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10. ニワトリ、ヤマモモ
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ちょっと進んで、初夏ぐらいの季節。
あれからドドンゴがまた来て、芋、ジャガイモとサツマイモを持ってきてくれた。
少数を試食用に回して、あとは種芋にすることにした。すでに空き地を耕して植えてある。
鶏小屋には五羽のニワトリがいて、卵を産むようになった。
ヒヨコだと雌雄が分かりにくいけど、ニワトリになっていれば見ればすぐ分かる。
ドドンゴが滞在している日に試食会をした。ジャガイモとサツマイモの味は、塩を振って焼いただけだけど、どちらも好評だった。
ドドンゴには新しく思いついたいくつかの種か苗を買ってきてもらうことにした。
何かはまだ秘密だ。
ドドンゴが帰ってすぐ、最初に卵を産んだその日。
朝から俺はニワトリの様子を見に行ってきた。
木の産卵箱を設置してある鶏小屋には、思った通り卵が三つ転がっていた。
一羽は産まなかったようだ。
品種改良の進んだ現代日本ではないので、日によって卵を産まない個体もあるらしい。
「では、さっそくいただいて、すみませんね。卵もらいますよっと」
ニワトリに声をかけながら卵を拾った。
特に攻撃してくるでもなく、卵を積極的に守るでもなく、普通に卵をくれた。
俺は卵は目玉焼き派ではなく、卵焼き派というかオムレツ派だ。
母親が朝ごはんの薄焼きパンを作った後、フライパンで普通に塩味のオムレツもどきを作った。
胡椒が欲しい。そしてバターと牛乳も欲しい。
俺はあまり料理ができないが、まぁこれくらいは見様見真似でも大丈夫。
「おお、卵焼きかな」
「うん。オムレツだよ」
オムレツと言いつつ、見た目は完全にスクランブルエッグみたいになっていた。
「えっと混ぜ卵焼きかな」
「なるほど。ではいただきます。……うむ、うまい」
父ちゃんは抑揚をつけて頷くと、卵焼きを食べた。
母ちゃんは何も言わなかったけど、卵焼きを食べて、その美味しさに目を丸くしていた。
「うまいな。これならもっと食べたくなるな」
「そうねあなた」
母ちゃんも増やすのに賛成らしい。
オスメスの二羽を隔離して、ニワトリを増やす係にすることになった。
ほかのメスが産んだ卵はご飯用になる。
卵かけごはんに醤油をかけて食べるとかも好きだし、すき焼きに生卵を使うのも好きなんだが、サルモネラ菌も怖い。
ただ異世界はなぜかそういうところは割とイージーというかそこまで問題ないらしいので、機会があったら挑戦してみるかもしれない。
イージーといえば、この世界では害虫が少ない。かなり助かっている。農薬の無い世界なので、虫取りとか大変だと思うかもしれないが、そもそも虫が少なかった。
ハチがいるように、ハチもアリもいるけど、虫による食害はあまり発生しない。
畑だけでなく、周りも森で、食べ物がたくさんあるからだと勝手に思っている。
山ではヤマモモの実が熟す時期になった。この里山では何本かまばらに自生していて、おばばと一緒に行ったときに、子供たち総出で回収した。
普通サイズになる木で、実は赤で一、二センチぐらいで野イチゴみたいに小さな粒がたくさん集まったような形をしている。
大量に集まるので、壺に二つ分ぐらいになった。
そうそう、よくコケモモと名前を間違えられるがコケモモは高山植物でサクランボみたいな実を少しつける。違う植物だ。
ローグ系のゲームで食料として出てくるので知っている人は名前を知ってる、アレ的なのがコケモモだ。
ヤマモモの味は少しだけ渋みというかなんか変な味もするけど、おおかた木の実っぽい味だ。
美味しいとまでは言えないけど、まずいとも言えない。
たぶん町の人たちなら、珍しいから一回ぐらいは食べると思う。
蜂蜜を初収穫した。現代では人工的に巣のハニカムを作ってそれを遠心分離器で取るんだけど、そんな便利なものは異世界には無い。
ハニカムを手作りするなんてかなりの難易度なので、古典的手法をとる。
すなわち、巣箱からハチが自分で作り上げた巣を壊して、それを絞るという方法だ。
巣が半壊するけど仕方がない。全部取ってハチに逃げられないように、気をつけた。
うちのハチは攻撃的でないともう知っているので、煙も使っていない。
一口なめてみる。甘い。
あ、ドロシーがほしそうにしている。
あ、リズの口からよだれが。
二人にも一口だけあげる。
「貴重品だからちょっとだけだよ」
「ありがとう、ブラン」
「にゃあああ、ありがとうぉ」
「美味しいぃぃいいい」
「甘いにゃああああ」
二人は大変喜んでいた。
ヤマモモを小川の水で綺麗に洗う。ごみが入っていると後で目立つと思うから。
虫は少ないけど、いないわけでもない。傷んでいるのとかも捨てておく。
水を切ったヤマモモと蜂蜜を混ぜて、鍋でぐつぐつ煮た。粒を木しゃもじで潰していく。そう、ヤマモモジャムを作るんだ。
これは試供品で貴族様が気に入れば毎年作ればいいし、気に入らなければもうやらない。
なんでも試してみるに限る。何が流行るかなんて分からない。
ただヤマモモジャムが流行ると、山の中にまばらにある木を何か所も回らないと収穫できなくて面倒くさいな。
「蜂蜜美味しいのにもったいない」
「あぁ蜂蜜が」
「いいのいいの、ジャムも美味しいよ、たぶん」
まぁたぶんなんだよな。まあいいじゃん。変なもの好きな人とかもいるじゃんね。
甘酸っぱい感じのジャムが完成した。砂糖ではなく蜂蜜なので少しだけ違う。
あれからドドンゴがまた来て、芋、ジャガイモとサツマイモを持ってきてくれた。
少数を試食用に回して、あとは種芋にすることにした。すでに空き地を耕して植えてある。
鶏小屋には五羽のニワトリがいて、卵を産むようになった。
ヒヨコだと雌雄が分かりにくいけど、ニワトリになっていれば見ればすぐ分かる。
ドドンゴが滞在している日に試食会をした。ジャガイモとサツマイモの味は、塩を振って焼いただけだけど、どちらも好評だった。
ドドンゴには新しく思いついたいくつかの種か苗を買ってきてもらうことにした。
何かはまだ秘密だ。
ドドンゴが帰ってすぐ、最初に卵を産んだその日。
朝から俺はニワトリの様子を見に行ってきた。
木の産卵箱を設置してある鶏小屋には、思った通り卵が三つ転がっていた。
一羽は産まなかったようだ。
品種改良の進んだ現代日本ではないので、日によって卵を産まない個体もあるらしい。
「では、さっそくいただいて、すみませんね。卵もらいますよっと」
ニワトリに声をかけながら卵を拾った。
特に攻撃してくるでもなく、卵を積極的に守るでもなく、普通に卵をくれた。
俺は卵は目玉焼き派ではなく、卵焼き派というかオムレツ派だ。
母親が朝ごはんの薄焼きパンを作った後、フライパンで普通に塩味のオムレツもどきを作った。
胡椒が欲しい。そしてバターと牛乳も欲しい。
俺はあまり料理ができないが、まぁこれくらいは見様見真似でも大丈夫。
「おお、卵焼きかな」
「うん。オムレツだよ」
オムレツと言いつつ、見た目は完全にスクランブルエッグみたいになっていた。
「えっと混ぜ卵焼きかな」
「なるほど。ではいただきます。……うむ、うまい」
父ちゃんは抑揚をつけて頷くと、卵焼きを食べた。
母ちゃんは何も言わなかったけど、卵焼きを食べて、その美味しさに目を丸くしていた。
「うまいな。これならもっと食べたくなるな」
「そうねあなた」
母ちゃんも増やすのに賛成らしい。
オスメスの二羽を隔離して、ニワトリを増やす係にすることになった。
ほかのメスが産んだ卵はご飯用になる。
卵かけごはんに醤油をかけて食べるとかも好きだし、すき焼きに生卵を使うのも好きなんだが、サルモネラ菌も怖い。
ただ異世界はなぜかそういうところは割とイージーというかそこまで問題ないらしいので、機会があったら挑戦してみるかもしれない。
イージーといえば、この世界では害虫が少ない。かなり助かっている。農薬の無い世界なので、虫取りとか大変だと思うかもしれないが、そもそも虫が少なかった。
ハチがいるように、ハチもアリもいるけど、虫による食害はあまり発生しない。
畑だけでなく、周りも森で、食べ物がたくさんあるからだと勝手に思っている。
山ではヤマモモの実が熟す時期になった。この里山では何本かまばらに自生していて、おばばと一緒に行ったときに、子供たち総出で回収した。
普通サイズになる木で、実は赤で一、二センチぐらいで野イチゴみたいに小さな粒がたくさん集まったような形をしている。
大量に集まるので、壺に二つ分ぐらいになった。
そうそう、よくコケモモと名前を間違えられるがコケモモは高山植物でサクランボみたいな実を少しつける。違う植物だ。
ローグ系のゲームで食料として出てくるので知っている人は名前を知ってる、アレ的なのがコケモモだ。
ヤマモモの味は少しだけ渋みというかなんか変な味もするけど、おおかた木の実っぽい味だ。
美味しいとまでは言えないけど、まずいとも言えない。
たぶん町の人たちなら、珍しいから一回ぐらいは食べると思う。
蜂蜜を初収穫した。現代では人工的に巣のハニカムを作ってそれを遠心分離器で取るんだけど、そんな便利なものは異世界には無い。
ハニカムを手作りするなんてかなりの難易度なので、古典的手法をとる。
すなわち、巣箱からハチが自分で作り上げた巣を壊して、それを絞るという方法だ。
巣が半壊するけど仕方がない。全部取ってハチに逃げられないように、気をつけた。
うちのハチは攻撃的でないともう知っているので、煙も使っていない。
一口なめてみる。甘い。
あ、ドロシーがほしそうにしている。
あ、リズの口からよだれが。
二人にも一口だけあげる。
「貴重品だからちょっとだけだよ」
「ありがとう、ブラン」
「にゃあああ、ありがとうぉ」
「美味しいぃぃいいい」
「甘いにゃああああ」
二人は大変喜んでいた。
ヤマモモを小川の水で綺麗に洗う。ごみが入っていると後で目立つと思うから。
虫は少ないけど、いないわけでもない。傷んでいるのとかも捨てておく。
水を切ったヤマモモと蜂蜜を混ぜて、鍋でぐつぐつ煮た。粒を木しゃもじで潰していく。そう、ヤマモモジャムを作るんだ。
これは試供品で貴族様が気に入れば毎年作ればいいし、気に入らなければもうやらない。
なんでも試してみるに限る。何が流行るかなんて分からない。
ただヤマモモジャムが流行ると、山の中にまばらにある木を何か所も回らないと収穫できなくて面倒くさいな。
「蜂蜜美味しいのにもったいない」
「あぁ蜂蜜が」
「いいのいいの、ジャムも美味しいよ、たぶん」
まぁたぶんなんだよな。まあいいじゃん。変なもの好きな人とかもいるじゃんね。
甘酸っぱい感じのジャムが完成した。砂糖ではなく蜂蜜なので少しだけ違う。
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