27 / 100
響け合唱魔法!チームワークで魔物を撃退せよ
アサシンゴブリン
しおりを挟む
<アキラ視点>
「フレイムシールド!」
エリーゼが素早く3秒ほどで呪文の詠唱が終えると、目前に半透明の盾のアイコンのようなものが表示される。
「あつい!」
「我慢して!」
熱湯風呂に入ったかのような熱気が体を通り抜けたが、火傷するほどではない。
炎を直撃したにしては軽傷と言ってもよかった。
これが、フレイムシールドと魔法防具の効果だというのか。
「ナイスフォロー!」とアレグロが遠くから声援を飛ばす。
「私、女声魔法得意なの!」
まるで、球技スポーツの選手同士の掛け声のさながらである。
「ぼーっとしてないで!もう一発、ロングファイアーを飛ばすわよ」
と、サッカーの司令塔のような役割を手早く彼女はこなす。
しかし、今度は相手のメイジゴブリンもフレイムシールドを詠唱している。
こちらの攻撃も思ったようにダメージが通らない。
「あきらめないで、弾幕張るよ!相手に攻撃の隙を与えないために攻撃を継続するの!」
声が枯れそうなくらいにベーシックファイアーを唱える。
それにしても、エリーゼがこんなに有能な司令塔だとは思わなかった。
こんなに的確な指示が飛ばせるなら、チュートリアルドラゴンと戦うときも本気出してくれたらよかったのに。
「やっぱりだめね。この体だと威力が半減だわ。もっと、普段からボイトレしておかないと……」
本気を出したらもっとすごいかのような言いっぷり。
大したものである。
お互いにシールドを張り合い、敵の攻撃もこちらの攻撃も大してダメージが通りにくくなる。
中長期戦の様相を呈して来たかと思われたその時である。
敵の攻撃に変化が生じる。
最初は、僕の方に狙いを定めていたが、エリーゼの方に攻撃するようになったのである。
どうやら、誰がこのフィールドを支配しているのか敵も把握し始めたのである。
「くっ。女の体はか弱い……。こんなにダメージが通りやすいなんて」
何もしてあげられない自分が歯がゆい。
ひたすら、ベーシックファイアーを唱えるしかない。
背後から気配がしたので声を出す。
「危ない!」
「へ?」
背後からアサシンゴブリンが近づいてきて、ナイフを振るう。
エリーゼの脇腹にダメージを与える。
アレグロが手早くレイピアで突き刺す。
「大丈夫か?!」
「腹膜にダメージが……声が出しにくい」
「私が回復するわ……。ダメね。この傷は、私の実力だと回復に1時間はかかるわ」
ソナタが歯がゆそうに言う。
「エリーゼの魔法頼りにここまで戦ってきたというのに……。一体どうすればいいんだ!」
アレグロは悔しそうに地面をたたいた。
「フレイムシールド!」
エリーゼが素早く3秒ほどで呪文の詠唱が終えると、目前に半透明の盾のアイコンのようなものが表示される。
「あつい!」
「我慢して!」
熱湯風呂に入ったかのような熱気が体を通り抜けたが、火傷するほどではない。
炎を直撃したにしては軽傷と言ってもよかった。
これが、フレイムシールドと魔法防具の効果だというのか。
「ナイスフォロー!」とアレグロが遠くから声援を飛ばす。
「私、女声魔法得意なの!」
まるで、球技スポーツの選手同士の掛け声のさながらである。
「ぼーっとしてないで!もう一発、ロングファイアーを飛ばすわよ」
と、サッカーの司令塔のような役割を手早く彼女はこなす。
しかし、今度は相手のメイジゴブリンもフレイムシールドを詠唱している。
こちらの攻撃も思ったようにダメージが通らない。
「あきらめないで、弾幕張るよ!相手に攻撃の隙を与えないために攻撃を継続するの!」
声が枯れそうなくらいにベーシックファイアーを唱える。
それにしても、エリーゼがこんなに有能な司令塔だとは思わなかった。
こんなに的確な指示が飛ばせるなら、チュートリアルドラゴンと戦うときも本気出してくれたらよかったのに。
「やっぱりだめね。この体だと威力が半減だわ。もっと、普段からボイトレしておかないと……」
本気を出したらもっとすごいかのような言いっぷり。
大したものである。
お互いにシールドを張り合い、敵の攻撃もこちらの攻撃も大してダメージが通りにくくなる。
中長期戦の様相を呈して来たかと思われたその時である。
敵の攻撃に変化が生じる。
最初は、僕の方に狙いを定めていたが、エリーゼの方に攻撃するようになったのである。
どうやら、誰がこのフィールドを支配しているのか敵も把握し始めたのである。
「くっ。女の体はか弱い……。こんなにダメージが通りやすいなんて」
何もしてあげられない自分が歯がゆい。
ひたすら、ベーシックファイアーを唱えるしかない。
背後から気配がしたので声を出す。
「危ない!」
「へ?」
背後からアサシンゴブリンが近づいてきて、ナイフを振るう。
エリーゼの脇腹にダメージを与える。
アレグロが手早くレイピアで突き刺す。
「大丈夫か?!」
「腹膜にダメージが……声が出しにくい」
「私が回復するわ……。ダメね。この傷は、私の実力だと回復に1時間はかかるわ」
ソナタが歯がゆそうに言う。
「エリーゼの魔法頼りにここまで戦ってきたというのに……。一体どうすればいいんだ!」
アレグロは悔しそうに地面をたたいた。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
放課後の約束と秘密 ~温もり重ねる二人の時間~
楠富 つかさ
恋愛
中学二年生の佑奈は、母子家庭で家事をこなしながら日々を過ごしていた。友達はいるが、特別に誰かと深く関わることはなく、学校と家を行き来するだけの平凡な毎日。そんな佑奈に、同じクラスの大波多佳子が積極的に距離を縮めてくる。
佳子は華やかで、成績も良く、家は裕福。けれど両親は海外赴任中で、一人暮らしをしている。人懐っこい笑顔の裏で、彼女が抱えているのは、誰にも言えない「寂しさ」だった。
「ねぇ、明日から私の部屋で勉強しない?」
放課後、二人は図書室ではなく、佳子の部屋で過ごすようになる。最初は勉強のためだったはずが、いつの間にか、それはただ一緒にいる時間になり、互いにとってかけがえのないものになっていく。
――けれど、佑奈は思う。
「私なんかが、佳子ちゃんの隣にいていいの?」
特別になりたい。でも、特別になるのが怖い。
放課後、少しずつ距離を縮める二人の、静かであたたかな日々の物語。
4/6以降、8/31の完結まで毎週日曜日更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる