出戻り転生傭兵の俺のモットーは『やられたらやり返しすぎる』です

はんぺん千代丸

文字の大きさ
133 / 166
第六章 愛と勇気のデッドリーサマーキャンプ

第124話 二日目/異階/橘颯々のデッドエンド

しおりを挟む
 場は、静まり返っていた。
 だがそれは別に、ケントのやり方に皆が戦慄しているとかではない。

「しかと見届けましたぞ、ケント殿」
「リッベンジ達成ッすね~、ッか~、ケントッさん、チョッつェ~!」

「ふみゅ~ん、竜人ってそんな強くないんだね~」
「いやいや、スダレ姉様、あれはケントさんが強かっただけですって……」

 ウチの連中は誰一人、ドラゴの死を前に取り乱していない。
 それは、俺とミフユ含め、俺達全員が生きた時代が戦乱の世であったからだ。

 人死になど日常茶飯事。
 飛び散った死体を目にすることにも慣れている。

 場が静まり返っていたのは、ケントの戦いの終わりを見届けたからだ。
 戦乱の世に生きた俺達だからこそ、その戦いの持つ意味を図れる。

 さて――、

「残るはこいつか」
「ぅひ……ッ!」

 俺が見ると、ドラゥル・ゼルケルはビクリと顔を引きつらせた。
 今回の一件のほぼ首謀者。ドラゴとドラガに俺達の情報を流してたらしい女。

「ま、ウチに手ェ出したんだ、安らかに死ねるとは――」
「おとしゃん」

 収納空間から鉈を取り出そうとする俺に、タマキが声をかけてくる。

「タマキ?」
「オレがやる」

 ちょっとビックリした。
 普段なら、自ら進んでそんなことを言い出すようなヤツじゃない。

 でも、その真剣な面差しに、俺は一歩退く。
 今回の一件、当事者はケントとタマキ。なら、終止符を打つべきは俺じゃない。

「わかった。ケジメつけてこい」
「うん!」

 そして俺の横を通り過ぎ、タマキはドラゥルの前に立った。

「ドラゥル」
「タマキセンパイ……」

 地面にへたり込んだままのドラゥルを見下ろし、タマキは小さく告げる。

「チャンスをやるよ」
「チ、チャンス……?」

「これからの一戦でオレに勝ったら、おまえのモノになってやる」
「――――ッ!」

 ドラゥルの目が、大きく見開かれる。
 生きて返してやる、ではなく、言うことを聞いてやる、でもなく――、

 おまえのモノになってやる。

 確かにタマキは、そう言った。
 この発言に、それを見ていた他の連中のうち何人かも、驚きを露わにする。

「……タマキ姉様?」
「姉上、何と豪胆な……」
「タマキ姉、だいじょッぶなん? 二人ッがかりで勝ッた相手なんッしょ?」

 タクマの心配ももっともだ。
 相手の異面体をコピーするという、ドラゥルの異面体の能力。
 タマキも、独力では勝てなかった相手だ。

 再戦ではあるから、最初からお互いの手の内は割れている。
 それでも、タマキが苦戦するのは間違いない。一体、どうするつもりだ。

「フ、フフフ、ウフフフフゥ……」

 鎖の戒めを解くと、立ち上がったドラゥルが押し殺した笑いに肩を揺らす。

「センパイはぁ~、おバカさんなんですかぁ~? 一人じゃ、私に勝てなかったのをもう忘れたんですかぁ~? もし忘れてるなら、おバカさんですよねぇ~?」

 と、いきなり余裕を取り戻してそんなことを言い出す。
 ウチの連中は全員が気まずげに目を逸らした。……まぁ、バカですね。

「何だとォ! オレはバカじゃないからな!」

 いや、おまえはバカだよ。間違いなく。

「フフフゥ、いいですよぉ。今一度教えてあげますぅ~、センパイに、私の愛と、この『煌毘神眼キラビカガン』の強さを、しっかりと! 味わわさせてあげますよぉ~!」

 その叫びと共に出現する、巨大な楕円形の鏡。
 あれが、ドラゥルの異面体。コピー作成能力を持つというキラビカガン、か。

「――変身ッ!」

 一方で、タマキも異面体を発現させ、全身を純白の装甲で覆う。

「『神威雷童カムイライドウ』!」

 俺達全員が知っている、無双無類の最強戦士。白き仮面のカムイライドウ!

 ――が、あっちにすでにいっぱいいます。
 うおおおおお、話には聞いていたが、こうしてみると何コレ、こっわ!?

「え、アレ全部、タマキ姉様と同じ力を持ってるんですかァ!?」
「わ~……」

 シイナは驚愕し、スダレも絶句している。
 タマキの最強っぷりは、俺達が特によく知っている。だからこそ、これは衝撃的。

 え、タマキは一体、これにどうやって勝つつもりなの?
 群れるカムイライドウを前に、俺は相対するタマキの方に目を向ける。
 すると、タマキは腕組みをして首をひねっていた。

「ん~~~~、どうやって勝とう!」
「おまえ、この土壇場で考えなしかよォォォォォォォォォ――――ッ!?」

 バカ! このバカ! おまえ、本当にバカ!

「ウフフフフフゥ~~~~! 今度こそタマキセンパイを私のモノにしてあげますゥ~、飼ってあげますよぅ~、センパイ! 服も選んであげます、料理も作ってあげます、一日のスケジュールも立ててあげますゥ~。ファッションも、喋り方も、好きなモノも嫌いなモノも、全部全部、私が決めてあげますぅ~! センパァ~イ!」
「…………」

 イイ感じにキマってるドラゥルを前に、タマキは沈黙を保っている。
 タマキとタマキ『達』が互いに向かい合って構え、睨み合う。そのとき――、

「お嬢~、頑張ってくださ~い!」

 ケントが、タマキに声援を送る。
 するとタマキがピクリと身じろぎし、その周りに力が渦を巻き始め――、おや?

「……ケントしゃんが、応援してくれた」
「くッ、またあの男は……! でも、今回は私とセンパイだけですぅ~、あの男の出る幕はありませんよぉ~。それなら、センパイだけなら私の勝ち――」

「ケントしゃんが応援してくれた」
「はへ?」

 渦巻く力がどんどん高まって、タマキの装甲が形を失っていく。
 あれ、あれぇ~?

「ケントしゃんが、応援してくれたッ!」
「あの、センパイ? あの、あの? え、そんな、お、応援だけ、で……?」
「ケントしゃんが、応援してくれたァァァァァァ――――ッ!」

 ドラゥル含め、ケント以外全員が固まる中、力の渦は光となり、タマキを包む。
 そして、仮面の変身ヒーローは、その姿を想像だにしないものへ変える。

異能態カリュブディス――、『天淨天華テンジョウテンゲ』!」

 うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、タマキの異能態だァァァァァァァ――――ッ!?

 しかも、何だあの姿。
 純白の服に、銀の長髪、瑠璃色の瞳、背中には大きな真っ白い翼。
 それは、俺の中にあるタマキのイメージを根底から覆すもので、言葉が出ない。

「……姉様、綺麗すぎます」
「すごいねぇ~、本当に綺麗だぁ~、おタマ姉……」

 これには、妹二人も見惚れてしまっている。
 だが確かにこれは、ケントが『世界で一番綺麗』と言ったのもうなずける。

「なるほど。これが、最後の一かけら、かぁ――」
「ミフユ?」

 何かを納得したようにうなずいているミフユに、俺は眉を寄せる。
 気づいたことがあるようにも見受けられるが……。

「多分だけどね」
「おう」
「タマキの『真念』は、きっと『愛情』なのよ」

 それもまた、俺は全く予想していなかった言葉だった。

「私達はいつもあの子の『強さ』に目を奪われてたけど、それはあの子の『愛情』の強さだったのね。ずっとずっと、ケントを想い続けていられたあの子の」
「そうか……」

 そう言われると、俺も納得できる。
 そして思い浮かんだこともあり、ついつい顔がニヤけてしまう。

「何よ、そのニヤけヅラ……」
「いやぁ、あのな」

「声まで弾ませて、何なのよ?」
「俺とおまえの間に生まれた最初の子のタマキの『真念』が、『強さ』じゃなくて実は『愛情』だったのがさ、何かスゲェ嬉しくてさ……」
「な……ッ!?」

 ミフユが、一瞬その顔を驚きに染めて言葉を失ってから、俺を叩いてくる。
 痛い、痛いんですよ、ミフユさん! 徐々に叩き慣れてきてるよね、おまえェ!?

「何でですかァッッ!?」

 真っ白い空間に、悲痛な叫びが響き渡る。
 それは、タマキ『達』に囲まれながら独り立ち尽くす、ドラゥルのものだった。

「何で、また『ソレ』なんですかァ! それじゃ、私がセンパイに勝てないじゃないですか! 何でです? 何で、何で何で、どうしてまた邪魔をするんですかァ!」
「別に邪魔はしてないだろ。オレは、最初から負ける気なんてないぜ?」
「う、ぅ、ううううう……、ひどい、ひどいですうよぅ、タマキセンパイ……!」

 拳を握るタマキに、ドラゥルはポロポロと涙を零し始める。

「セ、センパイは、あんなにも優しく私を撫でてくれたじゃないですか……、私を愛してくれたのに、何でですぅ? どうして、何でこんなひどい……」
「ん~、おまえはそう言うけどさぁ……」

 嘆くドラゥルを前に、タマキは腕を組み、首をひねっている。
 そんな何気ない所作すら、今のタマキがすると神々しく見える。『愛情』すごい。
 だが、次にタマキが告げたのは、残酷な一言だった。

「オレって、おまえのこと撫でたっけ?」
「えェ……」

 大きく開いたままのドラゥルの口から、小さな声が漏れる。
 タマキは、いかにも思い出そうとしているような顔だが、首をひねるばかりだ。

「そこがどうにも思い出せないんだよな~。おまえがいたのは覚えてるけど、撫でたか? 本当にそれ、オレだったか? 別人だったりしなかったか?」
「そ、そんなはずないでしょう!? センパイでした、あれは、センパイでしたよぅ! 泣いてる幼い私を、センパイが優しく撫でてくれたんです! だから――」
「覚えてない」

 必死に訴えるドラゥルを、タマキが一言で突き放し、突き落とす。
 これは、辛いな。
 様子を見るに、タマキに撫でられたことが、あの龍人の心の支えっぽいようだ。

 なのに、撫でた本人から直に『覚えてない』と言われてしまった。
 ドラゥルからすれば、心の支えにしていた本人に、全てをひっくり返された形だ。

「ぁ、あ……」

 間抜けに口を空けたままのドラゥルが、涙を大量に溢れさせる。
 そして、その周りに、さらにタマキ『達』が増えていく。

「セ、センパイが私を撫でてくれないなら、誰が、私を撫でてくれるんです? だ、だ、誰が、私を、よしよししてくれるんです……? 何で、私には誰もいないんです? ズルいじゃないですか、みんな、隣に誰かいて。私だけ、誰もいないなんて! ズルい、そんなのズルい、ズルいじゃないですかァァァァァァァ――――ッ!」
「真理恵さんが、いただろ」

 大声で喚くドラゥルへ、だが、言ったのはタマキではなく、ケントだった。

「あの人は、どんな理由であれ、苦しむ誰かを見捨てる人じゃない。おまえがそんなに苦しんでるなら、真理恵さんに助けを乞えばよかったんだ、ドラゥル・ゼルケル」
「うるさいですよ、ケント・ラガルク。あんな偽善者、見てるだけでイライラするんですよ。あんな女に縋りつけ? どうせ裏で笑うに決まってます!」

 血走った目でそう返すドラゥルに、ケントは軽く肩をすくめる。
 そして、続けざまの一言が、獣みたいに息を乱すドラゥルにトドメを刺す。

「それじゃあ、おまえは誰にも愛されないよ。この先も、ずっとな」
「ぅぅぅぅぅぅぅ、ああああああああ! ケント・ラガルクゥゥゥゥゥゥ!」

 逆上し、我を忘れたドラゥルが、タマキ『達』をケントに差し向けようとする。
 だがすでに、その前には純白の翼を広げたタマキが立ちはだかっていた。

「ケントしゃんに何すんだ、おまえェ!」

 と、叫んでタマキ『達』の一体を殴れば、他の全てのタマキ『達』も諸共砕ける。
 うわぁ、スゲェ、一撃で敵全体を粉砕する力か。とんでもねぇ攻撃特化だ。

「ま、また……」

 そして異面体も一緒に粉砕されて、ドラゥルは意識を失うが――、

「今回は、それじゃ終わらせないぜ」

 タマキが、倒れようとするドラゥルの両目に右手の人差し指と中指をブチ込む。
 グジュと音がして、両目を抉られたドラゥルの体が大きく引きつった。

「ぃ、ギッ、ひぎッ……、セ、センパ……ッ」

 そのまま、タマキは残る右手の三指で相手の顔を掴み、自分の方へ引き寄せる。

「おまえの相手は、オレだったはずだぜ? なのに、ケントしゃんを狙いやがって」
「ああああああ、ぅ、ぁ。ぁぁ……!」

 怒りに声を硬くして、タマキが勢いよく体を前へと傾ける。
 そしてその手に掴んだままの状態で、ドラゥルの頭を地面に叩きつけようとする。
 さなか、ドラゥルが弱々しく呟いた。

「――ぁ、あいして」
「やだよ」

 バグンッ、というなかなかに派手な叩きつけの音。
 ドラゥルの頭は、その一撃によってブッ潰れて、中身が地面にバッと散った。
 頭を失った小柄な体が、一度だけ震えた。

「オレが愛してるのは、この世界で一人だけだ」

 純白の天使の姿をした猛者は、傲岸不遜にそう告げた。
しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。 ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。 だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。 クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。 まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。 閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。 追伸、 雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。 気になった方は是非読んでみてください。

処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ

シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。  だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。 かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。 だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。 「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。 国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。 そして、勇者は 死んだ。 ──はずだった。 十年後。 王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。 しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。 「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」 これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。 彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。

異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

戦国転生・内政英雄譚 ― 豊臣秀長の息子として天下を創る

丸三(まるぞう)
ファンタジー
戦国時代に転生した先は、豊臣秀吉の弟にして名宰相――豊臣秀長の息子だった。 現代では中世近世史を研究する大学講師。 史実では、秀長は早逝し、豊臣政権は崩壊、徳川の時代と鎖国が訪れる。 ならば変える。 剣でも戦でもない。 政治と制度、国家設計によって。 秀長を生かし、秀吉を支え、徳川の台頭を防ぎ、 戦国の終わりを「戦勝」ではなく「国家の完成」にする。 これは、武将ではなく制度設計者として天下を取る男の物語。 戦国転生×内政改革×豊臣政権完成譚。 (2月15日記) 連載をより良い形で続けるため、更新頻度を週5回とさせていただきます。 一話ごとの完成度を高めてお届けしますので、今後ともよろしくお願いいたします。 (当面、月、水、金、土、日の更新)

【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】  最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。  戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。  目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。  ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!  彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!! ※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない

あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。

処理中です...