24 / 24
最終話 祭壇のトルコ桔梗
しおりを挟む
シゲルは久々に家に戻った。
道子の祭壇には『紫のトルコ桔梗』が献花してある。
道子の一周忌が過ぎて、父は再婚した。
『沢村弘子』と云う人だった。
町の集会所で父は内々で再婚のお披露目をした。
シゲルも出席した。
新しい母はシゲルを見て言った。
「シゲルちゃん?」
「え?」
「覚えてる?」
「・・・はい」
「随分大きく成ったわね。これからよろしくお願いします」
シゲルは黙って俯いている。
弘子はシゲルを見詰めて、
「私ね、・・・あなたが赤ちゃんの時から知ってるのよ」
おわり
この作品は著作権を放棄したものではありません。
道子の祭壇には『紫のトルコ桔梗』が献花してある。
道子の一周忌が過ぎて、父は再婚した。
『沢村弘子』と云う人だった。
町の集会所で父は内々で再婚のお披露目をした。
シゲルも出席した。
新しい母はシゲルを見て言った。
「シゲルちゃん?」
「え?」
「覚えてる?」
「・・・はい」
「随分大きく成ったわね。これからよろしくお願いします」
シゲルは黙って俯いている。
弘子はシゲルを見詰めて、
「私ね、・・・あなたが赤ちゃんの時から知ってるのよ」
おわり
この作品は著作権を放棄したものではありません。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる