて、渋々遊びに行くこともあった。
その日も、リビングのソファーで昊と並んでアニメを見ている時だった。
インターフォンが鳴って、対応したお母さんに「青、お友達が来てるわよ」と呼ばれた。
「僕、今忙しいから」
「何言ってんの。昊とアニメ見てるだけじゃない。せっかく来てくれたんだから遊びに行ってらっしゃい」
昊とアニメ見る方が楽しいのに。
むう…とむくれた僕の頭を撫でて、昊が笑う。
「そんな顔するな。じゃあさ、今日は俺も一緒についてくよ。それならいいだろ?」
「え?昊も一緒?うんっ、じゃあ遊びに行くっ」
僕はソファーを飛び降りて、昊の手を握ってはしゃいだ。
昊も笑いながら立ち上がり、僕の手を引いて玄関に向かう。
「じゃあお母さん、行ってくる」
「昊…無理につき合わなくてもいいのよ?」
「大丈夫だよ。可愛い弟のためだもん」
「青はいつまでも甘えん坊で困ったわねぇ。青、お兄ちゃんの言うこと聞くのよ?」
「うん、じゃあいってきまーす」
僕は大きく頷いて、玄関で靴を履くと、勢いよくドアを開けた。
僕は、友だちと遊ぶ約束はしなかった。
だって昊と遊びたかったから。
でも昊は、時々友だちと遊びに行ってしまう。
そんな時、僕が寂しそうに俯くと「青も一緒に遊ぶ?」と連れて行ってくれた。
昊の友だちは、僕がついて来ても怒らなかった。昊に似てみんな優しかった。
「青くん、可愛いね!このお菓子、食べる?」
「青くん、ほんと可愛い顔してるよね。何して遊ぶ?」
昊の友だちは、僕を可愛がってくれた。
昊は「青が可愛いからだよ」と言ってたけど。
昊の方が可愛いのに…と不思議に思ったけど、昊に可愛いと言われるのは嬉しい。
僕は、いつでも昊の一番でいたい。
僕は友だちと約束はしなかったけど、時々いきなり家に呼びに来る子がいたりする。
昊と遊びたいから断ろうとすると「僕とばかりじゃなく、友だちとも遊んだ方がいいよ」と昊に言われて、渋々遊びに行くこともあった。
その日も、リビングのソファーで昊と並んでアニメを見ている時だった。
インターフォンが鳴って、対応したお母さんに「青、お友達が来てるわよ」と呼ばれた。
「僕、今忙しいから」
「何言ってんの。昊とアニメ見てるだけじゃない。せっかく来てくれたんだから遊びに行ってらっしゃい」
昊とアニメ見る方が楽しいのに。
むう…とむくれた僕の頭を撫でて、昊が笑う。
「そんな顔するな。じゃあさ、今日は俺も一緒についてくよ。それならいいだろ?」
「え?昊も一緒?うんっ、じゃあ遊びに行くっ」
僕はソファーを飛び降りて、昊の手を握ってはしゃいだ。
昊も笑いながら立ち上がり、僕の手を引いて玄関に向かう。
「じゃあお母さん、行ってくる」
「昊…無理につき合わなくてもいいのよ?」
「大丈夫だよ。可愛い弟のためだもん」
「青はいつまでも甘えん坊で困ったわねぇ。青、お兄ちゃんの言うこと聞くのよ?」
「うん、じゃあいってきまーす」
僕は大きく頷いて、玄関で靴を履くと、勢いよくドアを開けた。
4
あなたにおすすめの小説
うちの家族が過保護すぎるので不良になろうと思います。
春雨
BL
前世を思い出した俺。
外の世界を知りたい俺は過保護な親兄弟から自由を求めるために逃げまくるけど失敗しまくる話。
愛が重すぎて俺どうすればいい??
もう不良になっちゃおうか!
少しおばかな主人公とそれを溺愛する家族にお付き合い頂けたらと思います。
初投稿ですので矛盾や誤字脱字見逃している所があると思いますが暖かい目で見守って頂けたら幸いです。
※(ある日)が付いている話はサイドストーリーのようなもので作者がただ書いてみたかった話を書いていますので飛ばして頂いても大丈夫です。
※度々言い回しや誤字の修正などが入りますが内容に影響はないです。
もし内容に影響を及ぼす場合はその都度報告致します。
なるべく全ての感想に返信させていただいてます。
感想とてもとても嬉しいです、いつもありがとうございます!
弟が兄離れしようとしないのですがどうすればいいですか?~本編~
荷居人(にいと)
BL
俺の家族は至って普通だと思う。ただ普通じゃないのは弟というべきか。正しくは普通じゃなくなっていったというべきか。小さい頃はそれはそれは可愛くて俺も可愛がった。実際俺は自覚あるブラコンなわけだが、それがいけなかったのだろう。弟までブラコンになってしまった。
これでは弟の将来が暗く閉ざされてしまう!と危機を感じた俺は覚悟を持って……
「龍、そろそろ兄離れの時だ」
「………は?」
その日初めて弟が怖いと思いました。
【完結】みにくい勇者の子
バナナ男さん
BL
ある田舎町で農夫をしている平凡なおっさんである< ムギ >は、嫁なし!金なし!の寂しい生活を送っていた。 そんなある日、【 光の勇者様 】と呼ばれる英雄が、村の領主様に突然就任する事が決まり、村人達は総出で歓迎の準備をする事に。 初めて会うはずの光の勇者様。 しかし、何故かムギと目が合った瞬間、突然の暴挙に……? 光の勇者様 ✕ 農夫おっさんのムギです。 攻めはヤンデレ、暴走ロケット、意味不明。 受けは不憫受け(?)だと思いますので、ご注意下さい。ノリよくサクッと終わりますm(__)m 頭空っぽにして読んで頂けると嬉しいです。
新訳 美女と野獣 〜獣人と少年の物語〜
若目
BL
いまはすっかり財政難となった商家マルシャン家は父シャルル、長兄ジャンティー、長女アヴァール、次女リュゼの4人家族。
妹たちが経済状況を顧みずに贅沢三昧するなか、一家はジャンティーの頑張りによってなんとか暮らしていた。
ある日、父が商用で出かける際に、何か欲しいものはないかと聞かれて、ジャンティーは一輪の薔薇をねだる。
しかし、帰る途中で父は道に迷ってしまう。
父があてもなく歩いていると、偶然、美しく奇妙な古城に辿り着く。
父はそこで、庭に薔薇の木で作られた生垣を見つけた。
ジャンティーとの約束を思い出した父が薔薇を一輪摘むと、彼の前に怒り狂った様子の野獣が現れ、「親切にしてやったのに、厚かましくも薔薇まで盗むとは」と吠えかかる。
野獣は父に死をもって償うように迫るが、薔薇が土産であったことを知ると、代わりに子どもを差し出すように要求してきて…
そこから、ジャンティーの運命が大きく変わり出す。
童話の「美女と野獣」パロのBLです
【完結】勇者パーティーハーレム!…の荷物番の俺の話
バナナ男さん
BL
突然異世界に召喚された普通の平凡アラサーおじさん<山野 石郎>改め【イシ】
世界を救う勇者とそれを支えし美少女戦士達の勇者パーティーの中……俺の能力、ゼロ!あるのは訳の分からない<覗く>という能力だけ。
これは、ちょっとしたおじさんイジメを受けながらもマイペースに旅に同行する荷物番のおじさんと、世界最強の力を持った勇者様のお話。
無気力、性格破綻勇者様 ✕ 平凡荷物番のおじさんのBLです。
不憫受けが書きたくて書いてみたのですが、少々意地悪な場面がありますので、どうかそういった表現が苦手なお方はご注意ください_○/|_ 土下座!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています
七瀬
BL
あらすじ
春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。
政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。
****
初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる