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真冬と真夏の吸血少女
予想通りと予想外
転移直後、私の身体に強烈な風が吹き付ける。雪も降っているから、吹雪にもなっていた。でも、視界が最悪という感じではない。これなら、豪雨エリアの方が何も見えない。
「うっ……寒っ……」
寒冷ダメージみたいなものは受けていないけど、かなり寒い。私が住んでいる場所では、感じた事のない寒さだ。
「あっ、【操氷】で、吹雪も操作出来る。風は浴びる事になるから、寒さはあまり変わらないけど、まだマシかも」
雪女から手に入れた【操氷】は、この環境下なら、かなり有効的なスキルだった。
────────────────────────
ハク:【武芸百般Lv33】【短剣Lv79】【短刀Lv11】【双剣Lv69】【牙Lv20】【武闘術Lv42】【真祖Lv49】【血液武装Lv53】【操影Lv32】【操氷Lv4】【使役(蝙蝠)Lv45】【突進Lv21】【空力Lv3】【未来視Lv22】【感知Lv44】
控え:【剣Lv69】【魔法才能Lv46】【水魔法才能Lv15】【支援魔法才能Lv45】【血行促進Lv6】【血液増加Lv6】【血液感知Lv1】【操砂Lv5】【操泥Lv1】【HP強化Lv71】【MP強化Lv37】【物理攻撃強化Lv74】【物理防御強化Lv51】【魔法防御強化Lv36】【神脚Lv57】【器用さ強化Lv43】【運強化Lv67】【身体能力強化Lv5】【視覚強化Lv53】【聴覚強化Lv54】【腕力強化Lv35】【握力強化Lv19】【顎強化Lv18】【執行者Lv75】【剛体Lv19】【不動Lv18】【疾走Lv30】【軽業Lv23】【身軽Lv3】【見切りLv30】【毒耐性Lv30】【麻痺耐性Lv7】【呪い耐性Lv1】【沈黙耐性Lv4】【暗闇耐性Lv1】【怒り耐性Lv8】【眠り耐性Lv1】【混乱耐性Lv32】【気絶耐性Lv1】【竜血Lv47】【登山Lv8】【防鱗Lv28】【氷角Lv3】【雪鎧Lv2】【毒霧Lv10】【毒液Lv8】【酸霧Lv2】【暴食Lv18】【飲み込みLv12】【狂気Lv8】【吸収Lv18】【貯蓄Lv19】【擬態Lv27】【超音波Lv4】【夜霧Lv25】【言語学Lv51】【古代言語学Lv1】【現代言語学Lv1】
SP:357
────────────────────────
今のスキル構成はこんな感じだった。【空力】は、空中で一歩だけ歩けるという感じのスキルだった。戦闘で有効活用出来るというより、いつもよりも一段階上に移動出来るので、行動の幅が広がったとみるべきだろう。
【操氷】で吹雪を散らしながら進んでいくと、一際強い風が吹く。その風が吹く方向を見ると、大きな翼を羽ばたかせているドラゴンの姿が見えた。全体的に青い鱗に覆われていて、大きさは霊峰の支配竜と同じくらいだ。そのドラゴンは、雪原の氷炎竜という名前らしい。氷なのか炎なのかはっきりしてほしい。
雪原の氷炎竜は、私を見つけると、ジッと睨んできた。こっちも双血剣を抜いて構える。
「結局ドラゴンか……でも、それなら、狙うべき場所は決まってる」
全力で駆け抜けて、その首の後ろにしがみついて血を吸う。これで倒せるはずだ。問題は、そこまで持っていく方法。【空力】を使って空を跳ぶ方法が、一番良いと思うけど、実際にどう動く事になるかは、戦闘が始まってからじゃないと分からない。
そう思っていると、急に空が黒く染まった。曇天で暗い状態だったけど、それ以上に暗い雲が集まっている。そして、雪に混じって、雷が落ち始めた。
同時に、雲の中から大きな身体が見え始める。
「あ……」
細長い身体。細いと言っても体長に比べて胴回りが細いというだけ。その太さは、羽を広げた雪原の氷炎竜以上の大きさがある。その青い身体には、青白い炎を纏っている。そう。現れたのは、砂漠にいた時に見たあの巨大な東洋竜だった。
「ここは北のはず。あれの行動範囲外なんじゃ……いや、それは私達が思い込んでいただけで、実際はもっと広い? いやいや、そんな事よりも、ここはボスエリアのはず……」
東洋竜は、雲の中から顔を出す。その眼は、確実に私を見ている。でも、攻撃はしてこない。氷炎竜に関しても同じだ。氷炎竜は、私ではなく東洋竜の方を見ている。
これが本来のボス戦ではないという事は私にも分かる。それなら、私があの東洋竜について訊いた時に、フレ姉達が話しているはずだからだ。でも、そんな事はなかった。この状況は、知り合いの中では私が初めてという事になる。
つまり、特別な条件がある。他の皆と違う部分は、私のスキル【竜血】。他の誰も持っていないし、手に入れる方法もほぼない。私みたいに、【吸血】を育てていないと手に入らないものだし。
周囲の雷と雪は、激しさを増していたけど、私の周りだけは、その被害が一切無い。おかげで、東洋竜の顔をジッと見返す事が出来る。いや、ただただ見る事しか出来ない。目を離せない。離してしまったら、即座に倒されてしまうかもしれない。そんな予感が止まないからだ。
東洋竜と睨み合っていると、私の目の前にウィンドウが現れる。
『EXストーリークエスト『東方の守護者』を開始します』
何故か、急に新しいクエストが始まった。それと同時に、東洋竜が北の方を向く。私を見ていた時よりも、睨んでいるという印象を受ける目付きだ。でも、敵を見るというよりも苛立ちを覚えているという感じがする。全部私の主観だから、実際のところは分からないけど。
東洋竜は、最後に私の事を見ると、そのまま雲の中へと帰って行った。同時に、氷炎竜が頭を地面に付けた。
「?」
羽も地面に付けていて、何だか服従の姿勢みたい。攻撃も出来るような状況じゃなくなっていて、どうすれば良いのか。
悩んでいる私の目の前に、またウィンドウが現れる。
『雪原の氷炎竜をテイム出来ます。スキル【調教】を収得しますか? YES/NO』
「はぁ!?」
突然の事に理解が追いつかない。そもそも、何で氷炎竜のテイム条件を満たしたのかも分からない。しかも、相手はボスモンスターだ。テイム可能モンスターだったにせよ、そんな簡単に出来るようなものではない。他のゲームですら、かなり低い確率なのに。
そんな考えが頭を駆け巡る。でも、結局は、その条件を達成しているから、このテイムが可能という表示が出ている。
「まぁ、これ以上迷う必要はないか」
YESを押す。
『【調教】を収得しました。【感知】と入れ替えます』
その表示が出た直後、私の胸から白い鎖が出て来て、氷炎竜の首に繋がる。氷炎竜に首輪が巻かれる。そして、その身体が光に包まれた。その光が消えると、私の身長の半分程になった雪原の氷炎竜の姿があった。
『テイムに成功しました。名前を決めて下さい』
その表示の後に、名前入力画面が出てきた。
「うげっ、名前を決めるの苦手なんだよなぁ……じゃあ、『スノウ』で」
雪原にいたからスノウという名前にした。
────────────────────────
スノウ:【矮小化】【氷炎息吹】【竜鎧】【竜血】【操氷】【氷鎧】
────────────────────────
名前を付けたら、スノウのスキルを見る事が出来た。小さくなれたのは、この【矮小化】というスキルのおかげみたいだ。あの巨大な姿で街にいたら、襲撃と勘違いされるだろうし。
「てか、ずっと出っぱなしなのかな。出来れば、あまり目立ちたくないから、街中は仕舞っておきたいんだけど」
そう思って、スキルの【調教】を調べる。
────────────────────────
【調教】:モンスターをテイムする事が可能になる。【召喚】で喚び出し、【送還】で送り返す。テイムモンスターは、庭付きの家を所有しておけば、そこで生活させる事が出来る。
────────────────────────
ちょっと詳しい説明が書かれていた。テイムモンスターに関しては、ちょっと説明しておかないと分からない事が多すぎるからかな。
「庭付きの家を買わないと預けられないのか。それまでは、ずっと連れているしかないと」
ほぼ確実に目立つ。だけど、もうテイムしてしまった以上、受け入れるしかない。
「面倒事に巻き込んだら、ごめんね」
『グルルル……』
スノウの頭を撫でながらそう言うと、スノウは喉を鳴らしながら、頭を手に押し付けてくる。言葉を理解してくれたみたい。そこら辺の意思疎通も、どこまで通じるか検証した方が良いかもしれない。
「まぁ、何はともあれ、雪原エリア攻略完了……なのかな?」
ボス戦を行わずに攻略が完了した事に、ちょっとだけ不足感を覚えながらも、一旦ボスエリアの先、雪嶺エリアへと転移した。転移は、スノウも一緒に来るみたいで、隣にいた。
そして、私の目の前に広がる次のエリアは、見るだけで探索が億劫になるような光景だった。
下からでも分かるくらい巨大な雪山が、最低でも三つある。頂上が三つあるから、一つ一つ探索しないといけない。
「まぁ、ここに来るのは、しばらく後だろうし、その時には、探索も楽になっている事を祈ろっと。それじゃあ、スノウ、帰るよ」
『ガァッ!』
元気な返事を聞いて、私は雪原エリアに戻る。取り敢えず、これに関して相談したいので、フレ姉にメッセージを送っておく。何かしらの解決法を持っていると良いけど。
「うっ……寒っ……」
寒冷ダメージみたいなものは受けていないけど、かなり寒い。私が住んでいる場所では、感じた事のない寒さだ。
「あっ、【操氷】で、吹雪も操作出来る。風は浴びる事になるから、寒さはあまり変わらないけど、まだマシかも」
雪女から手に入れた【操氷】は、この環境下なら、かなり有効的なスキルだった。
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ハク:【武芸百般Lv33】【短剣Lv79】【短刀Lv11】【双剣Lv69】【牙Lv20】【武闘術Lv42】【真祖Lv49】【血液武装Lv53】【操影Lv32】【操氷Lv4】【使役(蝙蝠)Lv45】【突進Lv21】【空力Lv3】【未来視Lv22】【感知Lv44】
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SP:357
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今のスキル構成はこんな感じだった。【空力】は、空中で一歩だけ歩けるという感じのスキルだった。戦闘で有効活用出来るというより、いつもよりも一段階上に移動出来るので、行動の幅が広がったとみるべきだろう。
【操氷】で吹雪を散らしながら進んでいくと、一際強い風が吹く。その風が吹く方向を見ると、大きな翼を羽ばたかせているドラゴンの姿が見えた。全体的に青い鱗に覆われていて、大きさは霊峰の支配竜と同じくらいだ。そのドラゴンは、雪原の氷炎竜という名前らしい。氷なのか炎なのかはっきりしてほしい。
雪原の氷炎竜は、私を見つけると、ジッと睨んできた。こっちも双血剣を抜いて構える。
「結局ドラゴンか……でも、それなら、狙うべき場所は決まってる」
全力で駆け抜けて、その首の後ろにしがみついて血を吸う。これで倒せるはずだ。問題は、そこまで持っていく方法。【空力】を使って空を跳ぶ方法が、一番良いと思うけど、実際にどう動く事になるかは、戦闘が始まってからじゃないと分からない。
そう思っていると、急に空が黒く染まった。曇天で暗い状態だったけど、それ以上に暗い雲が集まっている。そして、雪に混じって、雷が落ち始めた。
同時に、雲の中から大きな身体が見え始める。
「あ……」
細長い身体。細いと言っても体長に比べて胴回りが細いというだけ。その太さは、羽を広げた雪原の氷炎竜以上の大きさがある。その青い身体には、青白い炎を纏っている。そう。現れたのは、砂漠にいた時に見たあの巨大な東洋竜だった。
「ここは北のはず。あれの行動範囲外なんじゃ……いや、それは私達が思い込んでいただけで、実際はもっと広い? いやいや、そんな事よりも、ここはボスエリアのはず……」
東洋竜は、雲の中から顔を出す。その眼は、確実に私を見ている。でも、攻撃はしてこない。氷炎竜に関しても同じだ。氷炎竜は、私ではなく東洋竜の方を見ている。
これが本来のボス戦ではないという事は私にも分かる。それなら、私があの東洋竜について訊いた時に、フレ姉達が話しているはずだからだ。でも、そんな事はなかった。この状況は、知り合いの中では私が初めてという事になる。
つまり、特別な条件がある。他の皆と違う部分は、私のスキル【竜血】。他の誰も持っていないし、手に入れる方法もほぼない。私みたいに、【吸血】を育てていないと手に入らないものだし。
周囲の雷と雪は、激しさを増していたけど、私の周りだけは、その被害が一切無い。おかげで、東洋竜の顔をジッと見返す事が出来る。いや、ただただ見る事しか出来ない。目を離せない。離してしまったら、即座に倒されてしまうかもしれない。そんな予感が止まないからだ。
東洋竜と睨み合っていると、私の目の前にウィンドウが現れる。
『EXストーリークエスト『東方の守護者』を開始します』
何故か、急に新しいクエストが始まった。それと同時に、東洋竜が北の方を向く。私を見ていた時よりも、睨んでいるという印象を受ける目付きだ。でも、敵を見るというよりも苛立ちを覚えているという感じがする。全部私の主観だから、実際のところは分からないけど。
東洋竜は、最後に私の事を見ると、そのまま雲の中へと帰って行った。同時に、氷炎竜が頭を地面に付けた。
「?」
羽も地面に付けていて、何だか服従の姿勢みたい。攻撃も出来るような状況じゃなくなっていて、どうすれば良いのか。
悩んでいる私の目の前に、またウィンドウが現れる。
『雪原の氷炎竜をテイム出来ます。スキル【調教】を収得しますか? YES/NO』
「はぁ!?」
突然の事に理解が追いつかない。そもそも、何で氷炎竜のテイム条件を満たしたのかも分からない。しかも、相手はボスモンスターだ。テイム可能モンスターだったにせよ、そんな簡単に出来るようなものではない。他のゲームですら、かなり低い確率なのに。
そんな考えが頭を駆け巡る。でも、結局は、その条件を達成しているから、このテイムが可能という表示が出ている。
「まぁ、これ以上迷う必要はないか」
YESを押す。
『【調教】を収得しました。【感知】と入れ替えます』
その表示が出た直後、私の胸から白い鎖が出て来て、氷炎竜の首に繋がる。氷炎竜に首輪が巻かれる。そして、その身体が光に包まれた。その光が消えると、私の身長の半分程になった雪原の氷炎竜の姿があった。
『テイムに成功しました。名前を決めて下さい』
その表示の後に、名前入力画面が出てきた。
「うげっ、名前を決めるの苦手なんだよなぁ……じゃあ、『スノウ』で」
雪原にいたからスノウという名前にした。
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スノウ:【矮小化】【氷炎息吹】【竜鎧】【竜血】【操氷】【氷鎧】
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名前を付けたら、スノウのスキルを見る事が出来た。小さくなれたのは、この【矮小化】というスキルのおかげみたいだ。あの巨大な姿で街にいたら、襲撃と勘違いされるだろうし。
「てか、ずっと出っぱなしなのかな。出来れば、あまり目立ちたくないから、街中は仕舞っておきたいんだけど」
そう思って、スキルの【調教】を調べる。
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【調教】:モンスターをテイムする事が可能になる。【召喚】で喚び出し、【送還】で送り返す。テイムモンスターは、庭付きの家を所有しておけば、そこで生活させる事が出来る。
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ちょっと詳しい説明が書かれていた。テイムモンスターに関しては、ちょっと説明しておかないと分からない事が多すぎるからかな。
「庭付きの家を買わないと預けられないのか。それまでは、ずっと連れているしかないと」
ほぼ確実に目立つ。だけど、もうテイムしてしまった以上、受け入れるしかない。
「面倒事に巻き込んだら、ごめんね」
『グルルル……』
スノウの頭を撫でながらそう言うと、スノウは喉を鳴らしながら、頭を手に押し付けてくる。言葉を理解してくれたみたい。そこら辺の意思疎通も、どこまで通じるか検証した方が良いかもしれない。
「まぁ、何はともあれ、雪原エリア攻略完了……なのかな?」
ボス戦を行わずに攻略が完了した事に、ちょっとだけ不足感を覚えながらも、一旦ボスエリアの先、雪嶺エリアへと転移した。転移は、スノウも一緒に来るみたいで、隣にいた。
そして、私の目の前に広がる次のエリアは、見るだけで探索が億劫になるような光景だった。
下からでも分かるくらい巨大な雪山が、最低でも三つある。頂上が三つあるから、一つ一つ探索しないといけない。
「まぁ、ここに来るのは、しばらく後だろうし、その時には、探索も楽になっている事を祈ろっと。それじゃあ、スノウ、帰るよ」
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