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出会いを楽しむ吸血少女
深海に沈んだ魔法陣
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アスタロトが感じている魔法陣の方に泳いでいく。速度を出し過ぎると、アスタロトが死んだような状態になるので、ある程度速度を落として移動している。
「ここよぉ」
「ここ?」
そう言われて止まった場所にあったのは、リヴァイアサンが破壊した金属製の船だった。
「ここに二つもあるの?」
「あるわぁ。何故かは知らないけどねぇ。でもぉ、壊れているわねぇ。この甲板とどこかに船底の方にある気がするわぁ」
甲板は割れているし、船底もどっちの面にあるか分からないけど、結構壊れている。魔法陣自体が使いものにならないと思うのだけど、アスタロトが何も言わないから問題ないと考えられる。
「直せば使えるって事?」
「まぁ、主人だけだけどねぇ。直せるかしらぁ?」
「う~ん……ちょっと待ってね」
大抵のものは、私の自由に操る事が出来る。だから、この広範囲に散らばる金属の欠片に意識を集中して集めていけば、直す事は可能なはずだ。欲を言えば、ソイルに手伝って欲しいけど、海の中なので、手伝いは頼めない。
だから、ちょっと集中が必要だけど、直せない事はないはず。周囲から破片を集めていって、パズルの要領で合せていき、熱で接合する。取り敢えず、甲板は直したけど、特に魔法陣らしきものは見当たらない。
「魔法陣なんてないけど?」
「あるわよぉ。こっちに来てぇ」
アスタロトに手を引かれて、甲板に降りると、急に魔法陣が現れた。
「何で?」
「大昔の技術で忘れ去られているけれどぉ、本来魔法陣は隠す事が可能なのよぉ。見つかっちゃまずい魔法陣もあるでしょぉ? 例えば、これとかぁ」
確かに悪魔召喚の魔法陣が見られると、色々と問題になったりもするか。このゲームに国とかがあまりないから、そこら辺は特に考えてなかった。まぁ、国家事業とかじゃなくても、一般の人達が見られたくないと思う事はあると思うし、そういう技術が出来ていてもおかしくはない。
「出るわよぉ」
アスタロトにそう言われて、思考を止めて出て来る悪魔を警戒する。勝手に召喚されるのは二回目だ。でも、アスタロトと同じように自動で首輪をされるかは分からない。警戒しておくに越した事はない。
出て来たのは、サメの姿をした悪魔だった。
『むっ……一体これは……』
「こんにちは」
キョロキョロとしているサメ悪魔に声を掛ける。すると、サメ悪魔がこっちを見て驚いていた。
『アスタロト……?』
「様を付けなさぁい。殺すわよぉ」
「アスタロト」
「はぁい。ごめんなさぁい」
アスタロトが、私に従っているのを見て、サメ悪魔は再び驚愕していた。
「こんにちは。私はハク。あなたは?」
私がそう訊くと、サメ悪魔は頭を下げた。
『私はフォルネウス。二十九の軍団を率いる悪魔大侯爵だ。貴女に忠誠を誓い仕えさせて頂く。これは……』
フォルネウスは、自分が言った言葉にも驚いていた。やっぱり自分の意思で言っている言葉ではないみたい。
「ねぇ、言ったでしょぉ?」
『どういう事だ?』
「私達は、主人に召喚されて、首輪を嵌められたのよぉ。主人は大罪持ちの悪魔であり、神々の子なのよぉ」
『何? いや、そういう事か……』
フォルネウスは、すぐに何かに納得した。自分が使役される理由に納得がいったのだと思うけど、今の話で納得出来るって事は悪魔達にとって大罪持ちとかは重要な事なのだと分かる。
『これから世話になる。修辞学や言語に困った事があれば言ってくれ』
「うん。ありがとう、フォルネウス。ところで、修辞学って何?」
『説得や演説のための技術だと考えていれば良い』
「そっか。分かった。それじゃあ、もう一つの魔法陣も直そう」
「そうねぇ。フォルネウス。乗せなさい」
フォルネウスは、ため息をつきながら、アスタロトを背中に乗せる。アスタロトが手招きをするので、アスタロトの前に座る。
「フォルネウス、お願いね」
『ああ』
フォルネウスが泳いでいき、魔法陣がある場所である船底に来る。ただし、そこも壊れているので、少しずつ直す必要がある。フォルネウスの上に乗って、船底を直す。そうして直した後に、アスタロトに手を引かれて、船底に踏み入れる。
すると、再び魔法陣が現れる。そして、召喚されたのは、髪が緑色の人魚だった。見た感じでは悪魔と分からない。
「ん~? ふあ~……あれ? ここってどこ?」
欠伸をした人魚は、周囲を見回して、私、アスタロト、フォルネウスを順番に見て首を傾げていた。
「どういう集まり?」
「ご主人様と従者の集まりよぉ。ウェパルも含めてねぇ」
「ほえぇ?」
ウェパルと呼ばれた人魚は、私の前まで泳いできて、ジッと見てきた。うちにもマーメイドのメロディがいるけど、そこまで似ていない気がする。
「私はハク。あなたは?」
「私の名前はウェパル。二十九の軍団率いる悪魔公爵。貴方に忠誠を誓い仕えさせて貰います。あれ? あぁ、そういう事? でも、代償は?」
ウェパルは、私の頬に手を添えている。
「主人は大罪持ちで神々の子なのよぉ」
「へぇ~、だから、一方的な契約が出来るんだ。すご~い」
ウェパルは、そう言いながら抱きついてくる。
「ムカつく奴がいたら言ってね。傷さえあれば殺してあげるから」
ウェパルは、微笑みながらそう言う。普通に怖い事を言っているけど、悪魔っぽいって感想くらいしか出てこない。
「うん。私の指示があるまではしないようにね」
「うん。分かった」
ウェパルは、首に手を回したまま背後に回ってくる。背後から抱きついてくる形だ。
「割と強制的に従わせている感じだけど、二人は不満とかないの?」
私は、フォルネウスとウェパルに訊く。アスタロトは聞かなくても大体分かるから。
『特にないな』
「ない」
「あ、そうなんだ」
あっさりと答えられたので、ちょっと驚いた。悪魔なのに一方的に使役されても平気みたい。まぁ、悪魔自体使役されている事が多いから間違ってはいないのかな。
「普通に召喚されるよりもぉ、力が湧いてくるからぁ、私達から不満なんて出てこないと思うわぁ。だからぁ、主人なら問題ないのよぉ」
「そうなの?」
『概ねその通りだな』
「うん」
皆が使役されてくれる理由がより明確になっていく。まぁ、取り敢えず、問題はないかな。
「そっか。二人は、他の魔法陣の場所とか知ってる?」
『知らんな』
「知らない。そもそもここにある事も知らなかったし」
「じゃあ、ここの魔法陣は一度も使われなかったんだね」
「うん」
使う間もなく、リヴァイアサンに襲われたのかな。リヴァイアサンが狙った理由も、隠された魔法陣が本当の原因だったりして。まぁ、分からないけど。
取り敢えず、二人の悪魔を仲間に出来た事を喜ぶかな。問題は、二人とも水の中の悪魔っぽいから、アスタロトの居心地が良くなるかは分からない。
悪魔召喚魔法陣探しは、続行かな。
「ここよぉ」
「ここ?」
そう言われて止まった場所にあったのは、リヴァイアサンが破壊した金属製の船だった。
「ここに二つもあるの?」
「あるわぁ。何故かは知らないけどねぇ。でもぉ、壊れているわねぇ。この甲板とどこかに船底の方にある気がするわぁ」
甲板は割れているし、船底もどっちの面にあるか分からないけど、結構壊れている。魔法陣自体が使いものにならないと思うのだけど、アスタロトが何も言わないから問題ないと考えられる。
「直せば使えるって事?」
「まぁ、主人だけだけどねぇ。直せるかしらぁ?」
「う~ん……ちょっと待ってね」
大抵のものは、私の自由に操る事が出来る。だから、この広範囲に散らばる金属の欠片に意識を集中して集めていけば、直す事は可能なはずだ。欲を言えば、ソイルに手伝って欲しいけど、海の中なので、手伝いは頼めない。
だから、ちょっと集中が必要だけど、直せない事はないはず。周囲から破片を集めていって、パズルの要領で合せていき、熱で接合する。取り敢えず、甲板は直したけど、特に魔法陣らしきものは見当たらない。
「魔法陣なんてないけど?」
「あるわよぉ。こっちに来てぇ」
アスタロトに手を引かれて、甲板に降りると、急に魔法陣が現れた。
「何で?」
「大昔の技術で忘れ去られているけれどぉ、本来魔法陣は隠す事が可能なのよぉ。見つかっちゃまずい魔法陣もあるでしょぉ? 例えば、これとかぁ」
確かに悪魔召喚の魔法陣が見られると、色々と問題になったりもするか。このゲームに国とかがあまりないから、そこら辺は特に考えてなかった。まぁ、国家事業とかじゃなくても、一般の人達が見られたくないと思う事はあると思うし、そういう技術が出来ていてもおかしくはない。
「出るわよぉ」
アスタロトにそう言われて、思考を止めて出て来る悪魔を警戒する。勝手に召喚されるのは二回目だ。でも、アスタロトと同じように自動で首輪をされるかは分からない。警戒しておくに越した事はない。
出て来たのは、サメの姿をした悪魔だった。
『むっ……一体これは……』
「こんにちは」
キョロキョロとしているサメ悪魔に声を掛ける。すると、サメ悪魔がこっちを見て驚いていた。
『アスタロト……?』
「様を付けなさぁい。殺すわよぉ」
「アスタロト」
「はぁい。ごめんなさぁい」
アスタロトが、私に従っているのを見て、サメ悪魔は再び驚愕していた。
「こんにちは。私はハク。あなたは?」
私がそう訊くと、サメ悪魔は頭を下げた。
『私はフォルネウス。二十九の軍団を率いる悪魔大侯爵だ。貴女に忠誠を誓い仕えさせて頂く。これは……』
フォルネウスは、自分が言った言葉にも驚いていた。やっぱり自分の意思で言っている言葉ではないみたい。
「ねぇ、言ったでしょぉ?」
『どういう事だ?』
「私達は、主人に召喚されて、首輪を嵌められたのよぉ。主人は大罪持ちの悪魔であり、神々の子なのよぉ」
『何? いや、そういう事か……』
フォルネウスは、すぐに何かに納得した。自分が使役される理由に納得がいったのだと思うけど、今の話で納得出来るって事は悪魔達にとって大罪持ちとかは重要な事なのだと分かる。
『これから世話になる。修辞学や言語に困った事があれば言ってくれ』
「うん。ありがとう、フォルネウス。ところで、修辞学って何?」
『説得や演説のための技術だと考えていれば良い』
「そっか。分かった。それじゃあ、もう一つの魔法陣も直そう」
「そうねぇ。フォルネウス。乗せなさい」
フォルネウスは、ため息をつきながら、アスタロトを背中に乗せる。アスタロトが手招きをするので、アスタロトの前に座る。
「フォルネウス、お願いね」
『ああ』
フォルネウスが泳いでいき、魔法陣がある場所である船底に来る。ただし、そこも壊れているので、少しずつ直す必要がある。フォルネウスの上に乗って、船底を直す。そうして直した後に、アスタロトに手を引かれて、船底に踏み入れる。
すると、再び魔法陣が現れる。そして、召喚されたのは、髪が緑色の人魚だった。見た感じでは悪魔と分からない。
「ん~? ふあ~……あれ? ここってどこ?」
欠伸をした人魚は、周囲を見回して、私、アスタロト、フォルネウスを順番に見て首を傾げていた。
「どういう集まり?」
「ご主人様と従者の集まりよぉ。ウェパルも含めてねぇ」
「ほえぇ?」
ウェパルと呼ばれた人魚は、私の前まで泳いできて、ジッと見てきた。うちにもマーメイドのメロディがいるけど、そこまで似ていない気がする。
「私はハク。あなたは?」
「私の名前はウェパル。二十九の軍団率いる悪魔公爵。貴方に忠誠を誓い仕えさせて貰います。あれ? あぁ、そういう事? でも、代償は?」
ウェパルは、私の頬に手を添えている。
「主人は大罪持ちで神々の子なのよぉ」
「へぇ~、だから、一方的な契約が出来るんだ。すご~い」
ウェパルは、そう言いながら抱きついてくる。
「ムカつく奴がいたら言ってね。傷さえあれば殺してあげるから」
ウェパルは、微笑みながらそう言う。普通に怖い事を言っているけど、悪魔っぽいって感想くらいしか出てこない。
「うん。私の指示があるまではしないようにね」
「うん。分かった」
ウェパルは、首に手を回したまま背後に回ってくる。背後から抱きついてくる形だ。
「割と強制的に従わせている感じだけど、二人は不満とかないの?」
私は、フォルネウスとウェパルに訊く。アスタロトは聞かなくても大体分かるから。
『特にないな』
「ない」
「あ、そうなんだ」
あっさりと答えられたので、ちょっと驚いた。悪魔なのに一方的に使役されても平気みたい。まぁ、悪魔自体使役されている事が多いから間違ってはいないのかな。
「普通に召喚されるよりもぉ、力が湧いてくるからぁ、私達から不満なんて出てこないと思うわぁ。だからぁ、主人なら問題ないのよぉ」
「そうなの?」
『概ねその通りだな』
「うん」
皆が使役されてくれる理由がより明確になっていく。まぁ、取り敢えず、問題はないかな。
「そっか。二人は、他の魔法陣の場所とか知ってる?」
『知らんな』
「知らない。そもそもここにある事も知らなかったし」
「じゃあ、ここの魔法陣は一度も使われなかったんだね」
「うん」
使う間もなく、リヴァイアサンに襲われたのかな。リヴァイアサンが狙った理由も、隠された魔法陣が本当の原因だったりして。まぁ、分からないけど。
取り敢えず、二人の悪魔を仲間に出来た事を喜ぶかな。問題は、二人とも水の中の悪魔っぽいから、アスタロトの居心地が良くなるかは分からない。
悪魔召喚魔法陣探しは、続行かな。
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