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第五章 夏休み、宙色市歴史探訪
第72話 異端の娘は夢の狭間に星を覗く
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これは推測でしかない。だが、確信に近い推測だ。
きっと『出戻り』以前のシイナは『普通』であることに特にこだわりはなかった。
あいつの言う通り、その人生はごくごく普通だったのだろう。
命に係わる大病という一大イベントを除けば、ありふれたものだったに違いない。
そんな人間が、自らが庶民であることにこだわるか?
むしろ逆に『人と違っている点』に執着を持ちそうなものではないか?
人がこだわりや執着を持つ理由は様々だ。
好きだから、気に入ったから、何らかのきっかけがあって、など、本当に色々だ。
だが、その中でも特にポピュラーな理由はこれではないだろうか。
つまり――、自分にはないものだからこそ、欲し、こだわる。
バーンズ家四女、シイナ・バーンズ。
こいつこそは、個性派揃いのバーンズ家にあって一際異彩を放つ存在。
――即ち、バーンズ家の異端児だ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
まずは、昼飯。
「お、来た来た~♪」
俺が頼んだのは、ざるそば三倍盛り・三種の天ぷら盛り合わせ。
うひょお、かき揚げでっけぇ、おそばが山になってるゥ!
サツマイモの天ぷらも小判みたいだし、いか天も無駄にビッグサイズゥ!
「でっか」
「でっか」
ミフユとシイナが、二人揃って口をポカン。
こちとら午前いっぱい体を動かした食べ盛りの小学二年だっつー話ですよ。
もうねー、お腹空いたの。
全身が空腹を訴えてるんですよ。俺のおなかの嘆きが聞こえるかい?
「こちら、天ぷらそばでございます」
「は~い!」
店員さんに元気よく返し、ミフユが天ぷらそばを受け取る。
おお、そっちもえび天がかなり大きいな。ツユに浸るそれを見るだけで腹が鳴る。
「あ~、美味しそう! すっごくいい匂い!」
「フフフ、反応がお子ちゃまですねぇ~、やっぱり七歳ですからね~」
天ぷらそばを前に声を弾ませるミフユに、シイナがそんなことを言ってくる。
「何よ。あんたは何を頼んだのよ?」
「私は何ていうか、普通のメニューを頼んだだけですよ~?」
と、言っているところに運ばれてきたのは山菜そば。
様々な種類の山菜がおそばの上に盛られていて、ホカホカと湯気を立てている。
「へぇ、なかなかじゃないですか。見た目的にも及第点はあげてもいいですね」
「うわッ、こいつわかってないクセに通ぶってるぞ!」
「あんたね、そういう浅い物言いは本気でやめた方がいいと思うわよ……」
俺とミフユが言うと、シイナは「チッチッチ」と割り箸を振る。
そういうときは指を振れよ。
「違います。違うんですよ、二人とも。誰だってこういうとき、グルメを気取って玄人っぽい言動をしたがるものでしょう。それが普通なんですよ、普通。ね?」
「う~ん、実にシイナって感じのセリフだな、それ……」
病的なまでに『普通』であることにこだわってる辺り、特に。
「ま、いいわ。さっさと食べちゃいましょ。……おなかすいたわ」
「そっすね……」
「ですね。ああ、いい匂い。ビール欲しい……」
三人共、空腹感が限界を迎え、とりあえずメシ! な状態になったので、メシ!
「「「いただきま~す!」」」
と声を揃えたのち、割り箸をパキンと割る音も綺麗に重なった。
俺はまずはツユにねぎを入れて、そばを一口啜る。七歳にわさびは無理ッ!
「あ、うっめぇ!」
軽く啜ったそばは、何だろね、そば自体に味がある感じ。
噛むと適度な弾力があって、歯応えもある。しこしこしてるってこうううことか。
そばに絡むツユも味わい深くて、七歳の舌にも十分美味いと感じさせてくれる。
いやぁ、これはいいダシ使ってんなぁ。おそばがどんどん進みますわ。
そして天ぷらだァ~!
まずは、最も自己主張が激しい、どデカいか天だァ~!
箸で持ち上げると、クッ、この指先と手全体にかかる重み。これは大物。
それを~、ツユに浸して~、金色の衣が~、茶色に染まって~、お口にダ~イブ!
サクッ、と衣がいい感触。
そして噛み締めるいかのやわらけーこと、肉厚なこと、うンまッ!
いかの旨味が凝縮されて、しかも一口で噛み切れる柔らかさ、エグイって!
続いてのサツマイモ天。オイオイ、こいつはまた柔らかいねぇ!
しっとりとした食感に、舌に広がる上品な甘さとツユの旨味のコントラストよ。
そしてェ、メインイベントのかき揚げ天だぁ~!
分厚い、大きい、具材たっぷり。こいつは贅沢な一品ですよぉ~!」
「……うんッ!」
ガブッと一口、絶うめぇ~!
何これ、カボチャとか玉ねぎとか、色んな野菜が使われてる中に、エビ?
むき身のエビのプリッとした食感が、野菜の中に確かなアクセントを与えている。
ほぁ~、ビックリした!
こんな山の中で、むしろ海鮮の旨味を堪能できた事実に、ビックリしたよ!
もうね、がっついた。夢中でがっついたよね。
いやぁ~、適当に選んだ店なのに、大当たりだったなー。ここ。
ほら、ミフユもシイナも、無言でおそば啜ってるモン。
――十分くらい経過。
「「「ごちそうさまでした~!」」」
三人共、ご満悦。
シイナなんかグルメぶるのも忘れて「美味しかった……」とか感動してるモン。
「名店って、思わぬところにあるものね……」
空になった器をまじまじ見つめ、ミフユがそんなことを言う。
本当にね、そればっかりは同意ですよ。俺も。
そして、しばし店の中でダベって腹を落ち着かせたのち、再び話は本題へ。
「シイナ、そろそろお願いしていいか?」
「いいですけどぉ~、これ、使った方がいいですか?」
言って、シイナが見せてきたのは首に提げた銀のチェーン。
そこに繋がれているのは、スダレのものと同じ『異階化』用の銀のリングだった。
「できれば」
「う~ん、気は進まないけど、お昼奢ってもらったし、やりますか~」
俺もミフユも『奢る』なんて一言も言ってないが、それで済むなら安いものか。
「じゃ、やりますね~」
シイナは胸元のリングを掴んで、目を閉じる。そして『異階化』。
だが、店内がそのまま『異階化』するワケではない。スダレのときと同じだ。
景色が一変する。
スダレの『万象集積階』ともまた違う、シイナの世界へと。
そこは宇宙だった。
暗闇の中に、無数の星が静かに、しかし確かに光を放ち、瞬いている。
俺達三人は宇宙のただ中に投げ出されていた。
「――『無量夢幻帯』」
呟いて、シイナがまぶたを開ける。
その瞳もまた、景色と同様に大きな変化が起きていた。
シイナの瞳の中に、銀河が渦を巻いている。
それこそ、シイナ・バーンズの異面体――、流賽瞳。
瞳そのものが変質した異面体で、シイナはそれで『さだめのかけら』を視認する。
スダレの『万象集積階』と同じく『無量夢幻帯』もシイナの異面体によって形成された空間で、瞬く星の一つ一つがこれから起こりうる未来の『可能性』である。
シイナは、己の異面体を通してその『可能性』を任意に見通すことができる。
ただし見える情報は断片でしかなく、シイナは『さだめのかけら』と呼んでいる。
「……うん、うん。見えました。七星句、いきますね」
見通した情報は、七星句という七つのキーワードとして出力される。
俺とミフユは、これからシイナの口から紡がれるそれを、しっかりと聞き届ける。
「七つ目石」
始まった。
「宙船坂・観神之宮・1844・鬼詛――」
これで五つ。気になるワードもあるが、ひとまずは全て聞こう。
「カディルグナ」
六つめ。まさかと思うワードだった。隣のミフユも顔に驚きを浮かべている。
そして最後の七つ目は――、
「集」
…………何?
「七星句は以上です。あ~、終わり! 現実世界に帰還しま~す!」
俺が呆けているところに、シイナがそう叫んで、胸元から手を放す。
その瞳は元に戻り、周りの景色も再び店内へ。無音だった世界に音が戻ってくる。
「お疲れ様、シイナ」
「本当ですよ~、私、あんまりルゥサイトは使いたくないんですから。ただでさえ、普段から『さだめのかけら』が見えちゃってるんですから……」
シイナの言う通りだった。
こいつが持っている予知能力は異面体の力が現実世界に表出したものだ。
それだけ、シイナの異面体は強い力を誇っているということだ。
もしも、こいつの異面体が戦えるタイプだったら、タマキを超えてたかもな。
バーンズ家にあって『異階化』をせずとも異面体の能力を使えるのはシイナだけ。
それが、シイナがバーンズ家の異端児とされる由来。
そして同時に、シイナがとにかく『普通』であることにこだわる理由だった。
……それにしても集、集、ね。
話しているミフユとシイナを見ながらも、俺の意識はそこに向いていた。
最後に出たワードは、俺にとっては馴染み深いとも呼べるものだった。
――金鐘崎集。俺の、実の父親の名だ。
きっと『出戻り』以前のシイナは『普通』であることに特にこだわりはなかった。
あいつの言う通り、その人生はごくごく普通だったのだろう。
命に係わる大病という一大イベントを除けば、ありふれたものだったに違いない。
そんな人間が、自らが庶民であることにこだわるか?
むしろ逆に『人と違っている点』に執着を持ちそうなものではないか?
人がこだわりや執着を持つ理由は様々だ。
好きだから、気に入ったから、何らかのきっかけがあって、など、本当に色々だ。
だが、その中でも特にポピュラーな理由はこれではないだろうか。
つまり――、自分にはないものだからこそ、欲し、こだわる。
バーンズ家四女、シイナ・バーンズ。
こいつこそは、個性派揃いのバーンズ家にあって一際異彩を放つ存在。
――即ち、バーンズ家の異端児だ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
まずは、昼飯。
「お、来た来た~♪」
俺が頼んだのは、ざるそば三倍盛り・三種の天ぷら盛り合わせ。
うひょお、かき揚げでっけぇ、おそばが山になってるゥ!
サツマイモの天ぷらも小判みたいだし、いか天も無駄にビッグサイズゥ!
「でっか」
「でっか」
ミフユとシイナが、二人揃って口をポカン。
こちとら午前いっぱい体を動かした食べ盛りの小学二年だっつー話ですよ。
もうねー、お腹空いたの。
全身が空腹を訴えてるんですよ。俺のおなかの嘆きが聞こえるかい?
「こちら、天ぷらそばでございます」
「は~い!」
店員さんに元気よく返し、ミフユが天ぷらそばを受け取る。
おお、そっちもえび天がかなり大きいな。ツユに浸るそれを見るだけで腹が鳴る。
「あ~、美味しそう! すっごくいい匂い!」
「フフフ、反応がお子ちゃまですねぇ~、やっぱり七歳ですからね~」
天ぷらそばを前に声を弾ませるミフユに、シイナがそんなことを言ってくる。
「何よ。あんたは何を頼んだのよ?」
「私は何ていうか、普通のメニューを頼んだだけですよ~?」
と、言っているところに運ばれてきたのは山菜そば。
様々な種類の山菜がおそばの上に盛られていて、ホカホカと湯気を立てている。
「へぇ、なかなかじゃないですか。見た目的にも及第点はあげてもいいですね」
「うわッ、こいつわかってないクセに通ぶってるぞ!」
「あんたね、そういう浅い物言いは本気でやめた方がいいと思うわよ……」
俺とミフユが言うと、シイナは「チッチッチ」と割り箸を振る。
そういうときは指を振れよ。
「違います。違うんですよ、二人とも。誰だってこういうとき、グルメを気取って玄人っぽい言動をしたがるものでしょう。それが普通なんですよ、普通。ね?」
「う~ん、実にシイナって感じのセリフだな、それ……」
病的なまでに『普通』であることにこだわってる辺り、特に。
「ま、いいわ。さっさと食べちゃいましょ。……おなかすいたわ」
「そっすね……」
「ですね。ああ、いい匂い。ビール欲しい……」
三人共、空腹感が限界を迎え、とりあえずメシ! な状態になったので、メシ!
「「「いただきま~す!」」」
と声を揃えたのち、割り箸をパキンと割る音も綺麗に重なった。
俺はまずはツユにねぎを入れて、そばを一口啜る。七歳にわさびは無理ッ!
「あ、うっめぇ!」
軽く啜ったそばは、何だろね、そば自体に味がある感じ。
噛むと適度な弾力があって、歯応えもある。しこしこしてるってこうううことか。
そばに絡むツユも味わい深くて、七歳の舌にも十分美味いと感じさせてくれる。
いやぁ、これはいいダシ使ってんなぁ。おそばがどんどん進みますわ。
そして天ぷらだァ~!
まずは、最も自己主張が激しい、どデカいか天だァ~!
箸で持ち上げると、クッ、この指先と手全体にかかる重み。これは大物。
それを~、ツユに浸して~、金色の衣が~、茶色に染まって~、お口にダ~イブ!
サクッ、と衣がいい感触。
そして噛み締めるいかのやわらけーこと、肉厚なこと、うンまッ!
いかの旨味が凝縮されて、しかも一口で噛み切れる柔らかさ、エグイって!
続いてのサツマイモ天。オイオイ、こいつはまた柔らかいねぇ!
しっとりとした食感に、舌に広がる上品な甘さとツユの旨味のコントラストよ。
そしてェ、メインイベントのかき揚げ天だぁ~!
分厚い、大きい、具材たっぷり。こいつは贅沢な一品ですよぉ~!」
「……うんッ!」
ガブッと一口、絶うめぇ~!
何これ、カボチャとか玉ねぎとか、色んな野菜が使われてる中に、エビ?
むき身のエビのプリッとした食感が、野菜の中に確かなアクセントを与えている。
ほぁ~、ビックリした!
こんな山の中で、むしろ海鮮の旨味を堪能できた事実に、ビックリしたよ!
もうね、がっついた。夢中でがっついたよね。
いやぁ~、適当に選んだ店なのに、大当たりだったなー。ここ。
ほら、ミフユもシイナも、無言でおそば啜ってるモン。
――十分くらい経過。
「「「ごちそうさまでした~!」」」
三人共、ご満悦。
シイナなんかグルメぶるのも忘れて「美味しかった……」とか感動してるモン。
「名店って、思わぬところにあるものね……」
空になった器をまじまじ見つめ、ミフユがそんなことを言う。
本当にね、そればっかりは同意ですよ。俺も。
そして、しばし店の中でダベって腹を落ち着かせたのち、再び話は本題へ。
「シイナ、そろそろお願いしていいか?」
「いいですけどぉ~、これ、使った方がいいですか?」
言って、シイナが見せてきたのは首に提げた銀のチェーン。
そこに繋がれているのは、スダレのものと同じ『異階化』用の銀のリングだった。
「できれば」
「う~ん、気は進まないけど、お昼奢ってもらったし、やりますか~」
俺もミフユも『奢る』なんて一言も言ってないが、それで済むなら安いものか。
「じゃ、やりますね~」
シイナは胸元のリングを掴んで、目を閉じる。そして『異階化』。
だが、店内がそのまま『異階化』するワケではない。スダレのときと同じだ。
景色が一変する。
スダレの『万象集積階』ともまた違う、シイナの世界へと。
そこは宇宙だった。
暗闇の中に、無数の星が静かに、しかし確かに光を放ち、瞬いている。
俺達三人は宇宙のただ中に投げ出されていた。
「――『無量夢幻帯』」
呟いて、シイナがまぶたを開ける。
その瞳もまた、景色と同様に大きな変化が起きていた。
シイナの瞳の中に、銀河が渦を巻いている。
それこそ、シイナ・バーンズの異面体――、流賽瞳。
瞳そのものが変質した異面体で、シイナはそれで『さだめのかけら』を視認する。
スダレの『万象集積階』と同じく『無量夢幻帯』もシイナの異面体によって形成された空間で、瞬く星の一つ一つがこれから起こりうる未来の『可能性』である。
シイナは、己の異面体を通してその『可能性』を任意に見通すことができる。
ただし見える情報は断片でしかなく、シイナは『さだめのかけら』と呼んでいる。
「……うん、うん。見えました。七星句、いきますね」
見通した情報は、七星句という七つのキーワードとして出力される。
俺とミフユは、これからシイナの口から紡がれるそれを、しっかりと聞き届ける。
「七つ目石」
始まった。
「宙船坂・観神之宮・1844・鬼詛――」
これで五つ。気になるワードもあるが、ひとまずは全て聞こう。
「カディルグナ」
六つめ。まさかと思うワードだった。隣のミフユも顔に驚きを浮かべている。
そして最後の七つ目は――、
「集」
…………何?
「七星句は以上です。あ~、終わり! 現実世界に帰還しま~す!」
俺が呆けているところに、シイナがそう叫んで、胸元から手を放す。
その瞳は元に戻り、周りの景色も再び店内へ。無音だった世界に音が戻ってくる。
「お疲れ様、シイナ」
「本当ですよ~、私、あんまりルゥサイトは使いたくないんですから。ただでさえ、普段から『さだめのかけら』が見えちゃってるんですから……」
シイナの言う通りだった。
こいつが持っている予知能力は異面体の力が現実世界に表出したものだ。
それだけ、シイナの異面体は強い力を誇っているということだ。
もしも、こいつの異面体が戦えるタイプだったら、タマキを超えてたかもな。
バーンズ家にあって『異階化』をせずとも異面体の能力を使えるのはシイナだけ。
それが、シイナがバーンズ家の異端児とされる由来。
そして同時に、シイナがとにかく『普通』であることにこだわる理由だった。
……それにしても集、集、ね。
話しているミフユとシイナを見ながらも、俺の意識はそこに向いていた。
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