140字創作集

菅原 龍飛

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11 旧友

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 目の前には旧友だった男が倒れていた。額に黒い穴が空き、そこからどす黒い血を流している。ここは彼の部屋だ。なぜか分からないが私はここにいる。ふと視線を落とすと右手には拳銃が握られていた。私が撃ったのだろうか。分からない。サイレンの音が聞こえる。どうすればいい?私は拳銃を握りしめた。
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