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#42 謝罪
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収穫祭の舞踏会の時もそうだったが、顔がいい奴がいい恰好をするともっと良くなるんだな。
「あの……、どう、かな?」
「いいんじゃないか?」
そもそもうちが仕立てた服が似合わないはずがない。皇女のようにお揃いなんて恥ずかしい真似は出来なかったが、きっと皇女もこんな気持ちだったのだろうと思うと、少し複雑な気分になった。まさか主人公のライバル的存在である俺が、よりによってヒーローと同じ気持ちになるなんて、世の中、何が起こるか分からないものだ。
「屋敷の使用人たちも気合を入れてましたしね」
俺の後ろで誇らしげな顔をしているケイシーを白けた目で見て俺はもう一度アルフレッドを見た。
薄水色の髪の毛はきっちりとセットされていて、普段は下ろしている前髪も上がって端正な顔がより整いどこぞの貴公子のようだ。着やせするタイプなのは知っていたが、盛装になると体格の良さが際立って別人に見えないこともない。しかも主役だ。元々目立つタイプだが、今日はずっと注目を浴びるだろう。
だからこそ身なりに関しては手を抜けなかった。使用人たちは主人の息子である俺よりも腕によりをかけたはずだ。俺よりも支度に時間がかかっていた。
「じゃあ、そろそろ行くか」
「…………うん」
こんなにも着飾ったのにアルフレッドの表情は暗いままだった。皇宮での表彰がよほど嫌なのだろう。アルフレッドは学校に転入するときもそうだったが、目立つのを嫌っているところがある。まあ、この顔を持ってれば目立ちたくない、と言うのも分かるが、今回は国の威信にも関わるしさっさと諦めればいいものを。
沈んでいるアルフレッドをよそに馬車は軽快に皇宮へと向かった。
皇宮へと続く道は貴族たちの馬車で混雑していたが、公爵家の紋章という効果は絶大で並んでいる馬車は俺達に道を譲っていく。しかも大体の貴族の馬車は皇宮の門で下ろされるが、三大公爵家のみは中まで通行可能だ。
こんな状態が生まれてた時から続いていたなら、俺が調子に乗るのも無理はない。まあ、それも全て父をはじめとする先祖の方々の功績なわけだが。
それを実績だと思うか否かはその人の性質だ。俺は前者だったわけだが……。
「お前専用の控室が用意されているから、まずはそこにいくぞ」
「……うん。ヴィンスも一緒に居てくれるんだよね?」
不安げにそう尋ねられて、返答に迷う。俺も一緒に行くのは構わないが、アルフレッドの表彰の前に行われることがある。本人には伝えていないが、今回の元凶、皇女の謝罪だ。
アルフレッドが下山してからすぐに皇帝は皇女に対しての処分を決定した。皇位継承権を剥奪の上、権威を乱用した罪として皇宮の北にある白の塔に蟄居が決まった。
これもまたアルフレッドには責任を感じさせてしまうかもしれないと父さんと相談の上、まだ明かされていない。
まあ、さすがの皇女もこれ以上自分の罪を重ねるような真似はしないだろうが、反省しているかどうかも分からない。俺が付いていくほうが得策か。
「どうしてもって言うなら一緒に居てやるよ」
「どうしても!」
即答だった。
皇宮の使用人に案内されてアルフレッドの控室へ向かう。国を救った英雄なだけあって、その控室は皇宮内でも飛び切りいい部屋が用意されていた。それも当然だと思うし、もしもアルフレッドに対して無礼を働くようなら、彼を保護しているシェラード公爵家が抗議するだろうから手を抜くわけにはいかなかった。
俺としては皇女の謝罪がこんな控室で行われることに不満があったけれど、父さんに「平民に頭を下げるだけでも異例なんだから、あちらの顔も立てないといけない」と叱られた。
控室に入ってから程なくして、「ヴィンセント様」とケイシーに耳打ちされる。
「どうした?」
「皇帝陛下がお越しになられます」
ついに来たか。俺は立ち上がって「到着したらすぐに通せ」と伝える。皇帝を待たせるわけにはいかない。俺の態度を見ていたアルフレッドもただ事ではないと察したようで「どうしたの?」と立ち上がる。
「皇帝陛下が来られる。挨拶はちゃんと覚えてるな?」
「う……、うん」
自信なさげな返事に不安しかない。
「帝国の太陽、皇帝陛下がお越しになられました」
その口上と共に扉が開かれる。頭を下げている俺達を見て、皇帝は「そう畏まるな」と言って中に入ってきた。俺がゆっくりと顔を上げると皇帝はこちらを見て微笑んでおり、その後ろには皇女の姿もあった。俺を見るなりに苦々しい顔をする。俺も同じ気分だったが顔には出さなかった。
「君が……、アルフレッド君だね」
「栄光と陽光の象徴たる皇帝陛下に、心より敬意を捧げます。アルフレッド・リース、謹んで拝謁仕ります」
言葉を終えると、彼は深く一礼した。礼儀作法としては完璧とはいえないものの、真摯な姿勢がにじみ出ていた。皇帝は微かに目を細め、その口元に穏やかな笑みを浮かべる。
「うむ、よい挨拶だ。少し硬いが、真心がこもっている」
隣に控えていた皇女は何かを言いかけたが、皇帝の視線に押されて一歩退いた。皇帝は少し視線を横に逸らしてから、再びアルフレッドに向き直る。
「君の行動は帝国の誇りであり、民の希望だ。それゆえ、今日はその功を讃え、礼を尽くさねばならぬ」
皇帝の声には重みがあり、部屋にいる者すべての背筋を自然と伸ばさせた。アルフレッドの手は少し震えていたが、それでも真っ直ぐ皇帝を見据えていた。
「それよりも先に、することがあるな」
皇帝はゆっくりと歩み寄り、アルフレッドの真正面に立った。背後に立つ皇女はうつむき、唇を噛んでいる。室内に沈黙が落ちた。
「……私の娘が、帝国の名を背負いながら、その名に泥を塗るような振る舞いをした。君に対し、計り知れぬ不敬と苦痛を与えたことは、帝の名にかけて許されるものではない」
その声に怒気はない。だが、己の誇りを飲み下して絞り出すような声音に、部屋の空気が重くなる。
「皇族の名を盾に、他者を踏みにじるなど本来あってはならぬこと……君が耐えたもの、その理不尽を、私は決して軽んじはせぬ」
そして皇帝は、ほんのわずかに――誰もが驚くほどに――膝を折った。
「一人の父として、そして一国の君主として、深く詫びる。赦しを乞うつもりはない。ただ、私の非を君に伝えたかった」
一瞬息を呑む。あの帝が、誰かに対して頭を下げるなど、生涯に一度見られるかどうかの光景だった。皇女の謝罪は聞いていたけれど、まさか皇帝が頭を下げるとは思わなかった。思わず隣を見ると、アルフレッドは凍りついたように立ち尽くしていたが、やがてゆっくりと首を横に振った。
「……皇帝陛下、頭をお上げください。謝罪されるような立場に、陛下はございません」
皇帝は顔を上げ、彼の目をじっと見つめた。
「……そう言ってくれることが、どれほど救いとなるか」
皇帝が静かに身を引いたのを合図に、皇女は一歩前に出た。その美しい顔は、普段の気高さと打って変わって、どこか強張っている。今の彼女からは皇女としての誇りより、一人の人間としての迷いが透けて見えた。
彼女は視線を彷徨わせた末に、まっすぐアルフレッドを見た。
「……私、クラリッサ・エーゼル・エルゼイン・オーレニアは……」
その声は震えてはいない。けれど、言葉の選び方に慎重さがにじんでいた。
「あなたに対して、数々の無礼、侮辱、そして……理不尽な命令を繰り返してきたことを、ここに認めます」
室内が静まり返る。アルフレッドは何も言わず、ただじっと皇女を見ている。
「私は、自分が皇女であることを免罪符のように使っていた。あなたの立場や心に思いを致すこともなく、ただ従えとしか言わなかった」
少し言葉を切り、彼女はゆっくりと頭を下げた。
「申し訳なかったわ」
僅かな間、静寂が空間を包む。そしてその重たい空気を破るように、アルフレッドが口を開いた。
「謝罪の言葉で過去が消えるとは思えません。あなたにはたくさん傷つけられたし、俺の大切な人達までをも巻き込んだ。これだけはどんなに謝罪されても許せることではないのです」
厳しい表情をするアルフレッドを見つめる。
「ただ……、あなたの人生を傷つけてしまったことを、俺は生涯忘れません」
ほんのわずかに彼女の肩が震えた。それが演技でないと気づいたのは、皇女の目がほんのりと潤んでいたからだ。
「皇女殿下のご期待に添えれず、申し訳ありませんでした」
ここで互いに和解して大団円、となるはずだった。
「俺、どうしてもヴィンセント様が好きなんです。だからあなたの気持ちには応えられなかった」
衝撃の発言に場が凍るのを感じた。
「すみません!」
おい! 追い打ちを掛けなくてもいいだろ!!!
「あの……、どう、かな?」
「いいんじゃないか?」
そもそもうちが仕立てた服が似合わないはずがない。皇女のようにお揃いなんて恥ずかしい真似は出来なかったが、きっと皇女もこんな気持ちだったのだろうと思うと、少し複雑な気分になった。まさか主人公のライバル的存在である俺が、よりによってヒーローと同じ気持ちになるなんて、世の中、何が起こるか分からないものだ。
「屋敷の使用人たちも気合を入れてましたしね」
俺の後ろで誇らしげな顔をしているケイシーを白けた目で見て俺はもう一度アルフレッドを見た。
薄水色の髪の毛はきっちりとセットされていて、普段は下ろしている前髪も上がって端正な顔がより整いどこぞの貴公子のようだ。着やせするタイプなのは知っていたが、盛装になると体格の良さが際立って別人に見えないこともない。しかも主役だ。元々目立つタイプだが、今日はずっと注目を浴びるだろう。
だからこそ身なりに関しては手を抜けなかった。使用人たちは主人の息子である俺よりも腕によりをかけたはずだ。俺よりも支度に時間がかかっていた。
「じゃあ、そろそろ行くか」
「…………うん」
こんなにも着飾ったのにアルフレッドの表情は暗いままだった。皇宮での表彰がよほど嫌なのだろう。アルフレッドは学校に転入するときもそうだったが、目立つのを嫌っているところがある。まあ、この顔を持ってれば目立ちたくない、と言うのも分かるが、今回は国の威信にも関わるしさっさと諦めればいいものを。
沈んでいるアルフレッドをよそに馬車は軽快に皇宮へと向かった。
皇宮へと続く道は貴族たちの馬車で混雑していたが、公爵家の紋章という効果は絶大で並んでいる馬車は俺達に道を譲っていく。しかも大体の貴族の馬車は皇宮の門で下ろされるが、三大公爵家のみは中まで通行可能だ。
こんな状態が生まれてた時から続いていたなら、俺が調子に乗るのも無理はない。まあ、それも全て父をはじめとする先祖の方々の功績なわけだが。
それを実績だと思うか否かはその人の性質だ。俺は前者だったわけだが……。
「お前専用の控室が用意されているから、まずはそこにいくぞ」
「……うん。ヴィンスも一緒に居てくれるんだよね?」
不安げにそう尋ねられて、返答に迷う。俺も一緒に行くのは構わないが、アルフレッドの表彰の前に行われることがある。本人には伝えていないが、今回の元凶、皇女の謝罪だ。
アルフレッドが下山してからすぐに皇帝は皇女に対しての処分を決定した。皇位継承権を剥奪の上、権威を乱用した罪として皇宮の北にある白の塔に蟄居が決まった。
これもまたアルフレッドには責任を感じさせてしまうかもしれないと父さんと相談の上、まだ明かされていない。
まあ、さすがの皇女もこれ以上自分の罪を重ねるような真似はしないだろうが、反省しているかどうかも分からない。俺が付いていくほうが得策か。
「どうしてもって言うなら一緒に居てやるよ」
「どうしても!」
即答だった。
皇宮の使用人に案内されてアルフレッドの控室へ向かう。国を救った英雄なだけあって、その控室は皇宮内でも飛び切りいい部屋が用意されていた。それも当然だと思うし、もしもアルフレッドに対して無礼を働くようなら、彼を保護しているシェラード公爵家が抗議するだろうから手を抜くわけにはいかなかった。
俺としては皇女の謝罪がこんな控室で行われることに不満があったけれど、父さんに「平民に頭を下げるだけでも異例なんだから、あちらの顔も立てないといけない」と叱られた。
控室に入ってから程なくして、「ヴィンセント様」とケイシーに耳打ちされる。
「どうした?」
「皇帝陛下がお越しになられます」
ついに来たか。俺は立ち上がって「到着したらすぐに通せ」と伝える。皇帝を待たせるわけにはいかない。俺の態度を見ていたアルフレッドもただ事ではないと察したようで「どうしたの?」と立ち上がる。
「皇帝陛下が来られる。挨拶はちゃんと覚えてるな?」
「う……、うん」
自信なさげな返事に不安しかない。
「帝国の太陽、皇帝陛下がお越しになられました」
その口上と共に扉が開かれる。頭を下げている俺達を見て、皇帝は「そう畏まるな」と言って中に入ってきた。俺がゆっくりと顔を上げると皇帝はこちらを見て微笑んでおり、その後ろには皇女の姿もあった。俺を見るなりに苦々しい顔をする。俺も同じ気分だったが顔には出さなかった。
「君が……、アルフレッド君だね」
「栄光と陽光の象徴たる皇帝陛下に、心より敬意を捧げます。アルフレッド・リース、謹んで拝謁仕ります」
言葉を終えると、彼は深く一礼した。礼儀作法としては完璧とはいえないものの、真摯な姿勢がにじみ出ていた。皇帝は微かに目を細め、その口元に穏やかな笑みを浮かべる。
「うむ、よい挨拶だ。少し硬いが、真心がこもっている」
隣に控えていた皇女は何かを言いかけたが、皇帝の視線に押されて一歩退いた。皇帝は少し視線を横に逸らしてから、再びアルフレッドに向き直る。
「君の行動は帝国の誇りであり、民の希望だ。それゆえ、今日はその功を讃え、礼を尽くさねばならぬ」
皇帝の声には重みがあり、部屋にいる者すべての背筋を自然と伸ばさせた。アルフレッドの手は少し震えていたが、それでも真っ直ぐ皇帝を見据えていた。
「それよりも先に、することがあるな」
皇帝はゆっくりと歩み寄り、アルフレッドの真正面に立った。背後に立つ皇女はうつむき、唇を噛んでいる。室内に沈黙が落ちた。
「……私の娘が、帝国の名を背負いながら、その名に泥を塗るような振る舞いをした。君に対し、計り知れぬ不敬と苦痛を与えたことは、帝の名にかけて許されるものではない」
その声に怒気はない。だが、己の誇りを飲み下して絞り出すような声音に、部屋の空気が重くなる。
「皇族の名を盾に、他者を踏みにじるなど本来あってはならぬこと……君が耐えたもの、その理不尽を、私は決して軽んじはせぬ」
そして皇帝は、ほんのわずかに――誰もが驚くほどに――膝を折った。
「一人の父として、そして一国の君主として、深く詫びる。赦しを乞うつもりはない。ただ、私の非を君に伝えたかった」
一瞬息を呑む。あの帝が、誰かに対して頭を下げるなど、生涯に一度見られるかどうかの光景だった。皇女の謝罪は聞いていたけれど、まさか皇帝が頭を下げるとは思わなかった。思わず隣を見ると、アルフレッドは凍りついたように立ち尽くしていたが、やがてゆっくりと首を横に振った。
「……皇帝陛下、頭をお上げください。謝罪されるような立場に、陛下はございません」
皇帝は顔を上げ、彼の目をじっと見つめた。
「……そう言ってくれることが、どれほど救いとなるか」
皇帝が静かに身を引いたのを合図に、皇女は一歩前に出た。その美しい顔は、普段の気高さと打って変わって、どこか強張っている。今の彼女からは皇女としての誇りより、一人の人間としての迷いが透けて見えた。
彼女は視線を彷徨わせた末に、まっすぐアルフレッドを見た。
「……私、クラリッサ・エーゼル・エルゼイン・オーレニアは……」
その声は震えてはいない。けれど、言葉の選び方に慎重さがにじんでいた。
「あなたに対して、数々の無礼、侮辱、そして……理不尽な命令を繰り返してきたことを、ここに認めます」
室内が静まり返る。アルフレッドは何も言わず、ただじっと皇女を見ている。
「私は、自分が皇女であることを免罪符のように使っていた。あなたの立場や心に思いを致すこともなく、ただ従えとしか言わなかった」
少し言葉を切り、彼女はゆっくりと頭を下げた。
「申し訳なかったわ」
僅かな間、静寂が空間を包む。そしてその重たい空気を破るように、アルフレッドが口を開いた。
「謝罪の言葉で過去が消えるとは思えません。あなたにはたくさん傷つけられたし、俺の大切な人達までをも巻き込んだ。これだけはどんなに謝罪されても許せることではないのです」
厳しい表情をするアルフレッドを見つめる。
「ただ……、あなたの人生を傷つけてしまったことを、俺は生涯忘れません」
ほんのわずかに彼女の肩が震えた。それが演技でないと気づいたのは、皇女の目がほんのりと潤んでいたからだ。
「皇女殿下のご期待に添えれず、申し訳ありませんでした」
ここで互いに和解して大団円、となるはずだった。
「俺、どうしてもヴィンセント様が好きなんです。だからあなたの気持ちには応えられなかった」
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「すみません!」
おい! 追い打ちを掛けなくてもいいだろ!!!
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