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吸血少女の歩む道
隠しステータス?
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私は、アカリの血を吸いながら、【操血】の練習を続ける事にした。血を飲んだ時に減るHPが、最小になるところまで繰り返したいと思ったからだ。アカリもそれを理解した上で付き合ってくれている。
この間、アカリは、私の腰に手を回していた。それ自体には、何も思わないけど、時々人のお尻を触ってくるのは止めて欲しい。アカリだから良いけど、いきなり触られるのは驚く。
ただ付き合って貰っている立場だから、強く言う事は出来ない。アカリの暇つぶしになるのであれば、甘んじて受け入れる。アカリも楽しそうにしていたし。多分、こっちのサイズ感とかを触感で確かめているのだと思う。そう思いたい。
何度目かの吸血で、ようやく大きな変化が現れた。
「あっ、HPが減らなくなった。でも、スキルにはない。隠しステータス的なあれかな?」
「かもね。一つだけ聞いた事があるよ。鍛冶師の人は、最初熱のせいで一本打つのがやっとだったけど、段々と二本、三本って、連続で打てるようになったんだって。隠しステータスが本当にあるなら、鍛冶師は熱に対する耐性が上がったって事だろうし、ハクちゃんの聖属性への耐性が上がったっていうのも頷けるとは思う。正直、私も半信半疑だったけど、実際にハクちゃんのHPを見たら、納得だよ」
「なるほどね。隠しステータスか……ステータスが見えないんだし、隠しステータスは見えても良いのに……」
「何言ってんの……?」
アカリが呆れたような目で、私を見てくる。実際、隠しステータスが見えても良いのになんて、おかしな事ではあるし、これも甘んじて受け入れよう。
「取り敢えず、協力してくれてありがとう。おかげで、エルフの血を安心して飲めるよ」
「わぁ……全エルフから恨まれそう……ところで、スキルは獲得した?」
「ううん。飲み干したわけじゃないし、スキルは貰ってないよ」
「そうなんだ」
「ちょっと、禊ぎの水でも実験してみよっと」
禊ぎの水を自分の手のひらに掛ける。すると、ピリピリとした感覚と共に、HPがほんの少し削れる。でも、さっきよりも削れる速度が遙かに遅い。これなら、十分くらい禊ぎの水で泳いでも生きていられそうだ。
「こっちはこっちで慣らしていくしかないか。慣れるのか分からないけど」
「防具面でもサポートしようか?」
アカリの提案は、追加効果で聖属性系統に耐性を持たせるかって事だと思う。かなり魅力的な意見だけど、私は結構悩んだ。その理由は、耐性面よりも吸血系の方を補助して欲しいという気持ちがあったからだ。
「……考えとく」
「そうして。私は、いつでも出来るように準備しておくから」
「ありがとう」
「うん」
エルフの血の検証は、これで終わりだ。結果的に聖属性に対して、ちょっとの耐性を得るに至った。エルフの血が飲める程度のものだけど、なんの憂いも無しに飲めるという点は、【吸血鬼】を持つ私にとっては、本当に嬉しいものだ。
後は、私が泳げないラインの検証と【双剣】のクエストをクリアする事が、私がやるべき事かな。前者は調べればすぐに終わりだけど、後者はクリアするために力を付けないといけない。
「まっ、気長にやろう」
私の呟きを聞いたアカリは、優しく微笑んだ。私の考えている事が分かったみたい。その事が、少し嬉しくて私も笑う。
焦ったって、すぐに強くならない。その事は、嫌という程分かった。だから、強くなる事を目指す志だけは持っておく。ゆっくりでも良い。最終目標は、イベントで勝てなかったソルさんに勝つ事だ。
「さてと、そろそろアカリエに帰ろうか」
「そうだね。そのつもりなら、私を放してくれると助かるんだけど」
帰ろうと言うアカリは、私の腰から手を放していなかった。だから、アカリの上から、立ち上がろうにも立ち上がれない。
「う~ん、やっぱりもう少しこのままで」
「もしかして、また何かあった?」
「ううん。何もないよ」
またトラブルに巻き込まれたかと思ったけど、普通に疲れているだけみたい。
「なら、尚更アカリエに戻ろう。人目が完全にない方が楽でしょ」
「それもそうだね」
納得してくれたアカリは、私を放してくれる。このままここで、こんな事をしていたら、恋人がイチャついているって思われるかもだから、アカリエの工房の中の方が心配もない。また掲示板でぐだぐだ言われるのは嫌だしね。
「ほら、行くよ」
私がアカリに向かって手を差し出すと、アカリは小さく笑いながら手を握った。こうしたらアカリエに着くまでに、少しくらい癒されてくれるかもだから。
「ハクちゃんって優しいよね」
「知ってるよ」
私がそう返すと、アカリは声を出して笑った。それを見て、私も自然と笑ってしまう。二人で笑いながら、アカリエに帰って、くっつきながら色々と話して過ごした。いつも一緒にいるけど、黙っている時間の方が少ないかもしれない。仮に互いに黙ったままになったとしても、気まずいとかもないから、ずっと一緒にいられる。
椅子に座らず、床に座って、アカリに寄りかかっていた。アカリに、後ろから抱きしめられるような形だ。そんな状態で話していたところで、一つ気になる事があったのを思い出した。
「そういえば、アカリのスキルは、どうなった?」
「あっ、進化したよ」
そう言って、アカリが、今のスキルを見せてくれる。
────────────────────────
アカリ:【剣Lv51】【片手剣Lv47】【細剣Lv13】【格闘Lv21】【裁縫師Lv34】【糸紡ぎLv39】【機織りLv40】【鍛冶Lv48】【精錬Lv29】【錬金Lv9】【防具職人Lv38】【感知Lv3】
控え:【HP強化Lv46】【MP強化Lv49】【物理攻撃強化Lv37】【物理防御強化Lv24】【魔法防御強化Lv21】【器用さ強化Lv56】【運強化Lv13】【毒耐性Lv4】【混乱耐性Lv6】
SP:94
────────────────────────
やっぱり、私よりも高い。戦闘関連もしっかり育っているので、生産職としての仕事と並行して攻略もちゃんとやっているという事が分かる。どこから時間を捻出しているのやら。
「【細剣】って?」
「【片手剣】の派生スキルだよ。他にも【曲刀】もあったかな」
「へぇ~、【短剣】でも同じように、派生するかな。ちょっと楽しみかも。それにしても、【錬金】もやってるの?」
「ちょっと息抜きにね。余り始めた素材の使い道に良いかなってね」
「どんなスキルなの?」
【錬金】の名前から、ある程度どんなものなのか想像出来るけど、このゲームが他のゲームと同様であるとは限らないので、念のため訊いてみた。
「素材を消費して、別の素材もしくはアイテムを作るって感じ。レシピ通りにやれば、そのアイテムや素材が出来て、適当にやったら、ランダムで出来る感じだよ」
「レシピって、どうやって分かるの?」
「図書館の本に書いてあるらしいよ。私は、適当に素材を入れて、どんなのが出来るかってやってるところ。図書館には、そのうち行こうかなって思ってる。【錬金】は、私の趣味の一つって感じ使うつもり」
「そうなんだ。何か面白いものを作れたら、教えてね」
「うん」
【錬金】にランダム要素があるというのは、ちょっと面白い。私も興味が湧いたけど、自分で取ってまでやりたいかと言われると、そこまでではない。なので、アカリから話を聞く事を楽しみにしておく。
「さてと、今日は、これでログアウトしようかな」
「結構良い時間だしね。また、今度ね」
「うん。あれだったら、電話してくれたら夜も話せるよ」
「ううん。大丈夫。ありがとう」
立ち上がってアカリエを出る準備をすると、アカリが最後にぎゅっと抱きついてきた。こっちからも抱きしめ返して、今日はログアウトする。夜中もログイン出来るは出来るけど、最近寝不足気味なので、日付が変わる前に寝る事にした。
この間、アカリは、私の腰に手を回していた。それ自体には、何も思わないけど、時々人のお尻を触ってくるのは止めて欲しい。アカリだから良いけど、いきなり触られるのは驚く。
ただ付き合って貰っている立場だから、強く言う事は出来ない。アカリの暇つぶしになるのであれば、甘んじて受け入れる。アカリも楽しそうにしていたし。多分、こっちのサイズ感とかを触感で確かめているのだと思う。そう思いたい。
何度目かの吸血で、ようやく大きな変化が現れた。
「あっ、HPが減らなくなった。でも、スキルにはない。隠しステータス的なあれかな?」
「かもね。一つだけ聞いた事があるよ。鍛冶師の人は、最初熱のせいで一本打つのがやっとだったけど、段々と二本、三本って、連続で打てるようになったんだって。隠しステータスが本当にあるなら、鍛冶師は熱に対する耐性が上がったって事だろうし、ハクちゃんの聖属性への耐性が上がったっていうのも頷けるとは思う。正直、私も半信半疑だったけど、実際にハクちゃんのHPを見たら、納得だよ」
「なるほどね。隠しステータスか……ステータスが見えないんだし、隠しステータスは見えても良いのに……」
「何言ってんの……?」
アカリが呆れたような目で、私を見てくる。実際、隠しステータスが見えても良いのになんて、おかしな事ではあるし、これも甘んじて受け入れよう。
「取り敢えず、協力してくれてありがとう。おかげで、エルフの血を安心して飲めるよ」
「わぁ……全エルフから恨まれそう……ところで、スキルは獲得した?」
「ううん。飲み干したわけじゃないし、スキルは貰ってないよ」
「そうなんだ」
「ちょっと、禊ぎの水でも実験してみよっと」
禊ぎの水を自分の手のひらに掛ける。すると、ピリピリとした感覚と共に、HPがほんの少し削れる。でも、さっきよりも削れる速度が遙かに遅い。これなら、十分くらい禊ぎの水で泳いでも生きていられそうだ。
「こっちはこっちで慣らしていくしかないか。慣れるのか分からないけど」
「防具面でもサポートしようか?」
アカリの提案は、追加効果で聖属性系統に耐性を持たせるかって事だと思う。かなり魅力的な意見だけど、私は結構悩んだ。その理由は、耐性面よりも吸血系の方を補助して欲しいという気持ちがあったからだ。
「……考えとく」
「そうして。私は、いつでも出来るように準備しておくから」
「ありがとう」
「うん」
エルフの血の検証は、これで終わりだ。結果的に聖属性に対して、ちょっとの耐性を得るに至った。エルフの血が飲める程度のものだけど、なんの憂いも無しに飲めるという点は、【吸血鬼】を持つ私にとっては、本当に嬉しいものだ。
後は、私が泳げないラインの検証と【双剣】のクエストをクリアする事が、私がやるべき事かな。前者は調べればすぐに終わりだけど、後者はクリアするために力を付けないといけない。
「まっ、気長にやろう」
私の呟きを聞いたアカリは、優しく微笑んだ。私の考えている事が分かったみたい。その事が、少し嬉しくて私も笑う。
焦ったって、すぐに強くならない。その事は、嫌という程分かった。だから、強くなる事を目指す志だけは持っておく。ゆっくりでも良い。最終目標は、イベントで勝てなかったソルさんに勝つ事だ。
「さてと、そろそろアカリエに帰ろうか」
「そうだね。そのつもりなら、私を放してくれると助かるんだけど」
帰ろうと言うアカリは、私の腰から手を放していなかった。だから、アカリの上から、立ち上がろうにも立ち上がれない。
「う~ん、やっぱりもう少しこのままで」
「もしかして、また何かあった?」
「ううん。何もないよ」
またトラブルに巻き込まれたかと思ったけど、普通に疲れているだけみたい。
「なら、尚更アカリエに戻ろう。人目が完全にない方が楽でしょ」
「それもそうだね」
納得してくれたアカリは、私を放してくれる。このままここで、こんな事をしていたら、恋人がイチャついているって思われるかもだから、アカリエの工房の中の方が心配もない。また掲示板でぐだぐだ言われるのは嫌だしね。
「ほら、行くよ」
私がアカリに向かって手を差し出すと、アカリは小さく笑いながら手を握った。こうしたらアカリエに着くまでに、少しくらい癒されてくれるかもだから。
「ハクちゃんって優しいよね」
「知ってるよ」
私がそう返すと、アカリは声を出して笑った。それを見て、私も自然と笑ってしまう。二人で笑いながら、アカリエに帰って、くっつきながら色々と話して過ごした。いつも一緒にいるけど、黙っている時間の方が少ないかもしれない。仮に互いに黙ったままになったとしても、気まずいとかもないから、ずっと一緒にいられる。
椅子に座らず、床に座って、アカリに寄りかかっていた。アカリに、後ろから抱きしめられるような形だ。そんな状態で話していたところで、一つ気になる事があったのを思い出した。
「そういえば、アカリのスキルは、どうなった?」
「あっ、進化したよ」
そう言って、アカリが、今のスキルを見せてくれる。
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アカリ:【剣Lv51】【片手剣Lv47】【細剣Lv13】【格闘Lv21】【裁縫師Lv34】【糸紡ぎLv39】【機織りLv40】【鍛冶Lv48】【精錬Lv29】【錬金Lv9】【防具職人Lv38】【感知Lv3】
控え:【HP強化Lv46】【MP強化Lv49】【物理攻撃強化Lv37】【物理防御強化Lv24】【魔法防御強化Lv21】【器用さ強化Lv56】【運強化Lv13】【毒耐性Lv4】【混乱耐性Lv6】
SP:94
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やっぱり、私よりも高い。戦闘関連もしっかり育っているので、生産職としての仕事と並行して攻略もちゃんとやっているという事が分かる。どこから時間を捻出しているのやら。
「【細剣】って?」
「【片手剣】の派生スキルだよ。他にも【曲刀】もあったかな」
「へぇ~、【短剣】でも同じように、派生するかな。ちょっと楽しみかも。それにしても、【錬金】もやってるの?」
「ちょっと息抜きにね。余り始めた素材の使い道に良いかなってね」
「どんなスキルなの?」
【錬金】の名前から、ある程度どんなものなのか想像出来るけど、このゲームが他のゲームと同様であるとは限らないので、念のため訊いてみた。
「素材を消費して、別の素材もしくはアイテムを作るって感じ。レシピ通りにやれば、そのアイテムや素材が出来て、適当にやったら、ランダムで出来る感じだよ」
「レシピって、どうやって分かるの?」
「図書館の本に書いてあるらしいよ。私は、適当に素材を入れて、どんなのが出来るかってやってるところ。図書館には、そのうち行こうかなって思ってる。【錬金】は、私の趣味の一つって感じ使うつもり」
「そうなんだ。何か面白いものを作れたら、教えてね」
「うん」
【錬金】にランダム要素があるというのは、ちょっと面白い。私も興味が湧いたけど、自分で取ってまでやりたいかと言われると、そこまでではない。なので、アカリから話を聞く事を楽しみにしておく。
「さてと、今日は、これでログアウトしようかな」
「結構良い時間だしね。また、今度ね」
「うん。あれだったら、電話してくれたら夜も話せるよ」
「ううん。大丈夫。ありがとう」
立ち上がってアカリエを出る準備をすると、アカリが最後にぎゅっと抱きついてきた。こっちからも抱きしめ返して、今日はログアウトする。夜中もログイン出来るは出来るけど、最近寝不足気味なので、日付が変わる前に寝る事にした。
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