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楽しく賑わう吸血少女
アカリの心配?
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ここまで話したところで、アカリが手を鳴らして、話題を変えた。
「そういえば、この話って知ってる? ツリータウンの最上層へと上がる方法が見つかったっていう話」
一瞬何の事って思ったけど、すぐに思い出した。熱帯エリアにあるツリータウンの第五層。そこに入る方法がなかったので、一旦探索を諦めていた。無理矢理入ったら、ツリータウンから追放される。諦めた原因は、それだった。
だから、他の事を優先していて、すっかり頭の中から消え去っていた。
「知らない。クエストとか?」
「うん。ツリータウンにあるクエストで、入る事が出来るようになるらしいよ。まぁ、結構難易度が高いらしいけど」
今まで見つからなかったのか、新しく追加されたのか分からないけど、そういったクエストが見つかったらしい。しかも、難易度が高いと来た。まぁ、そのくらいはあり得るとは思う。あそこまで守っている場所だし。
「へぇ~、どんな感じで?」
「特定のモンスターの討伐。クエストを受けると現れるモンスターなんだけど、即死技を持ってるみたい。しかも、乱用」
「エグっ……」
即死攻撃を持っているだけでもヤバいのに、それを乱用してくるなんてえげつない。そんなモンスターと戦って勝たないといけないなんて、本当にヤバいクエストだ。荒れ地の攻略を終えたら、ツリータウンをもう一度探索して、クエストを受注しようかな。
「まぁ、ハクちゃんならどうにか出来るかもね。皆もいるし」
アカリが言っている皆というのは、スノウ達の事だ。
「あの子達がいれば、どうにかなるような相手か……って事は、蒼天竜よりは弱い感じかな」
私の認識では、蒼天竜と最初に戦った時は、スノウ達の援護がなかったら負けていた。私達で一切諦めなかったからこそ、切り開けた道だったと思う。
だから、スノウ達がいればどうにか出来るというイメージが出来たら、それは蒼天竜よりも弱いという認識になってしまう。即死攻撃という部分だけが引っ掛かるけど。
「蒼天竜と比べたら、ほとんどのモンスターは弱いと思うけど。あんなの勝てる気しないし」
アカリもイベントで蒼天竜を見ているので、蒼天竜の放つ威圧感を味わっている。そこから、自分に勝ち目はないという風に思ったらしい。
「まぁ、空を飛ぶ方法がないとね。【蒼天】を防ぐ方法が必要だし」
蒼天竜が持つ最大の攻撃は【蒼天】。その【蒼天】のせいで、多くのプレイヤーは負けを強いられている。だから、【蒼天】を防ぐ方法が必要だった。でも、生半可な防御では、即割られるし、唯一防げる方法は距離を取らない事。常に接近し続ける事。それには空を飛んで、しかも追いつかないといけない。
それは、羽を持つ人ではないと無理だ。だから、それ以外の方法が必要になる。
「【蒼天】ね。ハクちゃん、空でぶつけ合ったでしょ? ものすごい衝撃が地上まで届いたよ。凄くびっくりしたもん」
イベントでの【蒼天】と【蒼天】のぶつかり合い。それは、雲を吹き飛ばす程の衝撃を辺りに撒き散らしていた。そして、地面すらも罅が入る程。それが、アカリ達にも影響していないか気になったけど、ちゃんと影響していたみたいだ。
「あ~、ごめんね」
そういえば、戦闘が続いて謝る事を忘れていた。
「あの時のあれで、【蒼天】を【蒼天】で打ち消せる事は分かった。でも、それを別のものでやるにしても、【蒼天】クラスの技が必要って事なんだよねぇ」
【蒼天】同士のぶつかり合いから、同等の威力が必要という考察が出来る。私が知る限り、威力という面で言えば、【蒼天】以上の技を知らない。
「アクアさんの虚無とかは?」
アカリの言葉に、ちょっと考えてから、首を横に振った。
「無理なんじゃない? 私が使っているスキルと違って、皆の持っているスキルは、他にも持っている人がいて当たり前みたいなものじゃん? だから、既に検証されてると思うんだよね」
【吸血】を取って進化させている人は分かっている限りで、私しかいない。だから、私の持っているスキルは、他の人達が持つ事が出来ないスキルになっている。代わりに、皆が持っているスキルは、スキル一覧から取れるものに限られる。つまり、レベルさえ上がれば誰でも取れるものばかりという事だ。
だから、【蒼天】に対する防御策として、攻撃を当てるとかもやっている人はいると思う。それこそ、アク姉が使っていた【虚無の果て】も使った人はいるはず。そこまでの話を聞いた事がないから、はっきりとした事は分からないけど、多分【蒼天】は防げないと思う。
「あぁ……確かにね。蒼天竜の攻撃をこれで防げたみたいな話は、私も見たことないから出来ないのか。」
「うん。それがないって事は、虚無は突破されるんだと思う。だけど……もしかしたら、【蒼天】より先に展開するんじゃなくて、ぴったり【蒼天】に合わせる形で使えばいけるかも?」
「ぴったりって、【蒼天】の先端にって事?」
「そう。虚無は吸収ってよりも消すって感じだし、その効果が生じるのは、発生直後だけ。後は、エアリーの【絶対真空】みたいに、何もなくなった空間を元に戻そうとするから。それは、アク姉が言ってた。だから、多分タイミングが大事とかはあり得そう。コンマ何秒の世界だと思うけど」
【蒼天】の先端と【虚無の果て】の効果が生じるタイミングがかち合えば、打ち消す事は出来るかもしれない。【虚無の果て】について考えていて、ちょっとその可能性を感じた。ただ、【蒼天】の速度を見切って、完全にタイミングを合わせないといけないと思うので、結構厳しいとは思う。
「難しそう。アクアさんなら出来るかな?」
「まぁ、そうだね。アク姉なら、試行していけば出来るようになると思う。そういうタイミングを計るの上手いし」
アク姉は運動神経が良いわけじゃないけど、そこら辺の判断は的確だ。でも、初見で合わせるのは無理だと思う。何度も見る事で完全に把握してからの話だ。
「それもそうか。そういえば、ハクちゃんは、今どこを攻略してるの?」
「荒れ地エリア。もうマップは出来たから、細かく調べるのと街を調べるだけ。あっ、ダンジョンもあるか」
「意外とやることばかりだね。私も追いつけるように頑張ろっと。ところで、ハクちゃんにお願いがあるんだけど」
多分、これがアカリが話し掛けてきた用件だ。これまでの話は、ただの世間話的なあれだと思う。まぁ、私と話したかったみたいな事もあり得そうだけど。
「何?」
「時間のある時に、【強靭糸】と【絹糸】で糸出して欲しいなって」
「あぁ~、オッケー。ストレージに入れておく」
【強靭糸】と【絹糸】は、出した糸をアイテム化させる事が出来る。それには、一定以上の量を出さないといけないので、戦闘中とかに使っても、すぐにアイテム化するという事はない。これは、アカリに言われた通り時間のある時にする。
そろそろ出発しようかと思っていると、アカリは、何か言いたげな表情をしていた。ちょっと待っていると、アカリの口が開く。
「ねぇ、ハ……白ちゃん」
アカリが現実での名前を呼ぶ。ギルドエリアの中だからいいけど、態々現実での名前に言い直す必要がある話題という事だ。
「白ちゃんはさ。火蓮さんと翼さんの話を聞いて、どう思った?」
アカリは、怖ず怖ずと訊いてきた。私の答えを聞くのが怖いのかな。他に、理由は思い付かない。
「あの時言った通り、姉が一人増えたって感じかな。最初は驚いたけどね。割と、喧嘩するし。でも、最後には嬉しかったかな。それに、安心したっていうのもあるかな。かー姉を支えてくれる人と翼さんを支えてくれる人が一緒になったから」
私の答えを聞いて、アカリは少しホッとしている様子だった。それが何故なのか私には分からない。
「ああいう関係って、ちょっと憧れるよね。何でも言えて、互いに想い合えるみたいな。私達よりも進んだ関係って感じがする」
「わ、私達の!?」
アカリは何か驚いたような表情をしていた。
「そりゃ、恋人って、親友とは違う関係でしょ? 二人を見てたら、ちょっと良いなって思った。実際に見てみるのって大事だね。まぁ、それでも気になるって思える人はいないんだけどね。異性の知り合いなんて少ないし」
「そうなんだ……」
「まぁ、その内見つかるでしょ。その内」
「その内……ね」
ちょっとだけ声が小さいような気がしなくもないけど、大丈夫かな。もしかして、かー姉か翼さんの事好きだったのかな。そんな素振りはなかったような気がするけど、人の機微には疎いからなぁ。
「そういえば、この話って知ってる? ツリータウンの最上層へと上がる方法が見つかったっていう話」
一瞬何の事って思ったけど、すぐに思い出した。熱帯エリアにあるツリータウンの第五層。そこに入る方法がなかったので、一旦探索を諦めていた。無理矢理入ったら、ツリータウンから追放される。諦めた原因は、それだった。
だから、他の事を優先していて、すっかり頭の中から消え去っていた。
「知らない。クエストとか?」
「うん。ツリータウンにあるクエストで、入る事が出来るようになるらしいよ。まぁ、結構難易度が高いらしいけど」
今まで見つからなかったのか、新しく追加されたのか分からないけど、そういったクエストが見つかったらしい。しかも、難易度が高いと来た。まぁ、そのくらいはあり得るとは思う。あそこまで守っている場所だし。
「へぇ~、どんな感じで?」
「特定のモンスターの討伐。クエストを受けると現れるモンスターなんだけど、即死技を持ってるみたい。しかも、乱用」
「エグっ……」
即死攻撃を持っているだけでもヤバいのに、それを乱用してくるなんてえげつない。そんなモンスターと戦って勝たないといけないなんて、本当にヤバいクエストだ。荒れ地の攻略を終えたら、ツリータウンをもう一度探索して、クエストを受注しようかな。
「まぁ、ハクちゃんならどうにか出来るかもね。皆もいるし」
アカリが言っている皆というのは、スノウ達の事だ。
「あの子達がいれば、どうにかなるような相手か……って事は、蒼天竜よりは弱い感じかな」
私の認識では、蒼天竜と最初に戦った時は、スノウ達の援護がなかったら負けていた。私達で一切諦めなかったからこそ、切り開けた道だったと思う。
だから、スノウ達がいればどうにか出来るというイメージが出来たら、それは蒼天竜よりも弱いという認識になってしまう。即死攻撃という部分だけが引っ掛かるけど。
「蒼天竜と比べたら、ほとんどのモンスターは弱いと思うけど。あんなの勝てる気しないし」
アカリもイベントで蒼天竜を見ているので、蒼天竜の放つ威圧感を味わっている。そこから、自分に勝ち目はないという風に思ったらしい。
「まぁ、空を飛ぶ方法がないとね。【蒼天】を防ぐ方法が必要だし」
蒼天竜が持つ最大の攻撃は【蒼天】。その【蒼天】のせいで、多くのプレイヤーは負けを強いられている。だから、【蒼天】を防ぐ方法が必要だった。でも、生半可な防御では、即割られるし、唯一防げる方法は距離を取らない事。常に接近し続ける事。それには空を飛んで、しかも追いつかないといけない。
それは、羽を持つ人ではないと無理だ。だから、それ以外の方法が必要になる。
「【蒼天】ね。ハクちゃん、空でぶつけ合ったでしょ? ものすごい衝撃が地上まで届いたよ。凄くびっくりしたもん」
イベントでの【蒼天】と【蒼天】のぶつかり合い。それは、雲を吹き飛ばす程の衝撃を辺りに撒き散らしていた。そして、地面すらも罅が入る程。それが、アカリ達にも影響していないか気になったけど、ちゃんと影響していたみたいだ。
「あ~、ごめんね」
そういえば、戦闘が続いて謝る事を忘れていた。
「あの時のあれで、【蒼天】を【蒼天】で打ち消せる事は分かった。でも、それを別のものでやるにしても、【蒼天】クラスの技が必要って事なんだよねぇ」
【蒼天】同士のぶつかり合いから、同等の威力が必要という考察が出来る。私が知る限り、威力という面で言えば、【蒼天】以上の技を知らない。
「アクアさんの虚無とかは?」
アカリの言葉に、ちょっと考えてから、首を横に振った。
「無理なんじゃない? 私が使っているスキルと違って、皆の持っているスキルは、他にも持っている人がいて当たり前みたいなものじゃん? だから、既に検証されてると思うんだよね」
【吸血】を取って進化させている人は分かっている限りで、私しかいない。だから、私の持っているスキルは、他の人達が持つ事が出来ないスキルになっている。代わりに、皆が持っているスキルは、スキル一覧から取れるものに限られる。つまり、レベルさえ上がれば誰でも取れるものばかりという事だ。
だから、【蒼天】に対する防御策として、攻撃を当てるとかもやっている人はいると思う。それこそ、アク姉が使っていた【虚無の果て】も使った人はいるはず。そこまでの話を聞いた事がないから、はっきりとした事は分からないけど、多分【蒼天】は防げないと思う。
「あぁ……確かにね。蒼天竜の攻撃をこれで防げたみたいな話は、私も見たことないから出来ないのか。」
「うん。それがないって事は、虚無は突破されるんだと思う。だけど……もしかしたら、【蒼天】より先に展開するんじゃなくて、ぴったり【蒼天】に合わせる形で使えばいけるかも?」
「ぴったりって、【蒼天】の先端にって事?」
「そう。虚無は吸収ってよりも消すって感じだし、その効果が生じるのは、発生直後だけ。後は、エアリーの【絶対真空】みたいに、何もなくなった空間を元に戻そうとするから。それは、アク姉が言ってた。だから、多分タイミングが大事とかはあり得そう。コンマ何秒の世界だと思うけど」
【蒼天】の先端と【虚無の果て】の効果が生じるタイミングがかち合えば、打ち消す事は出来るかもしれない。【虚無の果て】について考えていて、ちょっとその可能性を感じた。ただ、【蒼天】の速度を見切って、完全にタイミングを合わせないといけないと思うので、結構厳しいとは思う。
「難しそう。アクアさんなら出来るかな?」
「まぁ、そうだね。アク姉なら、試行していけば出来るようになると思う。そういうタイミングを計るの上手いし」
アク姉は運動神経が良いわけじゃないけど、そこら辺の判断は的確だ。でも、初見で合わせるのは無理だと思う。何度も見る事で完全に把握してからの話だ。
「それもそうか。そういえば、ハクちゃんは、今どこを攻略してるの?」
「荒れ地エリア。もうマップは出来たから、細かく調べるのと街を調べるだけ。あっ、ダンジョンもあるか」
「意外とやることばかりだね。私も追いつけるように頑張ろっと。ところで、ハクちゃんにお願いがあるんだけど」
多分、これがアカリが話し掛けてきた用件だ。これまでの話は、ただの世間話的なあれだと思う。まぁ、私と話したかったみたいな事もあり得そうだけど。
「何?」
「時間のある時に、【強靭糸】と【絹糸】で糸出して欲しいなって」
「あぁ~、オッケー。ストレージに入れておく」
【強靭糸】と【絹糸】は、出した糸をアイテム化させる事が出来る。それには、一定以上の量を出さないといけないので、戦闘中とかに使っても、すぐにアイテム化するという事はない。これは、アカリに言われた通り時間のある時にする。
そろそろ出発しようかと思っていると、アカリは、何か言いたげな表情をしていた。ちょっと待っていると、アカリの口が開く。
「ねぇ、ハ……白ちゃん」
アカリが現実での名前を呼ぶ。ギルドエリアの中だからいいけど、態々現実での名前に言い直す必要がある話題という事だ。
「白ちゃんはさ。火蓮さんと翼さんの話を聞いて、どう思った?」
アカリは、怖ず怖ずと訊いてきた。私の答えを聞くのが怖いのかな。他に、理由は思い付かない。
「あの時言った通り、姉が一人増えたって感じかな。最初は驚いたけどね。割と、喧嘩するし。でも、最後には嬉しかったかな。それに、安心したっていうのもあるかな。かー姉を支えてくれる人と翼さんを支えてくれる人が一緒になったから」
私の答えを聞いて、アカリは少しホッとしている様子だった。それが何故なのか私には分からない。
「ああいう関係って、ちょっと憧れるよね。何でも言えて、互いに想い合えるみたいな。私達よりも進んだ関係って感じがする」
「わ、私達の!?」
アカリは何か驚いたような表情をしていた。
「そりゃ、恋人って、親友とは違う関係でしょ? 二人を見てたら、ちょっと良いなって思った。実際に見てみるのって大事だね。まぁ、それでも気になるって思える人はいないんだけどね。異性の知り合いなんて少ないし」
「そうなんだ……」
「まぁ、その内見つかるでしょ。その内」
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