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出会いを楽しむ吸血少女
企画と開放
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翌日。バイト終わりにログインした。音楽フェスの担当者は、ニュクスさんと相談してヘスティアさんになった。ヘスティアさんも任せてと言っていたので信用して良いと思う。
「ハクさん」
ログインした直後にヘスティアさんが紙束を持ってやって来た。それはフェスに関する事を纏めた企画書的なものだった。
「基本的に演奏を聴く感じのものと一緒に盛り上がって踊る感じもので分けようと思うの」
「会場じゃなくて時間で分ける形ですか。良いと思います。早めの時間は聴くタイプ。中盤からは皆で盛り上がるタイプにしましょう。最後はヘトヘトになるくらいが丁度良いと思います。ここで盛り上げられれば興味を持った人が音楽を勉強したいってなりますかね?」
「どうかな。可能性はあると思うけど」
「なら、音楽教室を作る事も考えておきますかね。人数的には四時間くらいでしょうか?」
「そのくらいが丁度良いかもね。きっちりとした時間は決めないで、最後は自由に盛り上がって貰うでも良いと思うかな」
「なるほど。そっちでいきましょう。基本は立食形式で、ところどころに椅子を配置。これだとファッションショーに使う建物は使えそうにないですね」
「うん。最後のページに一応設計図を載せておいたから」
言われた最後のページを見ると、屋内施設というよりは、野外ステージという形だった。まぁ、こっちの方が人数キャパを深く考えずに済むから良いのかな。騒音問題にも発展しそうなので、会場の候補は街から離れた場所になる。
「昨日のうちに音の響きを確認しておいたから、この辺りなら問題はないよ。時間制限を付ければ、いつでも使えると思う」
「ここの人達は昼夜問わず起きていますけど、時間制限要りますか?」
「…………要らないかな。ここら辺は皆と相談かな。会場の広さはこれで大丈夫?」
「土地的な問題がないのならオッケーです。後ろの方まで音が聞こえるようにする工夫が必要ですが……後半のライブの時はスピーカーを使えるようにするくらいですかね。そうなるとエレキが必要になるのかな……ここら辺はアカリとメイティさんにも相談しましょう」
「ふむふむ。あっ、なるほど。皆で騒ぐから音が聞こえなくなる可能性があるのね。分かった。そっちの方向で相談してみる。エレキとかはよく分からないけど、相談したら分かるよね?」
「はい。大丈夫です」
「了解。取り敢えず、この調子で進めていくね。それじゃあ、また報告するね」
「はい。お願いします」
ヘスティアさんは手を振って屋敷の方に戻っていく。改めて情報を纏めてアカリに相談するのかな。こっちはヘスティアさんに任せて、私はギルドエリアの商店街の開放をするために移民ギルドエリアに降りる。
「おぉ、君か」
「ソロモンさん。こちらで用意した家はどうですか?」
「問題ない。助かっているよ。ここで警備をすれば良いという事だったな?」
「はい。あまり商店街には入らなくても良いです。馬鹿が問題を起こした時に弾き出すお仕事です」
「分かった」
ソロモンさんはそう言って去って行った。直後にルキフグスがやって来る。
「ルキフグス。そろそろ開けるけど、大丈夫?」
「はい。周囲からの監視網も問題ありません。ここの警備にはザフキエルの協力も取り付けました。完璧な布陣ではありますが、我々に出来るのは事後対処。問題の抑制に繋げるには、見せしめが必要になります。誰かしらを張り付けにして見せしめを演出しますか?」
「アスタロト辺りは私がやったら喜びそうだけど、相手は人間だから基本的に人間を張り付ける必要があるよね。それは無しの方向で」
「分かりました。では、最初の問題を起こした者を張り付けにします」
「お手柔らかにね。別に追い出すだけでも構わないから」
「はい」
最後の打ち合わせをした後にルキフグスが去って行く。続いてヤトノカミさんがやって来る。
「話し合った通りで構わないな?」
「はい。テューポーン達も周囲で見守っているので、基本的に大丈夫だと思いますがよろしくお願いします」
「ああ」
ヤトノカミさんも街の方に入っていく。他にもアキレウスさんとかにも話をしていき、警備状態を万全とする。テューポーン達にも挨拶をしていって、設定の再確認をした後にギルドエリアの商店街を開放する。
これによって街の転移ポータルが増えて、商店街に繋がるものが出来上がる事になる。私は街から離れた山の上で様子を見る。あそこの近くにいるとバレる可能性もあるから。双眼鏡とか使えばある程度把握は出来るしね。
「あっ、初めてのお客さんだ」
早速四人組がやって来た。男女の四人組で、色々お店を見ている。そして、外に居るテューポーン等を見て驚いていた。すぐに武器を出していたけど、戦闘禁止エリアとなっている表示が出たからか、少し戸惑いながらも武器を仕舞った。
「うん。大丈夫そう。注意書きは読んでくれるかな」
テューポーンに気付いてから、看板にも気付いてくれた。そこにはこのエリアでの注意事項がしっかりと書かれている。定期的に配置しているから、割とどこでも読む事が出来る。それを読んだからか、全員武装解除をした。一方的に攻撃を受ける可能性があるから、万が一を排除したのかな。しっかりしたプレイヤーが最初のお客さんで良かった。
色々と買い物をしてからプレイヤー達は去って行った。
「ふぅ……初めから問題とか起こらなくて良かった」
「品揃えを喜んでいたわぁ」
いつの間にかアスタロトがやって来ていた。どうやら自主的に見回りをしてきてくれたらしい。
「一番何ではしゃいでた?」
「服と布製品ねぇ。武器は男の方がはしゃいでいたわぁ」
「まぁ、そこら辺は考え通りかな。値段に関しては?」
「値段については何も言っていないわぁ。妥当な値段という感じねぇ」
「まぁ、そのくらいが丁度良いかな。あまり安すぎて他の人達のお店に閑古鳥が鳴いたら困るし」
基本的には安すぎずある程度高いくらいの値段にしている。それでも妥当と思ってくれたのなら、性能だけではなく、見た目の綺麗さなどからも価値を見出してくれたのだと思う。
その後もぽつぽつとプレイヤーがやって来る。
基本的に家具とか戦闘に関係ないものが多いけど、それでも購入者は割といるみたい。こそこそとアスタロトが聞き耳を立てて情報を収集してくれる限りでは、既に家やギルドエリアを持っている人達が家を飾りたいと思って購入している感じみたいだ。
「売れ行きは好調ねぇ」
「うん。補充は上手くいってる?」
「見た感じ大丈夫よぉ。分担が上手くいっているわぁ。警備の巡回もあるから問題も起こりそうにないわぁ」
「今のところね。しばらくは監視を続けよう」
「はぁい」
アスタロトはそう言って私を抱きしめてくる。アスタロトからしたら、こうして抱きついていられる事が嬉しいのかもしれない。アスタロトを背もたれにして、街を覗くという若干ヤバい人のような状態だけど、今はこれが重要だからちゃんと監視を続けていく。
「ハクさん」
ログインした直後にヘスティアさんが紙束を持ってやって来た。それはフェスに関する事を纏めた企画書的なものだった。
「基本的に演奏を聴く感じのものと一緒に盛り上がって踊る感じもので分けようと思うの」
「会場じゃなくて時間で分ける形ですか。良いと思います。早めの時間は聴くタイプ。中盤からは皆で盛り上がるタイプにしましょう。最後はヘトヘトになるくらいが丁度良いと思います。ここで盛り上げられれば興味を持った人が音楽を勉強したいってなりますかね?」
「どうかな。可能性はあると思うけど」
「なら、音楽教室を作る事も考えておきますかね。人数的には四時間くらいでしょうか?」
「そのくらいが丁度良いかもね。きっちりとした時間は決めないで、最後は自由に盛り上がって貰うでも良いと思うかな」
「なるほど。そっちでいきましょう。基本は立食形式で、ところどころに椅子を配置。これだとファッションショーに使う建物は使えそうにないですね」
「うん。最後のページに一応設計図を載せておいたから」
言われた最後のページを見ると、屋内施設というよりは、野外ステージという形だった。まぁ、こっちの方が人数キャパを深く考えずに済むから良いのかな。騒音問題にも発展しそうなので、会場の候補は街から離れた場所になる。
「昨日のうちに音の響きを確認しておいたから、この辺りなら問題はないよ。時間制限を付ければ、いつでも使えると思う」
「ここの人達は昼夜問わず起きていますけど、時間制限要りますか?」
「…………要らないかな。ここら辺は皆と相談かな。会場の広さはこれで大丈夫?」
「土地的な問題がないのならオッケーです。後ろの方まで音が聞こえるようにする工夫が必要ですが……後半のライブの時はスピーカーを使えるようにするくらいですかね。そうなるとエレキが必要になるのかな……ここら辺はアカリとメイティさんにも相談しましょう」
「ふむふむ。あっ、なるほど。皆で騒ぐから音が聞こえなくなる可能性があるのね。分かった。そっちの方向で相談してみる。エレキとかはよく分からないけど、相談したら分かるよね?」
「はい。大丈夫です」
「了解。取り敢えず、この調子で進めていくね。それじゃあ、また報告するね」
「はい。お願いします」
ヘスティアさんは手を振って屋敷の方に戻っていく。改めて情報を纏めてアカリに相談するのかな。こっちはヘスティアさんに任せて、私はギルドエリアの商店街の開放をするために移民ギルドエリアに降りる。
「おぉ、君か」
「ソロモンさん。こちらで用意した家はどうですか?」
「問題ない。助かっているよ。ここで警備をすれば良いという事だったな?」
「はい。あまり商店街には入らなくても良いです。馬鹿が問題を起こした時に弾き出すお仕事です」
「分かった」
ソロモンさんはそう言って去って行った。直後にルキフグスがやって来る。
「ルキフグス。そろそろ開けるけど、大丈夫?」
「はい。周囲からの監視網も問題ありません。ここの警備にはザフキエルの協力も取り付けました。完璧な布陣ではありますが、我々に出来るのは事後対処。問題の抑制に繋げるには、見せしめが必要になります。誰かしらを張り付けにして見せしめを演出しますか?」
「アスタロト辺りは私がやったら喜びそうだけど、相手は人間だから基本的に人間を張り付ける必要があるよね。それは無しの方向で」
「分かりました。では、最初の問題を起こした者を張り付けにします」
「お手柔らかにね。別に追い出すだけでも構わないから」
「はい」
最後の打ち合わせをした後にルキフグスが去って行く。続いてヤトノカミさんがやって来る。
「話し合った通りで構わないな?」
「はい。テューポーン達も周囲で見守っているので、基本的に大丈夫だと思いますがよろしくお願いします」
「ああ」
ヤトノカミさんも街の方に入っていく。他にもアキレウスさんとかにも話をしていき、警備状態を万全とする。テューポーン達にも挨拶をしていって、設定の再確認をした後にギルドエリアの商店街を開放する。
これによって街の転移ポータルが増えて、商店街に繋がるものが出来上がる事になる。私は街から離れた山の上で様子を見る。あそこの近くにいるとバレる可能性もあるから。双眼鏡とか使えばある程度把握は出来るしね。
「あっ、初めてのお客さんだ」
早速四人組がやって来た。男女の四人組で、色々お店を見ている。そして、外に居るテューポーン等を見て驚いていた。すぐに武器を出していたけど、戦闘禁止エリアとなっている表示が出たからか、少し戸惑いながらも武器を仕舞った。
「うん。大丈夫そう。注意書きは読んでくれるかな」
テューポーンに気付いてから、看板にも気付いてくれた。そこにはこのエリアでの注意事項がしっかりと書かれている。定期的に配置しているから、割とどこでも読む事が出来る。それを読んだからか、全員武装解除をした。一方的に攻撃を受ける可能性があるから、万が一を排除したのかな。しっかりしたプレイヤーが最初のお客さんで良かった。
色々と買い物をしてからプレイヤー達は去って行った。
「ふぅ……初めから問題とか起こらなくて良かった」
「品揃えを喜んでいたわぁ」
いつの間にかアスタロトがやって来ていた。どうやら自主的に見回りをしてきてくれたらしい。
「一番何ではしゃいでた?」
「服と布製品ねぇ。武器は男の方がはしゃいでいたわぁ」
「まぁ、そこら辺は考え通りかな。値段に関しては?」
「値段については何も言っていないわぁ。妥当な値段という感じねぇ」
「まぁ、そのくらいが丁度良いかな。あまり安すぎて他の人達のお店に閑古鳥が鳴いたら困るし」
基本的には安すぎずある程度高いくらいの値段にしている。それでも妥当と思ってくれたのなら、性能だけではなく、見た目の綺麗さなどからも価値を見出してくれたのだと思う。
その後もぽつぽつとプレイヤーがやって来る。
基本的に家具とか戦闘に関係ないものが多いけど、それでも購入者は割といるみたい。こそこそとアスタロトが聞き耳を立てて情報を収集してくれる限りでは、既に家やギルドエリアを持っている人達が家を飾りたいと思って購入している感じみたいだ。
「売れ行きは好調ねぇ」
「うん。補充は上手くいってる?」
「見た感じ大丈夫よぉ。分担が上手くいっているわぁ。警備の巡回もあるから問題も起こりそうにないわぁ」
「今のところね。しばらくは監視を続けよう」
「はぁい」
アスタロトはそう言って私を抱きしめてくる。アスタロトからしたら、こうして抱きついていられる事が嬉しいのかもしれない。アスタロトを背もたれにして、街を覗くという若干ヤバい人のような状態だけど、今はこれが重要だからちゃんと監視を続けていく。
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