異世界の冒険の果てに。~ハーレムなんて当たり前!果てに至るは天帝~

シロガネーダ

文字の大きさ
19 / 88
異世界の街と冒険者

17話 冒険者ギルド

しおりを挟む

 宿屋から出たヒサ達は、冒険者ギルドに向かっているのだが、何故か、背中にワカバが抱き着きおんぶ状態で、右手はウサミと手を繋ぎ、左腕はシルフィが抱き着いており、三位一体化?合体していた。

「ご主人様ーあれなんですぴょん?」

「ご主人様、肩車してほしいにゃん!」

「あらあら。二人とも元気ですね。ヒサ様。あの野菜美味しそうですよ。買いませんか?」

 みんな楽しそうに歩き買い物したりして冒険者ギルドに向かっていたのだが、やたらと殺気じみた気配が突き刺さってしており、何なんだと思ったが、ふとシルフィをみて、嫉妬か、これは初の、羨ましがれているのか、と少し嬉しいヒサだった。たまに女性からも視線が感じるが直ぐに消えてしまっていた。ウサミとシルフィが少し変だった。


 暫くして、冒険者ギルドに着いて中に入った。入ったらいかつい男達が、こちらを睨み付けてきた、無視して受付と書かれたところに行こうとすると、いかつい男代表みたいな奴が、話しかけてきた。

「おい!テメェみたいな奴が、冒険者ギルド来てんじゃねえ!とっとと女置いて消えろ!女達!俺が、可愛がってやるからな!」

「ん?何でお前の命令聞かんと行けないんだ?」

「俺は、Cランクの冒険者、ケドーガだ!舐めとんのか?さっさと女置いて消えろ!」

「はぁあんたは何様なのだ?ギルドの関係者なのか?」

 辺りを見渡すとギルドにいる皆と、受付にいる人も視線を逸した、このケドーガたる者、ここでは強者なのか分からんが、ケドーガを無視していると、切れたのか剣を抜き出した。

「ん?ここでは殺し合いしていいのか?剣を抜いたらそう解釈するが?」

「うるせー!俺は舐められるが嫌いなんだよ!」とヒサに向かって来た。

 受付の人にも聞こえるように言ったのだが、何も答えずにいたから、ウサミ達を離して、ケドーガがヒサに切りかかって来たので避け、避けた歳に首にトンと、手刀とすると「うっ」となりケドーガは直ぐに気を失った

「ん?殺す価値もない奴だな。さてとみんなに受付行くぞ」と言って、みんな仲良く受付に行った。


 受付に着いたが、受付嬢は、オロオロしていたが冒険者登録したいので、声を掛けた。

「冒険者登録をしたいのだが、大丈夫か?」

「は、はい何名様ですか?」

「全員だが、年齢規定でもあるのか?」

「いえ、無いのですが、そちらの子は大丈夫何ですか?」

「ワカバも冒険者なるにゃん」

「で、では、こちらに記入をお願いします。登録料一人銀貨5枚です、書けなかったら私が代筆しますが?」


「大丈夫だ。あっこれ仮身分証、大銀貨2枚だ、全部書かないといけないのか?」

「仮身分証と大銀貨2枚頂きます。仮身分証があるのでマジックアイテムの確認は免除です。いえ書けるとこだけでいいです。」

「分かった。シルフィは書けるだろ?ウサミ書けるか?ワカバはどうだ?」

「んーとね。ウサミ分かるぴょん!書くぴょん」何とウサミは書けるらしくて、

「はい。大丈夫です」 シルフィは書けると思っていたが

「かっ、書けないにゃん」ワカバは書けなかった。

「大丈夫だ。これから覚えればいい。悲しい顔するな」泣きそうなワカバを撫でて励まし、さきに自分のを書いた。

(えっと、出身か?んー?ん?ウサミは書かなかったか、理沙出身どうしたらいい?)

【あっやっと話しかけてくれましたね。おはようございます。えっと書かなくてもいいと思いますよ、結局、嘘偽りの多い世界ですから、逆に書かないほうがいいと思いますよ】

(お、おはよう。わかった、得意なのは剣士と書いて年齢は15歳とあっ名前はヒサ、よし)

「ワカバは俺が書く」と言って書いた。ウサミのも確認してから、書いたのを受付嬢に渡すと銅の板を渡して来た。


「こ、こちらに、ち、血を垂らしてください」

 ずっと落ち着きの無い受付嬢に銅の板と針を貰い、針を指に刺し血を垂らすと、僅かに光り消えた。

 みんなも血を垂らし終わった。




「で、ではギルドの説明します。え、えっと、まずランクがあります。Fからのスタートで、F、E、D、C、B、A、S、SSと上がります。ランクによって、受けられる依頼があります。えっとヒサ様はFですね。Fの依頼しか受けられません。但し、ランクの上の人とならその限りではありません。後パーティーの登録をオススメ致します。受ける内容とか少し同じランクでも上位のが受けられます。
 それでは、注意事項の説明します。えっと、まずは、えっ、えっと冒険者ギルド内では、喧嘩は罰金で、抜剣は、罰金と除名です。ギルド内外のギルド規定の犯罪に置けるものは、罰金及び除名で犯罪者は町の騎士団に連行されます。
 えっと、ヒサ様は、まだ冒険者に登録されて無かったので大丈夫です。後、犯罪、犯罪履歴がある者は、除名及び指名手配されます。冒険者ギルド以外の依頼は冒険者ギルドは関知しません。以上が重要な要件でした。細かいギルド規定はこちらの冊子をお読みください。以上です。わ、わからない所は、ございませんか」


「ああ。大丈夫だ。依頼は、今日からも受けれるのか?」

「はい。大丈夫ですよ、ヒサ様ならFランクのゴブリン討伐は大丈夫そうなので随時受け付けてます。依頼しなくても大丈夫です。詳しくは依頼票をご覧ください。あっすいません。いい忘れましたが、ギルドカードには倒した種類や倒した数が随時登録されます。すいませんでした。以上です。大丈夫ですか?」

「そうか、説明ありがとう。大丈夫だ」

 説明し終わった受付嬢を見ると暑い眼差しで見つめられてたが、気にせず、ウサミを見てシルフィをみて、更にワカバを見たら、何故か受付嬢を見ていた。

 ギルドの説明が終わり、取り敢えず皆を連れ、ワカバが眠そうにしながら依頼を見に行った。


 「あっ、ケドーガ、いなくなってるな」

 さっき倒れてたケドーガがいなくなってた。掲示板に着くと、おっさんが近付いて来た。

「よお。お前すげーな。ケドーガな、ここで三位の強さ持ってたのにな。お前すげーよ。あっ、俺の名前ギラトリラだ、ギラって読んでくれ。Dランクだよろしくな」

 ギラって奴が、いきなり話しかけてきて、紹介したし手を出してきた。しょうがないかと思い握手をして話した。

「俺は、ヒサだ。よろしく」

紹介が終わったら直ぐにいなくなった。ゆっくりとFランクの依頼をみたら。ゴブリン討伐と薬草採取と荷物の配達とか色々と依頼票が貼ってあった。

「んー。ゴブリン討伐と薬草採取か、そういえば、パーティーとか言うの忘れてたな。シルフィパーティー名どうする?」

「そうね。ヒサ様決めて貰えますか?リーダーはヒサ様でしょ?」

「は?別にシルフィでもいいぞ。」  

「遠慮しときますわ。私の容姿でわかるでしょ?」

「そっか、リーダーやるよ。パーティー名は、また明日来たときでいいか。」

「ゴブリンはえっと随時って事は依頼無しか、薬草採取を持ってくか、みんないいだろ?」

「良いぴょん!」

「ええ。大丈夫ですよ」  

「良いにゃん。眠いにゃん。おんぶしてにゃん」 

 段々とワカバが甘えん坊になって来たな。

「わかった、今日だけだぞ、もう冒険者なんだからな!気を引き締めろよ!」と言いながらも抱っこして、薬草採取の依頼を取り、さっきの受付嬢に依頼票とギルドカードを渡し、まだオロオロしていたが、また暑い眼差しで見つめられ、ウサミとシルフィも受付嬢を見ていた。

受け付けが終わり、何事も無く冒険者ギルドを出た。

「うーん。貴金属は、どーしようかな。」

【ヒサ様、キリクのオールガ商店が良いかと思います】

(そうだな。せっかく知り合えたから、行くか。マップ。ふーん。ここから近いな)

「よし、オールガ商店に貴金属売りに行くぞ!そしてお前らの服と装備も買うぞ」


 貴金属を売りにオールガ商店に行き先を決めたヒサ達はオールガ商店に向かった
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』

宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)

葵セナ
ファンタジー
 主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?  管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…  不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。   曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!  ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。  初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)  ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

処理中です...