Special Ability

上野っち

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不思議な小包

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「助けて…」

彼女はそう言って手を伸ばす…

しかし自分はどうすることもできない。

そしてまたあの黒い影が近づき囁く…

「大切な人奪われたくないなら私に全てをあずけろ」

そして…影は手を伸ばす…

いつも同じ夢を見る…

17歳の岸本浩司はいつもの悪夢にうなされていた…

いつも同じ夢…そして同じ結末…

浩司は何度同じ夢を見ることを不思議なことだとわかってはいるもののそんなに気にしてはいなかった。

あの箱を開けるまでは…

その日は両親は仕事で外出しており浩司は一人ライフを満喫していた。

「郵便です」

インターホンが鳴り、浩司はそれを受け取り宛先を確認すると、

「岸本浩司様」とあり、普段ならネット通販の小包なのに今回は何か違う気がした…

箱の上に封筒があり、

「岸本浩司様、貴方は特殊な力を手に入れることができます。どう使うかは貴方次第です。箱の中には(タイムウォッチャー)と言う時計のような機械と説明書があります。それと我々の所属する会社への案内書が入っております。
動揺するのも無理ありません。
なぜなら我々がいつもの同じ夢を貴方に見せていたのですから…
真相知りたいのなら是非ここに電話を。

〇※△✖…」

とあり、浩司は動揺、そして背筋が凍った…

あの悪夢を見せられていた!?

そんなことができるかと…

半信半疑になった浩司だが箱の中身がどうも気になり箱を開けることにした。

中には腕時計のような形のような物と説明書があり、「タイムウォッチャー」と言うそのものには時間はもちろんだが赤いボタンと緑のボタンとダイヤルがあり腕時計にしては高級すぎる機能があるのかと勘違いしそうな代物だった。

浩司はまず説明書を手に取り読むことにした。

「(タイムウォッチャー)取り扱い説明書。これは使いようによれば良くも悪くもなるどう使うかはあなた次第。
これを使えば時間を意のままに操ることが可能。
時間を止めたり、時間を巻き戻したり、早くしたり、使い方は様々…
しかし、時間を巻き戻すのはたったの3回だけ。
それ以上使用すると使用が制限され機能しなくなる。
使い方はいたってシンプル赤いボタンを押し、ダイヤルで時間を設定、緑のボタンを押すだけで時間を操ることが可能。
時計の機能はもちろん、気象情報、経路案内までの機能が備わっており、赤と緑のボタンを二つ同時に押すことで目の前にスクリーンが表示されいろんな機能が使用できます。

決して時間の巻き戻しは3回以上はしないように…」

と、説明が長いなと感じながらもこの不思議なものに浩司は興味が湧いていた。

そして浩司はそれを恐る恐る腕に付けることにした。

すると付けた途端に、

「No.13岸本浩司ID確認しました」

と、それが喋って浩司は唖然とした…

手に付けて早速浩司は時間を早めようと赤いボタンを押し、ダイヤルを回し出した。   
ダイヤルを回すとごとに5分ずつ進み、浩司は30分早めることにしてダイヤルを回し、緑のボタンを押そうとして手を止めた…
これは単なるイタズラかもしれない、こんな便利な機能のものを平凡な高校生にプレゼントされるものなのかと浩司の頭の中で不安がよぎる。
この「タイムウォッチャー」で本当に時間を操ることが可能なのか不思議な気持ちな反面浩司にはあの夢がわざと見せられていたことが気なっていて真相が知りたくなっていた…

「これ…押すしかないよな…」

そう呟き浩司は緑のボタンを押した…

すると浩司はいつの間にか携帯を手に取り知らない番号を入力していた…

「誰の番号だよ…」

と浩司は携帯を閉じようとした時その答えはあった。

封筒である。

中にはまだもう1枚紙がありそれは名刺だった…

「SAI所属No.1 ロマノフ・ゾイド 」
「通称クロノス」
とあり、下に電話番号が記されていた

浩司はその番号を自分の携帯で入力していたことに気が付いたと同時に周りが散らかっていることに気がつく…
しかし浩司自身は散らかした記憶は無かった
けど明からに自分がしたであろうと、そのままにしていた…
 
そして浩司は不安になりながら入力した番号に電話するのだった…
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