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知らなかった世界
師匠と弟子の再会
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水琴を探して走り続けていたアリスは、空を見て歯噛みした。その理由は、空が暗くなりかけていたからだ。
(夜になりかけている。ここまでの森の中で水琴の反応はない。つまり、本当に崖の下に落ちている可能性が高いわね。ここまで崖を遠く感じるなんて……裏世界での活動は、人の状態でしかしていなかったから、距離の認識が甘くなっていたかもしれないわね)
そんなアリスの視界に森が途切れている場所が見えてきた。そこを抜けると、目的地である崖に出た。
「ふぅ……ようやく着いたわね……」
アリスは、息切れを起こしながら、崖の下を覗く。アリスの視界には、水琴の姿は映らない。だが、一つだけ自然に出来たものではないものが見えていた。
「あれは……水琴の血?」
アリスは、身体中の血液が氷水になったかのような感覚に襲われる。最悪の想像が頭を駆け巡るが、すぐに首を横に振って最悪を追い出した。
崖の出っ張りを利用しながら降りていき、それ以上は出っ張りがないというところまで着く。
「【浮遊】」
『浮遊』の魔法を自分に掛けて、崖から飛び降りる。この『浮遊』は完全なものではない。一定時間だけ浮く事が出来るが、時間経過で重力に引かれてゆっくりと落ちる。滑空と似たようなものだ。ただ重力に引かれて落ちる速度は、ほんの少しずつ早くなるので、落ちる距離は考えておかなければ地面と激突する事になる。
ゆっくりと落ちていったアリスは、しっかりと着地した。いくら猫と言えど、高い場所から飛び降りれば死ぬ可能性があるのは変わらない。その事をアリスもしっかりと認識していた。
地面に着いたアリスは、すぐに水琴の血がある場所まで向かう。
「水琴の血ね……崖まで続いているけど、それ以外に血は落ちてない。つまり、ここで止血をしたという事ね」
口に出して状況を整理しつつ、周りを見回す。すると、アリスは水琴の足跡を発見した。
「この方角……東ね。水琴は、私も東に行っている判断したみたいね。確かに、水琴が飛ばされた方角が大体でも分かっていなかったら、私は東方面に向かいつつ水琴を捜索していたかもしれないわね……ここで食い違いが起きてしまった……水琴の負傷具合によるけれど、血が固まっている事から時間は結構経っていると分かる。距離は離れているでしょうね……風竜がいた事で、ここら辺の生態も崩れているでしょうし、水琴の身が危ないわ。早く合流しないと」
すぐに森に入ろうとしたアリスだったが、上空から気配を感じて、即座に上を向く。また風竜が来たのかと思ったので、その動きは素早かった。そして、上を向いて固まった。そこには、空から降ってきた女性がいたからだ。
「ん? あっ! 師匠でしょ!? 師匠だよねぇ!?」
女性はそう言いながら地面に降り立ち、アリスの元に駆け寄って抱き上げた。
「あなた……ジル?」
「うん! 今は、灰沢茜って名前だよ。や~ん! 本当に猫になってるぅ! 可愛いぃ!」
茜は、アリスを抱きしめて身体を横に揺らしていた。他人が見れば、猫を可愛がっている女性という風にしか見えない。
「ジル……相変わらず、大きいわね。圧迫されて死ぬから放しなさい」
「ふふん! 良いでしょ! 何度も転生しても大きくなるんだよね」
茜はそう言いながら、アリスを地面に下ろす。
「魂が身体に影響を与えているのかもしれないわね。ところで、どうしてジルが、ここにいるのかしら?」
「ん? 水琴ちゃんって子を探しに来たんだ。師匠と一緒にいるでしょ? どこにいるのぉ?」
茜が水琴の事を知っている事にアリスは、違和感を覚えたが、すぐに首を横に振った。
「何で水琴の事を……いや、それは後で良いわね。今は、水琴と離れ離れになっているの。風竜に襲われてしまってね。今のこの身体じゃ、ドラゴンに対抗する魔法は使えないから」
「ん? でも、ほぼ死んでたよぉ。骨折れてたし」
「水琴は言霊を使えるのよ。それで動きを止めたから、墜落したのよ。落ちた時の当たり所が悪かったのね。それはどうでも良いわ。ここに水琴が落ちたのは間違いないのだけど、どうやら移動したみたいのなのよ」
アリスは、水琴の足跡を前脚で指す。それを見た茜は、足跡の方角を確かめた。
「森に続いているねぇ。でも、『探知』には引っ掛からないから一キロ以上は離れているかもね。それに、ずっと同じ方角に進んでいるとは限らないと思うけど?」
「いえ、この方角は東よ。水琴は、東に向かって進んでいると思うわ。私も東に向かっていると考えてね。ジル。『飛行』は使えるわね?」
「勿論。でも、大分魔力を使っちゃったから、もう全然飛べないよ。途中で戦闘も何回かあったし」
「限界まで東に飛びなさい。私が『探知』を担当するから、魔力の節約は出来るでしょう」
「オッケー」
茜は、アリスを抱え上げて、東に向かって飛ぶ。
「……遅いわね」
「『飛行』は苦手なんだよぉ……ちゃんと飛べるようになっただけ褒めて欲しいなぁ」
「あれから何年経っているのよ。ある程度飛べるようになって貰わないと困るわ」
「むぅ……でも、絵画魔術の精度は上がったもん」
「あなたの得意魔術でしょう。絵画占いの結果は?」
「あの崖下が出来上がったから飛んで来たんだよぉ。もう一度描こうか?」
「時間が掛かるから、後で良いわ。それよりも、ちょうど良いから色々と聞かせて貰うわよ」
「うん。良いよぉ」
(この子は……相変わらず、のほほんとした雰囲気ね。まぁ、そこが良いところではあるんだけど)
アリスは、茜が弟子になったばかりの頃を思い出しながら、そう思っていた。アリスから見て、茜は転生前とあまり変わっていないように見えている。姿は変わっていても、可愛い弟子のままだった。
「何故水琴の事を知っているの? 水琴の知り合いではないわよね? それなら探しに来るのが遅すぎるから」
「うん。私の弟子が水琴ちゃんの従姉妹らしいんだよねぇ。水琴ちゃんが行方不明って事を聞いて、表世界で探し回ったみたいなんだけど、水琴ちゃんが見つからないって泣いちゃってさぁ。そのまま裏世界まで捜し始めそうだから、私が動く事にしたんだ」
「それにしては、時間が掛かりすぎじゃないかしら?」
「それは、また別の理由があるんだよぉ。それは、また後でね。かなり重要な話だから」
「分かったわ」
聞きたい事であった茜が何故この場に来ているのかも一緒に答えられたので、アリスは茜への質問がなくなってしまった。それを察したのか、今度は茜の方がアリスに質問をする。
「そういえば、短命の呪いは? 見た感じ解けているみたいだけどぉ」
「まさに、その通りよ。短命の呪いは解けたわ」
「嘘っ!? 本当にぃ!?」
「本当よ。偶然が大きいけれどね。水琴の言霊がきっかけで解呪が出来たのよ」
「言霊? そういえば、私達には使えない技能だし、候補に出なかったのも無理は無いかなぁ」
「そうね」
この移動の中で、空は完全に夜空に変わってしまっていた。だが、茜は『飛行』を止めずに移動し続ける。夜が危険という事は理解しているが、それでも移動を止めないのは、夜でも十分に移動が出来ると考えているからだ。実際、茜は、それが出来る程の実力を持っている。
「師匠。この暗さだと、目で見つけるのは厳しいよぉ」
「『探知』を頼りに進める事が大事になるわね。ん? あれは……ヘルハウンド?」
アリスの視線の先には、黒い狼達の死体があった。アリスが茜の手を叩いた事で、茜はそのまま死体のある場所に降りる。
「うわぁ……やっぱり生態系が崩れてるかぁ……不味いなぁ」
「やっぱり? 何か知っているのね」
「うん。関わりがありそうな事はね」
「風竜も同じ理由で?」
「多分ね」
「水琴を見つけてから、じっくり聞かせて貰うわよ。その前に、この死体ね。恐らく、水琴がやった事だわ」
「水琴ちゃんが!? 随分、とげとげしい魔法を使う子なんだねぇ……それに、一体何匹倒したの?」
茜の視線の先には、ヘルハウンドの惨たらしい死体が何十匹も落ちていた。それも一箇所にではなく、広い範囲に散らばっている。
「これは……本来の水琴の戦い方じゃないわ。水琴自身に余裕がない証拠よ。『探知』には、水琴は引っ掛かっていないわね……この戦闘も随分前のものだわ。水琴は休まずに移動し続けているみたいね」
「休む道具は持たせてないのぉ?」
「そんなわけないじゃない。テントも結界の石も持たせているわよ。でも、ヘルハウンドに襲われた事で、それじゃあ満足に休憩出来ないと考えたみたいね。冷静に思考出来ていない事に気付いていないのよ。こんな危険な世界で、一人きりになっているのだから仕方ないけれどね。取り敢えず、ここに水琴がいたのは間違いないわ。このまま進むわよ。飛びなさい」
「はぁい」
茜は、アリスを抱えて再び飛ぶ。水琴が移動しているであろう東の空へと。
(夜になりかけている。ここまでの森の中で水琴の反応はない。つまり、本当に崖の下に落ちている可能性が高いわね。ここまで崖を遠く感じるなんて……裏世界での活動は、人の状態でしかしていなかったから、距離の認識が甘くなっていたかもしれないわね)
そんなアリスの視界に森が途切れている場所が見えてきた。そこを抜けると、目的地である崖に出た。
「ふぅ……ようやく着いたわね……」
アリスは、息切れを起こしながら、崖の下を覗く。アリスの視界には、水琴の姿は映らない。だが、一つだけ自然に出来たものではないものが見えていた。
「あれは……水琴の血?」
アリスは、身体中の血液が氷水になったかのような感覚に襲われる。最悪の想像が頭を駆け巡るが、すぐに首を横に振って最悪を追い出した。
崖の出っ張りを利用しながら降りていき、それ以上は出っ張りがないというところまで着く。
「【浮遊】」
『浮遊』の魔法を自分に掛けて、崖から飛び降りる。この『浮遊』は完全なものではない。一定時間だけ浮く事が出来るが、時間経過で重力に引かれてゆっくりと落ちる。滑空と似たようなものだ。ただ重力に引かれて落ちる速度は、ほんの少しずつ早くなるので、落ちる距離は考えておかなければ地面と激突する事になる。
ゆっくりと落ちていったアリスは、しっかりと着地した。いくら猫と言えど、高い場所から飛び降りれば死ぬ可能性があるのは変わらない。その事をアリスもしっかりと認識していた。
地面に着いたアリスは、すぐに水琴の血がある場所まで向かう。
「水琴の血ね……崖まで続いているけど、それ以外に血は落ちてない。つまり、ここで止血をしたという事ね」
口に出して状況を整理しつつ、周りを見回す。すると、アリスは水琴の足跡を発見した。
「この方角……東ね。水琴は、私も東に行っている判断したみたいね。確かに、水琴が飛ばされた方角が大体でも分かっていなかったら、私は東方面に向かいつつ水琴を捜索していたかもしれないわね……ここで食い違いが起きてしまった……水琴の負傷具合によるけれど、血が固まっている事から時間は結構経っていると分かる。距離は離れているでしょうね……風竜がいた事で、ここら辺の生態も崩れているでしょうし、水琴の身が危ないわ。早く合流しないと」
すぐに森に入ろうとしたアリスだったが、上空から気配を感じて、即座に上を向く。また風竜が来たのかと思ったので、その動きは素早かった。そして、上を向いて固まった。そこには、空から降ってきた女性がいたからだ。
「ん? あっ! 師匠でしょ!? 師匠だよねぇ!?」
女性はそう言いながら地面に降り立ち、アリスの元に駆け寄って抱き上げた。
「あなた……ジル?」
「うん! 今は、灰沢茜って名前だよ。や~ん! 本当に猫になってるぅ! 可愛いぃ!」
茜は、アリスを抱きしめて身体を横に揺らしていた。他人が見れば、猫を可愛がっている女性という風にしか見えない。
「ジル……相変わらず、大きいわね。圧迫されて死ぬから放しなさい」
「ふふん! 良いでしょ! 何度も転生しても大きくなるんだよね」
茜はそう言いながら、アリスを地面に下ろす。
「魂が身体に影響を与えているのかもしれないわね。ところで、どうしてジルが、ここにいるのかしら?」
「ん? 水琴ちゃんって子を探しに来たんだ。師匠と一緒にいるでしょ? どこにいるのぉ?」
茜が水琴の事を知っている事にアリスは、違和感を覚えたが、すぐに首を横に振った。
「何で水琴の事を……いや、それは後で良いわね。今は、水琴と離れ離れになっているの。風竜に襲われてしまってね。今のこの身体じゃ、ドラゴンに対抗する魔法は使えないから」
「ん? でも、ほぼ死んでたよぉ。骨折れてたし」
「水琴は言霊を使えるのよ。それで動きを止めたから、墜落したのよ。落ちた時の当たり所が悪かったのね。それはどうでも良いわ。ここに水琴が落ちたのは間違いないのだけど、どうやら移動したみたいのなのよ」
アリスは、水琴の足跡を前脚で指す。それを見た茜は、足跡の方角を確かめた。
「森に続いているねぇ。でも、『探知』には引っ掛からないから一キロ以上は離れているかもね。それに、ずっと同じ方角に進んでいるとは限らないと思うけど?」
「いえ、この方角は東よ。水琴は、東に向かって進んでいると思うわ。私も東に向かっていると考えてね。ジル。『飛行』は使えるわね?」
「勿論。でも、大分魔力を使っちゃったから、もう全然飛べないよ。途中で戦闘も何回かあったし」
「限界まで東に飛びなさい。私が『探知』を担当するから、魔力の節約は出来るでしょう」
「オッケー」
茜は、アリスを抱え上げて、東に向かって飛ぶ。
「……遅いわね」
「『飛行』は苦手なんだよぉ……ちゃんと飛べるようになっただけ褒めて欲しいなぁ」
「あれから何年経っているのよ。ある程度飛べるようになって貰わないと困るわ」
「むぅ……でも、絵画魔術の精度は上がったもん」
「あなたの得意魔術でしょう。絵画占いの結果は?」
「あの崖下が出来上がったから飛んで来たんだよぉ。もう一度描こうか?」
「時間が掛かるから、後で良いわ。それよりも、ちょうど良いから色々と聞かせて貰うわよ」
「うん。良いよぉ」
(この子は……相変わらず、のほほんとした雰囲気ね。まぁ、そこが良いところではあるんだけど)
アリスは、茜が弟子になったばかりの頃を思い出しながら、そう思っていた。アリスから見て、茜は転生前とあまり変わっていないように見えている。姿は変わっていても、可愛い弟子のままだった。
「何故水琴の事を知っているの? 水琴の知り合いではないわよね? それなら探しに来るのが遅すぎるから」
「うん。私の弟子が水琴ちゃんの従姉妹らしいんだよねぇ。水琴ちゃんが行方不明って事を聞いて、表世界で探し回ったみたいなんだけど、水琴ちゃんが見つからないって泣いちゃってさぁ。そのまま裏世界まで捜し始めそうだから、私が動く事にしたんだ」
「それにしては、時間が掛かりすぎじゃないかしら?」
「それは、また別の理由があるんだよぉ。それは、また後でね。かなり重要な話だから」
「分かったわ」
聞きたい事であった茜が何故この場に来ているのかも一緒に答えられたので、アリスは茜への質問がなくなってしまった。それを察したのか、今度は茜の方がアリスに質問をする。
「そういえば、短命の呪いは? 見た感じ解けているみたいだけどぉ」
「まさに、その通りよ。短命の呪いは解けたわ」
「嘘っ!? 本当にぃ!?」
「本当よ。偶然が大きいけれどね。水琴の言霊がきっかけで解呪が出来たのよ」
「言霊? そういえば、私達には使えない技能だし、候補に出なかったのも無理は無いかなぁ」
「そうね」
この移動の中で、空は完全に夜空に変わってしまっていた。だが、茜は『飛行』を止めずに移動し続ける。夜が危険という事は理解しているが、それでも移動を止めないのは、夜でも十分に移動が出来ると考えているからだ。実際、茜は、それが出来る程の実力を持っている。
「師匠。この暗さだと、目で見つけるのは厳しいよぉ」
「『探知』を頼りに進める事が大事になるわね。ん? あれは……ヘルハウンド?」
アリスの視線の先には、黒い狼達の死体があった。アリスが茜の手を叩いた事で、茜はそのまま死体のある場所に降りる。
「うわぁ……やっぱり生態系が崩れてるかぁ……不味いなぁ」
「やっぱり? 何か知っているのね」
「うん。関わりがありそうな事はね」
「風竜も同じ理由で?」
「多分ね」
「水琴を見つけてから、じっくり聞かせて貰うわよ。その前に、この死体ね。恐らく、水琴がやった事だわ」
「水琴ちゃんが!? 随分、とげとげしい魔法を使う子なんだねぇ……それに、一体何匹倒したの?」
茜の視線の先には、ヘルハウンドの惨たらしい死体が何十匹も落ちていた。それも一箇所にではなく、広い範囲に散らばっている。
「これは……本来の水琴の戦い方じゃないわ。水琴自身に余裕がない証拠よ。『探知』には、水琴は引っ掛かっていないわね……この戦闘も随分前のものだわ。水琴は休まずに移動し続けているみたいね」
「休む道具は持たせてないのぉ?」
「そんなわけないじゃない。テントも結界の石も持たせているわよ。でも、ヘルハウンドに襲われた事で、それじゃあ満足に休憩出来ないと考えたみたいね。冷静に思考出来ていない事に気付いていないのよ。こんな危険な世界で、一人きりになっているのだから仕方ないけれどね。取り敢えず、ここに水琴がいたのは間違いないわ。このまま進むわよ。飛びなさい」
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茜は、アリスを抱えて再び飛ぶ。水琴が移動しているであろう東の空へと。
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