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一章 (2) 幕開け
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「ロント、ごめん、待たせたわ」
「お姉ちゃん遅い。父さんがシャナのそばを離れるなって言ってたよ。大丈夫かなぁ? 」
ロントはソファに寝転がっていた。
「大丈夫よ。ここは一番安全な地区だし、何より今まで何もなかったでしょ? 」
「そうだけど、人間は食べられちゃうって友達が言ってたんだ。危ないって」
「ロント、あんたそんな事を本気で信じてるの?子供ね~」
「うるさいな。でも、危険だって言ってたんだもん」
「そんなの父さんが助けてくれるわよ。
食べられちゃうなんてないわ。
そんな話いいから話の続きして欲しいんでしょ?歴史をそんな知りたいなんて珍しい子ね」
「シャナ……本当に大丈夫だよね」
「大丈夫よ。心配なのね、おいで」
シャナは両腕を開いた。
ロントはシャナに抱きついた。
「ロント、私たちには父さんがいる。
絶対に大丈夫。安心しなさい」
「うん。それに俺が強くなって戦うよ。シャナも守るんだ」
「ふふ、たくましい子ね。ちゃんと守ってね。
それじゃあ、早く強くなるには父さんに聞かなきゃね」
「早く父さんが帰って来たらいいのに」
「そうね、さぁ昔の話を聞きたいんでしょ? そこに座って」
「お姉ちゃん遅い。父さんがシャナのそばを離れるなって言ってたよ。大丈夫かなぁ? 」
ロントはソファに寝転がっていた。
「大丈夫よ。ここは一番安全な地区だし、何より今まで何もなかったでしょ? 」
「そうだけど、人間は食べられちゃうって友達が言ってたんだ。危ないって」
「ロント、あんたそんな事を本気で信じてるの?子供ね~」
「うるさいな。でも、危険だって言ってたんだもん」
「そんなの父さんが助けてくれるわよ。
食べられちゃうなんてないわ。
そんな話いいから話の続きして欲しいんでしょ?歴史をそんな知りたいなんて珍しい子ね」
「シャナ……本当に大丈夫だよね」
「大丈夫よ。心配なのね、おいで」
シャナは両腕を開いた。
ロントはシャナに抱きついた。
「ロント、私たちには父さんがいる。
絶対に大丈夫。安心しなさい」
「うん。それに俺が強くなって戦うよ。シャナも守るんだ」
「ふふ、たくましい子ね。ちゃんと守ってね。
それじゃあ、早く強くなるには父さんに聞かなきゃね」
「早く父さんが帰って来たらいいのに」
「そうね、さぁ昔の話を聞きたいんでしょ? そこに座って」
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