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何も知らない聖女
犬耳魔族と運動計画
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ガーランド達が、クララの今後についての会議などをしている間、クララは、自分の薬室で、薬の調合に励んでいた。勿論、リリンの監視付きだ。
新しい薬草を手に入れているわけではないので、今までの薬を量産しているだけだ。まだ、魔力注入器を上手く扱えるわけではないので、薬の量産しかしていないのだ。
そんな風に、いつも通りの作業をしていると、薬室の扉がノックされた。今まで、誰かがノックしてきたなんて事は、全く無かったので、クララとリリンは一気に警戒する。
カタリナであれば、ノック無しで入ってくるので、カタリナではないことは確かだった。
「誰なんでしょうか?」
「分かりません。クララさんは、少し奥に移動してください」
リリンは、念のため、クララに薬室の奥に行くよう指示する。クララが移動したことを確認して、リリンは、対応のために扉を開ける。
そこにいたのは、昨日、クララが助けた犬耳の魔族だった。
「あ、あの……ここに聖女さんがいると聞いたのですが……」
「ええ、いますが」
「き、昨日のお礼を言いに来たんです」
リリンは、ジッと犬耳魔族の事を見る。
(……この子の言っている事は本当だと思うけど、念のため用心しておいた方が良さそうですね)
リリンに見られている犬耳魔族は、かなり緊張していた。所属している場所は違うが、リリンは、犬耳魔族にとっては、自分よりも上の地位にいる存在なので、上司を相手にしているかのように感じているのだ。
「軽く両手を広げて貰えますか? 一応、持ち物検査をしておきたいので」
「は、はい!」
犬耳魔族は、言われた通りに両手を広げる。そこに、リリンが服の上から身体を触っていき、クララを害するものを持っていないか確認する。
そのままの身体能力でも、充分にクララを害することが出来るが、武器を持っているかいないかで、リリンの対応の仕方が変わってくる。
「何も持っていないようですね」
「は、はい!」
「では、中にどうぞ」
リリンに促されて、犬耳魔族が中に入っていく。犬耳魔族は、クララの姿を見つけると、パタパタと駆け寄っていく。
「昨日は、ありがとう!」
犬耳魔族はそう言って、クララに勢いよく抱きつく。
「あわわわ……」
突然、犬耳魔族に抱きつかれて、クララは戸惑ってしまっていた。犬耳魔族は、傷も残らずに治った事と死なずに済んだことが、クララのおかげだという事を理解しているので、クララに感謝しているのだ。
クララを抱きしめているのは、その感謝の気持ちを最大限伝えるためだった。その証拠に、犬耳魔族の尻尾が激しく振られている。
(本当に杞憂だったみたいですね。クララさんは戸惑っていますが、しばらくこのままでも大丈夫でしょう)
リリンはそう考えて、今の状況を静観する事にした。そのせいで、クララは犬耳魔族の満足いくまで抱きしめられ続けることになった。
少しして、ようやく落ち着いた犬耳魔族は、クララを離して、対面に座る。
「えっと、初めまして……ではないけど、私の名前はサーファ。犬族のサーファ・フロズヴィトニルだよ。よろしくね!」
サーファは、背中まで伸びる茶色い髪をうなじ付近で二つに束ねている。当然、頭から生える犬耳と尻尾も茶色だ。犬の耳とは別に、人のような耳も生えているため、耳が四つある事になる。
犬族などの獣の特徴を持つ魔族を獣族と呼称する事がある。その獣族の特徴として、身体能力の高さがある。これは、他の魔族よりも二段程上の位置にいる。そして、犬族としての特徴は、嗅覚の鋭さだ。
これらの能力があるが、さすがに飛んでくる魔法を完璧に避けるという事は出来ない。正確に言えば、今のサーファには出来ない。熟達した獣族は、高速で飛んでくる魔法をも避けたという事例がある。サーファも成長していけば、それが可能になるかもしれない。
そんなサーファは、時折、興味深そうに薬室の匂いを嗅いでいた。
「私は、クララ・フリーゲルです」
「うん! 知ってるよ!」
サーファはそう言って、またクララを抱きしめる。リリンのようなキス魔ではないみたいだが、ハグ魔ではあるようだ。
リリンよりも遙かに豊かな胸が顔に押し当てられるので、抱きしめられている間は、クララも少し戸惑ってしまう。
「それじゃあ、これからよろしくね。私は、そろそろ演習があるから行くね」
サーファはそう言って、力一杯クララを抱きしめてから、薬室を出て行った。クララの事を心から信用してくれる魔族が増えた。
「良かったです。クララさんを信用してくれる魔族が増えましたね」
「そ、そうですね……」
力一杯抱きしめられた反動で、ふらふらになっていたクララは力なくそう言った。その直後、薬室の扉がノック無しで開く。
「クララちゃん、今、大丈夫?」
入ってきたのは、会議を終えたカタリナだった。カタリナは、少しだけ扉の外を見てから、クララの方に向かって行く。
「この前、治療した子が来ていたみたいね」
「はい。サーファさんという方です」
「サーファ? 魔王軍に、新しく入ってきた子だったかしら? 結構優秀だって話を聞いたけど、あの子がそうだったのね」
カタリナはそう言うと、少しだけ考え込み始めた。
「カタリナさん?」
話があって来たと思っていたクララは、突然考え込み始めたカタリナに呼び掛ける。
「ああ、ごめんなさい。今日は、一つ提案があって来たのよ」
「提案ですか? なら、薬室じゃなくて、部屋の方に移動しますか?」
「そうね。そっちで座って話しましょう」
クララの部屋に場所を移して、カタリナは、話を始める。
「提案っていうのは、クララちゃんの演習参加よ」
カタリナにそう言われて、クララは身を固くする。
「わ、私が、演習に参加しても、戦闘なんて出来ませんよ」
「分かっているわ。そもそも戦闘に参加して貰うために言っているわけじゃないわ。やって欲しいのは、救護班みたいな感じの事よ。この前みたいに、大怪我をしたら、治療して欲しいの」
カタリナが頼んでいる事は、演習中の救護班になってくれという事だった。サーファのように、浅くない怪我を負うような出来事があった時に、クララのような治療出来る存在がいれば、死亡事故はなくなるという考えだ。
「それなら大丈夫そうです。皆さんのためにもなりますし、頑張ります!」
クララがそう意気込むと、カタリナが優しく微笑み頭を撫でる。
「後、もう一つ話があるのよ」
「もう一つですか?」
「ええ。クララちゃんには……運動をして貰うわ」
「……へ?」
笑顔でそう言うカタリナに、クララは言われた意味が分からないという風に首を傾げる。
「クララちゃんに健康になって貰うために、まず食事と睡眠の改善をしたわ。それは、クララちゃんも分かっているでしょ?」
カタリナの確認に、クララは頷く。クララが攫われてから今日まで、ここ四年間ほどでは、あり得なかった栄養バランスが取れた十分な量の食事と十分な時間の睡眠を取ることが出来た。
そのどれもが、クララを健康にさせるためのものだった。おかげで、クララは少しだけではあるが、身体に肉がつき始めていた。まぁ、これはクララが大食らいだという事も理由にあるのだが。
「いきなり運動も含めちゃうと、逆に体調が悪くなるかもしれなかったから、今までは含めなかったんだけど、最近のクララちゃんを見ていたら、もうそろそろ良いかなって、思ったのよ」
「最近の私ですか?」
最近の自分と言われても、クララに何も思いつかなかった。
「そうよ。自分の事だから、あまり気が付いていないかもだけど、肉と同時に脂肪もつき始めているのよ。それ自体は、全然良いことなんだけど、今のままだとおデブちゃんになっちゃう可能性があるわ。ほっぺもこんなにぷにぷにになっちゃって」
カタリナはそう言って、クララの頬を軽く揉む。
「ちょっと食べ過ぎかもしれないわね。少し量を減らそうかしら」
「え……?」
クララは、この世の終わりかのような顔をする。大食らいのクララにとって、食事は何よりの楽しみだった。その量が減るというのは、自身の命が削られるかのような出来事なのだった。
「……もし、減らされたくなかったら、きちんと運動してくれる? 適度な運動で脂肪を減らして、筋肉を付けて貰いたいのよ。さっきも言ったけど、おデブちゃんは嫌でしょ?」
「…………はい」
運動が得意ではないクララは、少し目線を逸らして返事をした。カタリナは、クララの様子からその事を悟る。
「リリン、きちんと運動させなさい」
「かしこまりました」
心配になったカタリナは、リリンにしっかりと運動をさせるように命じる。リリンは、すぐに承諾する。
「運動は毎日やりなさい。使える日は、演習場を使ってやるといいわ。あそこなら、好きに走れるでしょう。それ以外は、ここでの筋トレね」
カタリナにそう言われ、クララは見て分かるくらいに嫌な顔をする。
「ご飯抜くわよ?」
「慈悲はありませんよ」
カタリナとリリンの有無を言わせぬ圧によって、クララは渋々頷いた。
「じゃあ、早速明日からやりなさい。良いわね?」
「はい」
こうして、クララの運動計画がスタートした。
新しい薬草を手に入れているわけではないので、今までの薬を量産しているだけだ。まだ、魔力注入器を上手く扱えるわけではないので、薬の量産しかしていないのだ。
そんな風に、いつも通りの作業をしていると、薬室の扉がノックされた。今まで、誰かがノックしてきたなんて事は、全く無かったので、クララとリリンは一気に警戒する。
カタリナであれば、ノック無しで入ってくるので、カタリナではないことは確かだった。
「誰なんでしょうか?」
「分かりません。クララさんは、少し奥に移動してください」
リリンは、念のため、クララに薬室の奥に行くよう指示する。クララが移動したことを確認して、リリンは、対応のために扉を開ける。
そこにいたのは、昨日、クララが助けた犬耳の魔族だった。
「あ、あの……ここに聖女さんがいると聞いたのですが……」
「ええ、いますが」
「き、昨日のお礼を言いに来たんです」
リリンは、ジッと犬耳魔族の事を見る。
(……この子の言っている事は本当だと思うけど、念のため用心しておいた方が良さそうですね)
リリンに見られている犬耳魔族は、かなり緊張していた。所属している場所は違うが、リリンは、犬耳魔族にとっては、自分よりも上の地位にいる存在なので、上司を相手にしているかのように感じているのだ。
「軽く両手を広げて貰えますか? 一応、持ち物検査をしておきたいので」
「は、はい!」
犬耳魔族は、言われた通りに両手を広げる。そこに、リリンが服の上から身体を触っていき、クララを害するものを持っていないか確認する。
そのままの身体能力でも、充分にクララを害することが出来るが、武器を持っているかいないかで、リリンの対応の仕方が変わってくる。
「何も持っていないようですね」
「は、はい!」
「では、中にどうぞ」
リリンに促されて、犬耳魔族が中に入っていく。犬耳魔族は、クララの姿を見つけると、パタパタと駆け寄っていく。
「昨日は、ありがとう!」
犬耳魔族はそう言って、クララに勢いよく抱きつく。
「あわわわ……」
突然、犬耳魔族に抱きつかれて、クララは戸惑ってしまっていた。犬耳魔族は、傷も残らずに治った事と死なずに済んだことが、クララのおかげだという事を理解しているので、クララに感謝しているのだ。
クララを抱きしめているのは、その感謝の気持ちを最大限伝えるためだった。その証拠に、犬耳魔族の尻尾が激しく振られている。
(本当に杞憂だったみたいですね。クララさんは戸惑っていますが、しばらくこのままでも大丈夫でしょう)
リリンはそう考えて、今の状況を静観する事にした。そのせいで、クララは犬耳魔族の満足いくまで抱きしめられ続けることになった。
少しして、ようやく落ち着いた犬耳魔族は、クララを離して、対面に座る。
「えっと、初めまして……ではないけど、私の名前はサーファ。犬族のサーファ・フロズヴィトニルだよ。よろしくね!」
サーファは、背中まで伸びる茶色い髪をうなじ付近で二つに束ねている。当然、頭から生える犬耳と尻尾も茶色だ。犬の耳とは別に、人のような耳も生えているため、耳が四つある事になる。
犬族などの獣の特徴を持つ魔族を獣族と呼称する事がある。その獣族の特徴として、身体能力の高さがある。これは、他の魔族よりも二段程上の位置にいる。そして、犬族としての特徴は、嗅覚の鋭さだ。
これらの能力があるが、さすがに飛んでくる魔法を完璧に避けるという事は出来ない。正確に言えば、今のサーファには出来ない。熟達した獣族は、高速で飛んでくる魔法をも避けたという事例がある。サーファも成長していけば、それが可能になるかもしれない。
そんなサーファは、時折、興味深そうに薬室の匂いを嗅いでいた。
「私は、クララ・フリーゲルです」
「うん! 知ってるよ!」
サーファはそう言って、またクララを抱きしめる。リリンのようなキス魔ではないみたいだが、ハグ魔ではあるようだ。
リリンよりも遙かに豊かな胸が顔に押し当てられるので、抱きしめられている間は、クララも少し戸惑ってしまう。
「それじゃあ、これからよろしくね。私は、そろそろ演習があるから行くね」
サーファはそう言って、力一杯クララを抱きしめてから、薬室を出て行った。クララの事を心から信用してくれる魔族が増えた。
「良かったです。クララさんを信用してくれる魔族が増えましたね」
「そ、そうですね……」
力一杯抱きしめられた反動で、ふらふらになっていたクララは力なくそう言った。その直後、薬室の扉がノック無しで開く。
「クララちゃん、今、大丈夫?」
入ってきたのは、会議を終えたカタリナだった。カタリナは、少しだけ扉の外を見てから、クララの方に向かって行く。
「この前、治療した子が来ていたみたいね」
「はい。サーファさんという方です」
「サーファ? 魔王軍に、新しく入ってきた子だったかしら? 結構優秀だって話を聞いたけど、あの子がそうだったのね」
カタリナはそう言うと、少しだけ考え込み始めた。
「カタリナさん?」
話があって来たと思っていたクララは、突然考え込み始めたカタリナに呼び掛ける。
「ああ、ごめんなさい。今日は、一つ提案があって来たのよ」
「提案ですか? なら、薬室じゃなくて、部屋の方に移動しますか?」
「そうね。そっちで座って話しましょう」
クララの部屋に場所を移して、カタリナは、話を始める。
「提案っていうのは、クララちゃんの演習参加よ」
カタリナにそう言われて、クララは身を固くする。
「わ、私が、演習に参加しても、戦闘なんて出来ませんよ」
「分かっているわ。そもそも戦闘に参加して貰うために言っているわけじゃないわ。やって欲しいのは、救護班みたいな感じの事よ。この前みたいに、大怪我をしたら、治療して欲しいの」
カタリナが頼んでいる事は、演習中の救護班になってくれという事だった。サーファのように、浅くない怪我を負うような出来事があった時に、クララのような治療出来る存在がいれば、死亡事故はなくなるという考えだ。
「それなら大丈夫そうです。皆さんのためにもなりますし、頑張ります!」
クララがそう意気込むと、カタリナが優しく微笑み頭を撫でる。
「後、もう一つ話があるのよ」
「もう一つですか?」
「ええ。クララちゃんには……運動をして貰うわ」
「……へ?」
笑顔でそう言うカタリナに、クララは言われた意味が分からないという風に首を傾げる。
「クララちゃんに健康になって貰うために、まず食事と睡眠の改善をしたわ。それは、クララちゃんも分かっているでしょ?」
カタリナの確認に、クララは頷く。クララが攫われてから今日まで、ここ四年間ほどでは、あり得なかった栄養バランスが取れた十分な量の食事と十分な時間の睡眠を取ることが出来た。
そのどれもが、クララを健康にさせるためのものだった。おかげで、クララは少しだけではあるが、身体に肉がつき始めていた。まぁ、これはクララが大食らいだという事も理由にあるのだが。
「いきなり運動も含めちゃうと、逆に体調が悪くなるかもしれなかったから、今までは含めなかったんだけど、最近のクララちゃんを見ていたら、もうそろそろ良いかなって、思ったのよ」
「最近の私ですか?」
最近の自分と言われても、クララに何も思いつかなかった。
「そうよ。自分の事だから、あまり気が付いていないかもだけど、肉と同時に脂肪もつき始めているのよ。それ自体は、全然良いことなんだけど、今のままだとおデブちゃんになっちゃう可能性があるわ。ほっぺもこんなにぷにぷにになっちゃって」
カタリナはそう言って、クララの頬を軽く揉む。
「ちょっと食べ過ぎかもしれないわね。少し量を減らそうかしら」
「え……?」
クララは、この世の終わりかのような顔をする。大食らいのクララにとって、食事は何よりの楽しみだった。その量が減るというのは、自身の命が削られるかのような出来事なのだった。
「……もし、減らされたくなかったら、きちんと運動してくれる? 適度な運動で脂肪を減らして、筋肉を付けて貰いたいのよ。さっきも言ったけど、おデブちゃんは嫌でしょ?」
「…………はい」
運動が得意ではないクララは、少し目線を逸らして返事をした。カタリナは、クララの様子からその事を悟る。
「リリン、きちんと運動させなさい」
「かしこまりました」
心配になったカタリナは、リリンにしっかりと運動をさせるように命じる。リリンは、すぐに承諾する。
「運動は毎日やりなさい。使える日は、演習場を使ってやるといいわ。あそこなら、好きに走れるでしょう。それ以外は、ここでの筋トレね」
カタリナにそう言われ、クララは見て分かるくらいに嫌な顔をする。
「ご飯抜くわよ?」
「慈悲はありませんよ」
カタリナとリリンの有無を言わせぬ圧によって、クララは渋々頷いた。
「じゃあ、早速明日からやりなさい。良いわね?」
「はい」
こうして、クララの運動計画がスタートした。
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