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東方の守護者の吸血少女
情報の行き詰まり?
本棚の部屋を後にして、次の部屋へと移動する。次の部屋は、研究室のような場所だった。でも、アークサンクチュアリにあるものではなく、理科室のような場所だ。器具は残っているけど、薬品はなかった。
「薬品は全部持っていった後みたいですね」
「計画して逃げたというところかしらね」
「慌てて逃げたという感じはないですしね。ここまでしっかりと持ち出しているのなら、ここを放棄する計画はあったのだと思います。その証拠があれば良いのですが」
「私もそこまでの情報は掴んでいないわね」
そういった事に繋がる書類も全て持って行ったみたいだ。ここにも鍵を使いそうな場所はない。なので、次の部屋へと向かう。次の部屋には、大きな机と小さな机が並んでいた。漫画家の仕事部屋みたいなイメージだ。
「あなたは、大きな机を調べて。私は小さい机を調べてみるわ」
「はい」
大きな机の方が鍵を掛けられている可能性が高いと考えたのか、そういう手分けになった。大きな机を調べていると、その引き出しに鍵が掛かっていた。
「鍵を使う場所が見つかりました」
私がそう言うと、すぐにアストライアーさんが私の元にやって来た。それを確認して、私は鍵を開ける。すんなりと開いたので、そのまま引き出しを出すと、何も入っていなかった。
「何もないのに鍵を掛けたという事かしら?」
「う~ん……ん? いえ、違うみたいです。この引き出し二重底になっています」
引き出しを見ていると、その底が明らかに浅い事が分かった。この感じは二重底になっていると思って、力を加えると、底が外れて二重底の中が見えるようになった。中には何も入っていなかったけど、青い靄がある。それを固める。すると、黒い皮で覆われた書類の束が出て来る。
「消された情報かしらね」
「どうでしょう」
書類を出して、皮から出して広げる。ざっと目を通していき、重要そうな書類と分別する。
「取捨選択が早いわね。私はこっちの方を調べるわ」
「お願いします」
アストライアーさんは、あまり重要そうじゃない方の書類を見ていく。なので、私は重要そうな書類をざっと流し見ていく。あるのは、刀刃の隠れ里を襲った時の報告書や悪魔召喚の計画書だった。悪魔召喚に関しては、砂漠などで行われていた事についてなので、ある程度理解出来る。ただ、やっぱり邪聖教は見当違いをしている。本人達はそのつもりはないのかもしれないけど、悪魔を過小評価している。
「こっちは、悪魔召喚や襲撃に関しての計画書でした」
「こっちは、経理がまとめた取引の明細ね」
「どことの取引ですか?」
「書いてないわね。買っているのは、薬品と触媒とかの素材ね」
「研究用の素材って事ですね」
「そうね。特に気になる素材はないようだわ」
アストライアーさんはそう言って書類を渡してくれる。代わりに、私も書類をアストライアーさんに渡す。そうして、それぞれでまた書類を確認する。確かに、そこまで気になる素材はない。というか、何が気になる素材か分からない。
「ここまでで分かっていることばかりね。何か進展があると思ったのだけど」
「そうですね」
確かに、大きな進展はなかった。襲撃も召喚も既に分かっている事だし、そこまで新しい事はない。どちらかというと、補足事項のようだった。
「他の部屋も確認してみましょう。何か分かるかもしれません」
「そうね」
アストライアーさんと一緒に他の部屋を調べてみたけど、そっちはベッドなどがあるくらいで、特にこれといった情報はなかった。寝泊まりするためだけの部屋がいくつかあるみたいだ。
「ここでの活動拠点のようだから、そこまで重要な場所じゃなかったのかもしれないわね。本拠点は、アークサンクチュアリにあるものだと思うわ」
「そうですね。規模感で言えば、同じくらいの大きさだと思いますけど、向こうにはあの研究室がありましたからね」
「そうね」
「そういえば、アストライアーさんが調べた場所は、どこなんですか?」
私が行けば何か見つけられるかもしれないと思って訊いてみた。
「色々な場所よ。まぁ、中に入れない場所しかなかったの」
「入れない?」
「ええ。入口が崩れているだけなら、瓦礫を吹き飛ばして中に入るのだけど、その奥も崩れているし、下手をしたら、色々と危ない事になりそうなのよ」
「なるほど……」
私なら夜霧になって中に入る事が出来るだろうけど、その後元の身体に戻る事が出来なかったら困る。そんな場所を見た事がないので、これから追加されるエリアにあるのかな。そうじゃなかったら、エリアを教えてくれそうだし。
「見つけたとしても下手に瓦礫を退かそうとしない方が良いわ。神霊が一緒でもね。調べたら二度と調べられなくなるわよ」
「分かりました。気を付けて調べます」
「はぁ……本当に気を付けなさいね」
「はい」
ソイルがいれば生き埋めになる事はないはずなので、普通に探索しても問題なさそうだけど、一度調べた後は二度と行けないようになりそうだ。調べる時には、隅々までしっかりと調べてから出るようにしないといけないかな。後は、元通りに修復したり出来ればという感じかな。まぁ、ソイルなら出来そうだけど。
一通り調べ終えた私は、アストライアーさんと一緒にアジトを出た。
「それじゃあ、私はもう行くわ」
「はい。お気を付けて」
「そっちもね」
アストライアーさんは、私の頭を撫でると、そのまま消えていった。取り敢えず、これでスノータウンで得た情報は全て確かめた。
それにしても【降霊術】の邪聖教関連の情報量は凄い。師匠や永正さんの事を知らなくても、邪聖教についてある程度分かるようになっているのだから。それに、邪聖教を良い組織と思わせる内容は一つもない。完全に悪の組織として存在している。まぁ、変に同情の余地があるよりは良いか。
このまま次の街を調べるには時間が微妙なので、ギルドエリアに戻る。すると、近くにエレクがやって来たので、そのまま上に跨がる。
「アカリの工場に行ってくれる?」
『ぶるるっ』
任せろとばかり鳴いて、エレクが駆け出していく。そのまま屋敷から少し離れた場所に作られたアカリの工場へとやって来た。オオクニヌシさんの祝福によって、ギルドエリアの広さが限りなく広がったので、色々なものが増えている。ソイルやラウネが管理してくれている畑は広がっているし、結構離れた場所には広い海も作られた。他にも茸栽培の施設やハウス栽培なんかも増えている。ここに街でも作るのかというレベルで発展が進んでいた。
それもこれも生産で支えてくれているアカリと、不眠不休での活動が可能なメアリーの存在があるからだ。特にメアリーは私達が寝ている間に様々な作業をこなしてくれているので、アカリが常に関わっていないといけないという事がない。
そういう事もあって、最近はメアリーのような機械人形を増やす方向で研究しているみたい。これに関しては、ドロシーさんが手伝ってくれている。ドロシーさんと会話出来ないと思われたアカリだけど、向こうはアカリの言葉が分かるので、筆談で話せば良いのではと思い付いたらしく、気付いたら普通に会話していた。そこから色々な知識の共有が為されて、段々と形になっているらしい。
「ありがとう、エレク」
エレクにお礼を言って首を撫でてあげると、そのまま平原へと走りに行った。あまり遠くに行かないように行ってあるので、こうして放っておいても問題は無い。
工場の中に入ると、アカリが作業をしていた。その傍には、ライやフラム、ソイル、ヒョウカが手伝っていた。
「皆、お疲れ様」
声を掛けると、皆が手を振ってくるので、皆に手を振り返す。そして、そのままアカリの元に来た。
「ハクちゃん、おかえり」
「ただいま。今日の探索で、こんなものを手に入れたんだけど、使えるかな?」
アカリに氷水晶を渡す。アカリは氷水晶を調べ始める。
「おぉ……これは使えそう。冷却装置になるかな。ヒョウカちゃんに任せっきりになりそうだから、どうしようか迷ってたんだ」
「それなら良かった。まだ量産出来るか分からないから、慎重に使って」
「うん。分かった」
「それにしても、結構完成してきたね」
工場には、大量生産をするための機械が繋がれている。どれがどういう風に動くのか私には分からないけど、現実にある工場みたいな感じにも見える。
「うん。メアリーちゃんが作業を進めておいてくれるから、かなり助かってる。ドロシーさんのところで色々と勉強も出来てるしね」
「紹介して正解みたいで良かったよ。アカリなら、有効活用出来ると思ったからね」
「結構爆発しそうなものも多かったけどね。そういうものの実験は、離れた場所に出来るところを用意したんだ」
「お金は足りそう?」
「うん。アカリエで稼いだお金も使ってるから、まだまだ余裕はあるよ」
「アカリエの経営資金は大丈夫なの?」
「うん。そっちを優先するようにしてるから大丈夫」
「それなら良いけど」
軽く話してから、私はログアウトした。アカリの邪魔をしたいわけじゃないからね。
大量生産が可能になれば、アカリの負担も減るだろうから、しっかりと完成して欲しいな。
「薬品は全部持っていった後みたいですね」
「計画して逃げたというところかしらね」
「慌てて逃げたという感じはないですしね。ここまでしっかりと持ち出しているのなら、ここを放棄する計画はあったのだと思います。その証拠があれば良いのですが」
「私もそこまでの情報は掴んでいないわね」
そういった事に繋がる書類も全て持って行ったみたいだ。ここにも鍵を使いそうな場所はない。なので、次の部屋へと向かう。次の部屋には、大きな机と小さな机が並んでいた。漫画家の仕事部屋みたいなイメージだ。
「あなたは、大きな机を調べて。私は小さい机を調べてみるわ」
「はい」
大きな机の方が鍵を掛けられている可能性が高いと考えたのか、そういう手分けになった。大きな机を調べていると、その引き出しに鍵が掛かっていた。
「鍵を使う場所が見つかりました」
私がそう言うと、すぐにアストライアーさんが私の元にやって来た。それを確認して、私は鍵を開ける。すんなりと開いたので、そのまま引き出しを出すと、何も入っていなかった。
「何もないのに鍵を掛けたという事かしら?」
「う~ん……ん? いえ、違うみたいです。この引き出し二重底になっています」
引き出しを見ていると、その底が明らかに浅い事が分かった。この感じは二重底になっていると思って、力を加えると、底が外れて二重底の中が見えるようになった。中には何も入っていなかったけど、青い靄がある。それを固める。すると、黒い皮で覆われた書類の束が出て来る。
「消された情報かしらね」
「どうでしょう」
書類を出して、皮から出して広げる。ざっと目を通していき、重要そうな書類と分別する。
「取捨選択が早いわね。私はこっちの方を調べるわ」
「お願いします」
アストライアーさんは、あまり重要そうじゃない方の書類を見ていく。なので、私は重要そうな書類をざっと流し見ていく。あるのは、刀刃の隠れ里を襲った時の報告書や悪魔召喚の計画書だった。悪魔召喚に関しては、砂漠などで行われていた事についてなので、ある程度理解出来る。ただ、やっぱり邪聖教は見当違いをしている。本人達はそのつもりはないのかもしれないけど、悪魔を過小評価している。
「こっちは、悪魔召喚や襲撃に関しての計画書でした」
「こっちは、経理がまとめた取引の明細ね」
「どことの取引ですか?」
「書いてないわね。買っているのは、薬品と触媒とかの素材ね」
「研究用の素材って事ですね」
「そうね。特に気になる素材はないようだわ」
アストライアーさんはそう言って書類を渡してくれる。代わりに、私も書類をアストライアーさんに渡す。そうして、それぞれでまた書類を確認する。確かに、そこまで気になる素材はない。というか、何が気になる素材か分からない。
「ここまでで分かっていることばかりね。何か進展があると思ったのだけど」
「そうですね」
確かに、大きな進展はなかった。襲撃も召喚も既に分かっている事だし、そこまで新しい事はない。どちらかというと、補足事項のようだった。
「他の部屋も確認してみましょう。何か分かるかもしれません」
「そうね」
アストライアーさんと一緒に他の部屋を調べてみたけど、そっちはベッドなどがあるくらいで、特にこれといった情報はなかった。寝泊まりするためだけの部屋がいくつかあるみたいだ。
「ここでの活動拠点のようだから、そこまで重要な場所じゃなかったのかもしれないわね。本拠点は、アークサンクチュアリにあるものだと思うわ」
「そうですね。規模感で言えば、同じくらいの大きさだと思いますけど、向こうにはあの研究室がありましたからね」
「そうね」
「そういえば、アストライアーさんが調べた場所は、どこなんですか?」
私が行けば何か見つけられるかもしれないと思って訊いてみた。
「色々な場所よ。まぁ、中に入れない場所しかなかったの」
「入れない?」
「ええ。入口が崩れているだけなら、瓦礫を吹き飛ばして中に入るのだけど、その奥も崩れているし、下手をしたら、色々と危ない事になりそうなのよ」
「なるほど……」
私なら夜霧になって中に入る事が出来るだろうけど、その後元の身体に戻る事が出来なかったら困る。そんな場所を見た事がないので、これから追加されるエリアにあるのかな。そうじゃなかったら、エリアを教えてくれそうだし。
「見つけたとしても下手に瓦礫を退かそうとしない方が良いわ。神霊が一緒でもね。調べたら二度と調べられなくなるわよ」
「分かりました。気を付けて調べます」
「はぁ……本当に気を付けなさいね」
「はい」
ソイルがいれば生き埋めになる事はないはずなので、普通に探索しても問題なさそうだけど、一度調べた後は二度と行けないようになりそうだ。調べる時には、隅々までしっかりと調べてから出るようにしないといけないかな。後は、元通りに修復したり出来ればという感じかな。まぁ、ソイルなら出来そうだけど。
一通り調べ終えた私は、アストライアーさんと一緒にアジトを出た。
「それじゃあ、私はもう行くわ」
「はい。お気を付けて」
「そっちもね」
アストライアーさんは、私の頭を撫でると、そのまま消えていった。取り敢えず、これでスノータウンで得た情報は全て確かめた。
それにしても【降霊術】の邪聖教関連の情報量は凄い。師匠や永正さんの事を知らなくても、邪聖教についてある程度分かるようになっているのだから。それに、邪聖教を良い組織と思わせる内容は一つもない。完全に悪の組織として存在している。まぁ、変に同情の余地があるよりは良いか。
このまま次の街を調べるには時間が微妙なので、ギルドエリアに戻る。すると、近くにエレクがやって来たので、そのまま上に跨がる。
「アカリの工場に行ってくれる?」
『ぶるるっ』
任せろとばかり鳴いて、エレクが駆け出していく。そのまま屋敷から少し離れた場所に作られたアカリの工場へとやって来た。オオクニヌシさんの祝福によって、ギルドエリアの広さが限りなく広がったので、色々なものが増えている。ソイルやラウネが管理してくれている畑は広がっているし、結構離れた場所には広い海も作られた。他にも茸栽培の施設やハウス栽培なんかも増えている。ここに街でも作るのかというレベルで発展が進んでいた。
それもこれも生産で支えてくれているアカリと、不眠不休での活動が可能なメアリーの存在があるからだ。特にメアリーは私達が寝ている間に様々な作業をこなしてくれているので、アカリが常に関わっていないといけないという事がない。
そういう事もあって、最近はメアリーのような機械人形を増やす方向で研究しているみたい。これに関しては、ドロシーさんが手伝ってくれている。ドロシーさんと会話出来ないと思われたアカリだけど、向こうはアカリの言葉が分かるので、筆談で話せば良いのではと思い付いたらしく、気付いたら普通に会話していた。そこから色々な知識の共有が為されて、段々と形になっているらしい。
「ありがとう、エレク」
エレクにお礼を言って首を撫でてあげると、そのまま平原へと走りに行った。あまり遠くに行かないように行ってあるので、こうして放っておいても問題は無い。
工場の中に入ると、アカリが作業をしていた。その傍には、ライやフラム、ソイル、ヒョウカが手伝っていた。
「皆、お疲れ様」
声を掛けると、皆が手を振ってくるので、皆に手を振り返す。そして、そのままアカリの元に来た。
「ハクちゃん、おかえり」
「ただいま。今日の探索で、こんなものを手に入れたんだけど、使えるかな?」
アカリに氷水晶を渡す。アカリは氷水晶を調べ始める。
「おぉ……これは使えそう。冷却装置になるかな。ヒョウカちゃんに任せっきりになりそうだから、どうしようか迷ってたんだ」
「それなら良かった。まだ量産出来るか分からないから、慎重に使って」
「うん。分かった」
「それにしても、結構完成してきたね」
工場には、大量生産をするための機械が繋がれている。どれがどういう風に動くのか私には分からないけど、現実にある工場みたいな感じにも見える。
「うん。メアリーちゃんが作業を進めておいてくれるから、かなり助かってる。ドロシーさんのところで色々と勉強も出来てるしね」
「紹介して正解みたいで良かったよ。アカリなら、有効活用出来ると思ったからね」
「結構爆発しそうなものも多かったけどね。そういうものの実験は、離れた場所に出来るところを用意したんだ」
「お金は足りそう?」
「うん。アカリエで稼いだお金も使ってるから、まだまだ余裕はあるよ」
「アカリエの経営資金は大丈夫なの?」
「うん。そっちを優先するようにしてるから大丈夫」
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軽く話してから、私はログアウトした。アカリの邪魔をしたいわけじゃないからね。
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