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東方の守護者の吸血少女
【神力】の解放
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翌日の日曜日。私は、闇霧の始祖の元を訪ねた。闇霧の始祖は、私が部屋に入るなり、眉を寄せながら、こっちを見てきた。何か悪い事をでもしたかと思ったけど、この人がこういう表情になるときは、私の身体に何かが起きた時だ。研究対象が、気付かぬ内に変な事になっているから、一体何をしでかしたみたいな風に思っていそう。
「何?」
『こちらの台詞だ。何があった。お前から様々な始祖の気配がするぞ』
「沢山血瓶を手に入れて飲みまくったから」
『百歩譲って、そこは納得しよう。だが、もう一つ分からんものがある。それは、お前自身の力か?』
「どれの事を言っているのか分からないけど、私も二つ名が付いたよ。神秘だって」
『神秘? まぁ、お前の存在自体奇跡的なものだしな。納得ではある』
色々と綱渡り的な身体をしているから、神秘になったのではという事だった。ゲームシステム的には問題ないのだろうけど、NPC達からしたら、本当に怖い状態だったのだと思う。
「結構血瓶を飲んだけどさ。全部始祖の血なの?」
『どうだろうな。始祖の気配が混ざり過ぎて俺も特定が出来ん。だが、大体はそうだろうな』
「なるほどね。私に二つ名が付いたのは、そのおかげ?」
『一因ではあるだろうな。だが、一つ腑に落ちない部分がある。お前の身体の状態で神秘になるのなら、もっと前になれたはずだ。それこそ、血瓶を飲む前にな。だが、そうはならなかった。何か心当たりはあるか?』
そう聞かれて、神秘に影響してきそうなスキルを考える。それで思い付いたのは、四つのスキルだった。
「なんだろう? 神様からの祝福が四つくらいある事くらいかな」
『なるほどな。意味が分からん。何をすれば四回も祝福されるんだ』
「神様と友達になったらかな」
そう言うと、闇霧の始祖が眉を寄せていた。私と知り合ったばかりに眉間の皺が増える事になっていそう。まぁ、申し訳ないとは思わないけど。
『そんな畏れ多い事を出来るのは、お前くらいのものだろうな』
「ふっ、照れるね」
『褒めてないぞ。それにしても面白い二つ名を得たものだ。何か大きな変化はあったか?』
「ううん。血がいっぱい飲めるようになったくらい」
『そうか。気を付けろ。前例のない二つ名は、何が起こるか予想も出来ん』
「うん」
正直、そこまで危ない事になると思うようなスキルではないので、その心配は要らないと思う。でも、何が起こるか分からないのは事実だった。
取り敢えず、何かヤバい事が起こるという事はなさそうなので、闇霧の始祖の元を後にして、レベル上げをしていった。
そして、平日を挟んで次の土曜日。日曜日と平日のレベル上げのおかげで、一つ大きく進んだ事があった。
────────────────────
ハク:【武芸千般Lv100】【二刀の極みLv100】【神闘術Lv67】【大地武装Lv100】【氷結破砕Lv100】【黒腐侵蝕Lv100】【万能探知Lv100】【エネルギー吸収Lv88】【死神鎌Lv100】【反転熱線Lv70】【鬼王Lv100】【黒鬼気Lv100】【氷鬼Lv66】【虚空Lv37】
控え:【聖剣Lv41】【鋏Lv100】【三叉槍Lv100】【金砕棒Lv45】【魔力弓Lv50】【矢生成Lv50】【獣牙Lv48】【鋼鉄牙Lv61】【鋼鉄爪Lv62】【氷結爪Lv100】【竜爪Lv100】【岩竜爪Lv100】【剛爪Lv100】【棘拳Lv100】【銃Lv100】【突撃銃Lv100】【散弾銃Lv100】【狙撃銃Lv48】【機関銃Lv48】【大砲Lv50】【電磁加速砲Lv48】
【神秘の吸血鬼Lv32】【吸血姫Lv41】
【魔導神Lv38】【溶岩魔法才能Lv30】【天候魔法才能Lv37】【大地魔法才能Lv40】【暴風魔法才能Lv37】【雷霆魔法才能Lv37】【暗黒魔法才能Lv17】【付加呪加才能Lv42】【状態異常才能Lv38】【死霊術Lv93】【死霊誘引Lv81】
【根源(火)】【完全支配(火)Lv38】【根源(水)】【完全支配(水)Lv100】【根源(風)】【支配(風)Lv22】【無限風Lv28】【根源(雷)】【支配(雷)Lv100】【無限雷Lv100】【支配(光)Lv86】【無限光Lv100】【支配(闇)Lv86】【無限闇Lv100】【根源(影)】【完全支配(影)Lv100】【植物操作Lv63】【支配(毒)Lv86】【無限毒Lv100】【操縛糸Lv100】【傀儡術Lv18】【重力操作Lv100】【眷属創造Lv100】【物体操作Lv100】
【HPMP超強化Lv100】【物理超強化Lv100】【器用さ強化Lv100】【運強化Lv100】【神体能力強化Lv100】【五感超強化Lv100】【頑強顎門Lv100】【反発弾性強化Lv100】【骨格強化Lv100】【機動性強化Lv100】【ベクトル制御Lv100】【鷹の目Lv100】【神力Lv1】
【毒耐性Lv100】【麻痺耐性Lv100】【呪い耐性Lv100】【沈黙耐性Lv100】【暗闇耐性Lv88】【怒り耐性Lv57】【眠り耐性Lv78】【混乱耐性Lv100】【魅了耐性Lv100】【出血耐性Lv46】【気絶耐性Lv77】
【夜霧の執行者Lv100】【雨隠れLv100】【明暗順応Lv100】【金剛不壊Lv100】【韋駄天走Lv100】【悪路走行Lv100】【天翔Lv100】【貯蔵Lv100】【心眼開放Lv100】【精神統一Lv100】【適応Lv100】【熔解Lv50】【溶岩遊泳Lv56】
【神炎Lv100】【氷炎Lv100】【土水息吹Lv100】【氷雷息吹Lv100】【岩炎息吹Lv100】【岩風息吹Lv100】【炎牙Lv100】【噴火Lv100】【熱血Lv100】【氷結牙Lv61】【氷霧Lv71】【冷血Lv100】【土纏Lv68】【雷化Lv100】【狂戦士化Lv100】【激昂Lv51】【繭Lv100】【強靭絹糸Lv100】【魔力糸Lv100】【ドラミングLv68】【虫翅Lv56】【比翼Lv81】【鋼鉄翼Lv96】【魔力翼Lv100】【炎翼Lv100】【水氷翼Lv81】【天翼Lv48】【浮遊Lv100】【粘体Lv100】【断熱体Lv100】【模倣Lv88】【幻影Lv100】【瞬間再生Lv38】【超反応Lv100】【解錠Lv100】【暗闇の魔眼Lv100】【催眠の魔眼Lv83】【混乱の魔眼Lv100】【氷結の魔眼Lv88】【鉱物創造Lv58】【魚群招来Lv91】【竜紋Lv100】【混沌Lv100】【悪夢Lv100】【絶望Lv100】【睡眠Lv51】【堕落Lv100】【断罪Lv51】
【竜王核Lv100】【竜王咆哮Lv81】【竜王息吹Lv100】【炎竜王息吹Lv68】【水竜王息吹Lv72】【氷竜王息吹Lv67】【竜王血Lv100】【竜王鎧Lv100】【炎竜鎧Lv100】【水神竜Lv100】【岩竜鎧Lv100】【竜王翼Lv96】【精霊体Lv100】【魔王Lv100】【死神Lv51】【暴食悪魔Lv41】【暴食の大罪Lv48】【色欲悪魔Lv100】【色欲の大罪Lv100】【嫉妬悪魔Lv100】【嫉妬の大罪Lv100】【悪魔王翼Lv100】【聖女Lv38】【熾天使Lv100】【熾天使翼Lv100】【魔聖融合Lv100】【属性結合Lv100】
【機織りLv81】【糸紡ぎLv87】
【水中戦闘術Lv100】【水中発声Lv43】【歌唱術Lv36】【癒奏Lv36】【魅了歌Lv36】【睡眠歌Lv36】【掘削Lv68】【竜騎Lv100】【農業Lv100】【テイマーLv100】【神族に愛されし者Lv88】【統帥Lv100】【総合言語学Lv75】【プリセット】【巨狼の怪物との契約】【海神のお守り】【炉の神の祝福】【伊邪那美の祝福】【木花咲弥姫の祝福】【北欧主神の祝福】【北欧主神の全知】
SP:20
────────────────────
【無限風(ランク5)】:無限に風を蓄えて、自由に出し入れ出来るようになる。身体から風を生み出す事が出来るようになる。控えでも効果を発揮する。(風精霊の血瓶を飲む 【風纏】所持『進化』)
【支配(風)(ランク5)】:全ての風を支配する。風による武器の強化が可能となる。使用出来る風の量が無制限になる。控えでも効果を発揮する。
(【無限風】所持 【暴風武装】Lv50『進化』)
【神力】:身体に神の力を宿す。控えでも効果を発揮する。(【神力(封)】 SP1000消費)
────────────────────
ようやくSPが1000に達して、封印を解いた【神力】を手に入れる事が出来た。能力的には、シンプルなものだけど、これでようやくSPを気にせずに収得する事が出来る。まぁ、これまでもそこまで気にしてはいなかったのだけど。
【神力】を手に入れても、特に何か変化があるわけでもなかった。神の力がどういうものなのか、私にはあまり理解出来ていなかった。
どういう風にすれば感じ取れるだろうと考えながら部屋にいると、ヘスティアさんがやって来た。
「こんにちは、ハクさん。どうやら神の力を手に入れたみたいだね」
「えっ、分かるんですか?」
「神様だからね。ハクさんも慣れてくれば、段々と分かってくると思うよ」
「なるほど……そういうものなんですね。何か大きな変化があるって事はないんでしょうか?」
「う~ん、どうだろう。一応、【神炎】を持っているから、そっちが強化されているかもしれないね。でも、特有の能力を持てるかどうかは分からないかな。ハクさんが地位を得たら変わるかもね」
ようやく吸血鬼で特有の能力を持てるようになったのに、今度は神の方でも同じように特有の能力を目指す事になりそう。多分、吸血鬼で言う【吸血】を手に入れた段階って感じかな。先は長そうだ。
「これでハクさんも神の仲間入りかぁ……色々と問題があると思うけど、頑張って切り抜けようね」
「えっ……何か問題が起こるんですか?」
「神も色々いるからね。新人が気にくわないって神もいるの。まぁ、大分珍しい部類だけどね」
人間トラブルのようなものが神様の間でもあるみたい。どこの世界も面倒くさい人はいるものだね。全ての神様がヘスティアさん達みたいな感じなら良いのだけど。
「謙虚に生きる事にします」
「うん。それが良いかもね。ハクさんは、邪神に近い存在だし」
「闇の因子がたっぷりですからね。大罪も三つになりましたし」
「そのままコンプリートするつもり?」
「せっかくですからしたいですね。後は、傲慢、憤怒、怠惰、強欲ですけど、憤怒と怠惰は、そのうち手に入れられそうですけど、傲慢と強欲がよく分からないですね」
「う~ん……悪魔の事は、私には分からないかな。悪魔の知り合いはいないの?」
「悪魔の知り合い……吸血鬼はいるんですけど、さすがに悪魔はいないですね」
思えば、天使、吸血鬼、神様の知り合いはいるけど、悪魔の知り合いはいない。どこかしらで出会う事が出来るのなら出会っておきたいところだけど、私に心当たりはない。当然、ヘスティアさんにも心当たりはないだろう。次のアップデートでエリアが追加されたら、悪魔のNPCも追加されると良いな。仲良くなれるかは分からないけど。
「ようやく封印も解けたので、今日はサクヤさんのところに行ってこようと思います。サクヤさんがくれたようなものですので」
「いってらっしゃい」
ヘスティアさんに見送られて、私は神桜都市へと向かった。
「何?」
『こちらの台詞だ。何があった。お前から様々な始祖の気配がするぞ』
「沢山血瓶を手に入れて飲みまくったから」
『百歩譲って、そこは納得しよう。だが、もう一つ分からんものがある。それは、お前自身の力か?』
「どれの事を言っているのか分からないけど、私も二つ名が付いたよ。神秘だって」
『神秘? まぁ、お前の存在自体奇跡的なものだしな。納得ではある』
色々と綱渡り的な身体をしているから、神秘になったのではという事だった。ゲームシステム的には問題ないのだろうけど、NPC達からしたら、本当に怖い状態だったのだと思う。
「結構血瓶を飲んだけどさ。全部始祖の血なの?」
『どうだろうな。始祖の気配が混ざり過ぎて俺も特定が出来ん。だが、大体はそうだろうな』
「なるほどね。私に二つ名が付いたのは、そのおかげ?」
『一因ではあるだろうな。だが、一つ腑に落ちない部分がある。お前の身体の状態で神秘になるのなら、もっと前になれたはずだ。それこそ、血瓶を飲む前にな。だが、そうはならなかった。何か心当たりはあるか?』
そう聞かれて、神秘に影響してきそうなスキルを考える。それで思い付いたのは、四つのスキルだった。
「なんだろう? 神様からの祝福が四つくらいある事くらいかな」
『なるほどな。意味が分からん。何をすれば四回も祝福されるんだ』
「神様と友達になったらかな」
そう言うと、闇霧の始祖が眉を寄せていた。私と知り合ったばかりに眉間の皺が増える事になっていそう。まぁ、申し訳ないとは思わないけど。
『そんな畏れ多い事を出来るのは、お前くらいのものだろうな』
「ふっ、照れるね」
『褒めてないぞ。それにしても面白い二つ名を得たものだ。何か大きな変化はあったか?』
「ううん。血がいっぱい飲めるようになったくらい」
『そうか。気を付けろ。前例のない二つ名は、何が起こるか予想も出来ん』
「うん」
正直、そこまで危ない事になると思うようなスキルではないので、その心配は要らないと思う。でも、何が起こるか分からないのは事実だった。
取り敢えず、何かヤバい事が起こるという事はなさそうなので、闇霧の始祖の元を後にして、レベル上げをしていった。
そして、平日を挟んで次の土曜日。日曜日と平日のレベル上げのおかげで、一つ大きく進んだ事があった。
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ハク:【武芸千般Lv100】【二刀の極みLv100】【神闘術Lv67】【大地武装Lv100】【氷結破砕Lv100】【黒腐侵蝕Lv100】【万能探知Lv100】【エネルギー吸収Lv88】【死神鎌Lv100】【反転熱線Lv70】【鬼王Lv100】【黒鬼気Lv100】【氷鬼Lv66】【虚空Lv37】
控え:【聖剣Lv41】【鋏Lv100】【三叉槍Lv100】【金砕棒Lv45】【魔力弓Lv50】【矢生成Lv50】【獣牙Lv48】【鋼鉄牙Lv61】【鋼鉄爪Lv62】【氷結爪Lv100】【竜爪Lv100】【岩竜爪Lv100】【剛爪Lv100】【棘拳Lv100】【銃Lv100】【突撃銃Lv100】【散弾銃Lv100】【狙撃銃Lv48】【機関銃Lv48】【大砲Lv50】【電磁加速砲Lv48】
【神秘の吸血鬼Lv32】【吸血姫Lv41】
【魔導神Lv38】【溶岩魔法才能Lv30】【天候魔法才能Lv37】【大地魔法才能Lv40】【暴風魔法才能Lv37】【雷霆魔法才能Lv37】【暗黒魔法才能Lv17】【付加呪加才能Lv42】【状態異常才能Lv38】【死霊術Lv93】【死霊誘引Lv81】
【根源(火)】【完全支配(火)Lv38】【根源(水)】【完全支配(水)Lv100】【根源(風)】【支配(風)Lv22】【無限風Lv28】【根源(雷)】【支配(雷)Lv100】【無限雷Lv100】【支配(光)Lv86】【無限光Lv100】【支配(闇)Lv86】【無限闇Lv100】【根源(影)】【完全支配(影)Lv100】【植物操作Lv63】【支配(毒)Lv86】【無限毒Lv100】【操縛糸Lv100】【傀儡術Lv18】【重力操作Lv100】【眷属創造Lv100】【物体操作Lv100】
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【夜霧の執行者Lv100】【雨隠れLv100】【明暗順応Lv100】【金剛不壊Lv100】【韋駄天走Lv100】【悪路走行Lv100】【天翔Lv100】【貯蔵Lv100】【心眼開放Lv100】【精神統一Lv100】【適応Lv100】【熔解Lv50】【溶岩遊泳Lv56】
【神炎Lv100】【氷炎Lv100】【土水息吹Lv100】【氷雷息吹Lv100】【岩炎息吹Lv100】【岩風息吹Lv100】【炎牙Lv100】【噴火Lv100】【熱血Lv100】【氷結牙Lv61】【氷霧Lv71】【冷血Lv100】【土纏Lv68】【雷化Lv100】【狂戦士化Lv100】【激昂Lv51】【繭Lv100】【強靭絹糸Lv100】【魔力糸Lv100】【ドラミングLv68】【虫翅Lv56】【比翼Lv81】【鋼鉄翼Lv96】【魔力翼Lv100】【炎翼Lv100】【水氷翼Lv81】【天翼Lv48】【浮遊Lv100】【粘体Lv100】【断熱体Lv100】【模倣Lv88】【幻影Lv100】【瞬間再生Lv38】【超反応Lv100】【解錠Lv100】【暗闇の魔眼Lv100】【催眠の魔眼Lv83】【混乱の魔眼Lv100】【氷結の魔眼Lv88】【鉱物創造Lv58】【魚群招来Lv91】【竜紋Lv100】【混沌Lv100】【悪夢Lv100】【絶望Lv100】【睡眠Lv51】【堕落Lv100】【断罪Lv51】
【竜王核Lv100】【竜王咆哮Lv81】【竜王息吹Lv100】【炎竜王息吹Lv68】【水竜王息吹Lv72】【氷竜王息吹Lv67】【竜王血Lv100】【竜王鎧Lv100】【炎竜鎧Lv100】【水神竜Lv100】【岩竜鎧Lv100】【竜王翼Lv96】【精霊体Lv100】【魔王Lv100】【死神Lv51】【暴食悪魔Lv41】【暴食の大罪Lv48】【色欲悪魔Lv100】【色欲の大罪Lv100】【嫉妬悪魔Lv100】【嫉妬の大罪Lv100】【悪魔王翼Lv100】【聖女Lv38】【熾天使Lv100】【熾天使翼Lv100】【魔聖融合Lv100】【属性結合Lv100】
【機織りLv81】【糸紡ぎLv87】
【水中戦闘術Lv100】【水中発声Lv43】【歌唱術Lv36】【癒奏Lv36】【魅了歌Lv36】【睡眠歌Lv36】【掘削Lv68】【竜騎Lv100】【農業Lv100】【テイマーLv100】【神族に愛されし者Lv88】【統帥Lv100】【総合言語学Lv75】【プリセット】【巨狼の怪物との契約】【海神のお守り】【炉の神の祝福】【伊邪那美の祝福】【木花咲弥姫の祝福】【北欧主神の祝福】【北欧主神の全知】
SP:20
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【無限風(ランク5)】:無限に風を蓄えて、自由に出し入れ出来るようになる。身体から風を生み出す事が出来るようになる。控えでも効果を発揮する。(風精霊の血瓶を飲む 【風纏】所持『進化』)
【支配(風)(ランク5)】:全ての風を支配する。風による武器の強化が可能となる。使用出来る風の量が無制限になる。控えでも効果を発揮する。
(【無限風】所持 【暴風武装】Lv50『進化』)
【神力】:身体に神の力を宿す。控えでも効果を発揮する。(【神力(封)】 SP1000消費)
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ようやくSPが1000に達して、封印を解いた【神力】を手に入れる事が出来た。能力的には、シンプルなものだけど、これでようやくSPを気にせずに収得する事が出来る。まぁ、これまでもそこまで気にしてはいなかったのだけど。
【神力】を手に入れても、特に何か変化があるわけでもなかった。神の力がどういうものなのか、私にはあまり理解出来ていなかった。
どういう風にすれば感じ取れるだろうと考えながら部屋にいると、ヘスティアさんがやって来た。
「こんにちは、ハクさん。どうやら神の力を手に入れたみたいだね」
「えっ、分かるんですか?」
「神様だからね。ハクさんも慣れてくれば、段々と分かってくると思うよ」
「なるほど……そういうものなんですね。何か大きな変化があるって事はないんでしょうか?」
「う~ん、どうだろう。一応、【神炎】を持っているから、そっちが強化されているかもしれないね。でも、特有の能力を持てるかどうかは分からないかな。ハクさんが地位を得たら変わるかもね」
ようやく吸血鬼で特有の能力を持てるようになったのに、今度は神の方でも同じように特有の能力を目指す事になりそう。多分、吸血鬼で言う【吸血】を手に入れた段階って感じかな。先は長そうだ。
「これでハクさんも神の仲間入りかぁ……色々と問題があると思うけど、頑張って切り抜けようね」
「えっ……何か問題が起こるんですか?」
「神も色々いるからね。新人が気にくわないって神もいるの。まぁ、大分珍しい部類だけどね」
人間トラブルのようなものが神様の間でもあるみたい。どこの世界も面倒くさい人はいるものだね。全ての神様がヘスティアさん達みたいな感じなら良いのだけど。
「謙虚に生きる事にします」
「うん。それが良いかもね。ハクさんは、邪神に近い存在だし」
「闇の因子がたっぷりですからね。大罪も三つになりましたし」
「そのままコンプリートするつもり?」
「せっかくですからしたいですね。後は、傲慢、憤怒、怠惰、強欲ですけど、憤怒と怠惰は、そのうち手に入れられそうですけど、傲慢と強欲がよく分からないですね」
「う~ん……悪魔の事は、私には分からないかな。悪魔の知り合いはいないの?」
「悪魔の知り合い……吸血鬼はいるんですけど、さすがに悪魔はいないですね」
思えば、天使、吸血鬼、神様の知り合いはいるけど、悪魔の知り合いはいない。どこかしらで出会う事が出来るのなら出会っておきたいところだけど、私に心当たりはない。当然、ヘスティアさんにも心当たりはないだろう。次のアップデートでエリアが追加されたら、悪魔のNPCも追加されると良いな。仲良くなれるかは分からないけど。
「ようやく封印も解けたので、今日はサクヤさんのところに行ってこようと思います。サクヤさんがくれたようなものですので」
「いってらっしゃい」
ヘスティアさんに見送られて、私は神桜都市へと向かった。
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