ショートミステリー入門編1〜凶器〜

問題編

問題編

夏の暑い夜、熱を出して寝ていたS氏が頭を殴られ死んでいるのを、回覧板を持って来た隣人に発見された。死後2時間が経っていた。前日S氏と大喧嘩をした部下のF氏が重要参考人とされた。F氏は犯行を自供したが、なぜか凶器はS氏の部屋にあるとしか言わない。部屋にあったのは、備え付けの家具・空の冷蔵庫以外に、布団・時計・水枕・蜜柑の空き缶・お椀・空のペットボトルだけであった。捜査を担当した刑事が言った。「蜜柑の空き缶だ！なぜなら殴り殺し慌てて食べたのだ！」。解剖結果、蜜柑はS氏が食べていたことがわかった。事件をニュースで見て駆けつけた探偵の亜彩が「凶器は○○」と言うと、F氏はあっさり供述を始めた。
さて、凶器の正体は❓❗️