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異世界の街と冒険者
17話 冒険者ギルド
しおりを挟む宿屋から出たヒサ達は、冒険者ギルドに向かっているのだが、何故か、背中にワカバが抱き着きおんぶ状態で、右手はウサミと手を繋ぎ、左腕はシルフィが抱き着いており、三位一体化?合体していた。
「ご主人様ーあれなんですぴょん?」
「ご主人様、肩車してほしいにゃん!」
「あらあら。二人とも元気ですね。ヒサ様。あの野菜美味しそうですよ。買いませんか?」
みんな楽しそうに歩き買い物したりして冒険者ギルドに向かっていたのだが、やたらと殺気じみた気配が突き刺さってしており、何なんだと思ったが、ふとシルフィをみて、嫉妬か、これは初の、羨ましがれているのか、と少し嬉しいヒサだった。たまに女性からも視線が感じるが直ぐに消えてしまっていた。ウサミとシルフィが少し変だった。
暫くして、冒険者ギルドに着いて中に入った。入ったらいかつい男達が、こちらを睨み付けてきた、無視して受付と書かれたところに行こうとすると、いかつい男代表みたいな奴が、話しかけてきた。
「おい!テメェみたいな奴が、冒険者ギルド来てんじゃねえ!とっとと女置いて消えろ!女達!俺が、可愛がってやるからな!」
「ん?何でお前の命令聞かんと行けないんだ?」
「俺は、Cランクの冒険者、ケドーガだ!舐めとんのか?さっさと女置いて消えろ!」
「はぁあんたは何様なのだ?ギルドの関係者なのか?」
辺りを見渡すとギルドにいる皆と、受付にいる人も視線を逸した、このケドーガたる者、ここでは強者なのか分からんが、ケドーガを無視していると、切れたのか剣を抜き出した。
「ん?ここでは殺し合いしていいのか?剣を抜いたらそう解釈するが?」
「うるせー!俺は舐められるが嫌いなんだよ!」とヒサに向かって来た。
受付の人にも聞こえるように言ったのだが、何も答えずにいたから、ウサミ達を離して、ケドーガがヒサに切りかかって来たので避け、避けた歳に首にトンと、手刀とすると「うっ」となりケドーガは直ぐに気を失った
「ん?殺す価値もない奴だな。さてとみんなに受付行くぞ」と言って、みんな仲良く受付に行った。
受付に着いたが、受付嬢は、オロオロしていたが冒険者登録したいので、声を掛けた。
「冒険者登録をしたいのだが、大丈夫か?」
「は、はい何名様ですか?」
「全員だが、年齢規定でもあるのか?」
「いえ、無いのですが、そちらの子は大丈夫何ですか?」
「ワカバも冒険者なるにゃん」
「で、では、こちらに記入をお願いします。登録料一人銀貨5枚です、書けなかったら私が代筆しますが?」
「大丈夫だ。あっこれ仮身分証、大銀貨2枚だ、全部書かないといけないのか?」
「仮身分証と大銀貨2枚頂きます。仮身分証があるのでマジックアイテムの確認は免除です。いえ書けるとこだけでいいです。」
「分かった。シルフィは書けるだろ?ウサミ書けるか?ワカバはどうだ?」
「んーとね。ウサミ分かるぴょん!書くぴょん」何とウサミは書けるらしくて、
「はい。大丈夫です」 シルフィは書けると思っていたが
「かっ、書けないにゃん」ワカバは書けなかった。
「大丈夫だ。これから覚えればいい。悲しい顔するな」泣きそうなワカバを撫でて励まし、さきに自分のを書いた。
(えっと、出身か?んー?ん?ウサミは書かなかったか、理沙出身どうしたらいい?)
【あっやっと話しかけてくれましたね。おはようございます。えっと書かなくてもいいと思いますよ、結局、嘘偽りの多い世界ですから、逆に書かないほうがいいと思いますよ】
(お、おはよう。わかった、得意なのは剣士と書いて年齢は15歳とあっ名前はヒサ、よし)
「ワカバは俺が書く」と言って書いた。ウサミのも確認してから、書いたのを受付嬢に渡すと銅の板を渡して来た。
「こ、こちらに、ち、血を垂らしてください」
ずっと落ち着きの無い受付嬢に銅の板と針を貰い、針を指に刺し血を垂らすと、僅かに光り消えた。
みんなも血を垂らし終わった。
「で、ではギルドの説明します。え、えっと、まずランクがあります。Fからのスタートで、F、E、D、C、B、A、S、SSと上がります。ランクによって、受けられる依頼があります。えっとヒサ様はFですね。Fの依頼しか受けられません。但し、ランクの上の人とならその限りではありません。後パーティーの登録をオススメ致します。受ける内容とか少し同じランクでも上位のが受けられます。
それでは、注意事項の説明します。えっと、まずは、えっ、えっと冒険者ギルド内では、喧嘩は罰金で、抜剣は、罰金と除名です。ギルド内外のギルド規定の犯罪に置けるものは、罰金及び除名で犯罪者は町の騎士団に連行されます。
えっと、ヒサ様は、まだ冒険者に登録されて無かったので大丈夫です。後、犯罪、犯罪履歴がある者は、除名及び指名手配されます。冒険者ギルド以外の依頼は冒険者ギルドは関知しません。以上が重要な要件でした。細かいギルド規定はこちらの冊子をお読みください。以上です。わ、わからない所は、ございませんか」
「ああ。大丈夫だ。依頼は、今日からも受けれるのか?」
「はい。大丈夫ですよ、ヒサ様ならFランクのゴブリン討伐は大丈夫そうなので随時受け付けてます。依頼しなくても大丈夫です。詳しくは依頼票をご覧ください。あっすいません。いい忘れましたが、ギルドカードには倒した種類や倒した数が随時登録されます。すいませんでした。以上です。大丈夫ですか?」
「そうか、説明ありがとう。大丈夫だ」
説明し終わった受付嬢を見ると暑い眼差しで見つめられてたが、気にせず、ウサミを見てシルフィをみて、更にワカバを見たら、何故か受付嬢を見ていた。
ギルドの説明が終わり、取り敢えず皆を連れ、ワカバが眠そうにしながら依頼を見に行った。
「あっ、ケドーガ、いなくなってるな」
さっき倒れてたケドーガがいなくなってた。掲示板に着くと、おっさんが近付いて来た。
「よお。お前すげーな。ケドーガな、ここで三位の強さ持ってたのにな。お前すげーよ。あっ、俺の名前ギラトリラだ、ギラって読んでくれ。Dランクだよろしくな」
ギラって奴が、いきなり話しかけてきて、紹介したし手を出してきた。しょうがないかと思い握手をして話した。
「俺は、ヒサだ。よろしく」
紹介が終わったら直ぐにいなくなった。ゆっくりとFランクの依頼をみたら。ゴブリン討伐と薬草採取と荷物の配達とか色々と依頼票が貼ってあった。
「んー。ゴブリン討伐と薬草採取か、そういえば、パーティーとか言うの忘れてたな。シルフィパーティー名どうする?」
「そうね。ヒサ様決めて貰えますか?リーダーはヒサ様でしょ?」
「は?別にシルフィでもいいぞ。」
「遠慮しときますわ。私の容姿でわかるでしょ?」
「そっか、リーダーやるよ。パーティー名は、また明日来たときでいいか。」
「ゴブリンはえっと随時って事は依頼無しか、薬草採取を持ってくか、みんないいだろ?」
「良いぴょん!」
「ええ。大丈夫ですよ」
「良いにゃん。眠いにゃん。おんぶしてにゃん」
段々とワカバが甘えん坊になって来たな。
「わかった、今日だけだぞ、もう冒険者なんだからな!気を引き締めろよ!」と言いながらも抱っこして、薬草採取の依頼を取り、さっきの受付嬢に依頼票とギルドカードを渡し、まだオロオロしていたが、また暑い眼差しで見つめられ、ウサミとシルフィも受付嬢を見ていた。
受け付けが終わり、何事も無く冒険者ギルドを出た。
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