5 / 5
5話 L v . 5 の重要性
しおりを挟む
「総理!」
椅子に座って北海道大地震の被害資料を見ていると、秘書官の田川がノックも鳴らさず入ってきた。
「すいません総理、緊急でお知らせすることが」
「なんですか?」
資料から目を離して、田川に目を向けると複雑な表情をしていた。
「私自身信じられないんですが……モンスターが発生しました」
「は?」
今目の前にいる人物はなんと言った?忙しすぎて頭がやられてしまったのだろうか?
「順を追って説明します。まず12時45分頃北海道全域を震源とした震度5強の地震が発生しました。これは計測機器に一切前触れなく発生しました。
約2分間に続く地震により、北海道全域に謎の穴が空き、中から見たこともないような生物が大量に地上に出てきて、生物……特に人間を目にすると襲いかかってきます」
言われた内容は滑稽なものだったが、内閣総理大臣として私情で聞き逃すわけにはいかない。
「……その情報の信憑性はどのくらいありますか?」
「ほぼ100%かと。SNSを中心に同時刻に北海道全域で同じような報告がネットにアップされています。また、それにより北海道在中の自衛隊から救援許可要請が届いています」
椅子の背もたれによしかかり手で目を覆い天井を向く。
「いったい北海道はどうなっているのでしょうか。いや、どうなるのでしょうね」
思わず呟いてしまったが今はそんなことよりやるべきことをやらねばならない。
「自衛隊を派遣をします。これは災害です。ただちに人命を最優先に活動するようお願いします」
「分かりました。総理、緊急会議を行いましょう。各大臣は既にこちらへ向かっているそうです」
「そうですね、第二会議室が空いていましたね。あそこでやりましょう」
すっかりと冷めてしまったコーヒーを口に含む。苦い味が頭をスッキリさせてくれる。
「私の時代は波乱が起きやすいですね。内閣は倒れるにしても、ある程度収まるまでは持ち堪えねば」
内閣総理大臣阿蘇は会議室へ向かった。
◇
からだが……重い。腕を持ち上げようとしても全く動かない。いや、辛うじて指が動く。
ん?手がなにか暖かいものに包まれてる。ほんのり暖かく柔らかい。
その正体を確かめようとしたが見える景色は真っ暗だった。
ああ、目を開けてなかった。
なにやら頭が働かない様子に心の中で苦笑しつつ、目を開ける。
まぶたが重い。ゲームで三徹した時よりまぶたが重い。
なんとか開けた視界に入ってきたのはぼやけた景色。辛うじてわかるのは人の輪郭が見えて、そこから先ほど手を包んでいたのは人の手ということが想像できた。
その人らしき輪郭はこちらに近寄り、どこかへ行ってしまった。
だんだんはっきりしてきた視界と、聞こえるようになってきた聴覚から慌ただしい足音が聞こえてくる。
あれ?俺そういえばなにしてたんだっけ?
ぼんやりとした思考の中、記憶を辿る。
えーっと、中学校で迷惑教師を退治……殺してないよな?
捕獲して中学校を解放して、外に出て大きな犬が……確か、あっ!そう、オルトロス!
オルトロス!?
勢いよく起き上がるとひどい頭痛がする。
「うっ!」
「理緒くん!大丈夫!?」
俯いた顔を上げると、目の前には水瀬の顔がある。てか、近い。
「水瀬?あれ?ここはどこだ?」
確か中学校の校庭で倒れていたはず。
周りを見回すと白いカーテンに白いベッド、なにやら物が溢れている棚。ここは、
「保健室だよ、中学校のな」
声がした方に顔を向けると、そこには奏多がいた。
「奏多!っ!そういやあの犬っころどうなった!?」
「落ち着け、オルトロスなら高校の体育館に仕舞われた。男子たち10人がかりでな」
奏多がいた後ろには友紘がいた。
「奏多に友紘、それに水瀬までどうしてここに?」
「それはそこにいる中学生たちが連絡をくれたのさ、『救世主』にな」
指を指されは方を見てみると、保健室の入り口のドアの隙間から中学生達の顔が見えた。
あ、目があった。
目があったのに驚いたのか、一人の生徒が後ろに仰け反り、それに他の生徒たちが巻き込まれドミノ倒しのように倒れていった、音が聞こえた。
「こらお前たち!安静にしないといけないのだから騒ぐんじゃない!」
大きな聞き覚えのある声がすると、ドアが開き入ってきたのは先ほど話し合いをした、確か……
「金田先生!もしかして運んでくれたのは?」
「ああ、俺だ。中学校全体の救世主が血塗れなのに外に放置する訳にも行かないからな」
ニヤッと笑った金田先生の服には血がついている。
うわっ、もしかしてあれ全部俺の血か?
「そういうこと、金田先生の連絡もあって俺たち3人も急行してきたってことだ」
「あれ?さっきは中学生達の連絡って言ってなかったか?」
すると奏多は言いづらそうにしながら喋った。
「先に連絡のきた中学生の内容がぐっちゃぐちゃの内容で困惑していたところに、金田先生の正確な情報が届いて急いで来たんだ。だからまあ、中学生の連絡で来たって言っても無理は……ないよな?」
中学生達を思いやっての発言だったのか。
それなら感謝しないとな。
「ああ、お前たちありがとな、お陰で助かったよ」
普段はあんまりしない笑顔で廊下で塊っている中学生たちに心からのお礼を言う。
すると女子達がどこか行ってしまった。一部の男子と共に。
「おうおう、やるな理緒」
「さすがだな」
「普段の理緒くんとのギャップがっ!」
奏多と友紘が何かを言ってるのを無視する。水瀬はしゃがみながら何か喋っている。正直ちょっと怖い。
「そういや今何時だ?」
保健室の時計は地震の時間で止まっている。ああいうのって、なんか不安になるよな。
「大体夕方の6時過ぎだから、2時間ほど寝ていたな、理緒は」
友紘がスマホで時間を教えてくれる。
そうか、2時間か。
改めて自分の体を見てみると、至る所に包帯が巻かれていて、特に背中を触ると傷跡が残っている。
「触っちゃダメだよ!あぁ、また血が滲んできちゃった」
「あ、ああ、ごめん」
水瀬が背中を確認して、優しく背中全体を撫でる。
ん?
「なぁ、血が滲んできたってことはさっきまで血が止まってたのか?」
「ああ、校庭にはかなりの血が流れていたけど俺が見た段階では血は止まりかけてたぞ」
奏多がきたのは大体2時間前として、あれだけ食い込んだのだから大怪我と思ったけど違ったのか?
いや、レベルにスキル、ステータスがあるのだから、人間じゃなくなってきてもおかしくないのか?
一人で顎に手をやり考えていると、奏多が少年のような輝いた目で聞いてくる。
「理緒は今レベルどうなってるんだ?」
「ああ、なるほどな。それが気になってそんなそわそわしてたのか。ちょっと待ってろ、ステータス」
白波 理緒 Lv.7
職業:
1st狙撃手Lv.7
2nd選択可能
HP:21/100
MP:144/144
筋力:55
耐久:50
敏捷:70
技量:85
魔力:72
抵抗:48
sp:60
スキル pt:15
『狙撃Lv.5』『隠密Lv.3』『空間認識能力Lv.5』『魔力弾Lv.6』『気配察知Lv.2』『危機感知Lv.3』『鷹の目Lv.2』『自動収集Lv.3』『奇襲Lv.2』『回避Lv.3』『剣術Lv.2』『正騎士の誇りLv.1』『最後の一撃Lv.1』
称号「一騎討ち」「格上討伐」「単独ダンジョンボス討伐者」「北海道初ダンジョンボス討伐者」
「はっ!?」
「ど、どうした!?」
「い、いや、なんでも、ない」
奏多から「いや、絶対なんかあるだろ!」と言われているが無視する。
このステータス、突っ込みどころが多すぎる。
まずレベルが7まで上がっている。あれだけあがらなかったレベル5を乗り越えて更に2つも上がっている。
スキルも人並み上がっているし、称号なんてものもある。
そして2nd職業が選択できるようになっている。
「レベルは7になってるな。称号っていうのも表示されているし、2nd職業も選択できる」
「ちょっ!?理緒お前爆弾発言多すぎな」
「レベル7か、3つも離されてしまったな」
だが、最大の驚きはまだある。
ステータスといったときに表示されたものだ。
ステータス
ショップ
これは一目見た感じ、現状を覆すほどの重要なものだ。
このショップが手に入る条件はなんなのか、それによって言える相手が変わってくる。
単にレベルで解放されるならいっても問題ない。むしろ積極的に広めた方がいいだろう。これで多くの人が助かる可能性がぐっと高くなるのだから。
しかしもしこれが、オルトロスを倒したもの、というかダンジョンボスを倒した人限定などの条件がある場合、無闇矢鱈に広めるわけにはいかない。
確実に争いの種を生むし、余計な死を生む可能性もある。
しかし俺の悩みはすぐに解決することになる。
とりあえずステータスポイントを振り分けることにした。その後スキルを見てみると役に立ちそうなものがあった。
結果これだ。
白波 理緒 Lv.7
職業:
1st狙撃手Lv.7
2nd選択可能
HP:21/100
MP:204/204
筋力:60(+5)
耐久:50
敏捷:80(+10)
技量:100(+15)
魔力:102(+30)
抵抗:48
sp:0
スキル pt:13
『狙撃Lv.5』『隠密Lv.3』『空間認識能力Lv.5』『魔力弾Lv.6』『気配察知Lv.2』『危機感知Lv.3』『鷹の目Lv.2』『自動収集Lv.3』『奇襲Lv.2』『回避Lv.3』『剣術Lv.2』『正騎士の誇りLv.1』『最後の一撃Lv.1』『鑑定Lv.1』『収納Lv.1』
称号「一騎討ち」「格上討伐」「単独ダンジョンボス討伐者」「北海道初ダンジョンボス討伐者」
オルトロスとの戦闘経験から、敏捷と筋力にもステータスを割り振った。
魔力と器用も上げとく。これは俺の基礎となるものだ。
スキルは『鑑定』と『収納』等が増えていた。なのですぐにこの2つを取得。これはゲームでお馴染みのやつだと嬉しい。
早速『鑑定』を使ってみると、人に使えばレベルが。物に使えば名称が分かった。レベル1だとこんなもんだろうと思っていると、称号にも使うことができた。
その結果として「北海道初ダンジョンボス討伐者」の報酬が「武器引き換えチケットEX」で、「単独ダンジョンボス討伐者」の報酬が、「2nd職業」になることがわかった。
ちなみに単独ではなく、複数人の場合「ダンジョンボス討伐者」が獲得できて、「2nd職業」も選べるようだった。
その代わりに単独の場合は、選べる職業が増えるらしい。
と、いうことはショップについてはレベルでの解放の可能性が高くなった。
「格上討伐」や「一騎討ち」の可能性もなくはないが、ない気がする。勘だけど。
なので、ショップをこの場にいる人に教えようと思う。
俺、待ちきれない表情をしている奏多、じっと待っている友紘、楽しそうにこちらを見ている水瀬、今後に関わることだと思いこの場に立っている金田先生、興味深そうに聞き耳を立てている中学生たち。
「多分だが、レベル5になりづらい理由が分かった」
「本当か!?」
「ああ、予想だが合っていると思う。それはショップの機能の追加だ」
そう言うと友紘の眉が上がり、こちらを凝視してくる。
「友紘が言ってた魔石が通貨になるっていうのは、間違いじゃなかったみたいだぞ」
「と言うことは、理緒」
「想像の通り、ショップとは魔石をポイントに変換して色々なものと交換できるものだ」
椅子に座って北海道大地震の被害資料を見ていると、秘書官の田川がノックも鳴らさず入ってきた。
「すいません総理、緊急でお知らせすることが」
「なんですか?」
資料から目を離して、田川に目を向けると複雑な表情をしていた。
「私自身信じられないんですが……モンスターが発生しました」
「は?」
今目の前にいる人物はなんと言った?忙しすぎて頭がやられてしまったのだろうか?
「順を追って説明します。まず12時45分頃北海道全域を震源とした震度5強の地震が発生しました。これは計測機器に一切前触れなく発生しました。
約2分間に続く地震により、北海道全域に謎の穴が空き、中から見たこともないような生物が大量に地上に出てきて、生物……特に人間を目にすると襲いかかってきます」
言われた内容は滑稽なものだったが、内閣総理大臣として私情で聞き逃すわけにはいかない。
「……その情報の信憑性はどのくらいありますか?」
「ほぼ100%かと。SNSを中心に同時刻に北海道全域で同じような報告がネットにアップされています。また、それにより北海道在中の自衛隊から救援許可要請が届いています」
椅子の背もたれによしかかり手で目を覆い天井を向く。
「いったい北海道はどうなっているのでしょうか。いや、どうなるのでしょうね」
思わず呟いてしまったが今はそんなことよりやるべきことをやらねばならない。
「自衛隊を派遣をします。これは災害です。ただちに人命を最優先に活動するようお願いします」
「分かりました。総理、緊急会議を行いましょう。各大臣は既にこちらへ向かっているそうです」
「そうですね、第二会議室が空いていましたね。あそこでやりましょう」
すっかりと冷めてしまったコーヒーを口に含む。苦い味が頭をスッキリさせてくれる。
「私の時代は波乱が起きやすいですね。内閣は倒れるにしても、ある程度収まるまでは持ち堪えねば」
内閣総理大臣阿蘇は会議室へ向かった。
◇
からだが……重い。腕を持ち上げようとしても全く動かない。いや、辛うじて指が動く。
ん?手がなにか暖かいものに包まれてる。ほんのり暖かく柔らかい。
その正体を確かめようとしたが見える景色は真っ暗だった。
ああ、目を開けてなかった。
なにやら頭が働かない様子に心の中で苦笑しつつ、目を開ける。
まぶたが重い。ゲームで三徹した時よりまぶたが重い。
なんとか開けた視界に入ってきたのはぼやけた景色。辛うじてわかるのは人の輪郭が見えて、そこから先ほど手を包んでいたのは人の手ということが想像できた。
その人らしき輪郭はこちらに近寄り、どこかへ行ってしまった。
だんだんはっきりしてきた視界と、聞こえるようになってきた聴覚から慌ただしい足音が聞こえてくる。
あれ?俺そういえばなにしてたんだっけ?
ぼんやりとした思考の中、記憶を辿る。
えーっと、中学校で迷惑教師を退治……殺してないよな?
捕獲して中学校を解放して、外に出て大きな犬が……確か、あっ!そう、オルトロス!
オルトロス!?
勢いよく起き上がるとひどい頭痛がする。
「うっ!」
「理緒くん!大丈夫!?」
俯いた顔を上げると、目の前には水瀬の顔がある。てか、近い。
「水瀬?あれ?ここはどこだ?」
確か中学校の校庭で倒れていたはず。
周りを見回すと白いカーテンに白いベッド、なにやら物が溢れている棚。ここは、
「保健室だよ、中学校のな」
声がした方に顔を向けると、そこには奏多がいた。
「奏多!っ!そういやあの犬っころどうなった!?」
「落ち着け、オルトロスなら高校の体育館に仕舞われた。男子たち10人がかりでな」
奏多がいた後ろには友紘がいた。
「奏多に友紘、それに水瀬までどうしてここに?」
「それはそこにいる中学生たちが連絡をくれたのさ、『救世主』にな」
指を指されは方を見てみると、保健室の入り口のドアの隙間から中学生達の顔が見えた。
あ、目があった。
目があったのに驚いたのか、一人の生徒が後ろに仰け反り、それに他の生徒たちが巻き込まれドミノ倒しのように倒れていった、音が聞こえた。
「こらお前たち!安静にしないといけないのだから騒ぐんじゃない!」
大きな聞き覚えのある声がすると、ドアが開き入ってきたのは先ほど話し合いをした、確か……
「金田先生!もしかして運んでくれたのは?」
「ああ、俺だ。中学校全体の救世主が血塗れなのに外に放置する訳にも行かないからな」
ニヤッと笑った金田先生の服には血がついている。
うわっ、もしかしてあれ全部俺の血か?
「そういうこと、金田先生の連絡もあって俺たち3人も急行してきたってことだ」
「あれ?さっきは中学生達の連絡って言ってなかったか?」
すると奏多は言いづらそうにしながら喋った。
「先に連絡のきた中学生の内容がぐっちゃぐちゃの内容で困惑していたところに、金田先生の正確な情報が届いて急いで来たんだ。だからまあ、中学生の連絡で来たって言っても無理は……ないよな?」
中学生達を思いやっての発言だったのか。
それなら感謝しないとな。
「ああ、お前たちありがとな、お陰で助かったよ」
普段はあんまりしない笑顔で廊下で塊っている中学生たちに心からのお礼を言う。
すると女子達がどこか行ってしまった。一部の男子と共に。
「おうおう、やるな理緒」
「さすがだな」
「普段の理緒くんとのギャップがっ!」
奏多と友紘が何かを言ってるのを無視する。水瀬はしゃがみながら何か喋っている。正直ちょっと怖い。
「そういや今何時だ?」
保健室の時計は地震の時間で止まっている。ああいうのって、なんか不安になるよな。
「大体夕方の6時過ぎだから、2時間ほど寝ていたな、理緒は」
友紘がスマホで時間を教えてくれる。
そうか、2時間か。
改めて自分の体を見てみると、至る所に包帯が巻かれていて、特に背中を触ると傷跡が残っている。
「触っちゃダメだよ!あぁ、また血が滲んできちゃった」
「あ、ああ、ごめん」
水瀬が背中を確認して、優しく背中全体を撫でる。
ん?
「なぁ、血が滲んできたってことはさっきまで血が止まってたのか?」
「ああ、校庭にはかなりの血が流れていたけど俺が見た段階では血は止まりかけてたぞ」
奏多がきたのは大体2時間前として、あれだけ食い込んだのだから大怪我と思ったけど違ったのか?
いや、レベルにスキル、ステータスがあるのだから、人間じゃなくなってきてもおかしくないのか?
一人で顎に手をやり考えていると、奏多が少年のような輝いた目で聞いてくる。
「理緒は今レベルどうなってるんだ?」
「ああ、なるほどな。それが気になってそんなそわそわしてたのか。ちょっと待ってろ、ステータス」
白波 理緒 Lv.7
職業:
1st狙撃手Lv.7
2nd選択可能
HP:21/100
MP:144/144
筋力:55
耐久:50
敏捷:70
技量:85
魔力:72
抵抗:48
sp:60
スキル pt:15
『狙撃Lv.5』『隠密Lv.3』『空間認識能力Lv.5』『魔力弾Lv.6』『気配察知Lv.2』『危機感知Lv.3』『鷹の目Lv.2』『自動収集Lv.3』『奇襲Lv.2』『回避Lv.3』『剣術Lv.2』『正騎士の誇りLv.1』『最後の一撃Lv.1』
称号「一騎討ち」「格上討伐」「単独ダンジョンボス討伐者」「北海道初ダンジョンボス討伐者」
「はっ!?」
「ど、どうした!?」
「い、いや、なんでも、ない」
奏多から「いや、絶対なんかあるだろ!」と言われているが無視する。
このステータス、突っ込みどころが多すぎる。
まずレベルが7まで上がっている。あれだけあがらなかったレベル5を乗り越えて更に2つも上がっている。
スキルも人並み上がっているし、称号なんてものもある。
そして2nd職業が選択できるようになっている。
「レベルは7になってるな。称号っていうのも表示されているし、2nd職業も選択できる」
「ちょっ!?理緒お前爆弾発言多すぎな」
「レベル7か、3つも離されてしまったな」
だが、最大の驚きはまだある。
ステータスといったときに表示されたものだ。
ステータス
ショップ
これは一目見た感じ、現状を覆すほどの重要なものだ。
このショップが手に入る条件はなんなのか、それによって言える相手が変わってくる。
単にレベルで解放されるならいっても問題ない。むしろ積極的に広めた方がいいだろう。これで多くの人が助かる可能性がぐっと高くなるのだから。
しかしもしこれが、オルトロスを倒したもの、というかダンジョンボスを倒した人限定などの条件がある場合、無闇矢鱈に広めるわけにはいかない。
確実に争いの種を生むし、余計な死を生む可能性もある。
しかし俺の悩みはすぐに解決することになる。
とりあえずステータスポイントを振り分けることにした。その後スキルを見てみると役に立ちそうなものがあった。
結果これだ。
白波 理緒 Lv.7
職業:
1st狙撃手Lv.7
2nd選択可能
HP:21/100
MP:204/204
筋力:60(+5)
耐久:50
敏捷:80(+10)
技量:100(+15)
魔力:102(+30)
抵抗:48
sp:0
スキル pt:13
『狙撃Lv.5』『隠密Lv.3』『空間認識能力Lv.5』『魔力弾Lv.6』『気配察知Lv.2』『危機感知Lv.3』『鷹の目Lv.2』『自動収集Lv.3』『奇襲Lv.2』『回避Lv.3』『剣術Lv.2』『正騎士の誇りLv.1』『最後の一撃Lv.1』『鑑定Lv.1』『収納Lv.1』
称号「一騎討ち」「格上討伐」「単独ダンジョンボス討伐者」「北海道初ダンジョンボス討伐者」
オルトロスとの戦闘経験から、敏捷と筋力にもステータスを割り振った。
魔力と器用も上げとく。これは俺の基礎となるものだ。
スキルは『鑑定』と『収納』等が増えていた。なのですぐにこの2つを取得。これはゲームでお馴染みのやつだと嬉しい。
早速『鑑定』を使ってみると、人に使えばレベルが。物に使えば名称が分かった。レベル1だとこんなもんだろうと思っていると、称号にも使うことができた。
その結果として「北海道初ダンジョンボス討伐者」の報酬が「武器引き換えチケットEX」で、「単独ダンジョンボス討伐者」の報酬が、「2nd職業」になることがわかった。
ちなみに単独ではなく、複数人の場合「ダンジョンボス討伐者」が獲得できて、「2nd職業」も選べるようだった。
その代わりに単独の場合は、選べる職業が増えるらしい。
と、いうことはショップについてはレベルでの解放の可能性が高くなった。
「格上討伐」や「一騎討ち」の可能性もなくはないが、ない気がする。勘だけど。
なので、ショップをこの場にいる人に教えようと思う。
俺、待ちきれない表情をしている奏多、じっと待っている友紘、楽しそうにこちらを見ている水瀬、今後に関わることだと思いこの場に立っている金田先生、興味深そうに聞き耳を立てている中学生たち。
「多分だが、レベル5になりづらい理由が分かった」
「本当か!?」
「ああ、予想だが合っていると思う。それはショップの機能の追加だ」
そう言うと友紘の眉が上がり、こちらを凝視してくる。
「友紘が言ってた魔石が通貨になるっていうのは、間違いじゃなかったみたいだぞ」
「と言うことは、理緒」
「想像の通り、ショップとは魔石をポイントに変換して色々なものと交換できるものだ」
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
道民です。良い話を見つけたなと喜んでます。
誤字の報告から行きます。
2話の-ION での食料調達の場面で、炭水化物が淡水化部になってます。
誤字はこれくらいで、後はほぼ無いですね。
面白いし、地の文章がきちんと書かれていて安心して読めます。
千歳高校の現役かOBですか?
千歳を話の舞台に持ってくる、良いですねー。
地図を見て、高校はここで-ION は中学校はと、位置関係を確かめて楽しみました。
すぐ近くにはアレも在るので、より楽しみが倍増です。
今日の更新も楽しみです!