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27. 未来、過去を語れば堕ちる
「えっ」
「強く噛むと傷になりますよ」
知らずうちに力をいれていたらしい口元は、グラン君の指で端から端まで拭き取るようにしっかりなぞられた。指の感触が、頬に添えられた手までリアルに感じて驚いて口を少し開いてしまったら彼の親指が少し内側に入った。
それは偶然。だけど、いやに生々しくて。直後、身体を制服の胸辺りにそっと押さえるように少し向きをかえられて。
「もっと寄りかかると楽かもしれませんので」
「あ、はい」
私が、そんな気持ちを抱いただなんて気がつきもしない彼は、私の話が長くなりそうと感じ、身体が楽になるように気遣ってくれた。
なんだ。
私だけか。
この数日冗談で際どい会話はあったけどグラン君からはクリーンな気配しかしないと気がついた。そう甘さはあるけれど、本気さ『欲』はない。
私は、変になったのかな。彼氏はいたらいいとは思ったけど、こんな指ひとつで動揺するなんて。
「ミライ、やはり休んだほうがよいのでは」
「あっ、考え事をしちゃって。大丈夫です」
いけない。今はそんなの考える時じゃないよね。しかし、どう話したらいいのかな。
「ごめん。説明が下手かもしれないから先に謝っておく」
もはやスッポリと彼の腕の中なので近くて体を動かさないと視線を合わす事ができないので、ローテーブルに置かれた飲みかけのカップを見ながら私は話始めた。
「さっき言っていた、そのラケットを使った競技、私はテニスを小さい頃から習い始めたの。他にも沢山の体を動かす遊びがあるけれど、私にとって遊びだったテニスは早い段階で本気に、全国だけじゃない、もっと世界へ飛び出して強くなっていずれはテニスで食べていこうと決めていた」
それは、その願いが叶うのは、一握りの人だけだ。私の手の上にグラン君の右手が軽く触れた。続けていいのかな。
「私は、友達と遊ぶ時間も削りひたすらコートに立った。その成果はみるみる結果へと繋がり中学の終わりには、地元だけでなくさらに広い範囲で、そのテニスのジュニアでは名前が多少は知られるようになっていき知名度は上がるいっぽうだったんですよ」
あの時の私は。
「純粋に楽しくてしかたがなかった。私には才能もあったと思う。もちろん苦しいくらいの努力もしたけれど」
試合を重ねるほど、棚にはトロフィーやメダル、賞状が増えて溢れていった。
「母や父は、とても熱心で私にいいコーチ、先生をつけてくれたり、遠征もいかせてくれて」
その時の私は自分中心だった。
「弟は、私と同じテニススクールに私より早く入っていたけど、しばらくして辞めた。センスも悪くないし強くなると思っていた私は、少しだけ驚いて弟に聞いたの」
『なんで辞めたの? このままいけば全国いけるじゃん』
『姉ちゃんは、いつも上からだな』
私は、バカだった。
『姉だからだよ』
『姉ちゃんは、未来は一生気づかない』
『何をよ?』
『もう、いいよ』
あの時、気づいていたら弟の道は違ったのかな。
「私は、弟のプライドをへし折った。先に習っていた弟は私が優勝すればするほど、強くなればなるほど周囲から比べられ暗くなったのに気づかなかった。それだけじゃない」
子供だからというのは違う。
「面白いように勝ち進む私に両親は、特にお父さんは、試合観戦から自主錬まで私につきっきりで。私は一樹からお父さんを子供の頃とりあげて、ずっと独り占めした。それだけじゃなくて金銭面でも成長するにつれ趣味を越えたスポーツはとても費用がかかっていくんだけど。でも、私は考えもしてなかった」
一樹から父親を奪い両親から多額のお金を出させた。
「高校に入学して16歳の時、私は練習中に怪我をした」
今思えば自業自得だった。
「それまで、怪我と言うほどの経験はなかったし、自分に自信があって、他の子が痛めても私がその立場になる事があるなんてあまり考えてなかった気がします」
自分に酔っていた。そんな時の怪我。
「まぁまぁ大きな怪我で。でも復帰できないわけじゃなかった。手術して、リハビリして、私は再びコートに立った」
復帰後、初の試合の相手は今でも覚えてる。
「惨敗でした。見苦しいほどの」
今では薄れた感情。
『ありえない! あんな格下になんで?! なんでっ!』
ラケットをこの時初めて投げた。
「それから負け続きで。試合だけではなく両親の仲まで軋み始めて…あっという間でした」
夜にリビングで争う声。怒鳴るお父さんに叫ぶお母さん。
「正直、両親の不仲の全てが私のせいではないと今でも思います。ただ、引き金は間違いなく私だった」
テニスを知らない彼に伝わらないとわかっている。無駄な時間を使わせていると知ってもとまらない。
「テニスはダブルス、二対二もありますが、私はシングル、一対一で対戦していました」
あの試合のコートに入った時の空気が怖いのに好きで。
「コートってとても広いんですよ。孤独なんです。世界に自分だけみたいな。だからメンタル、精神がとても重要なんです」
辛く苦しい場所。でも一度でも、あの場で快感を覚えてしまえば、もう離れられなくなる。
「全部、失いました」
夢も家族も。
「テニスコートをボールの音すら苦痛で。遊びだけどコートにまた入るまで何年もかかった」
今の私は、まだ迷子。
「英文科、自国語以外の言葉を学ぶ学校に通っているのは、元はテニスをしていた時にいずれ必須になるからと思っていた名残です。でも元々好きではあったんだなって最近は思う」
でも、やっぱり過去を引きずりまくってる。
「えっと…こんな私で大丈夫?」
きっと欠点なしの君には合わない気がする。彼の気持ちを気にしてしまう私に。
「跡、消えましたね」
グラン君は、答えてくれない。かわりに彼の手が手首を撫でた。そういえば。
「あっ、この前は跡消してくれたのに。ちょっとびっくりして、ごめん」
ススッと撫でないで。舐められた感触を思い出しちゃうよ。意識してしまうから。
止めて。
「本当にそう思っているんですか?」
小さくでも耳元で囁かれた声に体が動いてしまった。どういう意味だろう?
「分かりませんか?」
「うーん、あ」
「光、見えました?」
手首に触れていた彼の掌が一瞬淡く光った。凄い! 魔法だ!
あっ、またあのクスッと笑うやつをされた。バカにされている。
「違いますよ。今のようにして舐めずとも患部に触れれば治癒できる」
えっ。
「あっ」
そういえば、キャルさんもお風呂で手を触れるだけで消してくれた。
「やっと気づいてくれました? 昨夜も寝室を提案したのは本心ですよ?」
「ちょ、くすぐったい!」
手首から離れた手は、今度は首筋を撫でられ、違うものに変わりそうになるから早くやめて欲しい! そんな私の気持ちなんて気がついてないのか、指はいったりきたりと動かされる。
「婚約の印を此処に、トワイラルのあの男がつけた上に刻もうとしましたが、目立つ場所は嫌がると思い自粛しました。だから褒めて下さい」
「あっ」
埋まった顔が戻る時目が合った。
「すぐに消える跡ならつけてもいいでしょう?」
緑の瞳が溶けそうに優しいのに、そのなかに熱があるのがわかって。
「俺の気持ちを疑うからです。続きは体調が良くなってからにします」
我慢するから褒めてとばかりな視線に、どうしていいかわからず、おそらく真っ赤な顔のまま、グラン君の頭をそっと撫でれば。
「ミライ、俺は貴方に落とされました。だから貴方も俺に堕ちて」
…言葉遊び嫌いなんじゃなかったの?
「そんなの…とっくに陥落されてるよ」
そう伝えればとろりと笑いかけられた。
ああ、毒だ。彼は甘い毒。
もう、逃れたくても逃れられない。
「過去も未来も今のミライも好きです」
──私も大好き。
「強く噛むと傷になりますよ」
知らずうちに力をいれていたらしい口元は、グラン君の指で端から端まで拭き取るようにしっかりなぞられた。指の感触が、頬に添えられた手までリアルに感じて驚いて口を少し開いてしまったら彼の親指が少し内側に入った。
それは偶然。だけど、いやに生々しくて。直後、身体を制服の胸辺りにそっと押さえるように少し向きをかえられて。
「もっと寄りかかると楽かもしれませんので」
「あ、はい」
私が、そんな気持ちを抱いただなんて気がつきもしない彼は、私の話が長くなりそうと感じ、身体が楽になるように気遣ってくれた。
なんだ。
私だけか。
この数日冗談で際どい会話はあったけどグラン君からはクリーンな気配しかしないと気がついた。そう甘さはあるけれど、本気さ『欲』はない。
私は、変になったのかな。彼氏はいたらいいとは思ったけど、こんな指ひとつで動揺するなんて。
「ミライ、やはり休んだほうがよいのでは」
「あっ、考え事をしちゃって。大丈夫です」
いけない。今はそんなの考える時じゃないよね。しかし、どう話したらいいのかな。
「ごめん。説明が下手かもしれないから先に謝っておく」
もはやスッポリと彼の腕の中なので近くて体を動かさないと視線を合わす事ができないので、ローテーブルに置かれた飲みかけのカップを見ながら私は話始めた。
「さっき言っていた、そのラケットを使った競技、私はテニスを小さい頃から習い始めたの。他にも沢山の体を動かす遊びがあるけれど、私にとって遊びだったテニスは早い段階で本気に、全国だけじゃない、もっと世界へ飛び出して強くなっていずれはテニスで食べていこうと決めていた」
それは、その願いが叶うのは、一握りの人だけだ。私の手の上にグラン君の右手が軽く触れた。続けていいのかな。
「私は、友達と遊ぶ時間も削りひたすらコートに立った。その成果はみるみる結果へと繋がり中学の終わりには、地元だけでなくさらに広い範囲で、そのテニスのジュニアでは名前が多少は知られるようになっていき知名度は上がるいっぽうだったんですよ」
あの時の私は。
「純粋に楽しくてしかたがなかった。私には才能もあったと思う。もちろん苦しいくらいの努力もしたけれど」
試合を重ねるほど、棚にはトロフィーやメダル、賞状が増えて溢れていった。
「母や父は、とても熱心で私にいいコーチ、先生をつけてくれたり、遠征もいかせてくれて」
その時の私は自分中心だった。
「弟は、私と同じテニススクールに私より早く入っていたけど、しばらくして辞めた。センスも悪くないし強くなると思っていた私は、少しだけ驚いて弟に聞いたの」
『なんで辞めたの? このままいけば全国いけるじゃん』
『姉ちゃんは、いつも上からだな』
私は、バカだった。
『姉だからだよ』
『姉ちゃんは、未来は一生気づかない』
『何をよ?』
『もう、いいよ』
あの時、気づいていたら弟の道は違ったのかな。
「私は、弟のプライドをへし折った。先に習っていた弟は私が優勝すればするほど、強くなればなるほど周囲から比べられ暗くなったのに気づかなかった。それだけじゃない」
子供だからというのは違う。
「面白いように勝ち進む私に両親は、特にお父さんは、試合観戦から自主錬まで私につきっきりで。私は一樹からお父さんを子供の頃とりあげて、ずっと独り占めした。それだけじゃなくて金銭面でも成長するにつれ趣味を越えたスポーツはとても費用がかかっていくんだけど。でも、私は考えもしてなかった」
一樹から父親を奪い両親から多額のお金を出させた。
「高校に入学して16歳の時、私は練習中に怪我をした」
今思えば自業自得だった。
「それまで、怪我と言うほどの経験はなかったし、自分に自信があって、他の子が痛めても私がその立場になる事があるなんてあまり考えてなかった気がします」
自分に酔っていた。そんな時の怪我。
「まぁまぁ大きな怪我で。でも復帰できないわけじゃなかった。手術して、リハビリして、私は再びコートに立った」
復帰後、初の試合の相手は今でも覚えてる。
「惨敗でした。見苦しいほどの」
今では薄れた感情。
『ありえない! あんな格下になんで?! なんでっ!』
ラケットをこの時初めて投げた。
「それから負け続きで。試合だけではなく両親の仲まで軋み始めて…あっという間でした」
夜にリビングで争う声。怒鳴るお父さんに叫ぶお母さん。
「正直、両親の不仲の全てが私のせいではないと今でも思います。ただ、引き金は間違いなく私だった」
テニスを知らない彼に伝わらないとわかっている。無駄な時間を使わせていると知ってもとまらない。
「テニスはダブルス、二対二もありますが、私はシングル、一対一で対戦していました」
あの試合のコートに入った時の空気が怖いのに好きで。
「コートってとても広いんですよ。孤独なんです。世界に自分だけみたいな。だからメンタル、精神がとても重要なんです」
辛く苦しい場所。でも一度でも、あの場で快感を覚えてしまえば、もう離れられなくなる。
「全部、失いました」
夢も家族も。
「テニスコートをボールの音すら苦痛で。遊びだけどコートにまた入るまで何年もかかった」
今の私は、まだ迷子。
「英文科、自国語以外の言葉を学ぶ学校に通っているのは、元はテニスをしていた時にいずれ必須になるからと思っていた名残です。でも元々好きではあったんだなって最近は思う」
でも、やっぱり過去を引きずりまくってる。
「えっと…こんな私で大丈夫?」
きっと欠点なしの君には合わない気がする。彼の気持ちを気にしてしまう私に。
「跡、消えましたね」
グラン君は、答えてくれない。かわりに彼の手が手首を撫でた。そういえば。
「あっ、この前は跡消してくれたのに。ちょっとびっくりして、ごめん」
ススッと撫でないで。舐められた感触を思い出しちゃうよ。意識してしまうから。
止めて。
「本当にそう思っているんですか?」
小さくでも耳元で囁かれた声に体が動いてしまった。どういう意味だろう?
「分かりませんか?」
「うーん、あ」
「光、見えました?」
手首に触れていた彼の掌が一瞬淡く光った。凄い! 魔法だ!
あっ、またあのクスッと笑うやつをされた。バカにされている。
「違いますよ。今のようにして舐めずとも患部に触れれば治癒できる」
えっ。
「あっ」
そういえば、キャルさんもお風呂で手を触れるだけで消してくれた。
「やっと気づいてくれました? 昨夜も寝室を提案したのは本心ですよ?」
「ちょ、くすぐったい!」
手首から離れた手は、今度は首筋を撫でられ、違うものに変わりそうになるから早くやめて欲しい! そんな私の気持ちなんて気がついてないのか、指はいったりきたりと動かされる。
「婚約の印を此処に、トワイラルのあの男がつけた上に刻もうとしましたが、目立つ場所は嫌がると思い自粛しました。だから褒めて下さい」
「あっ」
埋まった顔が戻る時目が合った。
「すぐに消える跡ならつけてもいいでしょう?」
緑の瞳が溶けそうに優しいのに、そのなかに熱があるのがわかって。
「俺の気持ちを疑うからです。続きは体調が良くなってからにします」
我慢するから褒めてとばかりな視線に、どうしていいかわからず、おそらく真っ赤な顔のまま、グラン君の頭をそっと撫でれば。
「ミライ、俺は貴方に落とされました。だから貴方も俺に堕ちて」
…言葉遊び嫌いなんじゃなかったの?
「そんなの…とっくに陥落されてるよ」
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