異世界の冒険の果てに。~ハーレムなんて当たり前!果てに至るは天帝~

シロガネーダ

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異世界の街と冒険者

46話 屋敷購入

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 リカイダに屋敷の購入の検討していたヒサ達は、屋敷を見に行く前にウサミの事が有り少し休憩がてらお茶を頼むが、お茶を持って来た女性コロンに色々と密かに思われるヒサ達は、やっと理沙曰く良さげな屋敷、を見に行くのだった。

「こちらの馬車で参ります。お乗り下さい。」

「あぁ。分かった。みんな乗るぞ」

「はいぴょん!「はいにゃん!「はいですわ。」」」

 馬車の準備が出来たリカイダは、ヒサ達を馬車に誘導しヒサ達は馬車に乗り込んだ。

 そして初めて乗る馬車にヒサとウサミとワカバは少し落ち着かないようだ。

「うむ。何か変な感じだな」

「ご主人様の言う通りぴょん!何か気持ち悪いぴょん」

「ワカバはあの馬車より乗り心地が良いから少し変にゃん」

 ワカバのあの馬車とは奴隷馬車た。

 そしてシルフィは慣れているのか普通で少し胸を張ってお胸さんがぷるんぷるんとしてヒサに言った。

「ヒサ様。慣れですわ。これからも乗る機会があると思いますから、慣れてくださいませ。」

「そうだな。楽も覚えないかんな」

「少し楽とは違うのですが……」

 ヒサに聞こえない声で呟いたシルフィだった。

 その後は馬車から見える景色にウサミとワカバは、少し燥いでいたが可愛いものだった。

「ワカちゃんあれ見てぴょん!」

「ウサちゃんあれ見てにゃん!」

「面白いぴょん!「面白いにゃん!」」

 何が面白いのかヒサには分からなかったが、ウサミとワカバが楽しければいいかな、と思うヒサだった。

 そんなこんなでお目当ての屋敷についたみたいだ。


「ヒサ様。着きましたお降り際は足元にお気をつけ下さい。」

 先に降りたリカイダに誘導され降りたヒサ達は大きな屋敷を見た。

「でっか過ぎないか?シルフィ?」

「そうですね。そんなものではないでしょうか。」

「ふーん。そんなものなのかなぁ」

 ヒサとシルフィが話してる間に門の鍵をリカイダが開いた。

「さあ。どうぞ入って下さい。」

「あぁ。みんな行くぞ」

 ヒサが見た屋敷の外は、広くて手入れはされていて貴族の庭みたいだったが、噴水は無かった。


「ふーん。中々良いでは無いか」

「そうですね。野菜を作れそうですわ」

「そ、そうか。それは良かったな」

「はいですわ。色々と野菜の種を集めなくては行けないわね!」

 ヒサはシルフィに野菜中心何だなっと思うヒサだった。

「ワカちゃん!広いぴょん!色々と遊べるぴょん!」

「ウサちゃん!そうだにゃ!色々と遊ぶにゃ!」

 ウサミとワカバはもう屋敷を買った気分でいるらしいが、まだ買ってないぞと思うヒサだった。

 ウサミとワカバは走り回っているが、ウサミとワカバはヒサの事はチラチラ見ながら、ヒサの後には付いて来ており、だいぶ訓練の成果が出てきてるなって思うヒサだが、何だか俺思ってばっかだな、とまた思うヒサだった。

 とヒサが思ってばっかいると、リカイダは屋敷の玄関の鍵を開けており、ぞろぞろと屋敷に入るヒサ達だが、

「綺麗ぴょ~ん!輝いてるぴょ~ん♪」

「ほんとにゃ~ん!綺麗くて輝いてるにゃ~ん♪」

 ウサミとワカバが玄関ホールのシャンデリアに蕩けている間にヒサ達は、スタスタと歩いており慌ててヒサとシルフィを追いかけるウサミとワカバだった。

「ご主人様!置いてかないでぴょん!」

「ご主人様!待ってにゃん!」

「ん?早く来い!」

 ウサミとワカバはヒサに追い付き色々と回っていたが、凄いとしか言い合わせられ無かったが、ヒサは言葉にせず顔は冷静だったが、シルフィを見て本当に冷静だったのを見ると情けなく喋らなくて良かったなと思った。

「ん?ここが鍛冶場か。ふーん。中々凝った鍛冶場だな。」

「そうでしょう。友人にかれこれ言われながら職人が手間暇かけて作ったそうですよ。」

「ふーん。そうだな。シルフィはどう思う」

「ヒサ様。良いと思いますわ。きちんと手入れがなされていますし、ベットも広くて良かったですわ!これならうふふっ♪」

「し、シルフィ!駄目だ。妄想の世界に入ってしまった。」

 シルフィは多分広いベットでヒサと一緒に寝てる妄想をしているのだろう。

「リカイダさん。この屋敷買う。手続き頼む。」

「分かりました。ここで契約なされますか?それとも一度私の店に戻りましょうか?」

「ん?ここで契約できるのか?出来るならここでしたいが」

「はい。大丈夫です。万が一も考えておりますから」

 ヒサが買う屋敷で手続き出来るならやりたいと言った時点で、手に持っていた鞄から書類が二枚出て来た。

 ヒサは書類を読みしっかりとした書類だと思うが、復活したシルフィにも見せ間違いがないか確認してからもう一度リカイダを見た。

「それでは代金を頂いてもよろしいですか?」

「分かった。色を付けて白金貨8枚だ。」

「え?よろしいのですか?」

「良い。鍛冶場が良かった。それだけだ」

「分かりました。友人に伝えておきます」

「ではこちらの書類に血を垂らして頂けますか?」

「分かった」

 ヒサは針を貰って鑑定して毒がない事を確認してから針を人差し指に刺し血が出て来たのを書類に垂らした。

 書類に血が垂れたら書類が僅かに光りすぐ消えた。

「書類契約魔法、契約完了です。今からこの屋敷はヒサ様の物です。こちらが鍵です。マスターキーは書類に連動されております。使える人間を指定できます。あと質問がありますか?」

「うーん。魔石とかはモンスターから取れる魔石で加工せず屋敷のアイテムやものなどが使えるのか?」

「使えないです。はい。どこかの商店で買われた方がいいでしょう。」

「ふーん。分かった。後は、シルフィどうだ?」

「そうですね。家の税金はありますの?」

「いいえ。無いです。買われた家の金額に家の土地の税金型で含まれております。」

「大丈夫そうですね。ヒサ様。私は大丈夫ですわ」

「ん?そうか。ならもう無いかな。また分からん事があったら聞くがいいか?」

「何時でもお聞きになりに、来て下さい。」

「分かった。」

「では失礼します。良い暮らしをして下さい」

 リカイダは言葉を最後に早々と馬車に乗り込み去って行った。

「でもあんまり広いと落ち着かんな。贅沢な悩みかな」

「そんな事ありませんわ。直ぐに馴れますわ」

「ん?そろそろ昼か。街で何か買ってから元大盗賊団アジト、うーん。隠れアジトで良いか。隠れアジトにそれから転移するぞ。」

 ヒサは屋敷の鍵を閉め、トコトコと門まで歩き、門の鍵も閉め街に露店や、屋台や、八百屋やらで買い物をしてから、街の裏手の目立たない場所で隠れアジトに転移した。
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