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出会いを楽しむ吸血少女
液体金属の正体
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そのまま探索を続けていると、地下十階までが居住エリアだと分かった。そこにはさっきのようなメモがところどころに置かれていた。そこから得られた情報は、機械兵以外に危ない兵器があるという事。それが地上にあるようなミサイル兵器などでは無く、別の兵器である事だ。
エアリーの先導と血液兵達の奮闘により、探索は問題なく進んでいる。アスタロトの毒で液体金属もどんどんと少なくなっているはず。確証はない。何故なら兵士の数が減った気がしないから、次々に補充されている可能性も十分にあり得る。私が感知出来ないくらいに巧妙にって感じだけど。
それともう一つ私が吸血出来ていない事。特に気にしていなかったのだけど、思えば液体金属が身体の全てを構築しているのであれば、私が吸血出来ているはずだ。でも、ここでは吸血が行われない。
アスタロトが言うには、対象を倒したという判定を受けていないのではという事だった。確かに液体金属が逃げて再構築されている時点でモンスターとして倒したという判定になっていない可能性は高い。まぁ、口の中が不快じゃないから良いのだけど。
地下十一階に入ると、周囲の雰囲気が変わる。薬品の匂い……なのかな。思わず顔を顰めてしまう。
「う~ん……嫌な感じ」
『遮断します』
エアリーがそう言うと、薬品の匂いが消えた。匂いの成分を私のところに届かなくしてくれているみたいだ。
「ありがとう、エアリー」
エアリーの頭を撫でてお礼を言う。途中の部屋に入ると、本当に研究室があった。体育館くらいある理科室って感じだ。色々な器具が散乱しているけど、その使い道はよく分からない。一応、アイテムとして回収出来るから、回収していく事にする。
「実験器具も液体金属が構成しているわけじゃないみたい」
「そうね。これを液体金属で構成するのは都合が悪かったのだと思うわ。変な反応をしたら困るのでしょ?」
「恐らく?」
ガイアさんもギルドエリアで生活する間に科学的な事に触れる機会あったらしく、そういう事を理解していた。正直、金属を駄目にする反応はあまり知らないので、私も多分そうとしか言えない。
「そもそも何を研究していたのかが知りたいですね。ここの器具は使われなくなって長いようですし、何かしらの情報が残っているものがあると良いんですけど」
「主人~、これはぁ?」
「ん?」
アスタロトが奥の方から飛んでくる。その手にはいくつかの紙が握られていた。それを受け取って読んでみると、液体金属のレシピと研究日誌らしきものだった。
正確には、ナノボットと言うらしい。あの金属の粒子がそれぞれロボットのようなもので、それらが組み合わさる事で機械兵を構築しているらしい。ナノボット自体が形を持たないという事を重視していて、それぞれが融け合うような合体の仕方をしているらしい。だから、どんな部品にでもなれる。
恐ろしい事にこのナノボットは、周囲にある壊れたナノボットを即座に修理してしまうらしい。液体金属が次々に集まっていく様子は、その修理をしている最中みたいだ。ナノボット自体が沢山あるから、修理も早いらしい。
「倒す正攻法はないっぽいね。今の方法が正攻法で良いのかな。後は私が飲む」
「主人って変なところでおかしいわよねぇ。ベルゼブブでも無機物を美味しいとは思わないわよぉ?」
「いや、別に美味しいとか思ってないから。味がしない分血よりマシってだけだし」
「吸血鬼とは思えない発言だわぁ」
「アスタロトにも血を飲ませてあげようか?」
「いやぁ~ん! 魅力的だけどぉ、私は吸血鬼じゃないから要らないわぁ」
血が魅力的なのではなく、私から強制的に飲まさせるという行為そのものが魅力的なのだと思う。
「取り敢えず、ここには何もなさそうだし、次に行こう。エアリー、案内をお願い」
『はい。こちらです』
血液兵を増やして探索を命じてから、どんどんと先へ進んでいく。そこからいくつかの研究日誌を見つけたけど、機械兵を倒すために繋がるような情報はなかった。あるのは、ナノボットの開発における苦労話とかだ。小さすぎて、自分達でも視認出来ないという問題に直面して大慌てとか書いてあった。馬鹿なのかもしれない。
時折上層から血液兵がアイテムを持ってやってくるので、それの回収もしておく。持ってくるアイテムは、私が見つけたメモと同じような内容のメモとかが多い。持って来てくれた血液兵にお礼を言ってから、戦線に入って貰う。
実験器具などを集めながら、地下四十階まで探索を進めていく。本も苦労話ばかりなので、特に大きな収穫はない。その苦労話も攻略に繋がりそうではない。こういうのはアカリにあげるのが一番かな。この苦労話からナノボット作りにおける注意点とかが分かりそうだし。
移動の際は、ガイアさんが私を抱っこしてくれたりするので退屈する事はなかった。甘えている間に、移動が終わるし。アスタロトも抱っこしてくれたけど、アスタロトには甘えようとはならない。アスタロトは逆にそれが快感のようだ。
地下四十階からは、工場みたいな場所になったと思ったら、機械兵の数が格段に増えた。なので、こっちも血液兵の数と防具を揃えていく。
「こんな感じで良いかな。皆、消耗したら交代してね」
倒されてもまた作れば良いのだけど、それだと色々と手間が掛かるので、消耗したら後ろの血液兵と交代して貰って、補充兵に血液を貰うようにして貰う。補充兵は、私が垂れ流す血液を常に蓄えており、消耗した分の補充をしてくれるようになっている。衛生兵みたいな感じかな。
「エアリー」
『ここからは、基本的に通路はなく工場のような生産ラインが組まれています。ナノボットをここに送り出し、その形を覚えさせているようです』
「インプット施設って事かな。なんで生産ラインのようにしているのかは分からないけど、見た目重視って感じなのかな。アスタロト、色々と見てきて。エアリーは下り階段まで案内して。全体を見ていたらキリがないから。アスタロトは階段まで来たら戻って来て」
「はぁい」
『はい』
アスタロトに気になる場所がないか確認させながら、私達は下り階段へと向かう事にした。広さも異常だし、ここ全体を調べていたらイベントが終わる。イベントの残り時間は一日半くらい。上では、無限供給状態で戦闘が続いているようだし、早くケリを付けてあげないと。
まぁ、カーリーさんとかはあまり喜ばないだろうけど。無限に復活する敵とかカーリーさんの好みだろうし。
ここまでの収穫は機械兵の正体がナノボットだったという事。そして、そのナノボットが形を自由に出来て、壊れても周囲のナノボットが修理してしまう事。現状では金属そのものを腐食させる事で壊しているけど、他にも倒す方法はあるのかな。
エアリーの先導と血液兵達の奮闘により、探索は問題なく進んでいる。アスタロトの毒で液体金属もどんどんと少なくなっているはず。確証はない。何故なら兵士の数が減った気がしないから、次々に補充されている可能性も十分にあり得る。私が感知出来ないくらいに巧妙にって感じだけど。
それともう一つ私が吸血出来ていない事。特に気にしていなかったのだけど、思えば液体金属が身体の全てを構築しているのであれば、私が吸血出来ているはずだ。でも、ここでは吸血が行われない。
アスタロトが言うには、対象を倒したという判定を受けていないのではという事だった。確かに液体金属が逃げて再構築されている時点でモンスターとして倒したという判定になっていない可能性は高い。まぁ、口の中が不快じゃないから良いのだけど。
地下十一階に入ると、周囲の雰囲気が変わる。薬品の匂い……なのかな。思わず顔を顰めてしまう。
「う~ん……嫌な感じ」
『遮断します』
エアリーがそう言うと、薬品の匂いが消えた。匂いの成分を私のところに届かなくしてくれているみたいだ。
「ありがとう、エアリー」
エアリーの頭を撫でてお礼を言う。途中の部屋に入ると、本当に研究室があった。体育館くらいある理科室って感じだ。色々な器具が散乱しているけど、その使い道はよく分からない。一応、アイテムとして回収出来るから、回収していく事にする。
「実験器具も液体金属が構成しているわけじゃないみたい」
「そうね。これを液体金属で構成するのは都合が悪かったのだと思うわ。変な反応をしたら困るのでしょ?」
「恐らく?」
ガイアさんもギルドエリアで生活する間に科学的な事に触れる機会あったらしく、そういう事を理解していた。正直、金属を駄目にする反応はあまり知らないので、私も多分そうとしか言えない。
「そもそも何を研究していたのかが知りたいですね。ここの器具は使われなくなって長いようですし、何かしらの情報が残っているものがあると良いんですけど」
「主人~、これはぁ?」
「ん?」
アスタロトが奥の方から飛んでくる。その手にはいくつかの紙が握られていた。それを受け取って読んでみると、液体金属のレシピと研究日誌らしきものだった。
正確には、ナノボットと言うらしい。あの金属の粒子がそれぞれロボットのようなもので、それらが組み合わさる事で機械兵を構築しているらしい。ナノボット自体が形を持たないという事を重視していて、それぞれが融け合うような合体の仕方をしているらしい。だから、どんな部品にでもなれる。
恐ろしい事にこのナノボットは、周囲にある壊れたナノボットを即座に修理してしまうらしい。液体金属が次々に集まっていく様子は、その修理をしている最中みたいだ。ナノボット自体が沢山あるから、修理も早いらしい。
「倒す正攻法はないっぽいね。今の方法が正攻法で良いのかな。後は私が飲む」
「主人って変なところでおかしいわよねぇ。ベルゼブブでも無機物を美味しいとは思わないわよぉ?」
「いや、別に美味しいとか思ってないから。味がしない分血よりマシってだけだし」
「吸血鬼とは思えない発言だわぁ」
「アスタロトにも血を飲ませてあげようか?」
「いやぁ~ん! 魅力的だけどぉ、私は吸血鬼じゃないから要らないわぁ」
血が魅力的なのではなく、私から強制的に飲まさせるという行為そのものが魅力的なのだと思う。
「取り敢えず、ここには何もなさそうだし、次に行こう。エアリー、案内をお願い」
『はい。こちらです』
血液兵を増やして探索を命じてから、どんどんと先へ進んでいく。そこからいくつかの研究日誌を見つけたけど、機械兵を倒すために繋がるような情報はなかった。あるのは、ナノボットの開発における苦労話とかだ。小さすぎて、自分達でも視認出来ないという問題に直面して大慌てとか書いてあった。馬鹿なのかもしれない。
時折上層から血液兵がアイテムを持ってやってくるので、それの回収もしておく。持ってくるアイテムは、私が見つけたメモと同じような内容のメモとかが多い。持って来てくれた血液兵にお礼を言ってから、戦線に入って貰う。
実験器具などを集めながら、地下四十階まで探索を進めていく。本も苦労話ばかりなので、特に大きな収穫はない。その苦労話も攻略に繋がりそうではない。こういうのはアカリにあげるのが一番かな。この苦労話からナノボット作りにおける注意点とかが分かりそうだし。
移動の際は、ガイアさんが私を抱っこしてくれたりするので退屈する事はなかった。甘えている間に、移動が終わるし。アスタロトも抱っこしてくれたけど、アスタロトには甘えようとはならない。アスタロトは逆にそれが快感のようだ。
地下四十階からは、工場みたいな場所になったと思ったら、機械兵の数が格段に増えた。なので、こっちも血液兵の数と防具を揃えていく。
「こんな感じで良いかな。皆、消耗したら交代してね」
倒されてもまた作れば良いのだけど、それだと色々と手間が掛かるので、消耗したら後ろの血液兵と交代して貰って、補充兵に血液を貰うようにして貰う。補充兵は、私が垂れ流す血液を常に蓄えており、消耗した分の補充をしてくれるようになっている。衛生兵みたいな感じかな。
「エアリー」
『ここからは、基本的に通路はなく工場のような生産ラインが組まれています。ナノボットをここに送り出し、その形を覚えさせているようです』
「インプット施設って事かな。なんで生産ラインのようにしているのかは分からないけど、見た目重視って感じなのかな。アスタロト、色々と見てきて。エアリーは下り階段まで案内して。全体を見ていたらキリがないから。アスタロトは階段まで来たら戻って来て」
「はぁい」
『はい』
アスタロトに気になる場所がないか確認させながら、私達は下り階段へと向かう事にした。広さも異常だし、ここ全体を調べていたらイベントが終わる。イベントの残り時間は一日半くらい。上では、無限供給状態で戦闘が続いているようだし、早くケリを付けてあげないと。
まぁ、カーリーさんとかはあまり喜ばないだろうけど。無限に復活する敵とかカーリーさんの好みだろうし。
ここまでの収穫は機械兵の正体がナノボットだったという事。そして、そのナノボットが形を自由に出来て、壊れても周囲のナノボットが修理してしまう事。現状では金属そのものを腐食させる事で壊しているけど、他にも倒す方法はあるのかな。
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