ケモ耳女性達とハーレムライフ

錏陀羅龍

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第四章 料理と仕事

ジェンガ遊びとエマちゃんのメイド服

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 ユナと家屋に「転移」すると、みんなが少し心配していたので、魔吸木とキラービーの事を説明した。

ニーナ「ハチの魔物を全部討伐してくださって、ありがとうございます」

「いや、ごめんね。魔吸木がまた生えてるとは思わなかったから⋯。でも、もう生えてくる事は無いはずだから、安心していいよ。それよりツレナイをたくさん捕まえてきたから、パーティーの続きをしよう」

 説明するとみんな安心したみたいなので、ツレナイを入れた箱を収納から出して、ユナとリカさんとナディさんに内臓を取り出してもらう。
 その間に俺は、ユナが作った味の薄いパンを焼いていく。

コリー「パンを焼いて、今度はどんな美味しい料理を作ってくれるんですか?」

 みんな俺がパンを焼きだすと、期待した顔で集まってきた。

「ハチミツが大量に採れたから、焼いたパンに塗って食べたら美味しいよ」

みんな「「「は、ハチミツ~!?」」」

 ただのトーストなのに、予想以上に驚いているな。やはりハチミツはかなり貴重らしい。だがハチミツの料理って、ホットケーキに付けるとか、料理の隠し味に入れるとかしか知らない。ポップコーンに薄く絡めたら、キャラメルポップコーンみたいになるかな?
 あっ、居酒屋やってる知り合いに教えてもらった、サバ缶にタマネギのスライスを乗せて、ハチミツと酢と生姜の微塵切りを混ぜた物をかける料理を思い出した。あれは酒に合う最高のツマミだから、酒好きの獣人男性が喜んでくれそうだ。

ユーリ「蜂の巣から採ったんですか?」

「そうだよ。さっき言った通り、クマバチが魔物化してキラービーになってたから、全部討伐して蜂の巣の中からハチミツとハチノコと白乳汁も採ってきた。ついでに蜂の巣も収納しておいたけどね」

マミ「蜂の魔物の⋯ハチミツ⋯⋯♪」

 みんなヨダレが垂れそうな顔になっているが、マミさんは熊族だからなのか、かなりだらしない顔になっている。俺のせいでみんなが食いしん坊になってしまったみたいだな。

「でもハチミツの料理ってあまり知らないから、とりあえずパンに付けて食べてみて」

 焼けたパンを皿に乗せていくと、みんなに促されて、まずはエマちゃんとマミさんが食べる事になったが、マミさんは何故か遠慮した。気になるが、収納からハチミツが入った瓶を取り出す。

メル「す、凄い量ですね! こんなにハチミツが⋯⋯♪」

「たくさんあるけど、まだユナが作ってくれたケーキと、ポテトチップとかもあるから、ほどほどにね」

 ジョーイ社長の為に、少し小瓶に入れてお土産に持って帰ってもらおう。楽しみにしてくれてたのに来られなかった、ミリアちゃんが凄く喜んでくれそうだ。

エマ「んん~♪ 凄く甘くて美味しい~! ハチミツって、初めて食べましたが、何かの花の香りが⋯⋯」

 花の香り? 俺も気になるので、パンに少し付けて食べてみると、食べた事のある味と香りが鼻を抜けた。なんだっけな?
 みんなも我慢できず次々食べだしたが、ユナが驚いたように声を上げた。

ユナ「これ⋯⋯ファプールです! ファプールの香りがします!」

 そうだ、ファプールだ! キラービーがファプールの花の蜜を吸ったんだな。しかしファプールは春に実が生る果物のはずだ。セドム村の山にファプールがあったとしても、もう3ヶ月以上前じゃないか?

ビーフ「ファプールは、夏に葉が育って花が咲くんです。それから花が散った後も、夏中ずっと葉が太陽の光を受けて栄養を球根に蓄え、そして冬に葉が枯れると、球根が冬眠状態になって、春に冬眠状態から覚めて実を付けるんです」

「そうだったんですか。 流石ビーフさんですね!」

 めちゃくちゃ詳しいな。正直ビックリした。俺がビーフさんを尊敬したような目で見ていると、みんなも同じような感じになっていた。

ビーフ「あ、いや⋯⋯実は、タカシさんにファプールの人工栽培を頼まれたので、ニーナちゃんとナナちゃんにお願いして、王都でファプールの事が載ってる植物図鑑を買って来てもらったんです」

 みんながあまりにも尊敬した顔で見るので、ビーフさんが耐えきれず白状した。そのまま植物博士みたいにしてればいいのに⋯。
 でも俺が仕事として頼んだから、ビーフさんも張り切ってくれたんだろう。俺が給料を払って雇うと言った時は、子供のように喜んでいたからなぁ。お金より、俺に雇われて農業をするって事が、涙が出るほど嬉しいと言っていたしな。
 しかしみんな、今度はビックリした顔で俺とビーフさんを見ていた。

マミ「ファプールを人工栽培!? ファプールは気温に敏感な果実ですよ? そんな事が可能なんですか?」

 マミさんも詳しいみたいだな。凄く興味津々な顔で聞いてくる。

「もう完成するけど、ジョーイ社長達に頼んで、ファプールを人工栽培する建物を作ってもらってるんだ。上手くいけば、年中ファプールが食べられるよ」

マミ「凄いですタカシさん! 自分で言うのも何ですが、私は果物を栽培するのが得意なんです。だから是非私にも手伝わせてください!」

「お願いするよ。ビーフさんには言ったけど、失敗してもいいから、無理だけはしないでね」

ビーフ「マミちゃんが手伝ってくれると心強いよ。一緒にファプール栽培を成功させよう!」

マミ「うん♪」

 マミさんは元セドム村の住人だから、ビーフさんと親しいんだな。

 だがマミさんは凄く嬉しそうだが、他のみんなが羨ましそうな雰囲気になった。
 助け出して、いろいろ生活しやすいようにはしているが、何もしないでニートみたいな生活をするのは、逆に辛いかも知れないな。みんなの得意な事を聞いて、やりたい仕事を任せてみよう。
 今考えているどの仕事も、失敗する気がしないし、それに俺は金を稼ぎたい訳じゃないから、儲かった分は全て給料として還元できる。まだ見てないが、トランプの権利金が予想以上に多そうだしな。

 内蔵を取り出したツレナイに串を刺し、外で炉端焼きのようにしていると、メグちゃんが焼けるのを待つように隣に座ってきた。

「もう少しだからね。まだケーキやお菓子もあるけど、あと何匹くらい食べたいかな?」

メグ「お菓子⋯⋯ニャ♪」

 まだ年齢的にお菓子も好きなんだな。ツレナイも食べたいが、お菓子も食べたいって顔に書いてあるようだ。

メグ「ツレナイ、凄く美味いお魚だニャン♪ でもお菓子も食べたいし、メグばかり食べるのはダメだから、あと⋯⋯5匹だけニャ」

「いい子だね。お菓子もたくさんあるし、海のお魚をリリに渡しておくから、いっぱい食べて元気になるんだよ」

 耳を撫でながらそう言うと、クルル~と猫が喉を鳴らす時のような声が聞こえたので、つい喉を撫でてしまった。メグちゃんを猫扱いしてるみたいで良くないかと思ったが、凄く幸せそうな表情でされるがままになっている。
 しかし病み上がりとは言え、めちゃくちゃ食いしん坊だ。いや、むしろ病み上がりだからだろうな。ツレナイは美味しいが、小さいから足りなくても仕方ない。
 魚はフィッシュフライにでもしないと、味が薄いとは言ってもパンには合わないから、魚だけでお腹いっぱいになるのは難しい。米があればいいんだが⋯⋯。
 唐揚げや天ぷらにしてみてもいいが、ツレナイは塩焼きが1番だ。

メグ「タカシさんのお陰で、メグはもう元気になったニャン! タカシさん、本当にありがとうございますニャ。それにタカシさんに撫でられると、メグ⋯⋯胸の辺りがニャ~ってなって、嬉しい気持ちになるニャン♪」

 少し欲情したように、嬉しそうな表情のメグちゃん。モフモフで可愛いな。それに「ニャ」て言われると、俺の大事な何かが崩れていく。語尾のニャはズルいな。
 焼けたツレナイを5匹メグちゃんに渡して、他の焼けたツレナイを持ってリビングに戻ると、猫族の獣人女性達が待ってましたと言わんばかりに寄ってきた。
 そのまま皿に盛ると、メグちゃんが5匹手に持ってるのを確認してから俺に視線を向けたので、「はい、どうぞ~!」と言うと、猫族⋯⋯いや猫科族の獣人女性達が一斉に手を出した。

 みんながハチミツを少しずつ堪能したので、俺は収納からユナの特大ケーキと、ポップコーンなどのお菓子を出した。
 するとリカさんもケーキを作っていたようで、2つの大きなケーキがテーブルに並んだ。
 みんなに言われて、また俺が乾杯の音頭を取る事になった。ケーキにローソクを立てたり、ハッピーバースデーの歌なんかは無いようだな。

「俺の居た所では、誕生日の歌で乾杯するんです」

 そう言ってハッピーバースデーを歌うと、みんな意味がわからないながらも、凄く喜んでくれた。英語だから、魔法の詠唱みたいに聞こえたかもな。

エリダ「意味はわからないですが、凄く幸せな気持ちになる歌ですね!」

リカ「誕生日の歌なんて、凄く素敵な発想です!」

 ユナとリカさんがケーキを人数分切り分け、またジョーイ社長達も呼んで、みんなでケーキを食べ始める。

ジョーイ「は、ハチミツがあると聞いたんですが、まだ残ってますか?」

 ジョーイ社長がヨダレを拭きながら聞いてきた。あまり見れない表情だから、ちょっと面白い。

「まだまだありますよ。小さい瓶に入れておいたので、ミリアちゃんとマイアさんに持って帰ってあげてください」

ジョーイ「ありがとうございます! まだ仕事中なので、帰ってから家族で頂きます」

「少し味見するくらい、いいじゃないですか」

ジョーイ「ああ、いや⋯⋯私達熊族は、ハチミツを食べると少し可笑しくなるので⋯⋯」

 可笑しくなる? 何だろう。猫がマタタビを食った時みたいになるのかな?

ベン「熊族がハチミツを食べると、力が抜けてだらしなくなってしまうんですよ」

 やっぱりそうか。だからさっきマミさんは遠慮したんだな。ジョーイ社長も食べたいだろうけど、社長だからそんな姿を社員に見せる訳にはいかない。

「なら帰ってからのお楽しみで。週末にも用意しておきますよ」

ジョーイ「ありがとうございます。凄くやる気が出てきましたよ!」

 そう言ってケーキを食べ、ポテトチップとポップコーンを少し摘まんで、ジョーイ社長達とビーフさん達は仕事に戻っていった。

 料理はほとんど食べ終わっているので、今からお菓子を摘まみながら、トランプやジェンガをやって遊ぼう。美人なケモ耳女性達と、一緒に遊びたいしな。

「洗い物が終わったら、みんなで遊ぼうか? 新しい遊び道具をラルフさんに作ってもらったんだ」

みんな「「「わぁぁぁ♪」」」

ニーナ「またタカシさんに遊んでもらえるなんて⋯♪」

ノンノ「私、トランプが上手くなったから、今度はエリダさんに負けない」

ララ「私もトランプの特訓をしたから♪」

 トランプの特訓って何かわからないが、ララさんはトランプが苦手だったから、ちょっと悔しかったんだな。

リムナ「私は神経衰弱なら⋯」

 リムナさんは記憶力がいいのかな?

ナディ「トランプって、最近凄く流行ってる遊びですね! タカシさんと一緒に遊べるなんて嬉しいです♪」

レム「トランプはタカシさんが考えた遊びなのよ。凄いでしょ!」

 何故か自慢気に、新たに助け出した4人に説明するレムさん。

コリー「凄いですね! 遊び道具を考え付くなんて素晴らしいです。でも私は初めてなので、遊び方を教えてください」

 ナディさんはトランプを知っていたが、他の3人が知らないのは、拐われている間に流行りだしたからだろう。ナディさんは拐われたばかりだったんだな。

「じゃあトランプと、新しいジェンガという遊びをする人に別れよう。ジェンガも5人くらいで遊ぶのがいいから」

 洗い物が終わったので、外に出していた椅子に「洗浄」をかけて戻すと、みんながテーブルを分解して準備してくれていた。
 今回は新たに加わったナディさん達4人と、リリ達4人も居るので、トランプ組は床に座り、ジェンガ組はテーブルを使う。椅子が人数分無いからこの方がいいな。

 半分に別れて、初めはユナ達に、トランプ初心者の人に教えながらやってもらい、俺はジェンガを教えながらやっていく。

イブ「これは⋯⋯積み木ですか?」

「積み木みたいな物だけど、これをこうやって⋯⋯このまま高く積んでいくんだ」

 みんな俺がジェンガを積んでいくのを興味津々に見ている。

「それで1人1本ずつ順番に抜いて、1番上に乗せていくんだ」

メイ「わわっ! 崩れちゃいますよ?」

「崩れないように、抜けそうな木を見てそっと抜いていく遊びなんだ。1番上以外なら何処でもいいから、慎重に抜いて乗せていって、崩した人の負けってゲームだよ。上に乗せる時に、わざと斜めに乗せたり、あえて危なそうな所を頑張って抜いて、次の人が抜きにくくしたりするのがコツ。俺もあんまりやった事ないから、器用な人が得意な遊びだ」

 一通り説明して、とりあえずやっていくと、初めはみんな上の方からばかり抜いていたが、だんだん抜く場所が無くなってきて、かなり慎重にやりだした。
 流石職人が作ったジェンガだ。そう簡単に崩れないが、初めは抜きにくいって事もない。少し説明しただけなのに、上手く遊べるよう微妙な寸法にしてあるみたいだ。

リムナ「んん~! 誰? この斜めに置いたの! 何とか抜けたのに、置けないよ~」

ラン「ふふ♪ 頑張れ~!」

 かなり危ない所を慎重に抜いたのに、上に置くと崩れそうだ。たぶんランさんがやったな? みんな遊び方がわかって、凄く楽しそうにジェンガをやっている。

ラン「ええー! 何で崩れないのよ~!」

リムナ「へへ~♪ 次はランの番だよ?」

 リムナさんが何とか上にジェンガを置くと、少しぐらついたが崩れなかった。次は仕掛けたランさんか。上手くしっぺ返しになったな。
 ランさんが次の1本を抜きかけると、ジェンガの塔がフラフラ揺れたが、構わず抜き取ったので、そのまま崩れてしまった。

ラン「ああぁぁ~!」

リムナ「ランの負け~♪」

ラン「むぅぅ~! 悔しいけど、リムナにあの1本を置かれたら、どうしようもないわ」

メル「それにしても、凄く面白い遊びだわ。もう1回しましょう」

 みんなジェンガも気に入ってくれたようだ。夜は暇だろうから、みんなで楽しく遊んでくれたら嬉しいな。
 あ、でもオナニー部屋が出来たら、夜に気持ち良く過ごしてもらえるな。かなり覗いてみたいが、それはプライバシーの侵害だから我慢しよう。女神に貰った力を、犯罪に使うのはダメだしな。

 そうしてかなり盛り上がって、みんな夕方までジェンガとトランプ遊びを堪能した。ラルフさんがたくさん作ってくれてるから、ジェンガを4セット置いておこう。
 そろそろお開きにしようと言うと、みんな名残惜しそうになったが、何とか了承してくれた。
 
ジョーイ「タカシさん。増築した部屋が完成したので、魔法の付与はお任せします」

「ありがとうございます。相変わらず早かったですね! ジョーイ社長達も、今日はもう上がってくたさい」

 そう言いながら、ハチミツの入った小瓶を渡すと、凄く嬉しそうに受け取ってくれた。ハチミツはまだ半分以上残ってるけど、みんな大好きみたいだから、コレットの森で蜜蜂の巣を探してみよう。

 みんなが後片付けをしている間に、増築した部屋に入って魔法を付与する。俺の注文通り、30個の引き出しが付いた棚が壁に取り付けてあり、どちらの部屋からも引き出せる作りになっている。
 エリダさん達15人と、新たに加わったナディさん達2人、それにニーナさんとナナさんの名前が引き出しに書いてあるので、それぞれに収納を付与して震えるクリボーを入れ、本人にしか使えないように「設定」した。
 次にベッドに「洗浄」、部屋に「防音」、壁に取り付けてある小さなエアコンに魔法を付与し、シャワー室に入って天井の換気扇に「扇風」、排水口に「転移」を付与して、快適なオナニー部屋が完成した。

 しかしみんなに直接説明するのは少し抵抗があるな。「みんなが快適にオナニーする為の部屋だよ」 なんて女性に言う男は流石におかしい気がする。喜んでくれるだろうが恥ずかしいと思うし、俺もどんな顔で言えばいいかわからない。俺が帰った後に、エリダさんから説明してもらおう。
 部屋を出てエリダさんを呼び、1つ1つ説明していく。最初は何の部屋か理解できない感じだったが、エリダと書いてある引き出しの中からクリボーを取り出すと、やっと察してくれた。

エリダ「そ、そういう部屋だったんですね! あの⋯ありがとうございます♡」

「みんな一緒に住んでるから、する場所に困ってると思ってね。俺からみんなへの誕生日プレゼントだよ。そのクリボーは魔道具になってるから、魔力を込めて使ってみて」

エリダ「クリボーの⋯⋯魔道具⋯」

「エリダさんからみんなに説明してくれる? ちょっと男の俺からは言いにくくて⋯⋯。その、お互い恥ずかしいだろ?」

エリダ「そ、そうですね。お任せください」

「あ、ナディさんも喜んでくれるかな? 海洋人の文化がわからないから、不快に思っちゃうかも知れない」

 海洋人女性も人間男性に欲情するのか確信がない。今まで会った海洋人女性は3人だけだが、好印象だった感じだ。でも獣人女性のように欲情しちゃう種族なのかわからない。本人に聞く訳にもいかないし⋯。

エリダ「私も海洋人には詳しくないですが、元々王都に住んでいたリカ達に聞いたら、海洋人女性も私達獣人女性と同じで、人間男性に欲情しちゃう種族らしいですし、タカシさんに欲情しない女性なんて居ない気がします。それに昨日の夜にいろいろ話した感じだと、ナディもタカシさんに⋯⋯」

 あ、リカさんは王都の南区に住んでたから、海洋人の事もよく知ってるはずだな。伝承みたいな話だが、魚と人間の間に産まれた種族らしいから、人間に憧れがあっても不思議じゃない。

「なら大丈夫そうだね。でもオナニーする文化があるのかな? こんな役目を頼んで悪いんだけど、その辺りも任せていい?」

エリダ「はい。一応リカ達に聞いてから説明しますが、私から見てもナディはタカシさんに欲情しちゃってます。だから絶対喜んでくれますよ」

 種族は違っても同じ女性だから、欲情してたらわかるんだな。ならエリダさんに任せよう。

「じゃあお願いするよ。あの⋯こんなのもあった方がいいかな⋯⋯」

 オカズ用に、額に入った俺の軽装鎧姿の写真を出した。ベッドに寝転んでるポーズで凄く恥ずかしいが、気持ち良くオナニーしてもらいたい。

エリダ「わぁぁぁ♡ これ、何ですか? 凄く上手な絵⋯⋯というか、ペル様みたいなタカシさん♡♡」

 予想以上にエリダさんが興奮してくれたので、カメラや写真の説明をした。

エリダ「絶対みんな喜びますよ! で、でも⋯⋯タカシさんは、私達に思われながらオナニーされても、本当に嫌じゃないんですか?」

 いくらセックスした仲とは言え、オカズにされて平気なのか?って事か。美人なケモ耳女性達にオカズにされて、嫌な気持ちになる訳ない。いや、俺だけかな?

「エリダさんは、俺がエリダさんの裸を想像しながらオナニーしたら嫌?」

エリダ「そんな訳ないです! そんなの⋯⋯想像しただけで、私⋯⋯♡」

 俺がエリダさんを想像しながらオナニーしてる所を想像したんだな。エリダさんが、女子の前で勃起してしまった思春期男子のように前屈みになってしまった。濡れちゃったみたいだ。

 エリダさんとオナニー部屋から出ると、みんなが少し拗ねてる感じだった。エリダさんだけ⋯⋯みたいな感じになってしまったからだな。まあその辺りのフォローはエリダさんに任せよう。
 後々セックスしたら理解してくれるだろうから、何か切っ掛けを考えておいた方がいいな。

 お開きの時間なので、夕食用にハーストイーグルの肉や海の魚を渡して、みんなに手を振りながら、ユナ達やリリ達とユナの家に「転移」した。


「みんなを送っていくよ。今日は楽しんでもらえた?」

みんな「「「もちろん♪」」」

 みんな声を揃えて言ってくれた。誕生日としては物足りない気もするが、今日が誕生日なのはエマちゃんとマミさんだけだしな。マミさんも今頃、ハチミツを食べてだらしなくなっているだろう。

 ユナとエマちゃんを家に残して、リリ達の家に「転移」すると、ユーリは近くなので歩いて帰りますと言ってきた。
 リリ達にお礼を言われて、そのまま外に出て家に何時泊まるかを聞く。

ユーリ「流石に仕事を休み過ぎですし、今週末が誕生日なので、週末でも大丈夫ですか?」

「もちろん! じゃあ週末に泊まりにいくよ」

 そうか。20日が誕生日だと言っていたから、丁度週末だな。ユーリが働いている本屋は、土曜が休みらしいしな。
 みんなでユーリを歩いて送り、我慢させて悪いので、玄関でキスをして爆乳を少し揉んだ。勃起する前に爆乳から何とか手を離し、次にアイリの家に「転移」した。

アイリ「私の家に泊まってくれるのは、明日でも大丈夫ですか?」

「うん。じゃあ明日、家に行く前に連絡するよ」

 アイリが抱き付いてきたので、キスをして尻尾を撫でた。あまり欲情する前に離れて、次はミーシャを送っていく。

「アイリ、今日はオナニーを我慢できるか? 明日いっぱいエッチするから、その方がいいだろ?」

アイリ「あっ⋯♡ は、はい。頑張って我慢してみます」

 少し目が泳いだが、何とか我慢するらしい。アイリに手を振ってミーシャの部屋まで歩いて行き、キスをしながら綺麗な脚を撫でると、チンポが半勃ちくらいになったので、ゆっくり離れた。

ミーシャ「私も、誕生日を楽しみにしてますね」

「ああ、またいっぱいエッチしような」


 そうしてみんなを送ってユナの家に帰って来ると、エマちゃんがメイド服を着て待っていた。完成してたのか! そう言えばミミさんが、帰り際に何か渡していたな。
 ヤバい⋯⋯。想像以上に可愛過ぎる! 俺の注文通りのメイド服で、おっぱいが強調されているし、スカートも短くてフワフワしている。

エマ「こんなに可愛い服を、ありがとうございます。凄く嬉しいです♪ あの⋯⋯似合ってますか?」

 あまりの可愛さに固まってしまった。後で写真を撮りまくろう。

「可愛い! 凄く似合ってて、俺の想像以上だよ」

 そのままエマちゃんを抱き締めて、ヘッドドレスから出ている狐耳を撫でる。たまらん。まさに天使だな。

エマ「嬉しい⋯⋯♪ タカシさんに気に入ってもらえて良かったです」

 エマちゃんも俺に強く抱き付いてきたので、柔らかい胸が俺のお腹で潰れた。
 いかん! このまま襲ってしまいそうだ! エマちゃんのメイド服姿は、想像以上に危険過ぎる。今日は優しくセックスしたいから、楽しみは後に取っておこう。

ユナ「私も服が完成するのが楽しみです♪ 本当に可愛い服ですね!」

エマ「お姉ちゃんのも、もうすぐ完成するってミミさんが言っていたから。私の誕生日に間に合うように、私の服を先に作ってくれたんだよ」

 ミミさんが頑張ってくれたみたいだ。あまり無理はして欲しくないが、今日に間に合って俺も凄く嬉しい。詳しく聞くと、今日の朝には完成したが、この服を着たエマちゃんを初めに見るのは俺じゃないと⋯⋯という事で、みんなへのお披露目は次の機会になったらしい。
 エマちゃんの事をお気に入りな店長のケイトさんや、ゴスロリっぽい可愛い服が好きなロリーさんは見たかっただろうな。ケイトさんに、メイド服姿の可愛いエマちゃんの写真をプレゼントしようかな。

「エマちゃん。あの⋯⋯『お帰りなさいませ、御主人様』って言ってみてくれる」

 やはりこの台詞を言われたい。ユナとエマちゃんは一瞬キョトンとしたが、可愛いけど使用人みたいな服だから察してくれた。

エマ「お帰りなさいませ、御主人様♪」

 くぅぅぅ!! 可愛い! 可愛い! 可愛い! たまらんな、これは。俺がだらしない顔になったのを、ユナとエマちゃんが嬉しそうに見ていた。

ユナ「ふふっ♪ この服って、使用人の服を可愛くしたデザインなんですね。タカシさん、そういうのが好きなんですか?」

 使用人にエッチな事がしたい、とか思われたらガーランドと同じだ。その誤解は解かなければいけない。

「この服は、俺が居た国の喫茶店で、店員さんが着ていた制服なんだ。こういう服を着て、お客さんの事を『御主人様』と呼んだり、女性なら『お嬢様』って呼んで接客するお店があるんだよ」

エマ「そんな喫茶店が⋯⋯。凄く楽しそうですね」

ユナ「なるほど⋯。そうやって、使用人が居る貴族みたいな気分を味わうお店なんですね」

 ちょっと違う気もするが、元々はそうだろう。そういう事にしておこう。

 夕食は、2人ともまだお腹がいっぱいだと言うので、ユナが作っていたシチューだけで済ませた。食べた後、俺とエマちゃんの事を考えて、ユナは先にお風呂に入ると言うので、その間にメイド服姿のエマちゃんの写真を撮りまくった。
 ソファーに座って脚を抱えて体育座りみたいなポーズをしてもらうと、ピンクの縞パンが見えて理性が飛びそうになった。エマちゃんは、俺がどんなエッチなポーズをお願いしても、凄く嬉しそうに聞いてくれる。レイヤーの写真を撮る、カメラ小僧になった気分だ。
 軽く100枚くらいは撮って、チンポがビンビンに勃起してしまったので、とりあえず写真撮影を終了して、理性が保たないので、エマちゃんにはベビードールに着替えてもらった。ベビードール姿のエマちゃんもヤバいくらい可愛いな。

 丁度ユナがお風呂から上がって来たので、いよいよエマちゃんとエッチなお風呂タイムだ。
 ユナには我慢させて悪いが、昼間に山でシックスナインとパイズリをしたから大丈夫だろう。ユナが察して寝室に行くと、エマちゃんはすでに欲情した感じになっていた。

エマ「タカシ様⋯⋯♡」

「じゃあお風呂に入ろうか?」

エマ「はい♡」

 欲情したエマと手を繋いで、脱衣所に向かうタカシであった。
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