46 / 127
第二章 ダンジョン調査
復帰後の周辺調査(1)
しおりを挟む
仕事を終えて、リリアさんと一緒に家に帰ると、キティさんが出迎えてくれた。キティさんは、後ろ手に何かを隠していた。
「試験結果ですか?」
「そういえば、そうだった。どうだったの結果は?」
私とリリアさんが、そう訊くと、キティさんは隠していた紙を見せつけた。そこには、ちゃんと合格の文字がある。
「合格出来たんですね!」
「ん。余裕」
キティさんは、耳をピコピコさせてそう言った。すごく誇らしげだ。
「じゃあ、今後、キティが帰ってこない日が出来るって事?」
「ん。周辺調査だけなら、日帰りで出来るかもだけど、ダンジョン調査になったら、泊まりになる」
これから、仕事が回ってきたら、キティさんがいない日が出来るみたい。少し寂しいけど、仕方ないよね。
「でも、それは、アイリスも一緒」
「えっ?」
「アイリスも、私と同じでダンジョン調査に向かう事があるかもしれない。そうしたら、アイリスも泊まりになる」
「そういえば、私にも調査が回ってくる可能性があったんでした……」
また失念していた。と言うことは、私もいない日が出来るみたい。ガルシアさんと話したときに、基本的にキティさんと一緒に組むようにするって話をしたような気がする。それは、キティさんが泊まりの仕事になれば、私も一緒に泊まりの仕事になる可能性があるということだ。つまり、私とキティさん二人同時にいない日が生まれる事になる、ということは、リリアさんが一人になるということだ。少しだけ申し訳なく思ってしまう。
「じゃあ、その時は、私は一人で留守番になるわけだね」
そのことにリリアさんも気が付いていた。
「そうみたいです。すみません……」
「気にしないでいいよ。そのくらいは、少し考えれば分かるし、仕事だから仕方のないことだしね。その間の家は任せておいて。ピカピカの状態で、帰りを待っているから」
リリアさんは、胸を張ってそう言ってくれる。申し訳ないという気持ちは残っているけど、少し嬉しく思った。改めて、皆と一緒に住んでいるということを実感出来た感じがするから。
「じゃあ、夜ご飯作っちゃいますね」
いつも通り、私は夜ご飯を作りに向かう。一緒にご飯を食べた後は、それぞれでお風呂に入った。今日は、リリアさんと一緒に寝る日だ。キティさんと寝ても悪夢を見ないで済むと分かった日から、私は、交互に、二人と一緒に寝ている。それで、変化があるかどうかを検証しているって感じなんだけど、今のところ問題はない。
ただちょっと気になっている事がある。二人のおかげで、悪夢の恐怖から、ある程度解放されつつあるんだけど、目の隈が治らないんだ。一番酷いときよりは、薄くなっているんだけど、まだ見たら分かる程度に残っている。多分、これが無くなるのは、呪いが解けたらなんだろうな……
────────────────────────
いつも通りの日常を過ごしながら、二日間が過ぎていった。私は、今日も今日とで、ギルドの裏で作業をしていた。今日やっているのは、地図作りの部署だ。簡単に言えば、周辺調査で分かった地形の変化やダンジョン内の地図の更新をしている。余程の事がない限り、地上の地形が変わることはないので、主な作業は後者だ。冒険者などから報告を受けて、地図の間違っている場所を修正したり、新しい階層の地図を作ったりしている。
これだけ聞くと、楽そうだと思う人もいるみたいだけど、多分、精神的にこれが一番キツい。当たり前だけど、ズレなんて許されないし、更新するとなると、更新部分だけではなく、全体の地図を書き直さないといけない。王都だと、魔力を流すことで複写してくれる道具があるみたいだけど、このギルドには、そんなものないので、全部手作業になってしまう。そのため、ギルドの仕事の中で一番精神的にキツいと言われるのだ。時折、発狂する人が出るくらいだし……
「ふぅ……疲れた……」
「はい、アイリスちゃん。新しい仕事だよ」
一段落付いたと思っていたら、先輩から新しい仕事を渡された。この仕事に終わりというものはないのか……
軽く絶望しながら、丁寧に仕事をしていると、カルメアさんがやって来た。
「調査依頼が入ったから、作業が終わったら、ギルドマスターの部屋に行ってくれる? ギルドマスターから説明があるから」
「はい。分かりました」
キティさんが復帰したことで、私も調査依頼を受ける事になったみたい。それ自体は、大体予想が付いてたから、あまり驚きは無かった。私は、地図作りの作業を終えて、ギルドマスターの部屋に向かった。ノックをしてから中に入る。
「来たな。キティもすぐに来る。少し待っていてくれ」
「分かりました」
ガルシアさんの言うとおり、少し待つとキティさんがやって来た。
「お待たせ」
「揃ったな。じゃあ、今回の調査の説明をするぞ。今回してもらう調査は、北西部の湖周辺の調査だ。ここ最近、様子がおかしいという報告が多く入るようになっていてな。一ヶ月前のスタンピードの事もある。その生き残りが縄張りを築いた可能性があるから、注意してくれ」
「ん。分かった。期間は?」
「無期限だ。結果が分かるまで粘って欲しい。あそこら辺は、ずっとレイク・サーペントの縄張りだったんだが、その姿が見当たらないらしい。生き残りの魔物の縄張りになっているとすると、周辺への影響も大きくなる可能性が高い。どの魔物の縄張りになったかを調べてくれ」
どうやら、縄張り争いがなかったのに、縄張りの主がいなくなったみたい。新しい主が現れているとしたら、その魔物の種類を特定しないといけない。種類次第で、周囲に与える影響が変わってくるからだ。レイク・サーペントは、基本的に湖の中から出て来ることは無かったので、縄張りの範囲内でも、他の魔物や動物が普通に暮らしていた。湖に入れば容赦なかったみたいだけど。
「早速、明日から頼む」
「ん。分かった」
「アイリスは、カラメルに行って、防具を貰うと良い」
「あっ、そういえば、マイラさんが強化してくれているんでしたっけ?」
「ああ、あのスタンピードで、消耗していたからな。マイラが、修復ついでに強化している。必要な素材は、スタンピードで、沢山得る事が出来たからな」
修復だけで無く、強化もしていてくれるとは、有り難い。
「分かりました。では、失礼します」
私とキティさんは、ギルドマスターの部屋を後にする。
「じゃあ、私はカラメルに行ってきますね」
「ん。私は、家に帰ってる。じゃあ、また後で」
「はい。また後で」
キティさんと別れて、カラメルに向かう。
「失礼します。マイラさん、いらっしゃいますか?」
「あっ、アイリスちゃん! いらっしゃい!」
マイラさんは、やっている作業を中止して、私に抱きついてくる。
「久しぶりだね! 相も変わらずに可愛い!」
「お久しぶりです。今日は、防具を受け取りに来たんですが」
私はされるがままになりながら、本題を伝える。マイラさんは、私を抱きしめながら返事をする。
「うん。強化は終わってるよ。前よりも頑丈に、それでいて柔軟に作っているから、動きやすくなっているはず。後、アイリスちゃんが、風を使うって聞いたから、風属性を強化してくれるようにもしておいたから」
私の【疾風】は、正確には魔法ではないものの、風属性を含んでいる。防具で、【疾風】が強化されるということは、今まで以上の速さで走れるということだ。戦闘の幅が広がるから、少し有り難い。
「後、外套も用意してみたから。雨の時とかに着て」
「ありがとうございます」
私は、マイラさんから防具を受け取って、カラメルを出る。一度、更衣室に寄って、防具を仕舞った後、製図室に戻って仕事の続きを行った。
そして、その日の夜。私達は、リリアさんに調査の事を話した。
「じゃあ、明日からは、外に出ていくって事?」
「はい。一応、泊まりではないので、家に帰ってきますが」
「そうなんだ。何が起こっているか分からないんだから、気を付けてね」
「ん」
「はい」
私達は、夜ご飯を食べ、明日に備えて眠りについた。
「試験結果ですか?」
「そういえば、そうだった。どうだったの結果は?」
私とリリアさんが、そう訊くと、キティさんは隠していた紙を見せつけた。そこには、ちゃんと合格の文字がある。
「合格出来たんですね!」
「ん。余裕」
キティさんは、耳をピコピコさせてそう言った。すごく誇らしげだ。
「じゃあ、今後、キティが帰ってこない日が出来るって事?」
「ん。周辺調査だけなら、日帰りで出来るかもだけど、ダンジョン調査になったら、泊まりになる」
これから、仕事が回ってきたら、キティさんがいない日が出来るみたい。少し寂しいけど、仕方ないよね。
「でも、それは、アイリスも一緒」
「えっ?」
「アイリスも、私と同じでダンジョン調査に向かう事があるかもしれない。そうしたら、アイリスも泊まりになる」
「そういえば、私にも調査が回ってくる可能性があったんでした……」
また失念していた。と言うことは、私もいない日が出来るみたい。ガルシアさんと話したときに、基本的にキティさんと一緒に組むようにするって話をしたような気がする。それは、キティさんが泊まりの仕事になれば、私も一緒に泊まりの仕事になる可能性があるということだ。つまり、私とキティさん二人同時にいない日が生まれる事になる、ということは、リリアさんが一人になるということだ。少しだけ申し訳なく思ってしまう。
「じゃあ、その時は、私は一人で留守番になるわけだね」
そのことにリリアさんも気が付いていた。
「そうみたいです。すみません……」
「気にしないでいいよ。そのくらいは、少し考えれば分かるし、仕事だから仕方のないことだしね。その間の家は任せておいて。ピカピカの状態で、帰りを待っているから」
リリアさんは、胸を張ってそう言ってくれる。申し訳ないという気持ちは残っているけど、少し嬉しく思った。改めて、皆と一緒に住んでいるということを実感出来た感じがするから。
「じゃあ、夜ご飯作っちゃいますね」
いつも通り、私は夜ご飯を作りに向かう。一緒にご飯を食べた後は、それぞれでお風呂に入った。今日は、リリアさんと一緒に寝る日だ。キティさんと寝ても悪夢を見ないで済むと分かった日から、私は、交互に、二人と一緒に寝ている。それで、変化があるかどうかを検証しているって感じなんだけど、今のところ問題はない。
ただちょっと気になっている事がある。二人のおかげで、悪夢の恐怖から、ある程度解放されつつあるんだけど、目の隈が治らないんだ。一番酷いときよりは、薄くなっているんだけど、まだ見たら分かる程度に残っている。多分、これが無くなるのは、呪いが解けたらなんだろうな……
────────────────────────
いつも通りの日常を過ごしながら、二日間が過ぎていった。私は、今日も今日とで、ギルドの裏で作業をしていた。今日やっているのは、地図作りの部署だ。簡単に言えば、周辺調査で分かった地形の変化やダンジョン内の地図の更新をしている。余程の事がない限り、地上の地形が変わることはないので、主な作業は後者だ。冒険者などから報告を受けて、地図の間違っている場所を修正したり、新しい階層の地図を作ったりしている。
これだけ聞くと、楽そうだと思う人もいるみたいだけど、多分、精神的にこれが一番キツい。当たり前だけど、ズレなんて許されないし、更新するとなると、更新部分だけではなく、全体の地図を書き直さないといけない。王都だと、魔力を流すことで複写してくれる道具があるみたいだけど、このギルドには、そんなものないので、全部手作業になってしまう。そのため、ギルドの仕事の中で一番精神的にキツいと言われるのだ。時折、発狂する人が出るくらいだし……
「ふぅ……疲れた……」
「はい、アイリスちゃん。新しい仕事だよ」
一段落付いたと思っていたら、先輩から新しい仕事を渡された。この仕事に終わりというものはないのか……
軽く絶望しながら、丁寧に仕事をしていると、カルメアさんがやって来た。
「調査依頼が入ったから、作業が終わったら、ギルドマスターの部屋に行ってくれる? ギルドマスターから説明があるから」
「はい。分かりました」
キティさんが復帰したことで、私も調査依頼を受ける事になったみたい。それ自体は、大体予想が付いてたから、あまり驚きは無かった。私は、地図作りの作業を終えて、ギルドマスターの部屋に向かった。ノックをしてから中に入る。
「来たな。キティもすぐに来る。少し待っていてくれ」
「分かりました」
ガルシアさんの言うとおり、少し待つとキティさんがやって来た。
「お待たせ」
「揃ったな。じゃあ、今回の調査の説明をするぞ。今回してもらう調査は、北西部の湖周辺の調査だ。ここ最近、様子がおかしいという報告が多く入るようになっていてな。一ヶ月前のスタンピードの事もある。その生き残りが縄張りを築いた可能性があるから、注意してくれ」
「ん。分かった。期間は?」
「無期限だ。結果が分かるまで粘って欲しい。あそこら辺は、ずっとレイク・サーペントの縄張りだったんだが、その姿が見当たらないらしい。生き残りの魔物の縄張りになっているとすると、周辺への影響も大きくなる可能性が高い。どの魔物の縄張りになったかを調べてくれ」
どうやら、縄張り争いがなかったのに、縄張りの主がいなくなったみたい。新しい主が現れているとしたら、その魔物の種類を特定しないといけない。種類次第で、周囲に与える影響が変わってくるからだ。レイク・サーペントは、基本的に湖の中から出て来ることは無かったので、縄張りの範囲内でも、他の魔物や動物が普通に暮らしていた。湖に入れば容赦なかったみたいだけど。
「早速、明日から頼む」
「ん。分かった」
「アイリスは、カラメルに行って、防具を貰うと良い」
「あっ、そういえば、マイラさんが強化してくれているんでしたっけ?」
「ああ、あのスタンピードで、消耗していたからな。マイラが、修復ついでに強化している。必要な素材は、スタンピードで、沢山得る事が出来たからな」
修復だけで無く、強化もしていてくれるとは、有り難い。
「分かりました。では、失礼します」
私とキティさんは、ギルドマスターの部屋を後にする。
「じゃあ、私はカラメルに行ってきますね」
「ん。私は、家に帰ってる。じゃあ、また後で」
「はい。また後で」
キティさんと別れて、カラメルに向かう。
「失礼します。マイラさん、いらっしゃいますか?」
「あっ、アイリスちゃん! いらっしゃい!」
マイラさんは、やっている作業を中止して、私に抱きついてくる。
「久しぶりだね! 相も変わらずに可愛い!」
「お久しぶりです。今日は、防具を受け取りに来たんですが」
私はされるがままになりながら、本題を伝える。マイラさんは、私を抱きしめながら返事をする。
「うん。強化は終わってるよ。前よりも頑丈に、それでいて柔軟に作っているから、動きやすくなっているはず。後、アイリスちゃんが、風を使うって聞いたから、風属性を強化してくれるようにもしておいたから」
私の【疾風】は、正確には魔法ではないものの、風属性を含んでいる。防具で、【疾風】が強化されるということは、今まで以上の速さで走れるということだ。戦闘の幅が広がるから、少し有り難い。
「後、外套も用意してみたから。雨の時とかに着て」
「ありがとうございます」
私は、マイラさんから防具を受け取って、カラメルを出る。一度、更衣室に寄って、防具を仕舞った後、製図室に戻って仕事の続きを行った。
そして、その日の夜。私達は、リリアさんに調査の事を話した。
「じゃあ、明日からは、外に出ていくって事?」
「はい。一応、泊まりではないので、家に帰ってきますが」
「そうなんだ。何が起こっているか分からないんだから、気を付けてね」
「ん」
「はい」
私達は、夜ご飯を食べ、明日に備えて眠りについた。
1
あなたにおすすめの小説
ダンジョン嫌いの元英雄は裏方仕事に徹したい ~うっかりA級攻略者をワンパンしたら、切り抜き動画が世界中に拡散されてしまった件~
厳座励主(ごんざれす)
ファンタジー
「英雄なんて、もう二度とごめんだ」
ダンジョン出現から10年。
攻略が『配信』という娯楽に形を変えた現代。
かつて日本を救った伝説の英雄は、ある事情から表舞台を去り、ダンジョン攻略支援用AI『アリス』の開発に没頭する裏方へと転身していた。
ダンジョンも、配信も、そして英雄と呼ばれることも。
すべてを忌み嫌う彼は、裏方に徹してその生涯を終える……はずだった。
アリスの試験運用中に遭遇した、迷惑系配信者の暴挙。
少女を救うために放った一撃が、あろうことか世界中にライブ配信されてしまう。
その結果――
「――ダンジョン嫌いニキ、強すぎるだろ!!」
意図せず爆増するファン、殺到するスポンサー。
静寂を望む願いをよそに、世界は彼を再び『英雄』の座へと引きずり戻していく。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる