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告白って…さ。

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互いの背中を合わせてる。

屋上に二人きり。

大きな彼の背中。
温かくて気持ちいい。
思いっきり凭れてもビクともしない。

ポカポカとした日差し。
見上げれば、どこまでも青く澄んで高い空。

グッと伸びをする。
グッと押してるのに、安定の背中。
全てを預けてしまえる信頼度。

紙を繰る音が静かに鼓膜を揺らす。
心地いい音。
この音、好き…。
後ろで文庫本を読んでる彼。

目を閉じれば赤い視界。

生きてる色。
背中の温もりも生きてる証。

共に生きて、同じ景色を見たいと思う。

いつ言おう。
今言おうか。

『好き』の一言が声に出来ない。


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