408 / 809
一周年の吸血少女
神器
しおりを挟む
親方に言われた通り、三日後に刀を取りに向かった。バイトを入れてなかったので、ちゃんと取りに行く事が出来た。
「親方いらっしゃいますか?」
扉をノックして呼び掛けると、親方が出て来た。
「おう。来たな。上がりな」
「お邪魔します」
前と同じく一番奥の鍛冶場に案内された。そして、そこにある机の上には、一本の刀が置かれていた。その刀身は真っ赤だった。
「真っ赤な刃ですね」
「ああ、こいつらが勝手に変化した。過去の記憶か、お前が使っていた時の記憶か。どちらにせよ、血に対する記憶が強かったようだな」
「じゃあ、この刃は血だけで出来ているんですか?」
「いや、混ざっているという方が正しいな。基本的には金属で出来ている」
「なるほど」
軽く説明を聞きながら、刀の追加効果を見る。
────────────────────
神器・神殺し:神も殺す事が出来る刀。【全能超強化】【万象斬】【致命斬首】【人特効】【竜特効】【神特効】【悪魔特効】【飢血】【神気】【不壊】
────────────────────
何かヤバいものになっていた。
「これ……」
「ああ、本来の力は確かに解放したが、そこから大きく進化を遂げた」
「神器なのに、神を殺すんですか?」
「本当にな。まぁ、良くある事ではあるが」
「良くあるんですね……」
神器って、神聖なものとか神様から与えられたものってイメージがあるから、神様が自分を殺すものを与えたみたいな感じなっていそう。まぁ、これは親方が作ってくれたものだから、神様から与えられたものじゃないけど。
「まぁ、大体はそのままの意味だ。【万象斬】は、全てを斬る事が出来る。【致命斬首】は、人の首を刎ねた時に即死させる。特効系は、その種族に対するダメージが大きくなる。【神特効】に関しては、天使、精霊、神霊にも同様の効果を与える事になる。【神気】は、そのまま神気を帯びるというもの。【不壊】は決して壊れないというものだ。一番厄介なのは、【飢血】でな。これは、装備した対象と斬った対象から血を吸収し、吸収した分能力を上昇させるというものだ。装備している間は、常に血を抜かれる事になる。これが、人斬りと竜狩刀の本来の力……それがお前専用に進化したものだ」
「本来の力が、私専用に進化ですか?」
「ああ、人斬りと竜狩刀は、それぞれ人と竜を斬れば斬る程、その切れ味が上昇していく妖刀だ。お前が使用する前であれば、それぞれの能力がそのまま発現するだけで終わっただろう。だが、お前が使った事によって、二本とも新しい経験をしていった。お前は、今までにどれだけの血を吸ってきたか覚えているか?」
「いえ、数え切れない程としか言えません」
【始祖の吸血鬼】になって、二分の一の確率でスキルを獲れるようになり、吸血の回数は減ってきていたが、その前、特に【吸血】時代は試行回数を増やすために、かなりの回数吸血していた。もうその時点で、何回かなんて数え切れないわけだから、今となっては何も分からない。
「そのお前の経験も学んだんだろうな。こいつらは、お前に相応しい武器になろうとした。その結果、【飢血】という力に至ったわけだ」
「そうなんですね」
吸血鬼である私が使用した事で、吸血鬼が使う刀として生まれ変わったみたいな感じなのかな。師匠や永正さんだけじゃなくて、私も主として認められていたみたい。刀にそんな感情があるのかは分からないけど。
取り敢えず、神殺しを手に取ってみると、一気に血が吸い取られていく感覚がする。私の血液は無限にあるから、いくら吸われても問題ないけど、全く止まる気配がない。
「親方、この神殺し……」
「ああ、血を吸う速度は異常だ。俺も死にかけた」
さらっととんでもない事を言った。でも、実際、普通の人が持ったら、十秒も保たないと思う。
「というか、止まらないのですが……」
「無限に吸うだろうな。吸い取った血を使った攻撃も出来るだろう。そこら辺は、自分で試行錯誤してみると良い。俺も調べたいところだったが、持つ事が出来ないからな」
「なるほど。分かりました」
神殺しを血の中に仕舞う。血の中に入れていても、神殺しの【飢血】は止まらない。血の中にあるから仕方ないのかな。私としては困る事はないから良いのだけど。
「そういや、武器はこれしかないのか?」
「いえ、この二本もあります」
白百合と黒百合を取り出して見せる。親方は、ジッと二本を見る。
「ふむ……腕の良い職人が作ったな。魂が込められている。だが、まだ神器に至るには若いな。そっちの防具も同じだ。込められているのは、愛情に近いものに感じるが、良い職人が作っているな」
「そんな事まで分かるんですか?」
「何となくだがな」
愛情とかそういうものを感知出来るって、一体どうやって調べているのだろう。アカリが愛情を込めているのは当たり前だけど、それは私が恋人だから分かるってだけだし。まぁ、そんなゲームシステムを気にしても仕方ないか。
「その武器と防具、後はアクセサリーだな。それらは、作った職人が神器にする方が良いだろう」
「えっ、親方じゃなくても、神器にする事は出来るんですか?」
「当たり前だ。神器にする事自体は、極めた職人なら出来る。問題は、どれだけ神器としての力を表に引き出せるかだ。俺は大抵のものなら最大限まで引き出せる。今回は、それ以上になったがな。その武器と防具に関しては、俺よりも作った本人が適任だと感じる。まぁ、俺の感覚ってだけだから、本当に引き出せるかは分からんがな」
「へぇ~」
アカリでも神器は作り出せるみたい。多分、かなり努力しないと出来ないだろうけど、アカリなら、その努力は出来るだろう。それなら、その時まで楽しみにしておこう。
「これから先、ダンジョンやそこら辺でボロボロの武器を見つけたら、ここに持って来い。本来の姿に戻してやる。運が良ければ、神器に至るものもあるかもな」
「分かりました。その時はお願いします」
神器の隠れ里は、そこまでの頻度で来る事はなさそうだけど、割と重要そうな場所だった。何かあれば、親方を頼らせて貰おう。神殺しを受け取ったので、親方に頭を下げてから、神器の隠れ里を後にした。そして、そのままの足で刀刃の隠れ里に転移する。すると、師匠が温泉の方から、家に戻ってくるところだった。
「あら、どうかしたの?」
「刀が完成したので、師匠にも見せておいた方が良いかなと思いまして」
「律儀な子ね。気にしなくて良いって言ったのに。それで、どんな刀になったの?」
「これでです」
血の中から神殺しを取り出す。師匠はジッと神殺しを見る。
「神殺しって名前になって、色々な種族への特効を持つようになりました。それと、人斬りと竜狩刀の本来の力が合わさって、私専用に進化したみたいで、血を無限に吸収するようになりました。なので、師匠も触らない方が良いと思います」
「へぇ~、綺麗な刀身ね。それにしても神殺しね……神器になっても物騒な名前は変わらないのね」
「私も思いました」
「でも、良いじゃない。これなら、あなたを守ってくれそうだわ」
師匠はそう言って、頭を撫でて来る。本当に私の心配だけをしてくれている。ただ、さりげなく生気を取っていくのはどうかと思う。神殺しに血を取られていると言っても、吸い取る量は一定なので、身体から何か抜けていく感覚が増えれば気が付く。
「今日は、稽古をしていく?」
「あっ、いえ、今日はもう寝ます。明日も早いので」
「そう。またいらっしゃい」
「はい!」
今日は、これでログアウトする。神殺しの性能を確かめるのは、次の土曜日とかになるかな。
「親方いらっしゃいますか?」
扉をノックして呼び掛けると、親方が出て来た。
「おう。来たな。上がりな」
「お邪魔します」
前と同じく一番奥の鍛冶場に案内された。そして、そこにある机の上には、一本の刀が置かれていた。その刀身は真っ赤だった。
「真っ赤な刃ですね」
「ああ、こいつらが勝手に変化した。過去の記憶か、お前が使っていた時の記憶か。どちらにせよ、血に対する記憶が強かったようだな」
「じゃあ、この刃は血だけで出来ているんですか?」
「いや、混ざっているという方が正しいな。基本的には金属で出来ている」
「なるほど」
軽く説明を聞きながら、刀の追加効果を見る。
────────────────────
神器・神殺し:神も殺す事が出来る刀。【全能超強化】【万象斬】【致命斬首】【人特効】【竜特効】【神特効】【悪魔特効】【飢血】【神気】【不壊】
────────────────────
何かヤバいものになっていた。
「これ……」
「ああ、本来の力は確かに解放したが、そこから大きく進化を遂げた」
「神器なのに、神を殺すんですか?」
「本当にな。まぁ、良くある事ではあるが」
「良くあるんですね……」
神器って、神聖なものとか神様から与えられたものってイメージがあるから、神様が自分を殺すものを与えたみたいな感じなっていそう。まぁ、これは親方が作ってくれたものだから、神様から与えられたものじゃないけど。
「まぁ、大体はそのままの意味だ。【万象斬】は、全てを斬る事が出来る。【致命斬首】は、人の首を刎ねた時に即死させる。特効系は、その種族に対するダメージが大きくなる。【神特効】に関しては、天使、精霊、神霊にも同様の効果を与える事になる。【神気】は、そのまま神気を帯びるというもの。【不壊】は決して壊れないというものだ。一番厄介なのは、【飢血】でな。これは、装備した対象と斬った対象から血を吸収し、吸収した分能力を上昇させるというものだ。装備している間は、常に血を抜かれる事になる。これが、人斬りと竜狩刀の本来の力……それがお前専用に進化したものだ」
「本来の力が、私専用に進化ですか?」
「ああ、人斬りと竜狩刀は、それぞれ人と竜を斬れば斬る程、その切れ味が上昇していく妖刀だ。お前が使用する前であれば、それぞれの能力がそのまま発現するだけで終わっただろう。だが、お前が使った事によって、二本とも新しい経験をしていった。お前は、今までにどれだけの血を吸ってきたか覚えているか?」
「いえ、数え切れない程としか言えません」
【始祖の吸血鬼】になって、二分の一の確率でスキルを獲れるようになり、吸血の回数は減ってきていたが、その前、特に【吸血】時代は試行回数を増やすために、かなりの回数吸血していた。もうその時点で、何回かなんて数え切れないわけだから、今となっては何も分からない。
「そのお前の経験も学んだんだろうな。こいつらは、お前に相応しい武器になろうとした。その結果、【飢血】という力に至ったわけだ」
「そうなんですね」
吸血鬼である私が使用した事で、吸血鬼が使う刀として生まれ変わったみたいな感じなのかな。師匠や永正さんだけじゃなくて、私も主として認められていたみたい。刀にそんな感情があるのかは分からないけど。
取り敢えず、神殺しを手に取ってみると、一気に血が吸い取られていく感覚がする。私の血液は無限にあるから、いくら吸われても問題ないけど、全く止まる気配がない。
「親方、この神殺し……」
「ああ、血を吸う速度は異常だ。俺も死にかけた」
さらっととんでもない事を言った。でも、実際、普通の人が持ったら、十秒も保たないと思う。
「というか、止まらないのですが……」
「無限に吸うだろうな。吸い取った血を使った攻撃も出来るだろう。そこら辺は、自分で試行錯誤してみると良い。俺も調べたいところだったが、持つ事が出来ないからな」
「なるほど。分かりました」
神殺しを血の中に仕舞う。血の中に入れていても、神殺しの【飢血】は止まらない。血の中にあるから仕方ないのかな。私としては困る事はないから良いのだけど。
「そういや、武器はこれしかないのか?」
「いえ、この二本もあります」
白百合と黒百合を取り出して見せる。親方は、ジッと二本を見る。
「ふむ……腕の良い職人が作ったな。魂が込められている。だが、まだ神器に至るには若いな。そっちの防具も同じだ。込められているのは、愛情に近いものに感じるが、良い職人が作っているな」
「そんな事まで分かるんですか?」
「何となくだがな」
愛情とかそういうものを感知出来るって、一体どうやって調べているのだろう。アカリが愛情を込めているのは当たり前だけど、それは私が恋人だから分かるってだけだし。まぁ、そんなゲームシステムを気にしても仕方ないか。
「その武器と防具、後はアクセサリーだな。それらは、作った職人が神器にする方が良いだろう」
「えっ、親方じゃなくても、神器にする事は出来るんですか?」
「当たり前だ。神器にする事自体は、極めた職人なら出来る。問題は、どれだけ神器としての力を表に引き出せるかだ。俺は大抵のものなら最大限まで引き出せる。今回は、それ以上になったがな。その武器と防具に関しては、俺よりも作った本人が適任だと感じる。まぁ、俺の感覚ってだけだから、本当に引き出せるかは分からんがな」
「へぇ~」
アカリでも神器は作り出せるみたい。多分、かなり努力しないと出来ないだろうけど、アカリなら、その努力は出来るだろう。それなら、その時まで楽しみにしておこう。
「これから先、ダンジョンやそこら辺でボロボロの武器を見つけたら、ここに持って来い。本来の姿に戻してやる。運が良ければ、神器に至るものもあるかもな」
「分かりました。その時はお願いします」
神器の隠れ里は、そこまでの頻度で来る事はなさそうだけど、割と重要そうな場所だった。何かあれば、親方を頼らせて貰おう。神殺しを受け取ったので、親方に頭を下げてから、神器の隠れ里を後にした。そして、そのままの足で刀刃の隠れ里に転移する。すると、師匠が温泉の方から、家に戻ってくるところだった。
「あら、どうかしたの?」
「刀が完成したので、師匠にも見せておいた方が良いかなと思いまして」
「律儀な子ね。気にしなくて良いって言ったのに。それで、どんな刀になったの?」
「これでです」
血の中から神殺しを取り出す。師匠はジッと神殺しを見る。
「神殺しって名前になって、色々な種族への特効を持つようになりました。それと、人斬りと竜狩刀の本来の力が合わさって、私専用に進化したみたいで、血を無限に吸収するようになりました。なので、師匠も触らない方が良いと思います」
「へぇ~、綺麗な刀身ね。それにしても神殺しね……神器になっても物騒な名前は変わらないのね」
「私も思いました」
「でも、良いじゃない。これなら、あなたを守ってくれそうだわ」
師匠はそう言って、頭を撫でて来る。本当に私の心配だけをしてくれている。ただ、さりげなく生気を取っていくのはどうかと思う。神殺しに血を取られていると言っても、吸い取る量は一定なので、身体から何か抜けていく感覚が増えれば気が付く。
「今日は、稽古をしていく?」
「あっ、いえ、今日はもう寝ます。明日も早いので」
「そう。またいらっしゃい」
「はい!」
今日は、これでログアウトする。神殺しの性能を確かめるのは、次の土曜日とかになるかな。
50
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
【完結】え、別れましょう?
須木 水夏
恋愛
「実は他に好きな人が出来て」
「は?え?別れましょう?」
何言ってんだこいつ、とアリエットは目を瞬かせながらも。まあこちらも好きな訳では無いし都合がいいわ、と長年の婚約者(腐れ縁)だったディオルにお別れを申し出た。
ところがその出来事の裏側にはある双子が絡んでいて…?
だる絡みをしてくる美しい双子の兄妹(?)と、のんびりかつ冷静なアリエットのお話。
※毎度ですが空想であり、架空のお話です。史実に全く関係ありません。
ヨーロッパの雰囲気出してますが、別物です。
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ
高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。
タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。
ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。
本編完結済み。
外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。
虚弱生産士は今日も死ぬ ―遊戯の世界で満喫中―
山田 武
ファンタジー
今よりも科学が発達した世界、そんな世界にVRMMOが登場した。
Every Holiday Online 休みを謳歌できるこのゲームを、俺たち家族全員が始めることになった。
最初のチュートリアルの時、俺は一つの願いを言った――そしたらステータスは最弱、スキルの大半はエラー状態!?
ゲーム開始地点は誰もいない無人の星、あるのは求めて手に入れた生産特化のスキル――:DIY:。
はたして、俺はこのゲームで大車輪ができるのか!? (大切)
1話約1000文字です
01章――バトル無し・下準備回
02章――冒険の始まり・死に続ける
03章――『超越者』・騎士の国へ
04章――森の守護獣・イベント参加
05章――ダンジョン・未知との遭遇
06章──仙人の街・帝国の進撃
07章──強さを求めて・錬金の王
08章──魔族の侵略・魔王との邂逅
09章──匠天の証明・眠る機械龍
10章──東の果てへ・物ノ怪の巫女
11章──アンヤク・封じられし人形
12章──獣人の都・蔓延る闘争
13章──当千の試練・機械仕掛けの不死者
14章──天の集い・北の果て
15章──刀の王様・眠れる妖精
16章──腕輪祭り・悪鬼騒動
17章──幽源の世界・侵略者の侵蝕
18章──タコヤキ作り・幽魔と霊王
19章──剋服の試練・ギルド問題
20章──五州騒動・迷宮イベント
21章──VS戦乙女・就職活動
22章──休日開放・家族冒険
23章──千■万■・■■の主(予定)
タイトル通りになるのは二章以降となります、予めご了承を。
ソング・バッファー・オンライン〜新人アイドルの日常〜
古森きり
BL
東雲学院芸能科に入学したミュージカル俳優志望の音無淳は、憧れの人がいた。
かつて東雲学院芸能科、星光騎士団第一騎士団というアイドルグループにいた神野栄治。
その人のようになりたいと高校も同じ場所を選び、今度歌の練習のために『ソング・バッファー・オンライン』を始めることにした。
ただし、どうせなら可愛い女の子のアバターがいいよね! と――。
BLoveさんに先行書き溜め。
なろう、アルファポリス、カクヨムにも掲載。
幼馴染パーティーから追放された冒険者~所持していたユニークスキルは限界突破でした~レベル1から始まる成り上がりストーリー
すもも太郎
ファンタジー
この世界は個人ごとにレベルの上限が決まっていて、それが本人の資質として死ぬまで変えられません。(伝説の勇者でレベル65)
主人公テイジンは能力を封印されて生まれた。それはレベルキャップ1という特大のハンデだったが、それ故に幼馴染パーティーとの冒険によって莫大な経験値を積み上げる事が出来ていた。(ギャップボーナス最大化状態)
しかし、レベルは1から一切上がらないまま、免許の更新期限が過ぎてギルドを首になり絶望する。
命を投げ出す決意で訪れた死と再生の洞窟でテイジンの封印が解け、ユニークスキル”限界突破”を手にする。その後、自分の力を知らず知らずに発揮していき、周囲を驚かせながらも一人旅をつづけようとするが‥‥
※1話1500文字くらいで書いております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる