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魔族の聖女
結婚式
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ドレスの準備を終えたクララ達は、それぞれの待機室で出番を待つ。クララもちょっとドキドキとしていると、扉が開いて、カタリナが入ってくる。
「クララちゃん。行くわよ」
「はい」
クララは立ち上がって、カタリナの元に向かう。そして、カタリナの手を借りながら、ゆっくりと魔王城の外へと歩き始めた。
「改めて確認するけど、クララちゃんが先に入場。リリンとサーファが、それぞれに入場して、指輪を渡していく事になるわ。クララちゃんがリリンに、リリンがサーファに、サーファがクララちゃんに指輪を填めてキスをする。これで式は終わりよ。でも、皆が祝いの言葉を投げかけたいだろうから、その場で皆に手を振ってくれる?」
「分かりました」
「その後は、街の皆には悪いけど、私達とメイリー達やサラ達も合わせて、魔王城で食事会があるから。その時はドレスからいつもの服に着替えて貰うわ」
「サラ達も一緒に良いんですか?」
「ええ。クララちゃんの友人だからね。さっ、そろそろ壇上に上るわよ。ベールを降ろすから、頭を下げてくれる?」
「はい」
クララが少し頭を傾けると、カタリナがベールを降ろす。クララの視界が少しだけ悪くなる。そして、カタリナの手に惹かれながら、壇上に上がっていく。
「何だか、前と違います」
「マーガレットがデザインしてくれたのよ」
「後でお礼を言わないとですね」
「きっと喜ぶわ」
そんな短い会話が終わると同時に、クララの視界に街並みが見えてくる。前にも見た景色だと思っていたクララは、ベール越しに見えてきたものに驚いた。
街並みが白い花で染まっており、前よりも魔族の数が多くなっていたからだ。近隣の街だけで無く、他の街からもクララを祝うためにデズモニアに来ているのだった。
そして、壇上の横には、ガーランド、アーマルド、サラ、アリエス、エリノラ、メイリー、ニャミーが席に座っていた。メイリーに関しては、水の入った大きめの瓶に入っている。エリノラやメイリーは、クララに向かって手を振ったりと馴染んでいるが、サラ、アリエス、ニャミーは、かなり緊張していた。
(あっ、ここに呼んだら、ガーランドさんと並ぶ事になるのか。ニャミーさんとかには、ちょっとだけ悪い事しちゃったかも)
魔王であるガーランドと並ぶというのは、魔族達にとって光栄であると同時に、何か粗相をしたらどうしようという気持ちが大きい。それを失念していたため、クララは、少し申し訳なく思いつつ、ちゃんと来てくれた事を嬉しく思っていた。
クララの姿が見えると、魔族達から歓声が上がる。その音は、人数の違いからか、前よりも大きくクララの身体を衝撃が襲ってきた。クララが軽く手を振ると、歓声がさらに大きくなる。
そのタイミングで、リリンが上がってきた。リリンは、マーガレットに付き添われている。クララと同じくベールを降ろされているので、顔は見えにくい。さらに続いて、ユーリーに付き添われたサーファも上がってきた。
二人の知名度は、クララよりもないというより、ほぼ無に等しい。だが、それでも魔族達の歓声は大きくなった。
「うわぁ……前よりも多いね」
「はい。ちょっとびっくりしちゃいました」
「クララさんの人気が分かりますね」
クララ達が並んでいるところに、指輪を持ったカタリナが近づいていく。
『ただいまより、指輪渡しの儀を行います』
唐突にベルフェゴールの声が響いてきて、クララは少し驚いた。周囲を見てもベルフェゴールはいないので、どこにいるのだろうと気になっていた。
「下で司会をしているわ」
クララが気にしているようだったので、カタリナが小さい声でそう言いながら、指輪を差し出す。それを受け取ったクララは、横にいるリリンと向き合う。そして、リリンが差し出す左薬指に填める。そして、リリンのベールを上げる。リリンの美貌に、ため息が溢れる音が、至る所から聞こえてきた。
そのままではキスは出来ないので、リリンもクララのベールを上げる。すると、あちこちから黄色い声が聞こえてくる。クララの可愛さは、この前の宴でも知っていたが、結婚式用におめかししたクララは、それを遙かに超えていたからだ。
その声を聞きながら、リリンが少し身体を屈めて、クララが背伸びをし、キスをする。三秒程口を付けてから離し、サーファと場所を交換する。
リリンがカタリナから受け取った指輪をサーファの左薬指に填める。そして、唯一上がっていないサーファのベールを、リリンが上げる。すると、クララの時以上に黄色い声が上がった。今のサーファは、ユーリーによって、その魅力を前面に出されている。前の宴の時とは、印象が変わる程の妖艶さを醸し出していれば、そうなるのも仕方ないだろう。サーファは、緊張しながら顔を近づけていく。リリンは、そんなサーファに微笑みながら、サーファの頬に手を添えてキスをする。ピクッとサーファが反応するが、リリンはサーファを逃がさず、三秒程キスを続けた。
「今度は、サーファからクララさんにしてあげてください」
顔を離す際に、リリンからそう言われる。若干の恥ずかしさは、まだあるが、愛の証のようなところはあるので、自分からも出来るようになりたいとは思っていた。
リリンとクララが場所を入れ替える。クララはニコニコとしながら、左手をサーファに差し出す。サーファは、カタリナから受け取った指輪を、クララの薬指に填める。
そして、クララはサーファに向かって顔を向ける。サーファからキスをしてくれるのを待っていた。サーファは、意を決して、クララにキスをする。クララとリリンがしていた通り、三秒程キスを続けた。
クララとサーファが唇を離したところで、拍手喝采の嵐がデズモニアに響き渡った。クララ達は、そんな皆に手を振っていく。それだけで、さらに喝采が上がる。もはや、サーファですら、何を言っているのか聞き取ることは出来なかった。
そして、一瞬静まったと思うと、魔族達が空に向かって何かを投げた。それは、街中に飾られていたのと同じ白い花だった。クララ達の視界が、一気に白い花畑へと変化する。
「わぁ……凄いです! 沢山の花ですよ!」
「そうですね。ここまでの花を集めた事にも驚きですが、このような演出をして下さるのは、さらに驚きました」
「いつもの街が、ここまで変わるなんて、思わなかったね。本当に凄いよ」
この演出には、全員が驚いていた。普段見慣れた景色が、一気に別の景色に変わるのは、それだけ衝撃が強いという事だ。
「あの演出を考えたのは、ベルフェゴールなのよ」
「えっ!? そうなんですか!?」
まさかベルフェゴールが、ここに絡んでくるとは思っておらず、クララは再び驚いていた。
「ベルフェゴールから、あなた達へのささやかな祝福みたいよ」
「後でお礼を言わないといけませんね」
「はい!」
「それじゃあ、ここで退場よ。リリンとサーファは、それぞれマーガレット達に付いていって。ドレスから普段の服に着替えて頂戴。クララちゃんは、私がするわ。最後に皆に手を振ってくれる?」
「分かりました」
クララはそう返事をして、皆に大きく手を振る。すると、クララ達のいる壇上が揺れる程の大きな歓声が響き渡った。そして、そのままクララ達は壇上から退場する。
『これにて、魔聖女様の結婚式を終えます。ですが、本日はおめでたい日という事もあり、皆様にも魔王様からお酒や食事が振る舞われます。是非お楽しみ下さい』
そんなアナウンスを聞きつつ、クララはカタリナと一緒に魔王城へと戻っていった。
「クララちゃん。行くわよ」
「はい」
クララは立ち上がって、カタリナの元に向かう。そして、カタリナの手を借りながら、ゆっくりと魔王城の外へと歩き始めた。
「改めて確認するけど、クララちゃんが先に入場。リリンとサーファが、それぞれに入場して、指輪を渡していく事になるわ。クララちゃんがリリンに、リリンがサーファに、サーファがクララちゃんに指輪を填めてキスをする。これで式は終わりよ。でも、皆が祝いの言葉を投げかけたいだろうから、その場で皆に手を振ってくれる?」
「分かりました」
「その後は、街の皆には悪いけど、私達とメイリー達やサラ達も合わせて、魔王城で食事会があるから。その時はドレスからいつもの服に着替えて貰うわ」
「サラ達も一緒に良いんですか?」
「ええ。クララちゃんの友人だからね。さっ、そろそろ壇上に上るわよ。ベールを降ろすから、頭を下げてくれる?」
「はい」
クララが少し頭を傾けると、カタリナがベールを降ろす。クララの視界が少しだけ悪くなる。そして、カタリナの手に惹かれながら、壇上に上がっていく。
「何だか、前と違います」
「マーガレットがデザインしてくれたのよ」
「後でお礼を言わないとですね」
「きっと喜ぶわ」
そんな短い会話が終わると同時に、クララの視界に街並みが見えてくる。前にも見た景色だと思っていたクララは、ベール越しに見えてきたものに驚いた。
街並みが白い花で染まっており、前よりも魔族の数が多くなっていたからだ。近隣の街だけで無く、他の街からもクララを祝うためにデズモニアに来ているのだった。
そして、壇上の横には、ガーランド、アーマルド、サラ、アリエス、エリノラ、メイリー、ニャミーが席に座っていた。メイリーに関しては、水の入った大きめの瓶に入っている。エリノラやメイリーは、クララに向かって手を振ったりと馴染んでいるが、サラ、アリエス、ニャミーは、かなり緊張していた。
(あっ、ここに呼んだら、ガーランドさんと並ぶ事になるのか。ニャミーさんとかには、ちょっとだけ悪い事しちゃったかも)
魔王であるガーランドと並ぶというのは、魔族達にとって光栄であると同時に、何か粗相をしたらどうしようという気持ちが大きい。それを失念していたため、クララは、少し申し訳なく思いつつ、ちゃんと来てくれた事を嬉しく思っていた。
クララの姿が見えると、魔族達から歓声が上がる。その音は、人数の違いからか、前よりも大きくクララの身体を衝撃が襲ってきた。クララが軽く手を振ると、歓声がさらに大きくなる。
そのタイミングで、リリンが上がってきた。リリンは、マーガレットに付き添われている。クララと同じくベールを降ろされているので、顔は見えにくい。さらに続いて、ユーリーに付き添われたサーファも上がってきた。
二人の知名度は、クララよりもないというより、ほぼ無に等しい。だが、それでも魔族達の歓声は大きくなった。
「うわぁ……前よりも多いね」
「はい。ちょっとびっくりしちゃいました」
「クララさんの人気が分かりますね」
クララ達が並んでいるところに、指輪を持ったカタリナが近づいていく。
『ただいまより、指輪渡しの儀を行います』
唐突にベルフェゴールの声が響いてきて、クララは少し驚いた。周囲を見てもベルフェゴールはいないので、どこにいるのだろうと気になっていた。
「下で司会をしているわ」
クララが気にしているようだったので、カタリナが小さい声でそう言いながら、指輪を差し出す。それを受け取ったクララは、横にいるリリンと向き合う。そして、リリンが差し出す左薬指に填める。そして、リリンのベールを上げる。リリンの美貌に、ため息が溢れる音が、至る所から聞こえてきた。
そのままではキスは出来ないので、リリンもクララのベールを上げる。すると、あちこちから黄色い声が聞こえてくる。クララの可愛さは、この前の宴でも知っていたが、結婚式用におめかししたクララは、それを遙かに超えていたからだ。
その声を聞きながら、リリンが少し身体を屈めて、クララが背伸びをし、キスをする。三秒程口を付けてから離し、サーファと場所を交換する。
リリンがカタリナから受け取った指輪をサーファの左薬指に填める。そして、唯一上がっていないサーファのベールを、リリンが上げる。すると、クララの時以上に黄色い声が上がった。今のサーファは、ユーリーによって、その魅力を前面に出されている。前の宴の時とは、印象が変わる程の妖艶さを醸し出していれば、そうなるのも仕方ないだろう。サーファは、緊張しながら顔を近づけていく。リリンは、そんなサーファに微笑みながら、サーファの頬に手を添えてキスをする。ピクッとサーファが反応するが、リリンはサーファを逃がさず、三秒程キスを続けた。
「今度は、サーファからクララさんにしてあげてください」
顔を離す際に、リリンからそう言われる。若干の恥ずかしさは、まだあるが、愛の証のようなところはあるので、自分からも出来るようになりたいとは思っていた。
リリンとクララが場所を入れ替える。クララはニコニコとしながら、左手をサーファに差し出す。サーファは、カタリナから受け取った指輪を、クララの薬指に填める。
そして、クララはサーファに向かって顔を向ける。サーファからキスをしてくれるのを待っていた。サーファは、意を決して、クララにキスをする。クララとリリンがしていた通り、三秒程キスを続けた。
クララとサーファが唇を離したところで、拍手喝采の嵐がデズモニアに響き渡った。クララ達は、そんな皆に手を振っていく。それだけで、さらに喝采が上がる。もはや、サーファですら、何を言っているのか聞き取ることは出来なかった。
そして、一瞬静まったと思うと、魔族達が空に向かって何かを投げた。それは、街中に飾られていたのと同じ白い花だった。クララ達の視界が、一気に白い花畑へと変化する。
「わぁ……凄いです! 沢山の花ですよ!」
「そうですね。ここまでの花を集めた事にも驚きですが、このような演出をして下さるのは、さらに驚きました」
「いつもの街が、ここまで変わるなんて、思わなかったね。本当に凄いよ」
この演出には、全員が驚いていた。普段見慣れた景色が、一気に別の景色に変わるのは、それだけ衝撃が強いという事だ。
「あの演出を考えたのは、ベルフェゴールなのよ」
「えっ!? そうなんですか!?」
まさかベルフェゴールが、ここに絡んでくるとは思っておらず、クララは再び驚いていた。
「ベルフェゴールから、あなた達へのささやかな祝福みたいよ」
「後でお礼を言わないといけませんね」
「はい!」
「それじゃあ、ここで退場よ。リリンとサーファは、それぞれマーガレット達に付いていって。ドレスから普段の服に着替えて頂戴。クララちゃんは、私がするわ。最後に皆に手を振ってくれる?」
「分かりました」
クララはそう返事をして、皆に大きく手を振る。すると、クララ達のいる壇上が揺れる程の大きな歓声が響き渡った。そして、そのままクララ達は壇上から退場する。
『これにて、魔聖女様の結婚式を終えます。ですが、本日はおめでたい日という事もあり、皆様にも魔王様からお酒や食事が振る舞われます。是非お楽しみ下さい』
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