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真冬と真夏の吸血少女
冷え切った女性
白装束の女性型モンスターは、ゆっくりと確実に近づいている。私は、双血剣を抜いて、【血液武装】を使う。自分の血で四段階強化をした時、私は一つ気付いた事があった。前よりも、【血液武装】で失うHPが減っている。ヒリつくような戦いの時くらいしかHPを管理しながら【血液武装】を使うとかをしないので、気付くのが遅れた。
「【焔血】」
黒百合に炎を纏わせて、高速移動で突っ込む。後ろに移動してからの奇襲というよくやる攻撃から始めようとした私の足元が急に隆起する。おかげで、黒百合での攻撃がズレて命中しなかった。
この近くまで来て、相手の正体が分かる。名前は、予想通り雪女。この状況から考えるに、雪を操る能力を持っている。
雪女は、私の方を向いて、口をすぼめる。その動作から嫌な予感がした私は、黒百合の刀身を盾状にする。【焔血】の状態は維持されているので、炎の盾になる。
そこに雪女が息を吹きかけてくる。その吐息は、周囲の空気すら凍らせて、ダイヤモンドダストのようにさせていた。炎の盾のおかげで、私の元に来る前に氷点下の吐息は、無効化出来ている。この盾も一緒に凍らせられるという最悪の状況は免れた。
背後から嫌な予感がしたので、【操影】を使って、後ろに壁を作り硬質化と【雪鎧】で背中を守る。
すると、影と【雪鎧】を貫通して氷の粒が背中に刺さった。幸いな事に、硬質化で、ダメージを抑えられた。
「うげっ……思ったよりも、氷の一撃は重いか」
盾にしていた黒百合の血と白百合の血を操作して、大きな刀身を作り出して両手剣にする。白百合を鞘に納めて、思いっきり横降りした。雪女は、分厚い氷の壁を間に作って後ろに下がった。【焔血】の炎ですんなりと斬る事は出来たけど、障害と盾としては、十分だった。
雪女は、私から十メートル程離れて止まる。その間に、白百合を抜いて血を分ける。双剣の状態にして、また高速移動を使う。今度は、不意打ちの奇襲ではなく、正面から突っ込む。私が正面に現れた事で、雪女が口をすぼめる。また氷の息を吹かれる前に、顔面に靴底をめり込ませる。
顔面を蹴られた衝撃で、雪女がバウンドしながら吹き飛んでいく。でも、思ったよりもダメージは与えられていない。
「思ったより硬い……」
地面に倒れていた雪女が起き上がると、その顔から氷が剥がれ落ちた。
「氷の鎧で防御力を上げているって感じか」
私の見ている先で、氷が集まってまた鎧が形成される。雪女の凄いところは、氷が肌に馴染んでいるのか、普通の肌と区別が付かない事だ。
また高速移動で近づいて、今度は双血剣を振う。黒百合での横降りを、下から勢いよく跳ね上げた雪で逸らされる。直後に、上から白百合を振り降ろす。こっちに対しては、軽く息を吹いて、小さな氷の礫を作り出し、それを横からぶつける事で逸らされた。すぐに、白百合で斬り上げるけど、それも氷の礫で逸らされる。
剣だけの攻撃では、効果が薄いと考えた私は、【操影】を使って、口を塞ぐ。厄介な氷の息吹を封じて、そのまま攻撃しようとすると、私の脚を雪が掴んできた。踏み込みを封じられた事で、攻撃に力が入らなかった。その攻撃は避けられ、雪女は影を引き千切って後ろに下がっていく。
私も黒百合の炎で雪を溶かして、自由を得る。
「悉く攻撃を防がれる……なら、それを突破出来るだけの速度を出す!」
私は、イベントでも使った大鎌を利用しての射出を使う。遠心力を使った黒百合の投擲は、雪女の虚を突いて、命中させる事が出来た。絹を裂くような悲鳴と共に、雪女が炎上する。直後に、周囲の雪が集まり始めて、炎と一緒に雪女が凍り付いた。
「【共鳴】」
一緒に凍り付いている黒百合を引き戻そうとするけど、戻ってこない。氷を砕かないと戻せないみたいだ。雪女のHPは、まだ六割残っている。
「【焔血】の炎が消えた。炎上対策はされているって事ね」
どうするかと考えようとすると、ある事に気付いた。それは、雪女のHPが回復しているという事だった。
「げっ……回復行動だったか!」
私は、高速移動を使って、ドロップキックを叩き込む。氷全体に罅が入る。でも、完全に割れはしなかった。
「【神脚】の威力を耐えた!?」
考えるに、物理耐性が高い氷なのかな。だから、今度は削り出す事にした。
「【ラピッドファイア】」
白百合で、氷を斬りつけまくる。それも傷が付くくらいで、割れる気配はない。もう最後に信じられるのは、自分の脚だけだ。
「【震転脚】」
最後に氷の上部に向かって踵落としを叩き込むと、これまでの傷と罅が広がって、ようやく割れた。
「【共鳴】【双月】」
手元に黒百合を戻して、白百合と一緒に上から振り下ろす。雪女の身体を上から下まで斬る。氷の鎧が剥がれて、生身の雪女が姿を現す。すぐに氷の鎧を纏おうとするけど、完全に纏う前に硬直時間が過ぎる。
私は、双血剣を手放して、白装束を掴む。氷を触ったように冷たい感覚がする。これが雪女の体温なのかな。人ではあり得ない冷たさだ。
「【孤月投げ】」
雪女が弧を描きながら、地面に叩きつけられる。その衝撃で纏っている最中の氷の鎧が砕ける。
地面にうつ伏せで組み伏せて、その首に魔力の牙を立てる。飲み込む血が、氷のように冷たい。胃袋の中に、液体窒素を流し込まれているかのようだった。まぁ、それでも【暴食】で適応出来るから、ダメージとかはない。
これ以上攻撃されないように、顔を地面に押し付けているので、氷の息吹は出せない。だからか、雪を操って、私を引き剥がそうとしてくる。でも、その雪は影で打ち払えたので、そのまま【操影】で打ち払い続ける。
HPが二割になると、一気に雪が集まってきた。さっきの回復技を使おうとしているのかもしれない。私は、影で身体を覆う。これで、完全に凍り付くことは防げるはずだ。
そう思うのと同時に、下から生えてきた氷柱が、雪女もろとも貫いてきた。夜霧の執行者の時と似たような行動だ。周囲から押し寄せてきていた雪は、これを悟られないようにするブラフだったみたい。
一気に三割もHPが減る。でも、【真祖】によるHP吸収があるので、すぐに回復出来る。貫かれている事による継続ダメージも、【真祖】のHP吸収による回復量の方が勝っているので、普通に回復していく。
そのまま血を吸い尽くして、雪女を倒しきる事が出来た。
『【真祖】により、雪女から【操氷】のスキルを獲得』
雪女からスキルを獲得する事が出来た。ついでに、ドロップアイテムは、雪印の白装束というものだった。これは、アカリに渡したら喜んでくれるかな。布系アイテムだし。
「割と面倒くさい相手だったなぁ……獲れたスキルで氷も操れるし、多少はマシになるかな。まぁ、最終的には、組み伏せて血を飲むで倒せばいいや」
取り敢えず、何で他のプレイヤーが逃げていたのかは理解出来た。雪と氷を操り、氷の息吹という攻撃方法だけど、厄介なのはそこではなく、対応力の高さだと思う。私は、【真祖】と【操影】があるので、ちょっと楽なのかもしれない。
「取り敢えず、予定通りスノータウンまで行ってログアウトしよ」
極力モンスターと会わないようにして、スノータウンまで戻った私は、そのままログアウトした。取り敢えず、雪原エリア攻略一日目は、順調だったかな。
「【焔血】」
黒百合に炎を纏わせて、高速移動で突っ込む。後ろに移動してからの奇襲というよくやる攻撃から始めようとした私の足元が急に隆起する。おかげで、黒百合での攻撃がズレて命中しなかった。
この近くまで来て、相手の正体が分かる。名前は、予想通り雪女。この状況から考えるに、雪を操る能力を持っている。
雪女は、私の方を向いて、口をすぼめる。その動作から嫌な予感がした私は、黒百合の刀身を盾状にする。【焔血】の状態は維持されているので、炎の盾になる。
そこに雪女が息を吹きかけてくる。その吐息は、周囲の空気すら凍らせて、ダイヤモンドダストのようにさせていた。炎の盾のおかげで、私の元に来る前に氷点下の吐息は、無効化出来ている。この盾も一緒に凍らせられるという最悪の状況は免れた。
背後から嫌な予感がしたので、【操影】を使って、後ろに壁を作り硬質化と【雪鎧】で背中を守る。
すると、影と【雪鎧】を貫通して氷の粒が背中に刺さった。幸いな事に、硬質化で、ダメージを抑えられた。
「うげっ……思ったよりも、氷の一撃は重いか」
盾にしていた黒百合の血と白百合の血を操作して、大きな刀身を作り出して両手剣にする。白百合を鞘に納めて、思いっきり横降りした。雪女は、分厚い氷の壁を間に作って後ろに下がった。【焔血】の炎ですんなりと斬る事は出来たけど、障害と盾としては、十分だった。
雪女は、私から十メートル程離れて止まる。その間に、白百合を抜いて血を分ける。双剣の状態にして、また高速移動を使う。今度は、不意打ちの奇襲ではなく、正面から突っ込む。私が正面に現れた事で、雪女が口をすぼめる。また氷の息を吹かれる前に、顔面に靴底をめり込ませる。
顔面を蹴られた衝撃で、雪女がバウンドしながら吹き飛んでいく。でも、思ったよりもダメージは与えられていない。
「思ったより硬い……」
地面に倒れていた雪女が起き上がると、その顔から氷が剥がれ落ちた。
「氷の鎧で防御力を上げているって感じか」
私の見ている先で、氷が集まってまた鎧が形成される。雪女の凄いところは、氷が肌に馴染んでいるのか、普通の肌と区別が付かない事だ。
また高速移動で近づいて、今度は双血剣を振う。黒百合での横降りを、下から勢いよく跳ね上げた雪で逸らされる。直後に、上から白百合を振り降ろす。こっちに対しては、軽く息を吹いて、小さな氷の礫を作り出し、それを横からぶつける事で逸らされた。すぐに、白百合で斬り上げるけど、それも氷の礫で逸らされる。
剣だけの攻撃では、効果が薄いと考えた私は、【操影】を使って、口を塞ぐ。厄介な氷の息吹を封じて、そのまま攻撃しようとすると、私の脚を雪が掴んできた。踏み込みを封じられた事で、攻撃に力が入らなかった。その攻撃は避けられ、雪女は影を引き千切って後ろに下がっていく。
私も黒百合の炎で雪を溶かして、自由を得る。
「悉く攻撃を防がれる……なら、それを突破出来るだけの速度を出す!」
私は、イベントでも使った大鎌を利用しての射出を使う。遠心力を使った黒百合の投擲は、雪女の虚を突いて、命中させる事が出来た。絹を裂くような悲鳴と共に、雪女が炎上する。直後に、周囲の雪が集まり始めて、炎と一緒に雪女が凍り付いた。
「【共鳴】」
一緒に凍り付いている黒百合を引き戻そうとするけど、戻ってこない。氷を砕かないと戻せないみたいだ。雪女のHPは、まだ六割残っている。
「【焔血】の炎が消えた。炎上対策はされているって事ね」
どうするかと考えようとすると、ある事に気付いた。それは、雪女のHPが回復しているという事だった。
「げっ……回復行動だったか!」
私は、高速移動を使って、ドロップキックを叩き込む。氷全体に罅が入る。でも、完全に割れはしなかった。
「【神脚】の威力を耐えた!?」
考えるに、物理耐性が高い氷なのかな。だから、今度は削り出す事にした。
「【ラピッドファイア】」
白百合で、氷を斬りつけまくる。それも傷が付くくらいで、割れる気配はない。もう最後に信じられるのは、自分の脚だけだ。
「【震転脚】」
最後に氷の上部に向かって踵落としを叩き込むと、これまでの傷と罅が広がって、ようやく割れた。
「【共鳴】【双月】」
手元に黒百合を戻して、白百合と一緒に上から振り下ろす。雪女の身体を上から下まで斬る。氷の鎧が剥がれて、生身の雪女が姿を現す。すぐに氷の鎧を纏おうとするけど、完全に纏う前に硬直時間が過ぎる。
私は、双血剣を手放して、白装束を掴む。氷を触ったように冷たい感覚がする。これが雪女の体温なのかな。人ではあり得ない冷たさだ。
「【孤月投げ】」
雪女が弧を描きながら、地面に叩きつけられる。その衝撃で纏っている最中の氷の鎧が砕ける。
地面にうつ伏せで組み伏せて、その首に魔力の牙を立てる。飲み込む血が、氷のように冷たい。胃袋の中に、液体窒素を流し込まれているかのようだった。まぁ、それでも【暴食】で適応出来るから、ダメージとかはない。
これ以上攻撃されないように、顔を地面に押し付けているので、氷の息吹は出せない。だからか、雪を操って、私を引き剥がそうとしてくる。でも、その雪は影で打ち払えたので、そのまま【操影】で打ち払い続ける。
HPが二割になると、一気に雪が集まってきた。さっきの回復技を使おうとしているのかもしれない。私は、影で身体を覆う。これで、完全に凍り付くことは防げるはずだ。
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そのまま血を吸い尽くして、雪女を倒しきる事が出来た。
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取り敢えず、何で他のプレイヤーが逃げていたのかは理解出来た。雪と氷を操り、氷の息吹という攻撃方法だけど、厄介なのはそこではなく、対応力の高さだと思う。私は、【真祖】と【操影】があるので、ちょっと楽なのかもしれない。
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