95 / 127
第三章 大規模調査
アルビオ殿下への報告
しおりを挟む
遺跡の中で、体力と魔力を回復させた私達は、『グロウ・サンシャイン』を使って、上層へと向かい始めていた。大体、半日くらい休んでいたから、戻る予定の時間よりも、かなり掛かってしまっている。早く戻らないと、皆、心配するかもしれない。
途中で襲ってくるイビル・ツリーは、キティさんが『フォーカス・アロー』で、魔石を砕いて倒してくれた。私の後を付いてきた時も、こうして倒していたらしい。
「キティさんがいると、かなり楽になりますね」
「ん。これからも頼って」
「はい」
一緒に付いてきた事を叱ったけど、実際、キティさんが一緒にいてくれると、かなり頼もしかった。
そうして、二時間掛けて、ようやく瘴気が薄いアルビオ殿下達がいる階層まで戻ってくる事が出来た。
「ようやく『グロウ・サンシャイン』を解除出来ます」
私は、ため息をつきながら、『グロウ・サンシャイン』を解除する。私達を照らしていた光が消え去っていく。
「安全な場所に移動したのに、あの光がなくなると、少し不安になる」
「ずっと守ってくれていたものですからね。確かに、なくなると不安です。もしかしたら、心の安寧にも繋がる光だったのかもしれませんね。だから、私も小さいときにお母さんにせがんでいたのかも?」
やけにお母さんにせがんだ記憶があったけど、あの光に安心感を得ていたと考えれば、そうしても仕方なかったのかな。
「アイリスのお母さん、一度だけ見たことある気がする」
「え!? そうだったんですか!?」
今まで聞いたことがなかったので、びっくりしてキティさんに詰め寄る。いきなり顔を近づけられたキティさんも驚いていた。
「ん。でも、遠目に見ただけ。アイリスの家の肖像画を見て思い出したのを、今の話で思い出した。肖像画よりも綺麗な人だった」
「ふふふ、自慢のお母さんだったんですよ。優しくて、温かくて、強くて、良い匂いだったんですよ!」
私がそう言うと、キティさんは優しく微笑みながら、私の頭を撫でてくる。
「アイリスは、本当にお母さんが好き」
「勿論! いつでも大好きなお母さんです!」
お母さんを褒められた私は、嬉しくなって上機嫌だった。
「ん。私は、母親とかを知らないから、その気持ちはよく分からないけど、アイリスが好きだっていうのは分かる」
「あ……」
ここで、私はキティさんがガルシアさんに拾われて、こっちに来た事を思い出した。お母さんの事で浮かれて、少し無神経になっていた。
「すみません……」
「ん。気にしてない。捨てられなかったら、アイリスやリリアに出会えなかった。それを思えば、捨てられて良かったとさえ思える」
キティさんの目や表情には、憂いなどの感情は一切なかった。本当に気にしていないみたいだ。
「それなら良いんですが……」
「ん。だから、そんな暗い顔しない。私は、アイリスの笑顔や嬉しいときの顔が好き」
キティさんは私の頬を包んで、少し上方向に持っていく。そうして、無理矢理笑顔を作られた。その後に、そのままの状態で、自分から笑うと、キティさんは耳をピクピクと動かして、尻尾も左右に揺らしていた。
そんなこんなで、私達はアルビオ殿下達がいる安全部屋に戻ってきた。
「アイリス! キティさん!」
ちょうど安全部屋の外周にいたサリアが、私達を見つけて駆け寄ってきた。
「二人とも無事で良かった。一日経っても帰ってこないんだもん。心配したよ」
サリアはそう言って、私に抱きついてきた。本当に心配していたんだと思う。
「ごめん。少し、予想外の事が起こってね。でも、おかげで情報は掴めたよ」
「別に、そっちの心配はしてないけど。まぁ、それは良かったけど。アルビオ殿下は、いつもの天幕にいると思う」
「分かった。ありがとう、サリア」
私達は、サリアと別れて、アルビオ殿下がいる天幕へと移動した。中に入ると、アルビオ殿下とライネルさんが、何やら話し合いをしている最中だった。
二人は、入ってきた私達に気付いた。
「アイリス、キティ。無事だったか。今、捜索班をどう編成するか話し合っていたところだったが、何事もなくて良かったぞ」
アルビオ殿下は、安心したようにそう言った。私達の帰りが遅かったから、態々瘴気の中を捜索する班を編制しようとしていたらしい。でも、一つだけ気になる事があった。
「もしかして、お二人とも、キティさんが付いていくことを知っていましたか?」
二人ともキティさんがいなかった事に動じているような様子がなかった。普通だったら、キティさんがいた事に安堵しそうなものだけど、その素振りもなかった。
私が二人を見ながら訊くと、二人ともサッと眼を逸らした。これは、絶対に知っていたな。
「止めなかったんですね?」
「いや、キティの申し出も分からないでもなかったからな。『グロウ・サンシャイン』の効果範囲も分かっていると言っていたから、取りあえず、もしものような事はないと判断した」
アルビオ殿下は、もっともらしい答えを言ってきた。
「それならそれで、私に伝える事も出来ましたよね?」
「まぁ、絶対に反対すると思ったからな」
「だったら、キティさんを押しとどめとくべきだったのでは?」
「だが、その様子だと、キティがいて助かったのだろう?」
「うぐっ……」
何故か、アルビオ殿下にキティさんに助けられた事を見抜かれてしまった。確かに、結果的には良かったのは、そうなんだけど。
「キティさんが来てくれたのは、本当に助かりましたが、それはそれ、これはこれです。もし、キティさんが『グロウ・サンシャイン』の範囲から出てしまったら、どうするつもりだったんですか?」
「いや……絶対にそんな事にはならな……」
「可能性としてはありますよね?」
「ま……まぁな」
アルビオ殿下は、たじたじになっていた。第二王子相手に、すごい不遜な態度となっているけど、ここはこの態度を崩してはいけない。キティさんが、危ない目に遭う可能性だってあったんだから。
「結果的に助かっていますが、色々と問題もあるかもしれなかったんです! 取りあえず、今度からキティさんと行動する事になりましたが、今度からキティさんに関する事は、私を通してください!」
私が胸を張ってそう言うと、アルビオ殿下とライネルさんは、若干呆れの目線になっていた。
「まぁ、分かった。それで、探索の結果はどうだ? 瘴気のない階層は見つけたか?」
「ああ、その事ですが、ここから下に瘴気が充満していない階層はないです。ここから四層くらい降りましたが、その最後の階層がボス部屋でした。後、そのひとつ前の階層から、イビル・ツリーが出て来ていました。瘴気に耐性があったみたいですね。そのイビル・ツリーを、何倍にもした黒い大木の魔物がボスでした」
私の説明にアルビオ殿下は、少し思案顔になった。
「……なるほどな。新層の奥は、さらに過酷な環境になる可能性があるか。他に、何か変わった事はなかったか?」
「ダンジョンの核が濁っていた」
「「!?」」
キティさんの報告に、二人が驚愕する。
「ダンジョンの核の変異か。新層が増えるきっかけは、それの可能性が高いな。それと同時多発スタンピードの関係性も考えた方が良さそうだ。それは、王都に戻ってから、全ギルドに依頼を出すとするか」
「それが良いかと」
アルビオ殿下とライネルさんは同じ意見だった。ちゃんと調査の進展があったため、それに安堵しているようにも見える。
「二人ともご苦労だったな。一日休んでくれ」
「分かりました」
「ん」
私とキティさんは、自分達のテントに向かった。そして、ご飯も食べず、早々に眠りについた。遺跡だと、まともに眠る事も出来なかったし、仕方ないね。
────────────────────────
アイリスとキティが戻った後、アルビオとガルシアは、話し合いを続けていた。
「スルーニアの冒険者は、どのくらいの練度がある?」
「少なくとも、火山地帯のダンジョンは、攻略出来ないでしょう。環境が過酷すぎます。対応出来る冒険者が育つのは、時間が掛かるでしょう」
「王都の冒険者の派遣も考えるか。ここら辺は、父上とも話し合う必要がありそうだな。後は……アイリスの機嫌だが……」
「大丈夫じゃないでしょうか。これで、本当にキティに何かあれば、アイリスも怒りを露わにしていた可能性がありますが、二人とも無事です。結果論にはなってしまいますが」
ライネルの言葉に、アルビオも頷く。
「少し早まったな」
「ですが、キティのあの剣幕では、頷かざるを得ないでしょう。本気でアイリスを心配している事が伝わってきました」
「そうだな」
アルビオは若干の後悔を残しつつも、実際に二人が無事だった事に、再度、安堵した。
途中で襲ってくるイビル・ツリーは、キティさんが『フォーカス・アロー』で、魔石を砕いて倒してくれた。私の後を付いてきた時も、こうして倒していたらしい。
「キティさんがいると、かなり楽になりますね」
「ん。これからも頼って」
「はい」
一緒に付いてきた事を叱ったけど、実際、キティさんが一緒にいてくれると、かなり頼もしかった。
そうして、二時間掛けて、ようやく瘴気が薄いアルビオ殿下達がいる階層まで戻ってくる事が出来た。
「ようやく『グロウ・サンシャイン』を解除出来ます」
私は、ため息をつきながら、『グロウ・サンシャイン』を解除する。私達を照らしていた光が消え去っていく。
「安全な場所に移動したのに、あの光がなくなると、少し不安になる」
「ずっと守ってくれていたものですからね。確かに、なくなると不安です。もしかしたら、心の安寧にも繋がる光だったのかもしれませんね。だから、私も小さいときにお母さんにせがんでいたのかも?」
やけにお母さんにせがんだ記憶があったけど、あの光に安心感を得ていたと考えれば、そうしても仕方なかったのかな。
「アイリスのお母さん、一度だけ見たことある気がする」
「え!? そうだったんですか!?」
今まで聞いたことがなかったので、びっくりしてキティさんに詰め寄る。いきなり顔を近づけられたキティさんも驚いていた。
「ん。でも、遠目に見ただけ。アイリスの家の肖像画を見て思い出したのを、今の話で思い出した。肖像画よりも綺麗な人だった」
「ふふふ、自慢のお母さんだったんですよ。優しくて、温かくて、強くて、良い匂いだったんですよ!」
私がそう言うと、キティさんは優しく微笑みながら、私の頭を撫でてくる。
「アイリスは、本当にお母さんが好き」
「勿論! いつでも大好きなお母さんです!」
お母さんを褒められた私は、嬉しくなって上機嫌だった。
「ん。私は、母親とかを知らないから、その気持ちはよく分からないけど、アイリスが好きだっていうのは分かる」
「あ……」
ここで、私はキティさんがガルシアさんに拾われて、こっちに来た事を思い出した。お母さんの事で浮かれて、少し無神経になっていた。
「すみません……」
「ん。気にしてない。捨てられなかったら、アイリスやリリアに出会えなかった。それを思えば、捨てられて良かったとさえ思える」
キティさんの目や表情には、憂いなどの感情は一切なかった。本当に気にしていないみたいだ。
「それなら良いんですが……」
「ん。だから、そんな暗い顔しない。私は、アイリスの笑顔や嬉しいときの顔が好き」
キティさんは私の頬を包んで、少し上方向に持っていく。そうして、無理矢理笑顔を作られた。その後に、そのままの状態で、自分から笑うと、キティさんは耳をピクピクと動かして、尻尾も左右に揺らしていた。
そんなこんなで、私達はアルビオ殿下達がいる安全部屋に戻ってきた。
「アイリス! キティさん!」
ちょうど安全部屋の外周にいたサリアが、私達を見つけて駆け寄ってきた。
「二人とも無事で良かった。一日経っても帰ってこないんだもん。心配したよ」
サリアはそう言って、私に抱きついてきた。本当に心配していたんだと思う。
「ごめん。少し、予想外の事が起こってね。でも、おかげで情報は掴めたよ」
「別に、そっちの心配はしてないけど。まぁ、それは良かったけど。アルビオ殿下は、いつもの天幕にいると思う」
「分かった。ありがとう、サリア」
私達は、サリアと別れて、アルビオ殿下がいる天幕へと移動した。中に入ると、アルビオ殿下とライネルさんが、何やら話し合いをしている最中だった。
二人は、入ってきた私達に気付いた。
「アイリス、キティ。無事だったか。今、捜索班をどう編成するか話し合っていたところだったが、何事もなくて良かったぞ」
アルビオ殿下は、安心したようにそう言った。私達の帰りが遅かったから、態々瘴気の中を捜索する班を編制しようとしていたらしい。でも、一つだけ気になる事があった。
「もしかして、お二人とも、キティさんが付いていくことを知っていましたか?」
二人ともキティさんがいなかった事に動じているような様子がなかった。普通だったら、キティさんがいた事に安堵しそうなものだけど、その素振りもなかった。
私が二人を見ながら訊くと、二人ともサッと眼を逸らした。これは、絶対に知っていたな。
「止めなかったんですね?」
「いや、キティの申し出も分からないでもなかったからな。『グロウ・サンシャイン』の効果範囲も分かっていると言っていたから、取りあえず、もしものような事はないと判断した」
アルビオ殿下は、もっともらしい答えを言ってきた。
「それならそれで、私に伝える事も出来ましたよね?」
「まぁ、絶対に反対すると思ったからな」
「だったら、キティさんを押しとどめとくべきだったのでは?」
「だが、その様子だと、キティがいて助かったのだろう?」
「うぐっ……」
何故か、アルビオ殿下にキティさんに助けられた事を見抜かれてしまった。確かに、結果的には良かったのは、そうなんだけど。
「キティさんが来てくれたのは、本当に助かりましたが、それはそれ、これはこれです。もし、キティさんが『グロウ・サンシャイン』の範囲から出てしまったら、どうするつもりだったんですか?」
「いや……絶対にそんな事にはならな……」
「可能性としてはありますよね?」
「ま……まぁな」
アルビオ殿下は、たじたじになっていた。第二王子相手に、すごい不遜な態度となっているけど、ここはこの態度を崩してはいけない。キティさんが、危ない目に遭う可能性だってあったんだから。
「結果的に助かっていますが、色々と問題もあるかもしれなかったんです! 取りあえず、今度からキティさんと行動する事になりましたが、今度からキティさんに関する事は、私を通してください!」
私が胸を張ってそう言うと、アルビオ殿下とライネルさんは、若干呆れの目線になっていた。
「まぁ、分かった。それで、探索の結果はどうだ? 瘴気のない階層は見つけたか?」
「ああ、その事ですが、ここから下に瘴気が充満していない階層はないです。ここから四層くらい降りましたが、その最後の階層がボス部屋でした。後、そのひとつ前の階層から、イビル・ツリーが出て来ていました。瘴気に耐性があったみたいですね。そのイビル・ツリーを、何倍にもした黒い大木の魔物がボスでした」
私の説明にアルビオ殿下は、少し思案顔になった。
「……なるほどな。新層の奥は、さらに過酷な環境になる可能性があるか。他に、何か変わった事はなかったか?」
「ダンジョンの核が濁っていた」
「「!?」」
キティさんの報告に、二人が驚愕する。
「ダンジョンの核の変異か。新層が増えるきっかけは、それの可能性が高いな。それと同時多発スタンピードの関係性も考えた方が良さそうだ。それは、王都に戻ってから、全ギルドに依頼を出すとするか」
「それが良いかと」
アルビオ殿下とライネルさんは同じ意見だった。ちゃんと調査の進展があったため、それに安堵しているようにも見える。
「二人ともご苦労だったな。一日休んでくれ」
「分かりました」
「ん」
私とキティさんは、自分達のテントに向かった。そして、ご飯も食べず、早々に眠りについた。遺跡だと、まともに眠る事も出来なかったし、仕方ないね。
────────────────────────
アイリスとキティが戻った後、アルビオとガルシアは、話し合いを続けていた。
「スルーニアの冒険者は、どのくらいの練度がある?」
「少なくとも、火山地帯のダンジョンは、攻略出来ないでしょう。環境が過酷すぎます。対応出来る冒険者が育つのは、時間が掛かるでしょう」
「王都の冒険者の派遣も考えるか。ここら辺は、父上とも話し合う必要がありそうだな。後は……アイリスの機嫌だが……」
「大丈夫じゃないでしょうか。これで、本当にキティに何かあれば、アイリスも怒りを露わにしていた可能性がありますが、二人とも無事です。結果論にはなってしまいますが」
ライネルの言葉に、アルビオも頷く。
「少し早まったな」
「ですが、キティのあの剣幕では、頷かざるを得ないでしょう。本気でアイリスを心配している事が伝わってきました」
「そうだな」
アルビオは若干の後悔を残しつつも、実際に二人が無事だった事に、再度、安堵した。
1
あなたにおすすめの小説
ダンジョン嫌いの元英雄は裏方仕事に徹したい ~うっかりA級攻略者をワンパンしたら、切り抜き動画が世界中に拡散されてしまった件~
厳座励主(ごんざれす)
ファンタジー
「英雄なんて、もう二度とごめんだ」
ダンジョン出現から10年。
攻略が『配信』という娯楽に形を変えた現代。
かつて日本を救った伝説の英雄は、ある事情から表舞台を去り、ダンジョン攻略支援用AI『アリス』の開発に没頭する裏方へと転身していた。
ダンジョンも、配信も、そして英雄と呼ばれることも。
すべてを忌み嫌う彼は、裏方に徹してその生涯を終える……はずだった。
アリスの試験運用中に遭遇した、迷惑系配信者の暴挙。
少女を救うために放った一撃が、あろうことか世界中にライブ配信されてしまう。
その結果――
「――ダンジョン嫌いニキ、強すぎるだろ!!」
意図せず爆増するファン、殺到するスポンサー。
静寂を望む願いをよそに、世界は彼を再び『英雄』の座へと引きずり戻していく。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる