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出会いを楽しむ吸血少女
死の国エリア……?
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次のエリアの探索に行く前に、精霊の集会場を覗きこむ。そこには、リラックスとリープの姿がある。リープは、いつもリラックスの上に乗って寝ている。時々起きているところを見るけど、その頻度はかなり少ない。そして、そのリープに釣られるように神霊達が寝ているところをよく見る。ラッキーやスノウもよく寝ているかな。皆が休める空間がより、休みやすくなったのは、本当に良いことだ。私のベッドにしようかと思っていたけど、これで十分かな。今日は皆お手伝いで動いているみたいだけど。
確認も終えたので、私は、死の国エリアへと向かっていく。正直、死の国がどういう環境なのか分からないので、一応誰も連れてきていない。メアなら付いてこられるかもしれないけど。
死の国エリアに転移した瞬間、いつもの転移とは違う感覚がした。これは神界に転移する時の感覚だ。もしかして、死の国エリアは、誰でも行ける神界とかなのかな。
そんな事を思っていると転移が終わり死の国に着く。空が黒い。星々が見えないから、地下って事なのかな。地面は灰色。死の大地という言葉が頭を過ぎる。そんな中で、正面に川が流れていた。そこに小さな船と漕ぎ手、そしてヘカテーさんが手を振っていた。
「ヘカテーさん、なんでここに?」
「言ってなかったかしら? 私、一応冥府に所属する神様なのよ。今日はお迎えに来たってわけ」
聞いたか聞いていないか思い出せない。あの時は本当に沢山の神様と一気に知り合ったからなぁ。そう思いながら、差し出されるヘカテーさんの手を取り、小舟に乗る。私がヘカテーさんの横に座ると小舟が動き始めた。
「お迎えとは?」
「ハデス様の宮殿よ」
「え? ハデスさんってここに住んでるんですか? 割と、地上から来やすいような……」
誰でも来られる死の国にハデスさんが住んでいるというのは、ちょっと驚きだった。同じ死の国でも別の空間にあると思ったし。
「ん? いや、ここは神界と同じ領域だから、普通の人は入れないわよ。入れたのは、ハクちゃんだからよ。ハデス様から許可が出たから、俗世の死の国に行く前に引っ張り上げたの。幸い、素養は少しあったから、引っ張り上げるのに苦労はしなかったわ」
つまりは、ここは死の国エリアではなく冥府という事になるのかな。まさか、冥府に来る事になるとは思わなかった。
「そういえば、ペルセポネさんも同じような事を言っていたような。冥府に染まれば来られるみたいな事を」
「そういう事よ」
「でも、どうしてハデスさんは招待してくれたんでしょう?」
私はハデスさんに気に入られているわけじゃなかったはず。唯一ハデスさんは私に祝福を授けなかった神様だし、もう少し冥府に染まって面白い人間にならないと招待とかはされないと思っていた。
「何か面白い事があったみたいね。少し前から楽しそうに笑っていたわよ。見縊っていたってね」
「えぇ~……何かしましたっけ?」
「私は知らないわよ。取り敢えず、私はハクちゃんが来るようだったら引き上げて連れて来いって言われていただけ。ああ、一応紹介しておくと、そこのは渡し守のカロンよ。多分、私がいなくても招待したと思うわ」
ヘカテーさんがそう言うと、カロンさんはニコッと私に微笑んだ。カロンさんに気に入られる事をした覚えはないのだけど。身に覚えのない事が多すぎる。まぁ、今更な感じだけど。
「なるほど……そういえば、冥府ってどういう場所なんですか?」
先にある程度情報を貰っておこうと思って、ヘカテーさんに質問した。
「そうねぇ。ここも昔とは様変わりしたわ。他の神界の冥府と融合したのよ。世界の変革。本当に大昔にあった事だから、今更とも言えるけれどね。一応、主はハデス様になっているわ。死後の魂は、現世を彷徨いながら、ここを目指す。中には根付くようなのもいるけれど。ドロシーがその例ね。こことは別の冥府もあるから、そっちに行くという事もあるけれど」
話から推測すると、その別の冥府は日本における地獄かな。あるいは、他の神話の冥府か。そこら辺は、実際に見てみないと分からない。
「色々とあるけれど、取り敢えず、これから行くのはハデス様の宮殿よ。そこには、私達しかないわ」
私達というのはオリュンポスに属する神様つまりギリシャ神話の神様って事かな。まぁ、ヘカテーさんがいるだけで、大分心強い。
そんな話をしていると、段々と大きな宮殿が見えてきた。あれがハデスさんの宮殿みたい。カロンさんが宮殿の傍にある桟橋に近づけて駐めてくれる。
ヘカテーさんが先に降りてエスコートしてくれるので、それに従って宮殿へと進んでいった。そのまま宮殿の奥に行くと、ハデスさんが玉座に鎮座していた。
「よく来たな」
「お久しぶりです。まさか招待して頂けるとは思いませんでした」
「ああ。地上でのお前の動きをしばし観察させて貰った」
堂々とした覗き宣言だ。神様からしたら当然なのだろうけど。オーディンさんとかもそうだし。
「まさか最強と名高い鬼を追い詰めるとは思わなかったぞ。実に愉快だった」
ハデスさんは、酒呑童子との戦いを見ていたらしい。いや、もしかしたら、その前の四天王達との戦いから見ていたのかな。まさか、あれで一気に興味を抱いたとの事だ。ちょっと予想外ではあるけど、こうして招待して貰ったのだから良いことではある。
「少々物足りないと思っていたが良いだろう。お前に冥府を自由に歩く権利をやろう。そのために祝福をやる。久しぶり滾らせてくれた礼だ。受け取れ」
拒否権のない命令。神様らしい。
「ありがとうございます」
────────────────────
【冥府の神の祝福】:全ステータスが大幅に上昇する。死に関するスキルの効果が強化される。鉱石の採掘量などが大幅に上昇する。冥府に自由に出入りする事が出来る。ギルドエリアの鉱山が祝福される。控えでも効果を発揮する。
────────────────────
ハデスさんの祝福は鉱山に関係するものでもあるらしい。これで冥府にも入れるようになって良かった。まさか、酒呑童子との戦いが、こんなところに影響してくるとは思わなかったけど。
「ああ。それともう一つ用件があった。我ではなく別の神だがな。ニュクス殿の子だ。会っていけ。ヘカテー」
「はっ。案内するわ。付いてきて」
「あ、はい。ハデスさん、ありがとうございました」
私が頭を下げると、ハデスさんはさっさと行けというように、手を振った。ヘカテーさんが手を繋いで先導してくれるので、それに従って歩く。手を繋いでいる理由としては、私が迷子にならないようにと、私がお客だという事を知らせるためかな。フレイヤさんがやってくれたのと似たようなものだと思う。
次に会うのは、ニュクスさんのお子さんだという。どんな神様だろう。
確認も終えたので、私は、死の国エリアへと向かっていく。正直、死の国がどういう環境なのか分からないので、一応誰も連れてきていない。メアなら付いてこられるかもしれないけど。
死の国エリアに転移した瞬間、いつもの転移とは違う感覚がした。これは神界に転移する時の感覚だ。もしかして、死の国エリアは、誰でも行ける神界とかなのかな。
そんな事を思っていると転移が終わり死の国に着く。空が黒い。星々が見えないから、地下って事なのかな。地面は灰色。死の大地という言葉が頭を過ぎる。そんな中で、正面に川が流れていた。そこに小さな船と漕ぎ手、そしてヘカテーさんが手を振っていた。
「ヘカテーさん、なんでここに?」
「言ってなかったかしら? 私、一応冥府に所属する神様なのよ。今日はお迎えに来たってわけ」
聞いたか聞いていないか思い出せない。あの時は本当に沢山の神様と一気に知り合ったからなぁ。そう思いながら、差し出されるヘカテーさんの手を取り、小舟に乗る。私がヘカテーさんの横に座ると小舟が動き始めた。
「お迎えとは?」
「ハデス様の宮殿よ」
「え? ハデスさんってここに住んでるんですか? 割と、地上から来やすいような……」
誰でも来られる死の国にハデスさんが住んでいるというのは、ちょっと驚きだった。同じ死の国でも別の空間にあると思ったし。
「ん? いや、ここは神界と同じ領域だから、普通の人は入れないわよ。入れたのは、ハクちゃんだからよ。ハデス様から許可が出たから、俗世の死の国に行く前に引っ張り上げたの。幸い、素養は少しあったから、引っ張り上げるのに苦労はしなかったわ」
つまりは、ここは死の国エリアではなく冥府という事になるのかな。まさか、冥府に来る事になるとは思わなかった。
「そういえば、ペルセポネさんも同じような事を言っていたような。冥府に染まれば来られるみたいな事を」
「そういう事よ」
「でも、どうしてハデスさんは招待してくれたんでしょう?」
私はハデスさんに気に入られているわけじゃなかったはず。唯一ハデスさんは私に祝福を授けなかった神様だし、もう少し冥府に染まって面白い人間にならないと招待とかはされないと思っていた。
「何か面白い事があったみたいね。少し前から楽しそうに笑っていたわよ。見縊っていたってね」
「えぇ~……何かしましたっけ?」
「私は知らないわよ。取り敢えず、私はハクちゃんが来るようだったら引き上げて連れて来いって言われていただけ。ああ、一応紹介しておくと、そこのは渡し守のカロンよ。多分、私がいなくても招待したと思うわ」
ヘカテーさんがそう言うと、カロンさんはニコッと私に微笑んだ。カロンさんに気に入られる事をした覚えはないのだけど。身に覚えのない事が多すぎる。まぁ、今更な感じだけど。
「なるほど……そういえば、冥府ってどういう場所なんですか?」
先にある程度情報を貰っておこうと思って、ヘカテーさんに質問した。
「そうねぇ。ここも昔とは様変わりしたわ。他の神界の冥府と融合したのよ。世界の変革。本当に大昔にあった事だから、今更とも言えるけれどね。一応、主はハデス様になっているわ。死後の魂は、現世を彷徨いながら、ここを目指す。中には根付くようなのもいるけれど。ドロシーがその例ね。こことは別の冥府もあるから、そっちに行くという事もあるけれど」
話から推測すると、その別の冥府は日本における地獄かな。あるいは、他の神話の冥府か。そこら辺は、実際に見てみないと分からない。
「色々とあるけれど、取り敢えず、これから行くのはハデス様の宮殿よ。そこには、私達しかないわ」
私達というのはオリュンポスに属する神様つまりギリシャ神話の神様って事かな。まぁ、ヘカテーさんがいるだけで、大分心強い。
そんな話をしていると、段々と大きな宮殿が見えてきた。あれがハデスさんの宮殿みたい。カロンさんが宮殿の傍にある桟橋に近づけて駐めてくれる。
ヘカテーさんが先に降りてエスコートしてくれるので、それに従って宮殿へと進んでいった。そのまま宮殿の奥に行くと、ハデスさんが玉座に鎮座していた。
「よく来たな」
「お久しぶりです。まさか招待して頂けるとは思いませんでした」
「ああ。地上でのお前の動きをしばし観察させて貰った」
堂々とした覗き宣言だ。神様からしたら当然なのだろうけど。オーディンさんとかもそうだし。
「まさか最強と名高い鬼を追い詰めるとは思わなかったぞ。実に愉快だった」
ハデスさんは、酒呑童子との戦いを見ていたらしい。いや、もしかしたら、その前の四天王達との戦いから見ていたのかな。まさか、あれで一気に興味を抱いたとの事だ。ちょっと予想外ではあるけど、こうして招待して貰ったのだから良いことではある。
「少々物足りないと思っていたが良いだろう。お前に冥府を自由に歩く権利をやろう。そのために祝福をやる。久しぶり滾らせてくれた礼だ。受け取れ」
拒否権のない命令。神様らしい。
「ありがとうございます」
────────────────────
【冥府の神の祝福】:全ステータスが大幅に上昇する。死に関するスキルの効果が強化される。鉱石の採掘量などが大幅に上昇する。冥府に自由に出入りする事が出来る。ギルドエリアの鉱山が祝福される。控えでも効果を発揮する。
────────────────────
ハデスさんの祝福は鉱山に関係するものでもあるらしい。これで冥府にも入れるようになって良かった。まさか、酒呑童子との戦いが、こんなところに影響してくるとは思わなかったけど。
「ああ。それともう一つ用件があった。我ではなく別の神だがな。ニュクス殿の子だ。会っていけ。ヘカテー」
「はっ。案内するわ。付いてきて」
「あ、はい。ハデスさん、ありがとうございました」
私が頭を下げると、ハデスさんはさっさと行けというように、手を振った。ヘカテーさんが手を繋いで先導してくれるので、それに従って歩く。手を繋いでいる理由としては、私が迷子にならないようにと、私がお客だという事を知らせるためかな。フレイヤさんがやってくれたのと似たようなものだと思う。
次に会うのは、ニュクスさんのお子さんだという。どんな神様だろう。
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