マジか!

アキヅキナツキ

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マジか!

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我が家は、父方も母方も、結構古い一族らしい。

どっちが、より古いかは知らない(笑)

父方は、言い伝えを信じるなら、鎌倉時代あたりまで
遡れるようだ。

母方は、九州北部のみ居る一族で
苗字のハンコは、オーダーメイドしかないから
ハンコが急に必要になって走って行っても、
近所の文具店に無い、そんな苗字。

詳しい事は蚊帳の外なので、全然知らないし
姓名判断で見ると、母方旧姓は「運の悪い名前」なので
触りたくもない。

母方には、変な風習があって、今はどうか知らないけど
一族同士で結婚する事が決まっていて、オカンは従兄が、
許嫁だったらしい・・・が、その人が死ぬ程嫌いだったので
一番遠くまで逃げられる、オヤジと駆け落ちしたから
色んな詳しい事を、教えてもらっていないのだった。

しかし、親族間結婚を結構長い事やっているせいか
頭がべらぼうに良い、とか
少々性格に難アリ、とか
体が弱い、とか
精神的に弱い、とか
体のいろんな所に障害があったりする。

しかも、血液型・・・O型が多いんだわ。

昔、何かの本で、ちょこっと読んだ記憶なので、
あやふやだが、O型同士で、血縁が近い者同士の結婚は、
あまり良くない・・・てな事を書いてあった気がした。

母方の親戚は、全員に会ってるわけじゃないけど
表に出て来てる人は、頭が良いのが多かった。

オカンは、四姉妹だが、一番上と一番下は、赤の他人。
経緯は、とてつもなく面倒だが、聞いた話を、
まとめるとこんな感じ。

本家に近い分家のような家で、一人娘の所に
実の祖父が婿に来て、長女(伯母)が生まれ
その時の奥さん(頭)が、少々おかしい事になってしまって
その方がまだ生きてるのに、私の祖母が嫁入りした。
(書類上では離婚してると思う)
そして、次女(オカン)と三女(叔母)が生まれて
その後、入り婿だった祖父が、病気で亡くなったので
戦後のドサクサで、会った人(私が知ってる血のつながらない祖父)と
結婚しようとしたら、一族から大反対されて
仕方なく、内縁関係で一生そのままだった。
そして、四女が生まれた・・・という話だった。

そんなワケで、一族の詳細が知らされてないんだと思うが
いい大人なのに、親族から反対されたからって、
結婚できないのは、とても不思議な話だと思う。

お陰さんで、私は母方一族から見たら、雑種なのだ(笑)
良かった、雑種で。
小中の、約四年ばかり、九州在住だった。

オカンが「子供の頃は、ここ(実家)からあっちまで家があった」って
ざっくり、普通の民家大小含め、五軒四方指さしてたので
「そんなにでっかかったんだ~」って言ったら
「遊びに行った、父さん(祖父)の実家は御殿だった」と言ってた。

御殿と言うのは、間違いかな・・・旅館やってたらしい。
まぁ、広かったんだろうけど。

とにかく、親の言う事をきいていれば、金持ち。
そうじゃ無い人は、遺産がらみから除外されちゃうのだった。

そんなに広かった、オカンの実家を、内縁の夫は、
全部売り払って使ってしまって
残った部分は、上物だけで、全て他人の土地となり
内縁夫(祖父)と、祖母とその娘(四女)は
親族から、大目玉を食らったようだ。

そういうワケなので、その家(名前だけ)を継いだのは
三女となっております。

叔母は、ちゃんと言いつけを守って、従弟と結婚した。
本当は好きな人が居たらしいが、別れさせられたと聞く。
言いつけを守ったものだから、私のイトコは二人とも身障者です。
・・・叔母さんも逃げれば良かったのに・・・
そう思うので、この叔母だけは、とても心配だ。


それから、私達が東京へ戻って、少し経ってから、
血のつながらない祖父が亡くなったので、
葬式をする事となったワケだが・・・
墓とかどうするかで、揉めたらしい
そりゃあそうだ、内縁だし、関係ないしね。

結果、どうなったかは聞いて無いんだけど、
その揉めた場面で、ちょいと事件が起きました。

ばあ様の家には、押入れ半分サイズの、大きい仏壇があった。
(住んでた時は、その部屋に私一人で寝てた)
昔の家なので、押入れも今あるサイズではない。
そして、押入れと言ってるけど、壁側全部が押入れ。
部屋は、たぶん八畳くらい、畳も昔サイズ。

古い仏壇で、鴨居の所には普通だったら、ご先祖写真とか
ありそうなのに、何故か「明治天皇」の写真があった。
どうしてかは知らないし、関係者でもない。

私は眠る時、明治天皇を見てました(笑)

その部屋は、見る人は色々見たらしいけど、私は何も見ていない。

その部屋で、親族(誰が来てたか知らないけど)が揉めていたら
いきなり、仏壇がバーンって、大きな音を立てて
真っ二つになったそうだ。

見たわけではないので、どのくらい話が盛ってあるのか
そうじゃ無いのかは知らないが、とにかく、真っ二つになったと、
その場に居た叔母から電話があったそうだ。

その場に居れば、だいたいの事情は解るかもだけど
叔母から、オカン、そして私と言う、また聞き状態なので
何とも言えないが、普通ではない事が起こったのは間違いなさそう。

確か、先祖代々の仏壇に、祖父(内縁)の位牌を置くの置かないの
と言う話をしてた時でもあったらしい・・・でもさ
死んじゃったら、みんな同じだと、私は思うんだよね・・・
だから、ホントに仏壇が真っ二つになったとしたら
その本当の理由は、別にあると思う。

でも知りたいとは思わない。

そう思ったら、喜んでやって来る、あの世の方々が
居ると思うので、それは、心から遠慮したい。

でも、そんな場面は滅多にお目にかかれないので
見たかったというのは、あったりする。
ミーハーだな(笑)
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