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これから先ずっと…
コスプレのタイミングって?
しおりを挟むゆるる~♪
==========
今日は半休。午後から出勤。
朝ごはんをカフェのキッチンで作ってる。
台所がココって事。
2階には簡易のキッチンというか流しはある。お茶を沸かしたりとちょっとで使ってる。
事務所の前を掃いてた楓が戻って来た。
ん?
なんだか可愛い事になってるぞ。
掃除道具を片付けてに行ったので、さっさとカウンターに並べて準備。
オムレツにソーセージ、サラダ、スープにトーストとなれば、喫茶メニューですね。器もあるし、作っちゃうよね。
コーヒーを準備。たまには俺が淹れよう。
楓に習って、ちょっとは出来るようになった。
戻って来た。手を拭き拭きやってくる。
正面から確認。
うん、可愛い事になってる。
「その前髪どうしたの?」
可愛いピンクうさぎのキャラが付いたヘアピンが前髪を押さえてる。
「あー、コレ? 似合う?」
「似合ってる。うん、似合って、くふふ…」
可愛すぎる。口元を拳で隠すが、バレバレである。
目がじとーっと見遣ってくる。
笑ったのが悪かった。
横に座って、お詫びに頬にキス。
唇を尖らせて拗ねてるけど、怒ってはいないようだ。
「ごめん。可愛くて」
「んー、ダブルクリップで摘んでたら、ミッちゃんがこっちにしなさいって」
あー、登校途中の彼女に会ったか。小さなレディは押しが強い。
でも、クリップは確かに無いな。
ちょっと髪が伸びてきてる。この前は洗濯バサミで留めてた。
「一層の事伸ばしてみる? 整うまでこういうので止めればいいさ」
「んー……伸ばすの?」
うさぎちゃんを触ってる。
「そう。括ってしまえば、鬱陶しくなくならないよ?」
汗で長い髪が首に張り付くのは煽情的いいだろう。髪を振り乱す彼もいいな…。朝っぱら考えちまった。昨晩も可愛かった。
髪を梳き後ろに流す。
「ヘアバンドで留めてみる?」
それも可愛いだろう。
「あー、あれダメなんだよ。頭の形かな。気づいたら、すっぽり抜けて頭の上に乗ってる」
笑ってる。
「頭?」
「絶壁なんだ」
後頭部を触ってる。
釣られて一緒に触る。ーーー確かに平?
髪をまとめてみる。似合うと思う。
「掴みやすい?」
…………?
ニッコリしてる。よく分からん事を言い出した。
「括ったら、引っ張り易くなる?」
俺が黙ってるからか、言葉を重ねてくれたが…。
「楓…」
「ん? 私は、浩介を困らせた?」
困った顔。俺も困る。どう言ったものか。なんだろうなコレ…。
手が俺の頬に触れてくる。
その手を包むように押さえて一緒に頬に押し当てる。
掴んで、掌に唇を押し付ける。
「俺は、楓が大切な存在なんだ。ーーーなんて言ったらいいんだろうな。楓が嫌だと思う事はしたくない。掴んで欲しい?」
髪を掴んで引っ張るってどういう状況なんだろうな…。よく分からん。
「うぅぅん…、されたく…ないかな。浩介がしたかったらしていい。うん、そう思う」
コテンと小首を傾げて、暫く悩んで呟いた。
「じゃあ、しない。それでいいね。ご飯食べよ」
明るく言って、チュッと指に口付けた。
ふぁっと柔らかく笑って頷いた。この笑顔が曇る事はしたくない。
朝の穏やかな時間が過ぎる。
髪は結局切ってしまった。
ちょこっと後ろで短い尻尾ができるのは可愛いと思ったが、それはおいおいと。
暫く、ミッちゃんに返すまで胸ポケットにピンクのうさぎさんは可愛かった。
あー、ウサ耳、楓に似合いそうだ。
俺がしたバニーの格好より数倍は似合う。確実に似合う。絶対ッ。
ーーーー想像したら、妄想の域で。自滅した。悶える。
どうやったらしてくれるだろう…。して欲しい…。
声掛けのタイミングをどうするか、悩み考えている。
スラックスに包まれたお尻を眺める。
まずい…。
白いぽふんとした尻尾が見える…。可愛すぎる。
取り敢えず、衣装を手に入れて……あとは、頼むタイミング…だな。
バニー姿の楓……イイ……
=============
コスってロマン?( ̄▽ ̄;)
一旦、完結。ふらっと更新予定。
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