24 / 82
知らなかった世界
初めての死闘
しおりを挟む
なるべく川に沿うようにして東へと移動していると、『探知』に生き物が反応した。川の反応は魚だと分かるけど、森の方からも何かが来ていた。
すぐに距離を取るために走る。でも、追い掛けてくる何かは、私の動きを読んでいるのか先読みをしているかのように動いている。おかげで、森の中に入って逃げる事は出来ず、川沿いを走らされる事になる。石が転がっている川原だと、さすがに全速力で走るのは厳しい。そうこうしている内に、何かに追いつかれそうになっていた。森の方を見てみると、そこには巨大な影があった。私の身長の二倍はあるだろうから三メートル以上はある熊だ。
真っ黒な体毛の熊は、私の事を睨んできている。確実に私を獲物として認識しているようにも思える。こっちに来る前に、魔力弾で牽制する。威力を抑えて、連続で放っていく。周囲の木や地面を抉るけど、熊は怯みもしない。
(ヤバい……多分、あの黒い狼よりもヤバい……)
こちらを睨み続ける熊は、そのまま川原に入ってきた。
「【突風】!!」
この前使った強烈な突風を起こす魔法を地面の石に向かって放つ。川原の石が異常な速度で熊に飛んでいく。狙いを付けられるようなものじゃないけれど、散弾のようになっているので、熊も避けきれない。
石が直撃して、一部の皮膚を抉る。まさか、そこまでの威力になるとは思わなかったけど、ダメージを与える事は出来た。身体から血を流す熊は、怒りの形相で私を見てくる。これで逃げてくれると思ったけど、相手の闘志を満たしただけになった。
逃げ切る事が現実的ではなくなったので、私は足を止める。深呼吸をして、心を落ち着ける。冷静に対応しないと、私が死ぬ事になる。物理での攻撃が効く事は分かっているので、『突風』を利用して、川原の石を飛ばして熊を牽制する。
それに対して、熊は咆哮してくる。それと同時に、熊の前に魔法陣が出て来て、黒い炎が噴射される。黒い狼よりも規模が大きい。反面、速度は遅い。
「【防壁】!!」
魔力の壁を張って、炎から身を守る。そこに、熊が突撃してきた。それも炎の中を突っ切ってくる。身体に炎が移っているけど、気にした様子はない。炎に耐性があるのかもしれない。
熊のタックルに『防壁』に大きな罅が入る。一撃耐えられただけ有り難い。
「【鎌鼬】!」
高速で回転する風に周囲の石が巻き上げられて、細かい砂塵による鋭利な刃物というよりも、無骨な剣による連続殴打のようになった。
狙ってやったことではなかったけど、これが功を奏した。石が熊の身体を殴打していき、身体から血が飛び散る。
「【石弾】!」
周囲の石を鋭く尖らせて、熊に放っていく。殴打によるダメージの他に、今度は切り傷によるダメージが重なっていく。
そんな状態でも、熊は黒い炎の球を出してきた。さっきは火炎放射器のような炎だったけど、今出て来たのは、黒い炎の球。黒い狼と同じものだ。つまり、速度が速い。
魔力弾を速射して、軌道を逸らそうとしたけど、黒い狼の時のようにはいかなかった。恐らく、黒い狼よりも魔力の密度的なものがあるのだと思う。
つまり、黒い炎の球は直撃コースという事。咄嗟に左手で自分の身体を守る。左手が吹き飛ぶのではと思うほどの衝撃だったけど、まだくっついている。
「れ、【冷水】!」
左手に冷たい水を掛けて冷やす。左手は使い物にならない。
「こ、こんの……!! 【爆破】!」
熊の足元で小規模な爆発が起こる。熊は、苦しそうに呻く。でも、大したダメージにはなっていない。でも、確実にダメージは与えられている。
「【爆破】! 【爆破】! 【爆破】!」
熊の足元を何度も爆発させる。爆ぜた勢いで周囲の石が砕けながら飛び散り、それが熊の身体に命中していく。爆発のダメージに加えて、破片によるダメージも重なる。
『爆破』の乱打の中を熊が突っ込んでくる。
「【石弾】!」
真っ直ぐに突っ込んでくるので、『石弾』を撃ち込む。このままいけば、頭に命中すると思ったのだけど、これに対して、熊が前脚で『石弾』を殴る事で弾かれた。『石弾』の殺傷能力が石の先端にしかない事が見抜かれたのだと思う。
そのままだとタックルを食らうので、身体強化を使ってから横っ跳びで避ける。そして、再び多数の『石弾』を熊に向けて放つ。
『石弾』の弾幕の中を、熊は無理矢理突っ込んできた。直撃しているものもあるから、少なからず傷を負う。
しかも、さっきよりもずっと速い速度で駆けてきた。私が身体強化を使っている時と似たような印象だ。私も身体強化を使って、左横に跳んで避けようとした。でも、向こうの速度が思っていたよりも速く、右足が巻き込まれた。
「ぐっ……」
空中で姿勢を崩して、錐揉みしながら川に落ちてしまう。
「んっ……ぐぁ……」
すぐに起き上がろうとするけど、巻き込まれた右足が激しく痛む。歯を食いしばりながら、痛みに耐えて熊を見る。思いっきり叫びたい欲求も抑えながら、熊に杖を向ける。
私が動けない様子を見た熊は笑ったように見えた。そして、こっちに向かって歩いてくる。私が動けないから、急ぐ必要はないと判断したらしい。
「【爆破】!」
熊の身体目掛けて使った『爆破』だったけど、身体が蹌踉めくだけで歩みは止めない。やっぱり、直接攻撃では威力が足りないみたい。周囲にあるものを使った攻撃の方が熊には効く。でも、水の中だと使えるものがない。
私に近づいてきた熊は爪で攻撃をしてくる。私は、まだ動く右腕で身体を庇いながら後ろに倒れる。この行動が功を奏して、右腕に深い傷が出来るだけで済んだ。ズキズキと痛むけど、まだ動く。
「うぅ……」
熊は、今度こそ私にトドメを刺そうとしてくる。私は、まだギリギリ動く右手で杖を握る。攻撃が通用しない相手をどうすれば良いのか。
(水の中……なら……)
私達が水の中にいる事で一つの方法を思い付く。この状況だと、諸刃の剣になりそうな事だけど、思い付く限り、これしか方法はない。
「【氷結】!!」
思いっきり魔力を杖に込めて放った魔法は、ずぶ濡れになっている熊だけでなく、周りの水まで凍り付かせた。当然の事だけど、私の身体にも氷が張る。冷凍庫にでも入ったかのような寒さに身体が震える。
でも、これが一番熊に通じている。
「【氷結】!」
もう一度熊に向かって『氷結』を放つ。熊の動きが緩慢になっていき、さらに氷が身体を覆っていく。その余波は私にも来るけど気にしない。ここで倒さなければ、私が死ぬ事になる。生き残る可能性は低いけどある方に賭けるしかない。
「【氷結】!」
どんどんと熊が凍っていく毎に、私の意識も薄れていく。既に熊が動けないくらい凍り付かせているけど、ダメ押しでもう一度使おうとした瞬間、意識がなくなりかけた。身体が限界に近いみたい。
(うっ……ヤバい。せめて……川から……)
せめて、川から上がろうと思ったのだけど、それすらも無理だった。身体が全く動かない。氷に阻まれているというより、身体が思うように動かなくなっている感じだ。自分で、川を冷やしすぎたのだと思う。
(あっ……何か……飛んで……る……)
意識を失う直前、空を飛ぶ何かが見えた。それに関しては、鳥じゃない何かとしか分からなかった。
すぐに距離を取るために走る。でも、追い掛けてくる何かは、私の動きを読んでいるのか先読みをしているかのように動いている。おかげで、森の中に入って逃げる事は出来ず、川沿いを走らされる事になる。石が転がっている川原だと、さすがに全速力で走るのは厳しい。そうこうしている内に、何かに追いつかれそうになっていた。森の方を見てみると、そこには巨大な影があった。私の身長の二倍はあるだろうから三メートル以上はある熊だ。
真っ黒な体毛の熊は、私の事を睨んできている。確実に私を獲物として認識しているようにも思える。こっちに来る前に、魔力弾で牽制する。威力を抑えて、連続で放っていく。周囲の木や地面を抉るけど、熊は怯みもしない。
(ヤバい……多分、あの黒い狼よりもヤバい……)
こちらを睨み続ける熊は、そのまま川原に入ってきた。
「【突風】!!」
この前使った強烈な突風を起こす魔法を地面の石に向かって放つ。川原の石が異常な速度で熊に飛んでいく。狙いを付けられるようなものじゃないけれど、散弾のようになっているので、熊も避けきれない。
石が直撃して、一部の皮膚を抉る。まさか、そこまでの威力になるとは思わなかったけど、ダメージを与える事は出来た。身体から血を流す熊は、怒りの形相で私を見てくる。これで逃げてくれると思ったけど、相手の闘志を満たしただけになった。
逃げ切る事が現実的ではなくなったので、私は足を止める。深呼吸をして、心を落ち着ける。冷静に対応しないと、私が死ぬ事になる。物理での攻撃が効く事は分かっているので、『突風』を利用して、川原の石を飛ばして熊を牽制する。
それに対して、熊は咆哮してくる。それと同時に、熊の前に魔法陣が出て来て、黒い炎が噴射される。黒い狼よりも規模が大きい。反面、速度は遅い。
「【防壁】!!」
魔力の壁を張って、炎から身を守る。そこに、熊が突撃してきた。それも炎の中を突っ切ってくる。身体に炎が移っているけど、気にした様子はない。炎に耐性があるのかもしれない。
熊のタックルに『防壁』に大きな罅が入る。一撃耐えられただけ有り難い。
「【鎌鼬】!」
高速で回転する風に周囲の石が巻き上げられて、細かい砂塵による鋭利な刃物というよりも、無骨な剣による連続殴打のようになった。
狙ってやったことではなかったけど、これが功を奏した。石が熊の身体を殴打していき、身体から血が飛び散る。
「【石弾】!」
周囲の石を鋭く尖らせて、熊に放っていく。殴打によるダメージの他に、今度は切り傷によるダメージが重なっていく。
そんな状態でも、熊は黒い炎の球を出してきた。さっきは火炎放射器のような炎だったけど、今出て来たのは、黒い炎の球。黒い狼と同じものだ。つまり、速度が速い。
魔力弾を速射して、軌道を逸らそうとしたけど、黒い狼の時のようにはいかなかった。恐らく、黒い狼よりも魔力の密度的なものがあるのだと思う。
つまり、黒い炎の球は直撃コースという事。咄嗟に左手で自分の身体を守る。左手が吹き飛ぶのではと思うほどの衝撃だったけど、まだくっついている。
「れ、【冷水】!」
左手に冷たい水を掛けて冷やす。左手は使い物にならない。
「こ、こんの……!! 【爆破】!」
熊の足元で小規模な爆発が起こる。熊は、苦しそうに呻く。でも、大したダメージにはなっていない。でも、確実にダメージは与えられている。
「【爆破】! 【爆破】! 【爆破】!」
熊の足元を何度も爆発させる。爆ぜた勢いで周囲の石が砕けながら飛び散り、それが熊の身体に命中していく。爆発のダメージに加えて、破片によるダメージも重なる。
『爆破』の乱打の中を熊が突っ込んでくる。
「【石弾】!」
真っ直ぐに突っ込んでくるので、『石弾』を撃ち込む。このままいけば、頭に命中すると思ったのだけど、これに対して、熊が前脚で『石弾』を殴る事で弾かれた。『石弾』の殺傷能力が石の先端にしかない事が見抜かれたのだと思う。
そのままだとタックルを食らうので、身体強化を使ってから横っ跳びで避ける。そして、再び多数の『石弾』を熊に向けて放つ。
『石弾』の弾幕の中を、熊は無理矢理突っ込んできた。直撃しているものもあるから、少なからず傷を負う。
しかも、さっきよりもずっと速い速度で駆けてきた。私が身体強化を使っている時と似たような印象だ。私も身体強化を使って、左横に跳んで避けようとした。でも、向こうの速度が思っていたよりも速く、右足が巻き込まれた。
「ぐっ……」
空中で姿勢を崩して、錐揉みしながら川に落ちてしまう。
「んっ……ぐぁ……」
すぐに起き上がろうとするけど、巻き込まれた右足が激しく痛む。歯を食いしばりながら、痛みに耐えて熊を見る。思いっきり叫びたい欲求も抑えながら、熊に杖を向ける。
私が動けない様子を見た熊は笑ったように見えた。そして、こっちに向かって歩いてくる。私が動けないから、急ぐ必要はないと判断したらしい。
「【爆破】!」
熊の身体目掛けて使った『爆破』だったけど、身体が蹌踉めくだけで歩みは止めない。やっぱり、直接攻撃では威力が足りないみたい。周囲にあるものを使った攻撃の方が熊には効く。でも、水の中だと使えるものがない。
私に近づいてきた熊は爪で攻撃をしてくる。私は、まだ動く右腕で身体を庇いながら後ろに倒れる。この行動が功を奏して、右腕に深い傷が出来るだけで済んだ。ズキズキと痛むけど、まだ動く。
「うぅ……」
熊は、今度こそ私にトドメを刺そうとしてくる。私は、まだギリギリ動く右手で杖を握る。攻撃が通用しない相手をどうすれば良いのか。
(水の中……なら……)
私達が水の中にいる事で一つの方法を思い付く。この状況だと、諸刃の剣になりそうな事だけど、思い付く限り、これしか方法はない。
「【氷結】!!」
思いっきり魔力を杖に込めて放った魔法は、ずぶ濡れになっている熊だけでなく、周りの水まで凍り付かせた。当然の事だけど、私の身体にも氷が張る。冷凍庫にでも入ったかのような寒さに身体が震える。
でも、これが一番熊に通じている。
「【氷結】!」
もう一度熊に向かって『氷結』を放つ。熊の動きが緩慢になっていき、さらに氷が身体を覆っていく。その余波は私にも来るけど気にしない。ここで倒さなければ、私が死ぬ事になる。生き残る可能性は低いけどある方に賭けるしかない。
「【氷結】!」
どんどんと熊が凍っていく毎に、私の意識も薄れていく。既に熊が動けないくらい凍り付かせているけど、ダメ押しでもう一度使おうとした瞬間、意識がなくなりかけた。身体が限界に近いみたい。
(うっ……ヤバい。せめて……川から……)
せめて、川から上がろうと思ったのだけど、それすらも無理だった。身体が全く動かない。氷に阻まれているというより、身体が思うように動かなくなっている感じだ。自分で、川を冷やしすぎたのだと思う。
(あっ……何か……飛んで……る……)
意識を失う直前、空を飛ぶ何かが見えた。それに関しては、鳥じゃない何かとしか分からなかった。
0
あなたにおすすめの小説
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
白木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
主人公はあまり戦ったりはしません。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
元勇者は魔力無限の闇属性使い ~世界の中心に理想郷を作り上げて無双します~
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
ファンタジー
魔王を倒した(和解)した元勇者・ユメは、平和になった異世界を満喫していた。しかしある日、風の帝王に呼び出されるといきなり『追放』を言い渡された。絶望したユメは、魔法使い、聖女、超初心者の仲間と共に、理想郷を作ることを決意。
帝国に負けない【防衛値】を極めることにした。
信頼できる仲間と共に守備を固めていれば、どんなモンスターに襲われてもビクともしないほどに国は盤石となった。
そうしてある日、今度は魔神が復活。各地で暴れまわり、その魔の手は帝国にも襲い掛かった。すると、帝王から帝国防衛に戻れと言われた。だが、もう遅い。
すでに理想郷を築き上げたユメは、自分の国を守ることだけに全力を尽くしていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる